20 マルチユーザー開発環境のリポジトリ・ライフサイクルの管理
この章では、マルチユーザー開発環境を使用する際のOracle BIリポジトリのライフサイクルの管理に関するベスト・プラクティスについて説明します。
マルチユーザー開発環境を使用してリポジトリを構築すると、次のことが可能になります。
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大規模で統合化されたセマンティック・モデルを構築できます。
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複数の独立したセマンティック・モデルを個別に構築して、同一のOracle BIサーバーおよびプレゼンテーション・サービス・サーバーで稼働できます。
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本番バージョンで緊急の不具合や機能拡張の要求に対応しながら、様々なスケジュールで複数のブランチを並列して開発できます。
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個人レベルおよびチーム・レベルで、段階的に設計およびテストできます。
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個別の開発者で管理可能なサブセットを相互に影響することなく設計およびテストできます。これらの変更は、段階的に管理され、他の開発者と共有できます。
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テスト・システムまたは本番システムへの変更を、まとめてまたは段階的に移行できます。
この項では、Oracle Analytics Serverリポジトリの開発ライフサイクルについて説明します。ここでは、プレゼンテーション・サービスで使用されるOracle BIプレゼンテーション・カタログの開発ライフサイクルについては触れません。また、販売用の製品としてポータブルOracle Analytics Serverアプリケーションを構築する独立ソフトウェア・ベンダー(ISV)組織のマルチユーザー開発環境を使用する方法についても触れません。
一般的なビジネス・シナリオでマルチユーザー開発環境を使用する方法の詳細な例は、「MUD事例: Eden Corporation社」も参照してください。
この章の内容は次のとおりです。