Oracle GoldenGate Microservicesのアップグレード – GUIベース

GUIを使用してOracle GoldenGate Microservicesをアップグレードする手順について学習します。

次の手順に従って、Oracle GoldenGateインストール・ソフトウェアを取得し、アップグレード用にディレクトリを設定します。

  1. Oracle Technology NetworkまたはeDeliveryから最新のOracle GoldenGate Microservices 21cソフトウェアをダウンロードします。

  2. ステージングの場所にあるOracle GoldenGate Microservices 21cソフトウェアを解凍します。

    $ cd /tmp

    Linuxの場合は、次のコマンドを使用します。

    $ unzip ./fbo_ggs_Linux_x64_Oracle_services_shiphome.zip

  3. Oracle GoldenGate Microservices 21cソフトウェアを、以前のリリースのOracle GoldenGate Microservicesが存在しているサーバー上のステージングの場所にアップロードします。

  4. 解凍されたファイルに移動し、runInstallerコマンドを実行します。

    $ cd ./fbo_ggs_Linux_x64_Oracle_services_shiphome/Disk1

    $ ./runInstaller

  5. 「ソフトウェアの場所」には、新しいOracle GoldenGateホームの場所を指定します。これは、現在のOracle GoldenGateホームと同じ場所にはできません。「次」をクリックします。

  6. 「インストール」をクリックして、新しいOracle GoldenGate Microservicesのインストールを開始します。インストールが終了したら、「閉じる」をクリックします。

  7. この時点では、2つのOracle GoldenGate Microservicesホーム・ディレクトリがあります。1つは古いホーム(12c、18cまたは19c)で、もう1つは新しいホーム(21c)です。

サービス・マネージャのアップグレード

Microservices Webユーザー・インタフェースを使用してサービス・マネージャをアップグレードするには、次の手順に従います。
  1. サービス・マネージャをクリックし、サービス・マネージャの「概要」ページでサービス・マネージャのデプロイメント名リンクをクリックします。

  2. 「デプロイメントの詳細」セクションの横にある鉛筆アイコンをクリックし、Oracle GoldenGateホーム・ディレクトリを編集するためのダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 新しいOracle GoldenGateホーム・ディレクトリへの完全パスを使用してホーム・ディレクトリのパスを更新します。

  4. 「適用」をクリックします。

  5. アクション・ボタンを使用して、サービス・マネージャを再起動します。

デプロイメントのアップグレード

デプロイメントは、サービス・マネージャと同じステップでアップグレードすることも、サービス・マネージャのアップグレード後にアップグレードすることもできます。

デプロイメントをアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. サービス・マネージャからOracle GoldenGateホーム・ディレクトリの現在の場所を確認します。
    1. サービス・マネージャにログインします。http://hostname:servicemanager_port
    2. サービス・マネージャのホーム・ページで、「デプロイメント」セクションにあるデプロイメント名へのリンクをクリックします。デプロイメントの詳細が表示されます。
  2. 新しいOracle GoldenGateホーム・ディレクトリの場所でデプロイメントを編集および更新します。
    1. セキュリティまたは管理者ロール・ユーザーとしてサービス・マネージャにログインします。
    2. 「デプロイメント」セクションで、サービス・マネージャのデプロイメント名をクリックします。
    3. サービス・マネージャの「デプロイメントの詳細」の横にある鉛筆をクリックし、「詳細」タブでOracle GoldenGateホーム・ディレクトリを編集します。
    4. 新しいOracle GoldenGateホーム・ディレクトリへの完全パスを使用してOracle GoldenGateホーム・ディレクトリを更新します。
    5. 「適用」をクリックします。
    6. Oracle GoldenGateホーム・ディレクトリが更新されたことを確認します。
    7. ExtractおよびReplicatプロセスを停止します。Distribution Serverも停止します。分散パスがこのデプロイメントに入る場合は、Receiver Serverも停止する必要があります。
  3. 「構成」タブをクリックし、環境変数の設定を変更します。Oracle GoldenGate 21cの新しい統合ビルドでは、ORACLE_HOMELD_LIBRARY_PATHおよびTNS_ADMINの環境変数をOracle GoldenGate内のOracle Database Clientソフトウェアに調整する必要があります。環境変数を次のように設定します。
    • ORACLE_HOME = $OGG_HOME/lib/instantclient

    • LD_LIBRARY_PATH = $OGG_HOME/lib: $OGG_HOME/lib/instantclient

    • TNS_ADMIN = tnsnames.oraおよびsqlnet.oraの場所

    • JAVA_HOME = $OGG_HOME/jdk

  4. デプロイメント、ExtractおよびReplicatプロセスを再起動します。