サポート

使用可能なディストリビューション

GraalVM Enterprise 21ディストリビューションは、Oracle JDK 8、11および17に基づいています。これには、すべてのOracle Javaクリティカル・パッチ・アップデート(CPU)が含まれ、これらは不具合および既知の脆弱性を修正するために定期的にリリースされます。

Java 8、11および17用のGraalVM Enterprise 21ディストリビューションは、x86 64ビット・システムのLinux、macOSおよびWindowsプラットフォームで使用できます。Oracle JDK 11および17に基づくARM 64ビット・システムには、Linux用のGraalVM Enterprise 21ディストリビューションもあります。

Oracle JDK 17をベースにしたGraalVM Enterpriseディストリビューションは試験段階であり、いくつかの既知の制限があります。プラットフォームに応じて、ディストリビューションは.tar.gzまたは.zipアーカイブとして提供されます。

動作保証プラットフォーム

GraalVM Enterprise 21で動作保証されているプラットフォームを次に示します:

オペレーティング・システム バージョン アーキテクチャ インストレーション・ガイド
Oracle Linux 7, 8, 9 x64、AArch64 インストレーション・ガイドfor Oracle Linux
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7, 8, 9 x64 インストレーション・ガイドfor Linux
macOS 11 (Big Sur)、12.4 (Monterey)、13.3 (Ventura) x64 インストレーション・ガイドfor macOS
Microsoft Windows Server 2016、2019、2022 x64 インストレーション・ガイドfor Windows

試験段階の機能

Oracle GraalVM Enterprise Editionの機能は、完全サポート、アーリー・アダプタおよび試験段階として配布されます。

試験段階の機能は、将来のGraalVM Enterpriseバージョンに対して検討中です。これらは本番環境で使用することを想定されておらず、オラクル社によってサポートされていません。開発チームは試験段階の機能に関するフィードバックを歓迎しますが、試験段階の機能は最終版には含められない可能性があること、および本番対応と判断される前に大幅な変更が加えられる可能性があることに注意してください。

詳細は、GraalVM Enterprise EditionのOracle Technology Networkライセンス契約を確認してください。

次の表に、GraalVM Enterprise Edition 21でサポートされている機能および試験段階の機能をプラットフォーム別に示します。

機能 Linux AMD64 Linux ARM64 macOS Windows
ネイティブ・イメージ アーリー・アダプタ アーリー・アダプタ アーリー・アダプタ アーリー・アダプタ
LLVMランタイム サポート対象 サポート対象 サポート対象 使用不可
LLVMツールチェーン サポート対象 サポート対象 サポート対象 使用不可
JavaScript サポート対象 サポート対象 サポート対象 サポート対象
Node.js サポート対象 サポート対象 サポート対象 サポート対象
Java on Truffle 試験段階 試験段階 試験段階 試験段階
Python 試験段階 使用不可 試験段階 使用不可
Ruby 試験段階 試験段階 試験段階 使用不可
R 試験段階 使用不可 試験段階 使用不可
WebAssembly 試験段階 試験段階 試験段階 試験段階

ライセンスおよびサポート

Oracle GraalVM Enterprise Editionは、GraalVM Enterprise EditionのOracle Technology Networkライセンス契約に基づいて、アプリケーションの開発、テスト、プロトタイプ作成およびデモに対してライセンス供与されます。

本番環境で使用する場合、GraalVM Enterpriseは、24時間365日のOracle Premier SupportおよびMy Oracle Support (MOS)へのアクセスを含むOracle Java SE Subscriptionの一部として使用できます。