5.2 重要な用語と概念

エッジ・ノード、エッジ・データベース、セル・ノードおよびHadoopクラスタ統合の概要。

これらの用語は、問合せサーバーを理解するための鍵となります。

エッジ・ノードについて

Hadoopクラスタ内のエッジ・ノードは、Hadoopクラスタと外部ネットワーク間のインタフェースです。一般に、エッジ・ノードは、クライアント・アプリケーションおよびHadoopクラスタ管理ツール(Cloudera ManagerやApache Ambariなど)の実行に使用されます。エッジ・ノードは、NFSまたはHttpFSを介してHDFSアクセスを提供するか、またはRESTサーバーを実行することで、データ・ゲートウェイとして機能できます。

セル・ノードについて

BDSセルはDataNodeで実行され、問合せ処理の一部を、データが存在するHadoopクラスタDataNodeにプッシュ・ダウンできます。これにより、処理対象のデータ量がデータベースに送信されるように、負荷の分散と削減の両方が実現されます。これにより、Big Dataワークロードのパフォーマンスが大幅に向上する可能性があります。

Hadoopクラスタ統合

Oracle Big Data SQLには、Cloudera ManagerまたはApache Ambariで管理できる次の3つのサービス・ロールが含まれています。

  • Big Data SQL Server: Hadoopクラスタに対してSQL問合せを実行できます。アプリケーションは、JDBCまたはSQL*Netを使用してこのサーバーに接続します。
  • Big Data SQLエージェント: Big Data SQLのインストールを管理し、Copy to Hadoop機能によっても使用されます。
  • Big Data SQL Server: Big Data SQLセルとも呼ばれ、問合せ処理の一部を、データが存在するHadoopクラスタDataNodesにプッシュ・ダウンできます。