プレースホルダの作成

プレースホルダは、データを表示する方法によって、テキスト、チェック・ボックスまたはラジオ・ボタンとして定義できます。

フォーム・フィールドを追加するステップは、使用するAdobe Acrobat Professionalのバージョンによって異なります。使用しているバージョンのAdobeのドキュメントを参照してください。Adobe Acrobat 9 Proを使用している場合は、「Forms」メニューの「Add or Edit Fields」を選択します。

プレースホルダ名の指定

プレースホルダ名はXMLソース・フィールド名と一致している必要があります。

テキスト・プレースホルダの作成

Adobe Acrobat 9 Proを使用してテキストのフォーム・フィールドのプレースホルダを作成するには、次のステップに従います。異なるバージョンのAdobe Acrobat Professionalを使用している場合、詳細はそのバージョンのドキュメントを参照してください。

テキスト・プレースホルダを作成するには:

  1. Forms」メニューの「Add or Edit Fields」を選択します。
  2. Add New Field」リストで「Text Field」を選択します。カーソルが十字に変わります。
  3. フォーム内のフィールドを配置する場所に十字カーソルを移動してクリックします。「Field Name」ダイアログが表示されます。
  4. 名前を入力します。テキスト・フィールドの名前は、実行時にこのフィールドに移入されるデータのXML要素の名前と一致している必要があります。
  5. その他のプロパティを設定するには、「Show All Properties」をクリックします。

    「Properties」ダイアログ・ボックスを使用して、そのプレースホルダのその他の属性を設定します。たとえば、最大文字サイズの規定、フィールドのデータ型の設定、データ型の検証、表示および書式に関する属性を設定できます。

  6. 必要に応じて、フィールドをドラッグして正確に配置し、ハンドルを使用してフィールドのサイズを変更します。

サポートされているフィールド・プロパティ・オプション

Publisherでは、次のオプションをサポートしています。これらのオプションは「フィールドのプロパティ」ダイアログ・ボックスから利用できます。

これらのオプションは、繰返しフィールドを使用する場合には使用できないことに注意してください。これらのオプションの詳細は、Adobe Acrobatのドキュメントを参照してください。

  • General

  • Appearance

    • Border Settings: 色、背景、幅、スタイル

    • Text Settings: 色、フォント、サイズ

    • Border Style

  • 「Options」タブ

    • Multi-line

    • Scrolling Text

  • 「Format」タブ - 数値に関するオプションのみ

  • 「Calculate」タブ - すべての計算機能

チェック・ボックスの作成

チェック・ボックスは、複数を選択できるオプションを表示するために使用されます。各チェック・ボックスは、異なるデータ要素を表します。チェック・ボックスの表示を選択状態にする値を定義します。

たとえば、パワー・ステアリング、パワー・ウィンドウ、サンルーフなどの自動車のオプションをリストするチェック・ボックスをフォームに配置したとします。これらの各オプションは、XMLファイルの異なる要素(<POWER_STEERING>など)を表します。XMLファイルのこれらのフィールドにYの値が含まれている場合は、チェック・ボックスが選択された状態で表示する必要があります。これらのオプションは、すべてを選択することも選択しないこともできます。

ここでは、Adobe Acrobat 9 Proを使用してチェック・ボックス・フィールドを作成する方法について説明します。異なるバージョンのAdobe Acrobat Professionalを使用している場合、詳細はそのバージョンのドキュメントを参照してください。

チェック・ボックスを作成するには:

  1. Forms」メニューの「Add or Edit Fields」を選択します。
  2. Add New Field」リストから「Check Box」を選択します。カーソルが十字に変わります。
  3. フォーム内のフィールドを配置する場所に十字カーソルを移動してクリックします。「Field Name」ダイアログが表示されます。
  4. 名前を入力します。チェック・ボックス・フィールドの名前は、状態(選択または選択解除)の決定に使用されるデータのXML要素の名前と一致している必要があります。
  5. Show All Properties」をクリックします。
  6. 「オプション」タブをクリックします。
  7. リストから「Check Box Style」タイプを選択します。
  8. 「Export Value」フィールドに、XMLデータ・フィールドの値と一致し、チェック・ボックスを選択された状態で表示する値を入力します。

    たとえば、各チェック・ボックス・フィールドに「Y」と入力します。

  9. 必要に応じて、その他の「Properties」を設定します。

ラジオ・ボタン・グループの作成

ラジオ・ボタン・グループは、1つのみを選択できるオプションを表示するために使用されます。

たとえば、XMLデータ・ファイルに<SHIPMENT_METHOD>というフィールドがあるとします。このフィールドに指定可能な値は「Standard」または「Overnight」です。フォームでは、このフィールドを「Standard」および「Overnight」というラベルが付いた2つのラジオ・ボタンで表します。両方のラジオ・ボタン・フィールドを、<SHIPMENT_METHOD>データ・フィールドのプレースホルダとして定義します。一方のフィールドは、値が「Standard」の場合に選択状態になるように定義します。もう一方のフィールドは、値が「Overnight」の場合に選択状態になるように定義します。

ここでは、Adobe Acrobat 9 Proを使用してラジオ・ボタン・グループを作成する方法について説明します。異なるバージョンのAdobe Acrobat Professionalを使用している場合、詳細はそのバージョンのドキュメントを参照してください。

ラジオ・ボタン・グループを作成するには:

  1. Forms」メニューの「Add or Edit Fields」を選択します。
  2. Add New Field」リストから「Radio Button」を選択します。カーソルが十字に変わります。
  3. フォーム内のラジオ・ボタン・グループを配置する場所に十字カーソルを移動してクリックします。「Radio Group Name」ダイアログが表示されます。
  4. 名前を入力します。ラジオ・グループの名前は、状態(選択または選択解除)の決定に使用されるデータのXML要素の名前と一致している必要があります。
  5. 「Button Value」フィールドに、XMLデータ・フィールドの値と一致し、ボタンを選択された状態で表示する値を入力します。

    たとえば、「Standard」というラベルのフィールドの場合、「Standard」と入力します。

  6. グループに別のラジオ・ボタンを含めるには、「Add another button to group」をクリックします。ラジオ・グループの名前が名前フィールドのデフォルトになります。
  7. 「Button Value」フィールドに、XMLデータ・フィールドの値と一致し、このボタンを選択された状態で表示する値を入力します。

    たとえば、「Overnight」というラベルのフィールドの場合、「Overnight」と入力します。

  8. プロパティのいずれかを変更する場合は、「Show All Properties」をクリックします。ラジオ・ボタンのスタイルを変更するには、「Options」タブをクリックします。
  9. Type」ドロップダウン・リストから「Radio Button」を選択します。
  10. 必要に応じて、その他の「Properties」を設定します。