コンソールでの詳細システム設定の構成

Oracle Analytics Server コンソールの「システム設定」をクリックすると、複数の高度なサービス・レベル・オプションを構成できます。

パフォーマンスおよび互換性のオプション

次のオプションを使用して、Oracle BI Enterprise EditionOracle Analytics間のパフォーマンスおよび互換性の設定を構成します。たとえば、一時ファイルの最大サイズを設定できます。

ノート:

パフォーマンスおよび互換性の設定を変更した場合、新しい値を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

ノート:

Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルを使用して様々な設定をカスタマイズします。Oracle Analytics Serverでは、コンソール(「システム設定」ページ)を使用できます。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、構成ファイルの設定は保持されますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。「システム設定」ページで値を再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。

システム設定 詳細情報
キャッシュ有効化

データ問合せキャッシュが有効か無効かを指定します。

  • enabled — データ・キャッシュが有効です。

  • disabled — キャッシュが無効です。

問合せキャッシュの構成を参照してください。

デフォルト: enabled

サポート・レベルの評価

次のデータベース関数を発行できるユーザーを指定します: EVALUATEEVALUATE_ANALYTICEVALUATE_AGGRおよびEVALUATE_PREDICATE

デフォルト(0)では、EVALUATEデータベース関数は無効です。

EVALUATE_SUPPORT_LEVELを参照してください

  • 1 — サービス管理者のみ。BIサービス管理者アプリケーション・ロールを持つユーザーは、EVALUATEデータベース関数を起動できます。

  • 2 — すべてのユーザー。Oracle AnalyticsにサインインするすべてのユーザーがEVALUATEデータベース関数を起動できます。

  • 0 (または他の値) — 対象者なし。Oracle Analyticsでは、すべてのEVALUATEデータベース関数が無効です。

有効な値: 012

デフォルト: 0

OBIEE互換性リリース

機能の互換性に関するオンプレミスのOracle BI Enterprise Editionのバージョン番号を指定します。これが適用されるのは、Oracle BI Enterprise EditionからOracle Analyticsにアップグレードし、Oracle Analyticsで特定のオンプレミス・リリースの機能を使用する必要がある場合のみです。

有効な値: 11.1.1.9、11.1.1.10、11.1.1.11、12.2.1.0、12.2.1.1、12.2.1.3、12.2.1.4、12.2.2.0、12.2.3.0、12.2.4.0、12.2.5.0

作業ファイルの最大パーセント・サイズ

指定したグローバル作業ディレクトリ・サイズ制限のパーセンテージを一時ファイルが超えないよう指定します。

MAX_WORK_FILE_SIZE_PERCENTを参照してください。

一時ファイルのデフォルトのサイズ制限は、(100GBの) 5%で、5GBに相当します。ファイルの制限は、各一時ファイルに個別に適用されますが、合計のグローバル作業ディレクトリに指定されたサイズは、作成したすべての一時ファイルにまとめて適用されます。

この値は5%から50%までの範囲内で増減できます。これにより、一時ファイルのサイズが5GBから50GBまで使用可能になります。この設定を50%より大きい値に上げると、大規模な操作の同時性が制限されます。

有効な値: 5-50

デフォルト: 5

厳密な日時型チェック

日付と時刻のデータ型について厳密なチェックを強制するかどうか、および日付と時刻のデータ型に互換性がない問合せを拒否するかどうかを指定します。

  • enabled — 日付と時刻のデータ型について厳密なチェックを強制します。

  • disabled — 日付と時刻のデータ型について厳密なチェックを緩和します。ただし、無効な問合せや日付と時刻の厳密な互換性がない問合せは、引き続き拒否される可能性があります。たとえば、リレーショナル・データベースがこれらのデータ型に対して厳密なチェックを使用している場合、日付と時刻の非互換性は拒否される可能性があります。

STRONG_DATETIME_TYPE_CHECKINGを参照してください。

デフォルト: enabled

再帰的日時型チェック

すべてのデータ・ソースまたはすべてのデータ・セットで、同じデータ型(整数と整数など)または互換性がないデータ型(整数と短整数)間の比較に対して厳密な再帰データ型チェックを強制するかどうかを指定します。

  • enabled— すべてのデータ・ソースまたはすべてのデータ・セットで、同じまたは互換性がないデータ型に対して厳密な再帰データ型チェックを強制します。

  • disabled— すべてのデータ・ソースまたはすべてのデータ・セットで、日時データ型に対して厳密な再帰データ型チェックを緩和します。ただし、データ型の不一致が多すぎる場合、列と値を比較する際に、互換性があるようにデータ型を変更するか、正しいデータ型の定数を使用します。たとえば、Oracle BI Enterprise Edition 11gのコンテンツをOracle Analyticsに移行した後、Oracle BI Enterprise Edition 11gによって厳密なチェックが強制されなかったため、このタイプのチェック・エラーがレポートに表示される場合があります。

    [nQSError: 22024] 互換性のないタイプ<type1>と<type2>を比較しようとしています。

デフォルト: enabled

VARCHARデータの右スペース削除の無効化

varchar列からの末尾のスペースの自動削除が有効(オフ)か無効(オン)かを指定します。たとえば、このプロパティが有効(オフ)になっている場合、ユーザーがフィールドへの値の入力を開始すると、フィルタ・ダイアログによって末尾のスペースが自動的に削除されます。

  • off - 問合せの処理時にvarchar列の末尾の空白を削除します。これはOracle Analyticsのデフォルトです。たとえば、テキスト'My Product 'を入力した場合は、'My Product'となります。

  • On — varchar列の末尾の空白を保持します。主にOracle Databaseのソースを使用する場合は、後続の空白を削除するのではなく、デフォルトのOracle Databaseの動作を保持します。このプロパティをオンに切り替えると、スペース削除のオーバーヘッドが回避され、パフォーマンスが向上する可能性があります。

    このプロパティを無効に(Onに設定)し、PRODUCT_DESCRIPTION = 'My Product ')などのフィルタを作成する場合は、使用される末尾の空白の数がvarchar列値と厳密に一致することを確認する必要があります。そうでない場合は、フィルタがデータ値と正しく一致しません。

デフォルト: off

データベース機能のオーバーライド

ユーザーがリクエスト変数を使用してデータベース機能をオーバーライドできるかどうかを指定します。

  • 1 — 管理者のみがデータベース機能をオーバーライドできます。

  • 2 — すべてのユーザーがデータベース機能をオーバーライドできます。

  • 0 — ユーザーはデータベース機能をオーバーライドできません。

有効な値: 012

デフォルト: 0

データ・フローでのデータベース・アナリティクス・ノードの有効化

データベース・アナリティクス・ノードをデータ・フローに表示するかどうかを指定します。

  • enabled(オンに切替え) — データベース・アナリティクス・ノードをデータ・フローで使用できるため、データ・フローの設計者はデータベース・アナリティクス機能をデータに適用できます。

  • disabled — データベース・アナリティクス・ノードをデータ・フローで使用できません。これにより、データ・フロー設計者が潜在的に多数のSQL文を生成し、データベースのパフォーマンスを低下させるのを防ぎます。

デフォルト: enabled

サブジェクト領域に対するブラッシングの有効化

サブジェクト領域のデータを使用するプロジェクトに対してデフォルトでブラッシングを有効にするかどうかを指定します。

  • enabled — サブジェクト領域のデータを使用するプロジェクトに対してブラッシングはデフォルトではオンです。ユーザーは、プロジェクトおよびキャンバスのプロパティでこの設定をオーバーライドできます。

  • disabled — サブジェクト領域のデータを使用するプロジェクトに対してブラッシングはデフォルトではオフです。ユーザーは、プロジェクトおよびキャンバスのプロパティでこの設定をオーバーライドできます。

デフォルト: enabled

データ・セットに対するブラッシングの有効化

データ・セットのデータを使用するプロジェクトに対してデフォルトでブラッシングを有効にするかどうかを指定します。

  • enabled — データ・セットのデータを使用するプロジェクトに対してブラッシングはデフォルトではオンです。ユーザーは、プロジェクトおよびキャンバスのプロパティでこの設定をオーバーライドできます。

  • disabled — データ・セットのデータを使用するプロジェクトに対してブラッシングはデフォルトではオフです。ユーザーは、プロジェクトおよびキャンバスのプロパティでオーバーライドできます。

デフォルト: enabled

分析、ダッシュボードおよびピクセル対応レポートのオプション

次のオプションを使用して、ダッシュボード、分析およびレポートのデフォルトとカスタマイズを設定します。たとえば、分析エディタをデフォルトで「基準」タブまたは「結果」タブで開くように構成できます。

ノート:

分析、ダッシュボードおよびピクセルパーフェクト・レポートの設定を変更した場合、新しい値を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

ノート:

Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルを使用して様々な設定をカスタマイズします。Oracle Analytics Serverでは、コンソール(「システム設定」ページ)を使用できます。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、構成ファイルの設定は保持されますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。「システム設定」ページで値を再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。

システム設定 詳細情報
ポータル・パス

ユーザーがOracle Analyticsにサインインするとデフォルトで表示されるダッシュボード・ページのURLを指定します。

この設定はすべてのユーザーに適用されますが、ユーザーはサインインした後にオーバーライドできます。

カスタム・リンクXML

クラシック・ホーム・ページのヘッダーのカスタマイズを含むXMLコードを指定します。

このXMLコードを使用して、ユーザーのニーズにより適合するように「ホーム」ページのグローバル・ヘッダー・セクションをカスタマイズできます。たとえば、特定のリンクを無効にしたり、カスタム・リンクを追加できます。

プレゼンテーション・サービスでのカスタム・リンクの提供を参照してください。

ライトバック・テンプレートXML

データ要素のライトバックを実行するためのXML構成を定義します。

たとえば、XMLテンプレートを使用することにより、ダッシュボード・ページまたは分析のユーザーが、表に表示されているデータを変更またはライトバックできるようにすることができます。

ライトバック・テンプレート・ファイルの作成を参照してください。

回答サブジェクト領域のソート順

サブジェクト領域コンテンツ・ツリーのデフォルトのソート順を設定します。ユーザーは、「アカウント: サブジェクト領域のソート順」ダイアログでこのデフォルト設定をオーバーライドできます。

  • asc — AからZへソートします。

  • desc — ZからAへソートします。

  • rpd — 元の分析に指定されているサブジェクト領域のソート順を使用します。

有効な値: ascdescrpd

デフォルト: rpd

回答エディタ開始タブ

分析エディタをデフォルトで「基準」タブと「結果」タブのどちらで開くかを指定します。

この設定は、ユーザーがダッシュボード、ホーム・ページまたはカタログ・ページから分析の「編集」リンクをクリックすると適用されます。

ユーザーは、「アカウント」ダイアログで「フル・エディタ」オプションを指定することにより、このデフォルト設定をオーバーライドできます。

  • answerResults — 分析エディタをデフォルトで「結果」タブで開きます。

  • answerCriteria — 分析エディタをデフォルトで「基準」タブで開きます。

有効な値: answerResultsanswerCriteria

デフォルト:answerResults

Analytics Publisherレポート・ツールバー・モード

ダッシュボードに含まれるピクセルパーフェクト・レポートの代替ツールバーを構成します。

Oracle Analytics Publisherの代替ツールバーの構成を参照してください。

  • 1 — ピクセル対応レポートのツールバーは表示されません。
  • 2 — ロゴ、ツールバー、タブまたはナビゲーション・パスを表示せずに、レポートのURLを表示します。
  • 3 — ヘッダーまたはパラメータの選択肢を表示せずに、レポートのURLを表示します。「テンプレート選択」、「表示」、「エクスポート」、「送信」などのコントロールは、引き続き使用できます。
  • 4 — レポートのURLのみを表示します。他のページ情報やオプションはいずれも表示しません。
  • 6 — レポートのパラメータ・プロンプトをツールバーに表示します。

有効な値: 1、2、3、4、6

デフォルト: 1

使用状況トラッキング・オプション

次のオプションを使用して、システム使用状況をモニターする方法を指定します。たとえば、使用状況トラッキング表に格納する行数を設定できます。

ノート:

使用状況トラッキング設定を変更した場合、新しい値を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

ノート:

Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルにオプションを設定して使用状況トラッキングを構成します。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、使用状況トラッキングの設定は保持され使用状況トラッキングは引き続き機能しますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。使用状況トラッキングの詳細を「システム設定」で再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。

使用状況トラッキング・パラメータの設定を参照してください。

システム設定 詳細情報
使用状況トラッキング接続プール

使用状況トラッキング統計データベース用として作成した接続プールの名前を指定します。たとえば、<database name>.<connection pool name>などです。

使用状況トラッキング初期化ブロック表

データ・モデル・ファイル(RPD)の物理レイヤーに表示されるとおりに、初期化ブロック統計に対応するレコードを挿入するために使用する完全修飾データベース表の名前を指定します。たとえば、<database name>.<catalog name >.<schema name >.<table name>または<database name>.<schema name >.<table name>などです。

使用状況トラッキング論理問合せロギング表

論理問合せの詳細を格納するために使用するデータベース表の名前を指定します。たとえば、<database name>.<catalog name >.<schema name >.<table name>または<database name>.<schema name >.<table name>などです。

使用状況トラッキング最大行数

使用状況トラッキング表で許可されている行数を示し、値0は無制限の行数を示します。

有効な値: 任意の正の整数(最大64ビットの整数)

デフォルト: 0

使用状況トラッキング物理問合せロギング表

物理問合せの詳細を格納するために使用するデータベース表の名前を指定します。たとえば、<database name>.<catalog name >.<schema name >.<table name>または<database name>.<schema name >.<table name>などです。

ノート: SQL Serverを使用した使用状況トラッキングの推奨される構成設定を参照してください。

プロンプト・オプション

次のオプションを使用して、分析およびダッシュボードでのプロンプトの動作を構成します。たとえば、ユーザーが検索パラメータを入力したときに「検索」をクリックしなくても検索結果が自動的に強調表示されるようにできます。

これらのオプションは分析およびダッシュボードにのみ適用されます。データ・ビジュアライゼーションには適用されません。

プロンプトの構成を参照してください。

ノート:

プロンプト設定を変更した場合、新しい値を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

ノート:

Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルを使用して様々な設定をカスタマイズします。Oracle Analytics Serverでは、コンソール(「システム設定」ページ)を使用できます。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、構成ファイルの設定は保持されますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。「システム設定」ページで値を再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。

システム設定 詳細情報
オートコンプリートのサポート

プロンプトで使用できるオートコンプリート機能を有効化または無効化します。

  • Enabled — オートコンプリートを有効にします。「マイ・アカウント」ダイアログおよび「ダッシュボードのプロパティ」ダイアログに「プロンプトのオートコンプリート」フィールドが表示され、「オン」に設定されます。

  • Disabled — オートコンプリートを無効にします。「マイ・アカウント」ダイアログおよび「ダッシュボードのプロパティ」ダイアログのオートコンプリート・フィールドは使用不可になります。

デフォルト: Disabled

大/小文字の区別なしのオートコンプリート

ユーザーが分析およびダッシュボードにプロンプト値を入力したとき、オートコンプリート機能で大/小文字を区別しないかどうかを指定します。

  • Enabled — ユーザーがプロンプト値を入力するとき、「Oracle」と「oracle」のように大/小文字は考慮されません。

  • Disabled — ユーザーがプロンプト値を入力するときに大/小文字が考慮されるため、Oracleレコードを検索するには、ユーザーは「oracle」ではなく「Oracle」と入力する必要があります。

デフォルト: Enabled

列がNull値可能な場合にNull値を表示

データベースでnull値を許容する場合、ドロップダウン・リストで列セパレータの上に位置する列プロンプトに単語"NULL"を実行時に表示するかどうかを指定します。

  • always — ドロップダウン・リストで列セパレータの上に単語"NULL"を常に表示します。

  • never — ドロップダウン・リストに単語"NULL"を一切表示しません。

  • asDataValue — ドロップダウン・リストのセパレータの上に「NULL」という語を表示するのではなく、ドロップダウン・リストにデータ値を表示します。

有効な値: alwaysneverasDataValue

デフォルト: always

ダッシュボードのプロンプト値の自動適用

いずれのボタンもクリックせずにプロンプト値を適用できるよう「適用」ボタンを非表示にするオプションを有効にします。

これがEnabledに設定されたプロパティである場合:

  • 「ページ設定の編集」ダイアログに「「適用」ボタンの表示」および「「リセット」ボタンの表示」フィールドを表示します。

  • 「ダッシュボードのプロパティ」ダイアログに「「適用」ボタンのプロンプト」および「「リセット」ボタンのプロンプト」フィールドを表示します。

  • ダッシュボード・ビルダーの「ツール」メニューに現在のページのプロンプト・ボタン・オプションを表示します。

デフォルト: Enabled

再起動が必要: はい

プロンプト値検索ダイアログでの自動検索

ユーザーが検索パラメータを入力したときに「検索」をクリックしなくても検索結果が自動的に表示および強調表示されるようにできます。

デフォルト: Enabled

書式オプション

次のオプションを使用して、分析およびダッシュボード用にデフォルトの通貨およびタイムゾーンの設定を構成します。

これらのオプションは分析およびダッシュボードにのみ適用されます。データ・ビジュアライゼーションには適用されません。

ノート:

書式設定を変更した場合、新しい値を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

ノート:

Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルを使用して様々な設定をカスタマイズします。Oracle Analytics Serverでは、コンソール(「システム設定」ページ)を使用できます。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、構成ファイルの設定は保持されますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。「システム設定」ページで値を再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。

システム設定 詳細情報
通貨XML

分析およびダッシュボードの通貨データに表示されるデフォルト通貨を定義します。たとえば、米ドル($)をユーロ(E)に変更できます。分析用デフォルト通貨の変更を参照してください。

ユーザー通貨プリファレンスXML

「マイ・アカウント」の「プリファレンス」ダイアログの「通貨」オプション、およびユーザーが使用可能な通貨のリストをユーザーに表示するかどうかを決定します。「通貨」オプションを表示すると、ユーザーは任意の通貨を選択して、分析およびダッシュボードに通貨データの列を表示できます。 ユーザーの優先通貨オプションの定義を参照してください。

デフォルトのデータ・オフセットのタイム・ゾーン

分析およびダッシュボードでユーザーに表示される、元のデータのタイム・ゾーン・オフセットを指定します。グリニッジ標準時(GMT)との時間差を示すオフセット値を入力します。

たとえば、グリニッジ標準時(GMT)から-5時間の米国東部標準時間(EST)の値を表示するには、値GMT-05:00または同等の値(分単位)-300と入力します。

このオプションを設定しないと、値は「不明」であるため、タイム・ゾーン変換は発生しません。

ユーザーごとに異なるオフセット値を指定

セッション変数(式や計算など)を使用できるオフセット値を別々に指定する場合は、「デフォルトのデータ・オフセットのタイム・ゾーン」設定を使用しないでください。かわりに、リポジトリにシステム・セッション変数DATA_TZを設定します。セッション変数についてを参照してください。

デフォルトのユーザー優先タイムゾーン

ユーザーが「マイ・アカウント」の「プリファレンス」ダイアログで独自のタイム・ゾーンを選択する前に、分析およびダッシュボードでユーザーに表示されるデフォルトの優先タイム・ゾーンを指定します。

このオプションを設定しないと、Oracle Analyticsではローカル・タイム・ゾーンが使用されます。

ユーザーごとに異なるタイム・ゾーンを指定

セッション変数(式や計算など)を使用できるオフセット値を別々に指定する場合は、「デフォルトのユーザー優先タイムゾーン」設定を使用しないでください。かわりに、リポジトリにシステム・セッション変数TIMEZONEを設定します。セッション変数についてを参照してください。

日付計算のデフォルト・タイム・ゾーン

現在の日時の取得、日時値の日付への切捨ておよび日時式からの時間フィールドの抽出などの日付計算の評価に使用されるタイム・ゾーンを指定します。

このフィールドを空白のままにすると、Oracle Analyticsでは、日付計算の評価時にオペレーティング・システムのタイムゾーンが使用されます。

ビュー・オプション

次のオプションを使用して、分析およびダッシュボードを操作するユーザーのデフォルトの検索および表示設定を構成します。

これらのオプションは分析およびダッシュボードにのみ適用されます。データ・ビジュアライゼーションには適用されません。

ノート:

表示設定を変更した場合、新しい値を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

ノート:

Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルを使用して様々な設定をカスタマイズします。Oracle Analytics Serverでは、コンソール(「システム設定」ページ)を使用できます。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、構成ファイルの設定は保持されますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。「システム設定」ページで値を再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。

分析とダッシュボードの構成および管理を参照してください。

システム設定 詳細情報
プロンプト自動完了一致レベル

ユーザーがプロンプト・フィールドに入力したプロンプト値を検索するために、オートコンプリート機能で一致検索を使用するかどうかを指定します。ユーザーが「検索」ダイアログにアクセスし、プロンプト値を検索して指定する場合、この設定は適用されません。

  • StartsWith: ユーザーが入力したテキストで始まる値を検索します。 たとえばユーザーが「M」と入力すると、保存されている値から「MicroPod」や「MP3 Speakers System」が一致として表示されます。

  • WordStartsWith: 1つの単語または単語のグループの先頭で一致を検索します。 たとえばユーザーが「C」と入力すると、「ComCell」、「MPEG Camcorder」および「7 Megapixel Digital Camera」が一致として表示されます。

  • MatchAll: 1つまたは複数の単語内で任意の一致を検索します。 

有効な値: MatchAllStartsWithWordStartsWith

デフォルト: MatchAll

デフォルトのスクロール有効

表ビュー、ピボット表ビュー、ヒート・マトリックス・ビュー、単純トレリス・ビューおよび拡張トレリス・ビューでデータをスクロールする方法を指定します。

  • enabled — データは、ユーザーがデータを閲覧するための固定ヘッダーとコンテンツ・スクロール・コントロールとともに表示されます。

  • disabled — データは、ユーザーがデータを閲覧するためのコンテンツ・ページ・コントロールとともに表示されます。

デフォルト: enabled

ビュー相互作用: 列を含める/除外

「列を含める/除外」オプションが「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブでデフォルトで選択されるようにするかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「列を含める/除外」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「列を含める/除外」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: enabled

ビュー相互作用: 累計の表示/非表示

「累計の表示/非表示」オプションが「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブでデフォルトで選択されるようにするかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「累計の表示/非表示」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「累計の表示/非表示」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: disabled

ビュー相互作用: グループの作成/編集/除去

「グループの作成/編集/削除」オプションが「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブでデフォルトで選択されるようにするかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「グループの作成/編集/除去」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「グループの作成/編集/除去」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: disabled

ビュー相互作用: 列の移動

「列の移動」オプションが「相互作用」タブの「分析プロパティ」ダイアログでデフォルトで選択されるようにするかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「列の移動」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「列の移動」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: enabled

ビュー相互作用: 列のソート

「列のソート」オプションが「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブでデフォルトで選択されるようにするかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「列のソート」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「列のソート」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: enabled

ビュー相互作用: 小計の表示/非表示

「小計の表示/非表示」オプションが「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブでデフォルトで選択されるようにするかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「小計の表示/非表示」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「小計の表示/非表示」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: disabled

ビュー相互作用: ドリル

「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「ドリル」オプション(プライマリ相互作用でない場合)がデフォルトで選択されるかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「ドリル」オプション(プライマリ相互作用でない場合)がデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「ドリル(プライマリ相互作用でない場合)」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: enabled

ビュー相互作用: 値の追加/除去

「値の追加/削除」オプションが「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブでデフォルトで選択されるようにするかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「値の追加/除去」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「値の追加/除去」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: disabled

ビュー相互作用: 計算項目の作成/編集/除去

「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「計算項目の作成/編集/除去」オプションがデフォルトで選択されるかどうかを指定します。

  • enabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「計算項目の作成/編集/除去」オプションがデフォルトで選択されます。

  • disabled — 「分析プロパティ」ダイアログの「相互作用」タブで「計算項目の作成/編集/除去」オプションはデフォルトで選択されません。

デフォルト: disabled

表/ピボット・ビュー: 表示できる最大の行数

分析やダッシュボードの表およびピボット表ビューのコンテンツ・ページングに表示する最大の行数を指定します。

表示用に指定できる最小の行数は100です。

有効な値: 100-5000

デフォルト: 5000

接続オプション

接続外部化は、Oracle Analytics Serverではサポートされていません。

システム設定 詳細情報
接続外部化有効 このオプションは使用されていません。

セキュリティ・オプション

セキュリティ・オプションを使用して、分析およびダッシュボードでユーザーが特定のアクションを実行する方法を制御します。

これらのオプションは分析およびダッシュボードにのみ適用されます。データ・ビジュアライゼーションには適用されません。

ノート:

セキュリティ設定を変更した場合、このトピックで特に明記されていないかぎり、新しい値を有効にするにはシステムを再起動する必要があります。

ノート:

Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルを使用して様々な設定をカスタマイズします。Oracle Analytics Serverでは、コンソール(「システム設定」ページ)を使用できます。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、構成ファイルの設定は保持されますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。「システム設定」ページで値を再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。

システム設定 詳細情報
アクションでの安全ドメインの強制

ユーザーが分析およびダッシュボードに追加したアクション・リンクが、任意のURLを起動できるか、管理者が安全ドメイン・リストで指定したURLのみを起動できるかを決定します。

  • Enabled — 安全ドメイン・リストにないURLを起動するアクションは許可されません。
  • Disabled — URLが安全ドメインとしてリストされていなくても、URLを起動するアクションを許可します。

デフォルト: 新しいサービスではEnabledであり、既存サービスではDisabledです。

再起動が必要: いいえ

HTML/JavaScript/CSSコンテンツの許可

書式設定が適用可能な各種ダイアログやエディタに「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」オプションを表示するかどうかを決定します。このオプションを使用すると、ユーザーは有効なHTMLマークアップを使用してコンテンツを書式設定できます。

  • Enabled - 追加の書式設定が有効な各種ダイアログに「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」オプションを表示します。例:

    • 分析の場合: 分析エディタ、「分析プロパティ」ダイアログ、「列のプロパティ」ダイアログ、「新規計算済メジャー」ダイアログ内。
    • ダッシュボードの場合: 「ダッシュボードのプロパティ」ダイアログ内。
  • Disabled - 「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」オプションを非表示にします。ユーザーはプレーン・テキストのみ入力できます。

セキュリティ上の理由により、Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードすると、このオプションは無効になります。Oracle Analytics Serverでこの機能を有効にするには、「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」を有効にする必要があります。

デフォルト: Disabled

ブラウザ・スクリプト・アクションのURL

カスタム・ブラウザ・スクリプト・アクションが含まれるJavaScriptファイルのURLを指定します。

デフォルト: 値なし。