翻訳サポートの概要
Publisherでは、レポートとカタログを翻訳できます。
Publisherでは、次の各項で説明する2つの方法で翻訳がサポートされています。
カタログの翻訳について
カタログ翻訳は、選択したカタログ・フォルダに含まれているすべてのオブジェクトから翻訳可能文字列を別のファイルに抽出できるPublisherの機能です。
PublisherがOracle Business Intelligence Enterprise Editionと統合されている場合は、Publisherのカタログ翻訳(フォルダとレポート、データ・モデル、スタイル・テンプレートおよびサブ・テンプレート名)は無視されます。かわりに、Oracle BI Enterprise Editionのカタログ翻訳メカニズムが適用されます。
個別の文字列ファイルを翻訳してPublisherに再アップロードし、適切な言語コードを割り当てることができます。
カタログ翻訳では、レポート・レイアウトの翻訳可能文字列のみでなく、ユーザーに表示されるカタログ・オブジェクトの説明、レポート・パラメータ名、およびデータ表示名などのユーザー・インタフェース文字列も抽出されます。
ユーザーがカタログを表示すると、「アカウント」プリファレンスで選択されたユーザー・インタフェース言語に対応するアイテムの翻訳が表示されます。ユーザーがレポートを表示すると、「アカウント」プリファレンスで選択されたレポート・ロケールに対応するアイテムの翻訳が表示されます。
テンプレートの翻訳について
テンプレート翻訳では、単一のRTFベースのテンプレート(サブ・テンプレートおよびスタイル・テンプレートを含む)または単一のPublisherレイアウト・テンプレート(.xptファイル)から翻訳可能文字列を抽出できます。
このオプションは、翻訳された最終版のレポート・ドキュメントが必要な場合にのみ使用します。たとえば、ドイツと日本の顧客に送信する翻訳済請求書を生成する必要がある場合などです。