5.3 問合せサーバーと同期化するHiveデータベースの指定
問合せサーバーとメタストア内の目的のHiveデータベースを同期化するには、その前にHiveデータベースのリストを指定する必要があります。
- インストール時に、
bds-config.json
構成ファイルにsync_hive_db_list
パラメータを指定します。 - インストール後、Cloudera ManagerまたはApache Ambariで
sync_hive_db_list
構成パラメータを更新できます。
問合せサーバーをインストールすると、指定したHiveメタストア・データベース・リストに基づいてスキーマと外部表が自動的に作成されます。以後問合せサーバーを再起動するたびに、デルタ同期が実行されます。
5.3.1 bds-config.json構成ファイルでのHiveデータベースの指定
bds-config.json
構成ファイルを使用すると、インストール・プロセスの一部として問合せサーバーと同期化するHiveデータベースの初期リストを指定できます。
構成ファイルに、sync_hive_db_list
構成パラメータとHiveデータベースのリストを含めます。次の例では、sync_hive_db_list
構成パラメータに対して2つのHiveデータベース、htdb0
およびhtdb1
を指定しています。Hiveメタストアに他のデータベースが含まれていても、これら2つのデータベースのみが問合せサーバーと同期化されます。
"edgedb": {
"node": "<edgenode_host_name>
",
"enabled": "true",
"sync_hive_db_list": "htdb0,htdb1"
. . .
}
問合せサーバーとメタストア内のすべてのHiveデータベースを同期化するには、次に示すように、*ワイルドカード文字を使用します。
"edgedb": {
"node": "EdgeNode_Host_Name",
"enabled": "true"
"sync_hive_db_list": "*"
. . .
}
bds-config.json
構成ファイルにsync_hive_db_list
構成パラメータが含まれていない場合、Hiveデータベースと問合せサーバーの間で同期は行われません。その場合、Cloudera ManagerまたはApache Ambariのsync_hive_db_list
構成パラメータを使用して、Hiveデータベースを指定する必要があります。
ノート:
問合せサーバーは、内部データをOracle表に格納することを目的としたものではありません。問合せサーバーを再起動すると、初期状態にリセットされ、クリーンな状態になります。これにより、ストレージ管理やデータベース構成などの一般的なデータベース・メンテナンスが不要になります。問合せサーバーの目的は、Hadoop、オブジェクト・ストア、KafkaおよびNoSQLデータベース内のデータに対してSQLフロントエンドを提供することであり、汎用RDBMSを提供することではありません。