Publisherレイアウトを使用したアクセス可能レポートの設計

この項では、Publisherレイアウト・エディタを使用してアクセス可能レポートを設計するための次の技術について説明します。

ドキュメント・タイトルの定義

レポート・レイアウトの保存と同時にレポートのタイトルを定義します。レポートの名前は後で変更することもできます。

イメージの代替テキストの定義

イメージの代替テキストを定義することで、アクセシビリティ・モードでの説明が可能になります。

イメージの代替テキストを定義するには:
  1. チャートなどのイメージを選択します。
  2. 「プロパティ」ペインで「その他」を開きます。
  3. 「代替テキスト」プロパティに、イメージの代替テキストを入力します。

表のサマリー・テキストの定義

レポート内の表について説明するテキスト・サマリーを定義できます。

サマリー表のテキストを定義するには:
  1. 表を選択します。
  2. 「プロパティ」ペインで「その他」を開きます。
  3. 「サマリー」プロパティに、表のサマリー・テキストを入力します。

表の行ヘッダーの定義

表の行ヘッダーは、表内の各行の概要を示します。レイアウト・エディタにより、挿入されたすべての表に表の行ヘッダーが自動的に追加されます。これ以外のアクションは必要ありません。

テキストのヘッダー・レベルの定義

テキストのヘッダー・レベルを定義することによって、レポート内の構造を指定できます。

テキストのヘッダー・レベルを定義するには:
  1. テキスト項目を選択します。
  2. 「プロパティ」ペインで「その他」を開きます。
  3. 「ヘッダー・レベル」プロパティで、1から6までの値を選択します。

レイアウト表の定義

レイアウト表を使用すると、ヘッダーおよび表サマリーを使用せずに、情報を列および行に表示してコンテンツを配置できます。

列ヘッダー、行ヘッダー、ID、表サマリー、およびデータ表によって使用されるその他のセマンティクスを必要としない場合は、レイアウト表を使用します。アクセシビリティ・モードを有効にしている場合、サマリー・プロパティの値を空のままにするか、表に<?table-summary:?>を設定すると、Publisherではその表に対してrole="presentation"が設定され、その表はHTML出力のレイアウト表として指定されます。

レイアウト表を定義するには:

  1. 表を選択します。
  2. 「プロパティ」ペインで「その他」を開きます。
  3. 「サマリー」プロパティで、値が空になっていることを確認します。