32 スタンバイOracle Management Serviceの削除
この章では、レベル4の高可用性(HA)構成からスタンバイOracle Management Service (OMS)を削除する方法について説明します。次のOMSの削除シナリオについて説明します。
追加のスタンバイOMSインスタンスの削除
追加のスタンバイOMSインスタンスを削除するには、次のステップを実行します。
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OMSホームから次のコマンドを実行して追加のスタンバイOMSインスタンスを構成解除して削除します。
$<OMS_HOME>/bin/omsca delete -OMSNAME <oms_name>
プロンプトが表示された場合は、リポジトリのログイン資格証明を入力します。
ノート:
追加の各スタンバイOMSインスタンスでこのコマンドを実行します。
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Enterprise Managerコンソールから、WebLogicドメインをリフレッシュします。
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「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択します。
図32-1 「ミドルウェア」メニュー
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リフレッシュするWebLogicドメインをクリックします。ドメインのホームページが表示されます。
図32-2 ドメインのホームページ
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「ファーム」または「WebLogicドメイン」メニューから「WebLogicドメインのリフレッシュ」を選択します。
図32-3 「WebLogicドメインのリフレッシュ」
図32-4 「WebLogicドメインのリフレッシュ」
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「WebLogicドメインのリフレッシュ」ページの「ターゲットの追加/更新」をクリックします。管理エージェントは、管理サーバーに接続することでリフレッシュします。リフレッシュを行うには、管理サーバーを起動する必要があります。
「確認」ページで「閉じる」をクリックします。ドメイン内の新規および変更されたターゲットが検索されます。
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OMSに関連付けられているOMSターゲットを削除します。
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「ターゲット・ナビゲーション」領域で、以前に構成解除した追加のスタンバイOMSに関連付けられているターゲットをクリックします。
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「WebLogic」メニューから、「ターゲット設定」、「ターゲットの削除」の順に選択します。Enterprise Managerに、続行するかどうかを尋ねる警告ダイアログが表示されます。「はい」をクリックします。
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残りの追加のスタンバイOMSすべてに対してこの削除手順を繰り返します。
最初のスタンバイOMSの削除
最初のスタンバイOMSを削除するには、次のステップを実行します。
ノート:
環境内に残っている追加のスタンバイOMSが存在する場合は、最初のスタンバイOMSを削除しないでください。追加のスタンバイOMSを削除する手順は、「追加のスタンバイOMSインスタンスの削除」を参照してください。
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OMSホームから次のコマンドを実行して最初のスタンバイOMSインスタンスを構成解除して削除します。
$<OMS_HOME>/bin/omsca delete -full
ノート:
プロンプトが表示されたら、操作を確認し、AdminServer資格証明およびリポジトリ・データベースの詳細(データベース・ホスト名、リスナー・ポート、SIDおよびパスワードなど)を指定します。必要な詳細を指定すると、コマンドによりOMS、Oracle WebLogic ServerおよびOracle WebTierが自動的に停止されます。
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OMSに関連付けられているOMSターゲットを削除します。
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「ターゲット・ナビゲーション」領域で、以前に構成解除した最初のスタンバイOMSに関連付けられているターゲットをクリックします。
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「WebLogic」メニューから、「ターゲット設定」、「ターゲットの削除」の順に選択します。Enterprise Managerに、続行するかどうかを尋ねる警告ダイアログが表示されます。「はい」をクリックします。
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