A インストールおよび構成ログ・ファイルの概要
この付録では、Enterprise Manager Cloud Controlコンポーネントの前提条件チェック、インストールおよび構成の各フェーズで作成される各種ログ・ファイルの場所を一覧表示します。
この付録の具体的な内容は次のとおりです。
Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ログ
構成ログ
一般的な構成ログ
Oracle Management Service (OMS)構成ログは、OMSのOracleホームの次の場所に作成されます。
<ORACLE_HOME>/cfgtoollogs/omsca
表A-1に、各種のインストール・タイプに対応する構成ログを一覧表示します。
表A-1 一般的な構成ログ
| インストール・タイプ | 場所 |
|---|---|
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Enterprise Managerシステムの新規インストールまたはアップグレード |
ノート: |
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追加管理サービスの追加 |
ノート: |
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Oracle Management Agentのインストール |
ノート: |
リポジトリ構成ログ
SYSMANスキーマ操作ログ
SYSMANスキーマ操作ログは、OMSのOracleホームの次の場所にあります。このディレクトリには、RepManager実行のすべてのインスタンスにより実行されたすべてのアクションが記録される全体的なログ・ファイルemschema.logが格納されます。
$<ORACLE_HOME>/sysman/log/schemanager/
RepManagerが実行されるたびに、RepManagerの実行時刻に基づいて、このディレクトリ内に新しいサブディレクトリが作成されます。
たとえば、RepManagerが実行され、インスタンスが2019年9月29日の午後12:50に作成された場合は、次のサブディレクトリが作成されます。
$<ORACLE_HOME>/sysman/log/schemananager/m_092919_1250_PM/
RepManager (またはRepManagerに相当する要素)のインスタンスは、スキーマ・アクション(主に、CREATE、DROP、UPGRADE、TRANSXおよびRESUME_RETRY)を持つことができます。アクションごとにサブディレクトリが作成されます。
たとえば、2019年9月29日の午後12時51分にRepManagerインスタンスによってCREATEアクションが実行された場合、次のサブディレクトリが作成されます。このサブディレクトリの下に、RCU関連のログ・ファイルと、CREATEアクションに固有のメッセージが記録されたemschema.log.CREATEログ・ファイルが格納されます。
$<ORACLE_HOME>/sysman/log/schemananager/m_092919_1250_PM/m_092919_1251PM.CREATE/
一般に、$<ORACLE_HOME>/sysman/log/schemananager/m_<time-stamp>/m_<time-stamp>.<schema-action>の中には次のファイルが作成されます。
-
各コンポーネントのRCU (init、common、modify、drop、config、outofbox、preupgradeログ)
-
RCUログ
-
スキーマ・アクションに固有のRCUログ
-
TransXアクションに固有のログ(
emrep_config.log)
SQL実行でいずれかのスキーマ操作(CREATE/UPGRADE/PREUPGRADE/DROP)が失敗した場合、「再試行」をクリックして操作を再試行すると、m_<time-stamp>.RESUME_RETRYという名前の個別のサブディレクトリが作成されます。
各種のスキーマ・アクションに対応するリポジトリ操作ログの全体的なディレクトリ構造を次に示します。
$<ORACLE_HOME>/sysman/log/schemamanager
emschema.log
m_030219_0349_AM
m_030219_0325_AM.TRANSX
emrep_config.log
emschema.log.TRANSX
m_030219_0438_AM
m_030219_0438_AM.DROP (Same structure for Drop and Dropall actions)
rcu.log
emschema.log.DROP
em_repos_drop.log
m_030219_0450_AM
m_030219_0450_AM.CREATE
custom_comp_create_tbs.log
em_repos_common.log
em_repos_init.log
emrep_config.log.3
emrep_config.log.2
emrep_config.log.1
emrep_config.log
emschema.log
rcu.log
emschema.log.CREATE
em_repos_config.log
m_030219_1006_PM
m_030219_1006_PM.RESUME_RETRY
emrep_config.log.3
emrep_config.log.2
emrep_config.log.1
emrep_config.log
emschema.log
rcu.log
emschema.log.RESUME_RETRY
em_repos_modify.log
m_030219_1021_PM
m_030219_1021_PM.UPGRADE
em_repos_init.log
emrep_config.log.3
emrep_config.log.2
emrep_config.log.1
emrep_config.log
emschema.log
rcu.log
emschema.log.UPGRADE
em_repos_modify.log
m_030219_1100_PM
m_030219_1100_PM.PREUPGRADE
em_repos_preupgrade.log
emschema.log.PREUPGRADE
rcu.log
em_repos_init.log
emrep_config.log.3
emrep_config.log.2
emrep_config.log.1
emrep_config.log
em_repos_common.log
m_030219_1125_PM
m_030219_1125_PM.MY_ORACLE_SUPPORT
emschema.log.MY_ORACLE_SUPPORTm_030219_1135_PM m_030219_1135_PM.PLUGINPURGE emschema.log.PLUGINPURGE
em_repos_pluginpurge.logrcu.logEMPrereqKitログ
EMPrereqKitの場合、ログは<oraInventoryLoc>/logs/にあります。
前提条件コンポーネントの場所ごとの前提条件の実行詳細は、次の場所にあります。
<oraInventoryLoc>/logs/emdbprereqs/LATEST/componentLog/<log_filename>
たとえば、
<oraInventoryLoc>/logs/emdbprereqs/LATEST/componentLog/repository.log
EMPrereqkitの実行詳細は、次の場所にあります。
<oraInventoryLoc>/logs/emdbprereqs/LATEST/emprereqkit.log
エラーは次の場所にあります。
<oraInventoryLoc>/logs/emdbprereqs/LATEST/emprereqkit.err
MDSスキーマ操作ログ
MDSスキーマ作成操作では、OMSのOracleホーム内に次のログが作成されます。
$<ORACLE_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/emmdscreate_<timestamp>.log
詳細は、OMSのOracleホームから次のログを参照してください。
$<ORACLE_HOME>/sysman/log/schemamanager/m_<timestamp>/m_<timestamp>.CREATE/mds.log
$<ORACLE_HOME>/sysman/log/schemamanager/m_<timestamp>/m_<timestamp>.CREATE/rcu.log
MDSスキーマ削除操作では、MDSスキーマ削除コマンドの起動中に-logDir引数を使用して指定した場所に次のログが作成されます。
$<user_specified_location>/mds.log
$<user_specified_location>/emmdsdrop_<timestamp>.log
ただし、MDSスキーマ削除コマンドの起動中にカスタムの場所を指定しなかった場合、ログはOMSのOracleホーム内に作成されます。たとえば、/scratch/OracleHomes/oms13c/mds.logおよび/scratch/OracleHomes/oms13c/emmdsdrop_<timestamp>.logとなります。
ホストの追加ログ・ファイル
初期化ログ
表A-2に、リモート・ホストとその場所の初期化ログを一覧表示します。この表に示されている<OMS_INSTANCE_HOME>とは、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリのことです(デフォルトではgc_inst/em/EMGC_OMS1、ミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下にあります)。
表A-2 初期化ログ
| ログ・ファイル | 場所 |
|---|---|
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アプリケーション前提条件ログ
表A-3に、アプリケーションの前提条件ログとその場所を一覧表示します。この表に示されている<OMS_INSTANCE_HOME>とは、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリのことです(デフォルトではgc_inst/em/EMGC_OMS1、ミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下にあります)。また、この表に示されている<install_type>は表A-4に示すインストール・タイプの1つです。
表A-3 前提条件ログ
| ログ・ファイル | 場所 |
|---|---|
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表A-4 インストール・タイプ
| インストール・タイプ | 説明 | ターゲット・オペレーティング・システム・タイプ |
|---|---|---|
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新規エージェント・インストール |
UNIX |
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エージェントのクローニング |
UNIX |
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共有エージェントのインストール |
UNIX |
システム前提条件ログ
表A-5に、システム前提条件ログとその場所を一覧表示します。この表に示されている<OMS_INSTANCE_HOME>とは、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリのことです(デフォルトではgc_inst/em/EMGC_OMS1、ミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下にあります)。
表A-5 システム前提条件ログ
| ログ・ファイル | 場所 |
|---|---|
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エージェントのインストール・ログ
表A-6に、エージェントのインストール・ログとその場所を一覧表示します。この表に示されている<OMS_INSTANCE_HOME>とは、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリのことです(デフォルトではgc_inst/em/EMGC_OMS1、ミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下にあります)。
表A-6 エージェントのインストール・ログ
| ログ・ファイル | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
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新規およびクローニングされたエージェントのインストール・ログ |
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共有エージェントのインストール・ログ |
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エージェントの構成ログ |
ホストの追加のその他のログ
表A-7に、ホストの追加・ウィザードを使用してエージェントをインストールする間に作成されるその他すべてのインストール・ログを一覧表示します。この表に示されている<OMS_INSTANCE_HOME>とは、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリのことです(デフォルトではgc_inst/em/EMGC_OMS1、ミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下にあります)。
表A-7 ホストの追加のその他のログ
| ログ | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
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エージェント・デプロイ・アプリケーションのログ |
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リモート・インタフェース・レイヤーのログ |
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ホストの追加デプロイメント・フレームワークのログ |
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ホストの追加ユーザー・インタフェースのログ |
手動の管理エージェント・インストール・ログ
表A-8は、管理エージェントが手動でインストールされた(サイレント・モード)ときに作成されたインストール・ログの一覧です。この表に記載の <ORACLE_HOME>は、ターゲットの管理エージェントのOracleホーム、<AGENT_BASE_DIR>/13.3.0.0.0/を示しています。
表A-8 手動の管理エージェント・インストール・ログ
| ログ | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
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インストール・ログ |
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インストール前提条件ログ |
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構成ログ |
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ホーム・ログの添付 |
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ホーム・ログの更新 |
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アクション・ログのクローニング |
エージェント・ゴールド・イメージのログ・ファイル
表A-9に、ゴールド・イメージ作成プロセスが失敗した際に詳しく調べる必要があるログ・ファイルを一覧表示します。
表A-9 エージェント・ゴールド・イメージの作成失敗ログ
| ログ | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
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出力ログ。 |
Enterprise Manger Cloud Controlホームページで、「設定」をクリックし、「Cloud Controlの管理」を選択してエージェント・ゴールド・イメージをクリックします。 エージェント・ゴールド・イメージ・ページで「すべてのアクティビティの表示」リンクをクリックしてすべてのジョブを表示します。ジョブ名をクリックして、ジョブの結果と出力ログを確認します。 |
実行されたエージェント・ゴールド・イメージ・ジョブの出力ログ。 |
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OMS側のログ。 |
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エージェント側のログ。 |
表A-10に、エージェントの更新が失敗した際に詳しく調べる必要があるログ・ファイルを一覧表示します。
表A-10 エージェントの更新失敗ログ
| ログ | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
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ノート: 場所 |
エージェントのデプロイ・ログ。 |
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すべてのログ・ファイル。 |
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追加情報ログ。 |
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すべてのログ・ファイル。 |
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OMS側の例外ログ。 |
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すべてのログ・ファイル。 |
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サーバー側のログ。 |
追加のOMSインストール・ログ
表A-11は、OMSの追加が失敗した際に表示されるインストール・ログの一覧です。
ノート:
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ORACLE_HOMEは、新規追加OMSのホームです。ただし、管理ログの場合、ORACLE_HOMEはプライマリOMSのホームです。 -
INSTANCE_HOMEとは、OMSインスタンス・ディレクトリのことです(デフォルトでミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下にあるgc_inst)。
表A-11 追加のOMSインストール・ログ
| ログ | 場所 |
|---|---|
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omsca障害 |
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プラグイン障害 |
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管理対象サーバー・ログ
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管理ログ |
(メモリー不足エラーまたは領域の問題が発生した場合、プライマリOMSにログオンします) |
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デプロイメント・プロシージャ出力 |
デプロイメント・プロシージャのスクリーンショット |
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クローン・ログ |
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