-input_fileの構文ガイドライン
入力ファイルでは、動詞またはジョブに固有の一連の引数をファイル形式で提供できるため、再利用と制御が可能です。
-input_fileの構文
このオプションは、引数をファイルで指定できるようにします。たとえば:
emcli xyzverb -input_file="arg1:file1.txt" -input_file="arg2:file2.txt"
この文字列は次のように変換されます。
emcli xyzverb -arg1=<contents of file1.txt> -arg2=<contents of file2.txt>
emcli xyzverb -input_file="name:/tmp/b1.txt" -input_file="type:/tmp/b2.txt" -input_file="bcnName:/tmp/b3.txt"
この例では、SSOサーバーなどの外部ユーザー・ストアにすでに作成されているUser1をEnterprise Managerユーザーにします。priv_fileの内容はview_target;host1.example.com:hostです。User1にはhost1.example.com:hostターゲットの表示権限があります。
emcli create_user -name="User1" -type="EXTERNAL_USER" -input_file="privilege:/home/user1/priv_file"
ジョブ用の-input_file
多くのジョブのVerbでは、プロパティ・ファイルに必要なすべてのプロパティを指定できます。コマンドラインにもいくつかのプロパティを指定できます。コマンドラインに設定したプロパティは、ファイルに設定されている値を上書きします。
プロパティ・ファイルは、name=valueのペアで構成されています。たとえば、myFile.txtに次を入力するとします。
name=MY JOB 1 type=OSCommand description=this is a test job target_list=target1:host variable.default_shell_command=ls -l schedule.frequency=IMMEDIATE
その後、次を実行します。
emcli create_job -input_file=property_file:myFile.txt
これにより、優先資格証明を使用したMY JOB 1というOSコマンド・ジョブが作成されます。
プロパティの使用方法
Create Verbについては、ファイルに設定されているすべてのプロパティが使用されます。suspendやresumeなどの複数のジョブに作用するVerbについては、searchプロパティのみが使用されます(名前、タイプ、ターゲット、スケジュールされた開始時間および終了時間)。
プロパティ・ファイルの作成
プロパティ・ファイルを作成する場合、まず作成するジョブに類似したものを記述するか、またはジョブ・タイプを記述します(あるいはその両方を行います)。これにより、指定したジョブ・タイプで必要なプロパティがリストされます。
ジョブの変数の決定
ジョブの多くのプロパティは類似しています。たとえば:
name、type、description、kind、targetType、cred、schedule notification
ジョブ・タイプに必要な変数は、ジョブによって異なります。必要な変数を知るには、ジョブ・タイプを記述します。
たとえば、次のコマンドでは、ジョブMYJOB1に基づきプロパティ・ファイル・テンプレートが作成されます。これでは、このジョブで設定されるプロパティがリストされます。
emcli describe_job [-verbose] -name=MyJob1 > myPropFile.txt
この例では、OSコマンド・ジョブのプロパティ・ファイル・テンプレートを作成します。これは、必須およびオプションのすべての変数を含むこのジョブ・タイプで許可されるプロパティをリストします。非推奨とマークされる変数は使用しないようにする必要があります。
emcli describe_job_type [-verbose] -type=OSCommand > myPropFile.txt