アップグレード手順の概要
Oracle GoldenGate Microservices Architectureのアップグレード手順に必要なプロセスについて学習します。
Microservices Architectureの場合、アップグレード可能な最も古いバージョンはOracle GoldenGate 12c (12.3.0.1)です。
ベスト・プラクティスとして、最初に最小限のアップグレードを実行します。これは、新機能および追加または非必須パラメータを追加せずにアップグレードを実行することを意味します。Extractが存在するソース側でOracle GoldenGateがアップグレードされた場合、証跡ファイルの形式は変わりません。より高いFORMAT RELEASE
がEXTTRAIL
ファイルに調整された場合、またはETROLLOVER
が実行された場合にのみ、証跡ファイルはより高いリリースにアップグレードされます。これにより、Replicatが存在するターゲット・システムを独立してアップグレードできます。すべてのターゲット・システムがアップグレードされたら、EXTTRAIL
ファイルの形式リリースを更新して、より高い証跡ファイル形式に依存する新機能を利用できます。プロセスを再配置する必要はありません。
環境が正常にアップグレードされたことを確認した後、必要に応じて新機能および追加パラメータを実装できます。
アップグレード手順には、ソースまたはターゲット・データベースとOracle GoldenGateを同時にアップグレードするためのステップも含まれています。アップグレード前の要件は次のとおりです。
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すべてのOracle GoldenGateプロセスを停止します。
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Oracle GoldenGateをアップグレードします。