REST APIを使用したOracle GoldenGate Microservicesのアップグレード

REST APIを使用してOracle GoldenGate MicroservicesOracle GoldenGate Microservices 21c (21.1.0)にアップグレードする方法について学習します。

REST APIを使用してアップグレードを実行する前に、Oracle GoldenGate Microservicesのアップグレード – GUIベースに記載されているステップに従って、Oracle GoldenGateインストール・ソフトウェアを取得し、アップグレード用のディレクトリを設定します。

REST APIを使用して、サービス・マネージャまたはデプロイメントのOracle GoldenGate Microservicesホーム(OGG_HOME)を更新する準備ができました。

Service Managerのアップグレード

サービス・マネージャをアップグレードするには、次のcURLコマンドを使用してOracle GoldenGateホームを更新します。

curl -u adminname:adminpwd -X PATCH
  https://hostname:port/services/v2/deployments/ServiceManager \
  -H 'cache-control: no-cache' \
  -d '{"oggHome":"/opt/oracle/product/19.1.0/oggcore_1", "status":"restart"}'

デプロイメントのアップグレード

デプロイメントをアップグレードするには、次の手順に従います。
  1. すべてのExtractおよびReplicatプロセスを正常に停止します。
    • Extractの正常な停止に時間がかかる可能性があるため、オープン(長時間実行)トランザクションおよびBounded Recoveryがあるか確認します。

    • 不要なオープン・トランザクション(SEND EXTRACT group_name SHOWTRANSなど)が表示されている場合は、それらのトランザクションをスキップするか、ただちに強制的に停止できます。この場合、次のコマンドを使用してBounded Recoveryチェックポイントを取得できます。

      SEND EXTRACT group_name, BR BRCHECKPOINT immediate

    .
  2. STOP REPLICATコマンドを使用してReplicatを停止します。

  3. 次の例に示すように、デプロイメントの環境変数を変更します。
    curl -k -u ggsca:ggsca -X PATCH \https://test.us.oracle.com:10000/services/v2/deployments/uat_01 \-H 'cache-control: no-cache' \-d '{"environment":   [ {"name": "ORACLE_HOME" , "value":
          "/u01/app/oracle/product/21c/gghome_1/lib/instantclient"}    , {"name": "LD_LIBRARY_PATH" , "value":
          "/u01/app/oracle/product/21c/gghome_1/lib/instantclient:/u01/app/oracle/product/21c/gghome_1/lib"}   , {"name": "JAVA_HOME" , "value":
          "/u01/app/oracle/product/21c/gghome_1/jdk"}      , {"name": "TNS_ADMIN" , "value":
          "/u01/app/oracle/network/admin"}      ]    }'
  4. 次のcURLコマンドを実行して、Oracle GoldenGateデプロイメントをアップグレードします。
    curl -X PATCH \
      https://hostname:port/services/v2/deployments/deployment name \
      -H 'cache-control: no-cache' \
      -d '{"oggHome":"/opt/app/oracle/product/21.1.0/oggcore_1",
       "status":"restart"}'
  5. 次のコマンドおよびパラメータを使用して、ハートビート表をアップグレードします。

    DBLOGIN USERID[ALIAS]

    UPGRADE HEARTBEATTABLE

  6. すべての分散パスを開始します。

  7. すべてのExtractおよびReplicatを起動します。

サービス・マネージャまたはデプロイメントが再起動すると、アップグレードが完了します。