データ・モデルのプロパティ
コンポーネント・ペインで「プロパティ」をクリックすると、「データ・モデル」の「プロパティ」ページにアクセスできます。
データ・モデルの次のプロパティを入力します。
プロパティ | 説明 |
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説明 |
データ・モデルの説明を入力します。データ・モデルの説明はカタログに表示されます。この説明は、翻訳可能です。 |
デフォルトのデータソース |
リストからデータソースを選択します。データ・モデルには、1つ以上のデータソースからの複数のデータ・セットを含めることができます。ここで選択したデフォルトのデータソースは、新しいSQLデータ・セットを定義するときにデフォルトとして提示されます。セッションの開始後に追加された新規データソースを表示するには、「データソース・リストのリフレッシュ」を選択します。 |
「Oracle DBデフォルト・パッケージ」 |
イベント・トリガーまたはPL/SQLグループ・フィルタが含まれるデータ・モデルについては、デフォルトのPL/SQLパッケージを入力します。このパッケージは、デフォルトのデータソースに存在している必要があります。 Oracle Databaseに対する問合せが定義してあるときには、データ・モデル内にBeforeまたはAfterデータ・トリガー(イベント・トリガー)を含めることができます。イベント・トリガーは、RDBMSレベルの関数を実行するためにPL/SQLパッケージを使用します。 |
データベース・フェッチ・サイズ |
JDBC接続で一度にフェッチされる行数を入力します。この値によって、システム・プロパティで設定した値はオーバライドされます。この値とサーバー設定のどちらもが定義されていない場合は、デフォルト値の20が使用されます。サーバー・プロパティ「自動DBフェッチ・サイズ・モードの有効化」がTrueに設定されている場合、この値は無視されます。 |
問合せタイムアウト |
データベースがSQL文を実行する必要がある時間制限(秒)を入力します。このプロパティは、スケジュール済レポートのSQL問合せベースのデータ・モデルに適用されます。タイムアウト値が満たされた時にSQL問合せがまだ処理中の場合、データxmlの取得に失敗しました。 エラーが返されます。秒単位の値を入力します。このデータ・モデルに値を入力しないと、サーバー・プロパティの値が使用されます。 |
スケーラブル・モード |
大量のRAMを必要とする大規模なデータ・セットを処理するには、このプロパティを選択します。メモリー不足を防止するには、データ・エンジンのスケーラブル・モードを有効にします。スケーラブル・モードでは、データの処理時に、データ・エンジンがディスク領域を利用します。これをOnに設定すると、パフォーマンスに影響しますが、メモリー不足エラーの発生を回避します。 「データ・モデル・スケーラブル・モードの有効化」もサーバー・レベル・プロパティですが、デフォルトでは、データ・モデル・レベル・プロパティは「インスタンス」レベルに設定され、サーバーまたはインスタンス・レベルの設定が継承されます。この特定のデータ・モデルでスケーラブル・モードをオンまたはオフにするには、リストから「ON」または「オフ」を選択します。 |
SQLプルーニングの有効化 |
処理時間を増やしてメモリー使用量を減らすには、このプロパティを選択します。このプロパティは、標準SQLを使用するOracle Database問合せのみに適用されます。問合せにより戻される列が多数あり、サブセットのみをレポート・テンプレートで使用する場合、SQLプルーニングによりテンプレートで必要な列のみが戻されます。 「SQLプルーニングの有効化」はサーバー・レベルのプロパティでもあります。このため、デフォルトでは、データ・モデル・レベルのプロパティは、サーバー・レベルまたはインスタンス・レベルの設定を継承するために「インスタンス・レベル」に設定されます。この特定のデータ・モデルでSQLプルーニングをオンまたはオフにするには、リストから「ON」または「オフ」を選択します。 SQLプルーニングは、PDF、ExcelおよびE-textテンプレート・タイプに対して適用できません。 |
未使用データ・セット問合せのスキップ |
このプロパティを選択すると、レイアウト内の未使用データ・セットの実行が省略されるため、処理時間とメモリー使用量を削減できます。デフォルトでは、データ・セットが出力に必要かどうかに関係なく、データ・モデル内のすべてのデータ・セットが実行されます。データ・モデルに様々なレイアウトのデータ・セットが複数含まれる場合、各レイアウトで、データ・モデルに定義されているすべてのデータ・セットが必要になるとはかぎりません。 「未使用データ・セット問合せのスキップ」プロパティを使用するには、「SQLプルーニングの有効化」プロパティを「オン」に設定する必要があります。 |
SQLセッション・トレースの有効化 |
SQLセッション・トレースを有効にするには、このプロパティを選択します。各SQL文について、トレースには次の内容が含まれます。
このプロパティは、標準SQLを使用するOracle Database問合せに適用されます。 |
SQLトレース名 |
SQLトレースの名前を入力します。 |
XMLプルーニングの有効化 | 2GBを超えるXMLデータ・セットをプルーニングするには、「オン」を選択します。
XMLデータ・プルーニングを有効にした場合、Publisherにより、不要なデータ要素が削除され、レイアウト・フィールドにマップされているデータ・フィールドのみを使用してXML構造が構築されます。データ・プルーニングでは、特に非常に大規模なデータ抽出の場合にパフォーマンスが向上します。 レポート・コンシューマは、ジョブをスケジュールする際に、XMLデータ・プルーニングを構成できます。XMLデータ・プルーニングは、XPTテンプレート(Publisherレイアウト)ではサポートされていません。 |
バックアップ・データソース |
バックアップ・データソースを使用するには、「バックアップ接続の有効化」プロパティを選択します。
このデータソースのバックアップを有効にする必要があります。 |
CSV出力の有効化 |
レポート出力をCSVファイルのみで生成するには、このオプションを選択します。 |
問合せ実行の最適化 |
データ・プロセッサで親および子データ・セットのSQL問合せの実行を最適化できるようにするには、このプロパティを選択します。 このプロパティは、データ・モデルにSQLデータ・セットの親子階層構造が含まれる場合にのみ選択します。非構造化データ・セットおよび非SQLデータ・セットには、このオプションを選択しないでください。 |
マルチスレッド問合せ実行 |
子データ・セットをパラレルで問い合せるために複数のデータベース接続を作成するには、このプロパティを選択します。このプロパティを選択すると、データ・モデル当たりのデータベース接続数が増加します。 このプロパティは、次の場合にのみ有効です。
このプロパティは次の場合には使用できません。
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XML出力のオプション
これらのオプションでは、XMLデータ構造の特性を定義します。これらのオプションを変更すると、そのデータ・モデルに基づいて構築されたレイアウトに影響を与えることがあります。
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パラメータ・タグを含める - データ・モデルにパラメータを定義する場合は、このオプションを選択してXML出力ファイルにパラメータ値を含めます。データ・モデルにパラメータを追加する方法の詳細は、パラメータと値リストの追加を参照してください。このオプションは、レポート内でパラメータ値を使用する必要がある場合に有効化します。
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Null要素用の空のタグを含める - 出力のXMLデータにNULL値を保持する要素を含める場合にこのオプションを選択します。NULL要素を含めると、要求された要素のデータがデータソースに格納されていない場合、その要素は<ELEMENT_ID\>のように空のXMLタグとしてXML出力に含まれるようになります。たとえば、要素MANAGER_IDに格納されたデータがないときに、NULL要素を含めるように選択していると、その要素はデータ内で<MANAGER_ID />と示されます。このオプションを選択していない場合、MANAGER_IDのエントリは示されません。
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開始および終了タグを含める — 出力XMLデータに開始および終了タグを含める場合にこのオプションを選択します。
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グループ・リスト・タグを含める - (このプロパティは、10gへの下位互換性と、Oracle Reportの移行に向けたものです)。行セットのタグを出力XMLデータに含める場合は、このオプションを選択します。グループ・リストのタグを含めると、そのグループ・リストはデータ内で別の階層として示されます。
- LOB列のタグを除外 - このプロパティを選択して、LOB列のXML要素タグを除外します。データ・モデルには、SQL問合せタイプの単一データ・セットと、XMLファイルから抽出されたデータを含む単一キャラクタ・ラージ・オブジェクト・データ要素が含まれている必要があります。グローバル・レベル関数、サマリー関数または集計関数、式に基づく要素またはグループ・フィルタは使用できません。
- LOBのライン・フィードとキャリッジ・リターンを除外 - データのキャリッジ・リターンおよびライン・フィードを除外する場合は、このオプションを選択します。
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XMLタグ表示 - XMLデータのタグを大文字で生成するか、小文字で生成するか、データ構造で指定した定義を保持するかの表示形式を選択します。
XMLデータのチャンク化
XMLデータのチャンク化では分散処理がサポートされます。
XMLデータのチャンク化は大規模で実行時間が長いレポートに適しています。管理者がインスタンス・レベルで「データのチャンク化の有効化」ランタイム・プロパティを選択した場合、個々のデータ・モデル、レポートおよびスケジュール済ジョブに対してXMLデータのチャンク化を有効にできます。
データ・モデルで、「チャンク化の有効化」を選択して「分割」フィールドの属性を指定すると、データ・モデルのプリプロセッサでは、分割キーを使用して大量のXMLデータを管理可能なデータ・サイズの複数のチャンクに分割します。
XMLデータのチャンク化を有効にする前に、その制限および推奨される使用方法を理解しておいてください。
XMLデータのチャンク化は次のとおりです。
- 表を使用し、相互参照を使用しないレポートのリストに最適です。
- ソート、グループ化、集計および相互参照の各操作が個別のチャンク化された出力内でのみサポートされます。マージされた出力では、これらのデータ操作はサポートされません。
- マージされた出力のPDFページにページ番号を追加します。レポート・テンプレートで、ページ番号付け要素を削除し、PDF出力でページ番号が重複しないようにしてください。
- 個別のチャンク化済出力内の現在までの合計およびその他の関数のみをサポートし、それぞれ各チャンク化済出力によりリセットされます。
- RTF、XPTおよびeText、ならびにXSLテンプレートのみをサポートします。
- PDF、XLSXおよびテキスト出力形式のみをサポートします。
- 複数の出力フォーマットはサポートされません。スケジュール済ジョブに対してXMLのチャンク化を選択した場合、複数の出力は使用できません。
- オンライン・レポートではサポートされません。
データ・モデルへの添付の追加
ページの「添付」領域には、アップロードした、またはデータ・モデルに添付したデータ・ファイルが表示されます。
サンプル・データの添付
データ・モデルの構築後には、そのデータ・モデルから生成した小規模で典型的なサンプル・データのセットを添付する必要があります。サンプル・データは、Publisherのレイアウト編集ツールで使用されます。小規模なサンプル・ファイルを使用すると、レイアウトのデザイン段階でのパフォーマンスの向上に役立ちます。
データ・モデル・エディタには、サンプル・データを生成および添付するためのオプションが用意されています。データ・モデルのテストとサンプル・データの生成を参照してください。
管理者は、サンプル・データ・ファイルのサイズの上限を設定できます。
スキーマの添付
データ・モデル・エディタには、サンプル・スキーマをデータ・モデル定義に添付する機能があります。
Publisherでは、スキーマ・ファイルを使用しません。ただし、開発者の参照用にスキーマを添付できます。データ・モデル・エディタでは、スキーマの生成はサポートされません。
データ・ファイル
ローカルのMicrosoft Excel、CSVまたはXMLファイルをこのレポートのデータ・ソースとしてアップロードした場合、ファイルはここに表示されます。
リフレッシュ・ボタンを使用すると、このファイルをローカル・ソースによってリフレッシュできます。データソースとして使用するファイルをアップロードする方法は、データ・セットの作成を参照してください。
次の図に、サンプル・データとデータ・ファイルが添付されている「添付」リージョンを示します: