リスト・ビューを使用したレイアウトの構成

レポートのレイアウトを作成またはアップロードした後は、「リスト・ビュー」からレイアウトの設定を構成できます。

次の図に、リスト・ビューを示します。

レイアウトへのスタイル・テンプレートの適用

スタイル・テンプレートには、レポートの段落、見出し、表およびヘッダーとフッターに適用されるスタイル定義が含まれています。スタイル・テンプレートはオプションであり、RTFテンプレート・ファイルにのみ適用できます。

  1. 「選択」をクリックし、スタイル・テンプレートを参照して選択します。
  2. スタイル・テンプレートをリスト内の個々のレイアウトに適用するには、プロパティのリストでそのレイアウトの「スタイル・テンプレートの適用」ボックスを選択します。

レイアウト・ツールバーについて

この表は、レイアウト・ツールバーのボタンを使用して実行できるアクションについて説明しています。

次の表に、レイアウト・ツールバーのボタンの説明を示します。

ツールバーのボタン 説明

作成

新しいレイアウトをアップロードまたは作成するために、レイアウトの追加ページを開きます。

編集

選択したレイアウトに対してレイアウト・エディタを起動します。このボタンはPublisherレイアウト(.xpt)に対してのみ有効になります。

プロパティ

このレイアウトに関連付けるためにローカライズされたテンプレートおよびXLIFFファイルのアップロードを有効にするために、「プロパティ」ページを開きます。このボタンは、RTF (.rtf)およびPublisherレイアウト(.xpt)に対してのみ有効になります。

削除

選択されているレイアウトを削除します。

リスト・ビューを使用したレイアウト設定の構成

リスト・ビューを使用して、これらのレイアウト設定を構成します。

次の表で、設定について説明します。

設定 説明

名前

レイアウトに新しい名前を入力するには、テキスト・ボックスにカーソルを合せます。

テンプレート・ファイル

レポート定義に保存されたファイルの名前が表示されます。ダウンロードするには、テンプレート・ファイル名をクリックします。

タイプ

テンプレート・ファイル・タイプが表示されます。

出力フォーマット

このレイアウトに対して有効にする出力タイプを選択します。デフォルトでは、レイアウトに対して有効なすべての出力タイプが有効化されます。レイアウト・タイプによって、利用できる出力タイプが決定されます。詳細なリストは、出力フォーマットの選択を参照してください。

デフォルト・フォーマット

表示またはスケジュールするときは、このレイアウトのデフォルト出力フォーマットを選択します。

デフォルト・レイアウト

オンラインでの表示時またはスケジュール時に、このレポートがデフォルトで使用するレイアウトを選択します。この列のボックスを1つだけ選択できます。

スタイル・テンプレートの適用

スタイル・テンプレートをこのレイアウトに適用するには、このボックスを選択します。スタイル・テンプレートは、RTFテンプレート・ファイルにのみ適用できます。レイアウトへのスタイル・テンプレートの適用を参照してください。

アクティブ

デフォルトでは、レイアウトはアクティブです。レポート定義の一部としてレイアウトを維持しながら、利用できない状態にする場合は、このボックスをクリアします。レイアウトが非アクティブの場合は、レポート・ビューアまたはスケジューラに表示されません。

オンライン表示

デフォルトでは、レイアウトは、レポート・ビューアでレポートを開いたレポート利用者が利用できます。このレイアウトがスケジュール・レポートに対してのみの場合は、このボックスをクリアします。

ロケール(読取り専用)

レイアウトがアップロードされたときに選択されたロケールが表示されます。

出力フォーマットの選択

広範な出力フォーマットを使用できます。

レイアウトのタイプによって、サポートされる出力のタイプは異なります。次の表は、使用可能なすべての出力タイプを示しています。

出力フォーマット 説明

データ(CSV)

値がカンマで区切られた出力を生成するには、このオプションを有効にします。

データ(XML)

XML出力を生成するには、このオプションを有効にします。

Excel (*.xlsx)

レポートをExcel .xlsx(Excel XMLフォーマット)で生成するには、このオプションを有効にします。レポート・コンシューマでExcel 2007以降がインストールされている場合、このオプションを使用すると、レイアウトやフォーマットを最適な状態で保持できます。

この出力フォーマットでは、Publisherは数値および日付の書式設定を適用しません。Publisherは、書式設定マスクおよび実際の値(日付または数値)をXLSX出力ファイルに保存します。この書式設定はMicrosoft Excelによって処理されます。次に例を示します。

  • Microsoft Windowsで、クライアント・コンピュータの「地域と言語」が「英語(米国)」に設定されている場合、Excel 2007の出力ファイルでは、数値と日付がen-USロケールで書式設定されます。

  • Microsoft Windowsで、クライアント・コンピュータの「地域と言語」が「フランス語(フランス)」に設定されている場合、同じExcel 2007の出力ファイルがfr-FRロケールで書式設定されます。

FO形式のXML

このオプションでは、XSL-FO(Extensible Stylesheet Language Formatting Objects)ファイルを生成します。この出力タイプは、テンプレートのデバッグに役に立ちます。

HTML

ブラウザでの表示を必要とするレポートのHTML出力を有効にします。

インタラクティブ

この出力は、Publisher'のレイアウト・エディタを使用して設計されたレイアウトでのみ使用できます。インタラクティブ出力を使用すると、レポートでチャートの値のポップアップ表示、スクロールおよびフィルタが可能な表などの対話型機能を使用できます。

MHTML

Mime Hyper Text Markup Languageを有効にします。これにより、レポート・コンシューマは、Webページとそのリソースを単一のMHTMLファイル(.mht)として保存できるようになり、このファイルには、イメージやリンク・ファイルのすべてが単一のエンティティとして保存されます。レポート・コンシューマがこのオプションを使用すると、HTML出力を送信または保存して、埋込みイメージやスタイルシートの書式設定を保持できます。

PDF

Portable Document Formatは、一般に、印刷や共有を必要とするレポートで使用されます。

PDF/A

長期の保存やアーカイブを必要とするレポートに使用します。PDF/AはPDF標準の特殊なサブセットで、自己完結型ドキュメントとしてファイルを保存することを妨げる可能性のある要素が禁止されます。

PDF/X

印刷前のグラフィック交換用書式設定が必要なレポートに使用されます。PDF/XはPDF標準の特殊なサブセットで、高品質印刷生成出力に対応するようにドキュメントを効率化し、署名、コメント、埋込みマルチメディアなど、印刷生成に寄与しないコンテンツを制限します。

PowerPoint (mhtml)

この出力タイプを有効にすると、Microsoft PowerPoint 2003との互換性を持つPowerPointファイルを生成できます。Microsoft PowerPoint 2010ではこの出力タイプがサポートされないことに注意してください。かわりにPowerPoint(*.pptx)を選択してください。

PowerPoint (*.pptx)

この出力タイプを有効にすると、Microsoft Office Open XML形式でMicrosoft PowerPointファイルを生成できます。この出力タイプは、Microsoft PowerPoint 2007以降のバージョンでサポートされます。

RTF

リッチ・テキスト形式。開いて編集する必要のあるレポートの場合は、この出力フォーマットを有効にします。

テキスト

このオプションは、eTextテンプレート用のテキスト出力を生成します。テキスト出力は、eTextテンプレートでのみ使用可能です。

Word

Microsoft Wordの.docxファイルを生成します。

圧縮PDF

Publisherでは、レポートのPDF出力とインデックス・ファイルを含むzipファイルを生成できます。このオプションは、圧縮(zip化)されたPDF出力を有効にするように設計されているレイアウトでのみ使用できます。圧縮PDFを生成するレポートを設計する方法の詳細。

次の表は、各レイアウト・タイプで有効な出力フォーマットを示しています。
レイアウト・タイプ 有効な出力タイプ

レイアウト・エディタを使用して作成したPublisherテンプレート(XPT)

データ(CSV)、データ(XML)、FO形式のXML、HTML、インタラクティブ、MHTML、PDF、PDF/A、PDF/X、PowerPoint (*.pptx)、RTF、Word、圧縮PDF

Excel (html)、Excel (mhtml)、PowerPoint (mhtml)

RTFテンプレート(RTF)

データ(CSV)、データ(XML)、Excel (*.xlsx)、FO形式のXML、HTML、MHTML、PDF、PDF/A、PDF/X、PowerPoint (*.pptx)、RTF、Word、圧縮PDF

Excel (html)、Excel (mhtml)、PowerPoint (mhtml)

PDFテンプレート(PDF)

データ(CSV)、データ(XML)、PDF、圧縮PDF

Excelテンプレート(XLS)

データ(CSV)、データ(XML)、Excel (*.xls)

XSLスタイルシート(FO)(XSL)

RTFテンプレートと同じ出力

XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)(XSL)

データ(CSV)、データ(XML)、HTML、テキスト

eTextテンプレート(RTF)

データ(CSV)、データ(XML)、テキスト

Analyzerテンプレート(XPA)

(下位互換用にのみサポートされます。)Analyzerテンプレートは、以前のバージョンのPublisherからアップロードできます。現行バージョンのオンライン・アナライザでは、レイアウト・エディタ・テンプレート(.xpt)にオンライン分析をエクスポートします。

データ(CSV)およびデータ(XML)の出力フォーマットはすべてのレイアウト・タイプで使用できます。ただし、これらのフォーマットのいずれかを指定する場合は、レイアウトの書式設定が適用されず、出力にはデータのみが含まれます。

レイアウトの編集

Publisherのレイアウトおよびその他のテンプレート・タイプを編集するには、次のステップに従います。

Publisherレイアウト(.xptファイル・タイプ)を編集するには:
  • リストからレポートを選択して、「編集」をクリックします。

その他のテンプレート・タイプを編集するには:
  • ファイル名のリンクをクリックしてローカル・コンピュータにレイアウトをダウンロードして編集します。