create_swlib_directive_entity

ソフトウェア・ライブラリにディレクティブ・タイプのエンティティを作成します。作成に成功すると、エンティティ・リビジョンがソフトウェア・ライブラリのホームページの指定したフォルダに表示されます。

書式

emcli create_swlib_directive_entity
      -name="entity_name"
      -folder_id="folder_id"
      -arg="[<arg prefix>;]<arg prop name>[;<arg suffix>]"
      [-shell_type]="<shell type>"
      [-run_privileged]
      [-file="<abs/relative file path>[;<new file name>]"
      [-upload_storage="<storage location name>;<storage type>"] | [-refer_       storage="<storage location name>;<storage type>"]
      [-credential_set_name="setname"] | [-credential_name="name" -credential_owner="owner"]
      [-desc="entity_desc"]
      [-attr="<attr name>:<attr value>"]
      [-note="note text"]
      [-show_entity_rev_guid]
      [-show_cmd_line_and_exit]

[ ] indicates that the parameter is optional.

パラメータ

  • name

    エンティティの名前。

  • folder_id

    エンティティが作成されるフォルダのID。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

  • arg

    オプションの接頭辞または接尾辞(あるいはその両方)付きで指定したコマンドライン引数のプロパティ名。複数の引数を指定するには、オプションを繰り返します。

  • shell_type

    シェル・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • SUB_Exec - スクリプト内に指定

    • SUB_PSUB_Bash - Basherl - Perl

    • デフォルトはSUB_Perlです。

  • run_privileged

    これは、ディレクティブを権限付きの資格証明で実行する必要があるかどうかを指定するオプションです。デフォルトでは、標準資格証明で実行されます。

  • file

    -upload_storageが指定されている場合、これはアップロードされるファイルの絶対パスです。-refer_storageが指定されている場合、これは指定した記憶域の場所から参照されるファイルの相対パスです。ファイルのアップロード後にソフトウェア・ライブラリに格納されているファイル名は、デフォルトで、アップロードまたは参照されるファイルの名前になります。オプションで「;」で区切って別のファイル名を指定できます。コマンドラインに指定した最初のファイルは、メイン・ファイルとしてデフォルト設定され、ディレクティブの実行時に実行されます。

  • host

    ファイルが使用可能なホストのターゲット名。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • credential_set_name

    管理リポジトリに格納されているホスト・ターゲット用の優先資格証明のセット名。これは、次のいずれかです。

    • HostCredsNormal - デフォルトの権限のない資格証明セット

    • HostCredsPriv - 権限付きの資格証明セット

  • credential_name

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明。このオプションは、-credential_ownerオプションとともに指定する必要があります。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • credential_owner

    管理リポジトリに格納されている名前付き資格証明の所有者。このオプションは、-credential_nameオプションとともに指定する必要があります。これは、-upload_storageオプションと組み合せて使用する必要があります。

  • upload_storage

    「;」で区切られた、アップロード先の記憶域の場所とタイプ。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。デフォルトで、ソフトウェア・ライブラリ用に構成された最初のアップロード場所の記憶域のタイプと場所に設定されます。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • OmsShared (OMS共有ファイル・システム)

    • OmsAgent (OMSエージェント・ファイル・システム)

  • refer_storage

    「;」で区切られた、ファイルを参照するための記憶域の場所とタイプ。指定した場所のステータスはアクティブである必要があります。ストレージ・タイプは次のいずれかにすることができます。

    • http

    • NFS

    • ExtAgent

    指定した場合、このオプションは-upload_storageオプションより優先されます。

  • desc

    エンティティの説明。新しい説明はすべての既存のリビジョンで表示できます。

  • attr

    属性とその値は「:」で区切ります。複数の属性を指定するには、オプションを繰り返します。

  • note

    エンティティについてのノート。複数のノートを指定するには、オプションを繰り返します。

  • show_entity_rev_guid

    新しいエンティティ・リビジョンの内部GUIDの出力を有効にするかどうかを指定するオプション。

  • show_cmd_line_and_exit

    コマンドラインを出力し、新しいエンティティ・リビジョンを作成せずに終了することを可能にするかどうかを指定するオプション。

例1

次の例では、指定したフォルダにmyInstallという名前のディレクティブ・エンティティを作成します。ディレクティブには-home接頭辞付きの1つの引数があり、引数の値は'oh_home'プロパティのものです。これには2つのスクリプト・ファイルが関連付けられており、最初のものがメイン・ファイルとしてデフォルト設定されます。メイン・ファイルは、ディレクティブの実行時に実行されます。また、mymodule.pmファイルの内容は、'common.pm'という名前で保存されます。これらのファイルには、emcliプロセスの所有者がローカルでアクセスできます。フォルダIDの値は、ソフトウェア・ライブラリ・ホームページにあります。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

emcli create_swlib_directive_entity
      -name="myInstall"
      -folder_        id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C" 
-arg="-home :oh_home"
     -shell_type=SUB_Perl
     -file=/u01/scripts/myscript.pl
     -file=/u01/scripts/mymodule.pm;common.pm

例2

次の例では、指定したフォルダにmyInstallという名前のディレクティブ・エンティティを作成します。ディレクティブには-home接頭辞付きの1つの引数があり、引数の値は'oh_home'プロパティのものです。これには2つのスクリプト・ファイルが関連付けられており、最初のものがメイン・ファイルとしてデフォルト設定されます。メイン・ファイルは、ディレクティブの実行時に実行されます。また、mymodule.pmファイルの内容は、'common.pm'という名前で保存されます。これらのファイルは、EXAMPLE_USERが所有するMyCredsとして特定される資格証明を使用して、ホストfs1.us.example.comから取得されます。フォルダIDの値は、ソフトウェア・ライブラリ・ホームページにあります。ソフトウェア・ライブラリ・ホームページには、フォルダとエンティティのIDがカスタム列(内部ID)として表示されます。ただし、これはデフォルトでは非表示です。

emcli create_swlib_directive_entity
     -name="myInstall"
     -folder_id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C"id="oracle:defaultService:em:provisioning:1:cat:B13B3B7B086458CFE040E80A19AA560C" 
     -arg="-home :oh_home"
     -shell_type=SUB_Perl
     -file=/u01/scripts/myscript.pl
     -file=/u01/scripts/mymodule.pm;common.pm
     -host="fs1.us.example.com"  
     -credential_name="MyCreds"  
     -credential_owner="EXAMPLE_USER