プレゼンテーション表とプレゼンテーション列の操作
これらのトピックでは、プレゼンテーション表および列をカスタマイズする方法について学習します。
アンサーでは、プレゼンテーション表とプレゼンテーション列がそれぞれフォルダと列として表示されます。ユーザーがそれぞれのビジネス・ニーズに基づいて問合せを作成できるように、プレゼンテーション表とプレゼンテーション列をカスタマイズできます。
このセクションには次のトピックが含まれます:
プレゼンテーション表の作成および管理
プレゼンテーション表を使用して、ユーザー・コミュニティにとって意味のあるカテゴリに列を分類できます。
プレゼンテーション表には、1つ以上の論理表から列を含めることができます。プレゼンテーション表の名前とオブジェクト・プロパティは論理表のプロパティとは無関係です。プレゼンテーション表は、論理レイヤーから論理表をドラッグ・アンド・ドロップすることで自動的に作成されます。プレゼンテーション表には、その親サブジェクト領域と同じ名前を付けることはできません。たとえば、Customerという名前のサブジェクト領域にCustomerという名前の表は作成できません。
プレゼンテーション・オブジェクトの名前を変更すると自動的に別名が作成されるので、元の名前を使用した問合せも問題なく実行できます。「別名」タブで、このプレゼンテーション表の別名を指定または削除できます。プレゼンテーション・レイヤー・オブジェクトの別名(シノニム)の作成を参照してください。
プレゼンテーション表を作成するときにローカライゼーションのために次を行います。
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「カスタム表示名」を使用して、セッション変数に基づいた名前を動的に表示します。
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「カスタム説明」を使用して、セッション変数に基づいたカスタム説明を動的に表示します。
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「変換キー」をカスタム表示名とともに使用して、ユーザー・インタフェースをローカライズします。
プレゼンテーション・レイヤー内で文字列を外部化し、「文字列の外部化」ユーティリティを実行すると、その結果にはセッション変数の情報および変換キーが含まれます。Oracle Analytics Serverの管理のOracle Analytics Serverのローカライズを参照してください。
「子プレゼンテーション表」タブを使用して、アンサーおよびBIコンポーザでネストされたフォルダとして表示するプレゼンテーション表を指定します。アンサーおよびBIコンポーザでのフォルダのネストおよびプレゼンテーション・オブジェクトの表示の制御を参照してください。
プレゼンテーション・レイヤー・オブジェクトに対する権限の設定を参照してください。
- プレゼンテーション・レイヤーのサブジェクト・エリアで、プレゼンテーション表をダブルクリックして「プロパティ」ダイアログを開きます。
- オプション: プレゼンテーション表の「プロパティ」ダイアログで、「一般」タブのプレゼンテーション表の名前を変更します。
- 「オブジェクト非表示の条件」フィールドを空白のままにします。
- オプション: 「列」タブで、選択したプレゼンテーション表のプレゼンテーション列の追加、削除、編集または並替えを行います。
- 「階層」タブで、選択したプレゼンテーション表のプレゼンテーション階層の追加、削除、編集または並替えを行います。
- 変更が完了したら、「OK」をクリックします。
プレゼンテーション列について
プレゼンテーション列は、Webクライアントで表示するための分析データを提供します。
プレゼンテーション列を作成するには、Oracle BI管理ツールのビジネス・モデルとマッピング(論理)レイヤーからプレゼンテーション・レイヤーに論理列をドラッグ・アンド・ドロップします。プレゼンテーション表に追加される新しい列に、既存の列と同じ名前または別名を使用することはできません。
ビジネス・モデルとマッピング・レイヤーにある1つの論理表の列を複数のプレゼンテーション表にドラッグ・アンド・ドロップできます。たとえば、ボリューム・メジャーを含むもの、シェア・メジャーを含むもの、1年前のメジャーを含むものなど、様々なメジャーのクラスを持つ複数のプレゼンテーション表を作成できます。
プレゼンテーション列の名前を編集するには、管理ツール ・オプションで「プレゼンテーション名の編集」を有効にする必要があります。管理ツールのオプションの設定およびプレゼンテーション・レイヤー・オブジェクトに対する権限の設定を参照してください。
「カスタム表示名」、「カスタム説明」および「変換キー」は、ローカライゼーション目的で使用できます。プレゼンテーション・レイヤー内で文字列を外部化し、「文字列の外部化」ユーティリティを実行すると、その結果にはセッション変数の情報および変換キーが含まれます。Oracle Analytics Serverの管理のOracle Analytics Serverのローカライズを参照してください。
「カスタム表示名」フィールドと「カスタム説明」フィールドを使用して、ADFデータ・ソースからUIヒント(ラベルとツールチップ)をアンサーに伝播して表示できます。ADFデータ・ソースからのラベルおよびツールチップの伝播を参照してください。
プレゼンテーション・オブジェクトの名前を変更すると自動的に別名が作成されるので、元の名前を使用した問合せも問題なく実行できます。
プレゼンテーション列名の変更
デフォルトでは、プレゼンテーション列の名前は、ビジネス・モデルとマッピング・レイヤーの論理列名と同じです。プレゼンテーション列名は変更できます。
- Oracle BI管理ツールを開きます。
- プレゼンテーション・レイヤーで、変更するプレゼンテーション列をダブルクリックします。
- 「プレゼンテーション列」ダイアログで、「論理列名の使用」フィールドのチェックを外します。
- 論理列名フィールドの横にある「編集」をクリックします。
- 「論理列」ダイアログの「名前」フィールドに、プレゼンテーション列で使用する新しい名前を入力します。
- 「論理列」ダイアログで、その他の変更を行い、「OK」をクリックします。
- 「プレゼンテーション列」ダイアログで、「カスタム表示名」をクリックしてから、「OK」をクリックします。
アンサーおよびBIコンポーザでのフォルダのネスト
「プレゼンテーション表」ダイアログの「子プレゼンテーション表」タブを使用して、子プレゼンテーション表を指定できます。
アンサーおよびBIコンポーザでネストされたフォルダを表示する子プレゼンテーション表を指定します。この方法を使用してネストの複数のレイヤーを追加できます。
この図は、指定の子プレゼンテーション表がアンサーでどのようにネストされて表示されるかを示しています。
フォルダはネストされているように見えます。実際にはドリルダウンでネストされておらず、オブジェクトの修飾名は同じままです。管理ツールのプレゼンテーション・レイヤーでは、ネストは表示されません。ネストはアンサーおよびBIコンポーザにのみ表示されます。この機能は、プレゼンテーション表でのみ機能し、他のプレゼンテーション・レイヤー・オブジェクトでは機能しません。
整合性チェックを実行すると、整合性チェック・マネージャにより、親子プレゼンテーション表の割当てにおける循環が検出されます。また、親プレゼンテーション表を持たない子プレゼンテーション表を含むプロジェクト定義を検出して報告します。
以前に、プレゼンテーション表名の先頭にハイフンを付けるか、プレゼンテーション表の説明の先頭に矢印を付けてネストを作成した場合は、プレゼンテーション・フォルダの変換・ユーティリティを実行して、メタデータを新しい構造に変換する必要があります。「プレゼンテーション・フォルダの変換」ユーティリティの使用を参照してください。