34 フリート・メンテナンスを使用したPDBのアップグレード
この章では、フリート・メンテナンス機能を使用したPDBのアップグレードについて説明します。内容は次のとおりです。
概要
フリート・メンテナンスは、Enterprise Manager DBaaSクラウドにプロビジョニングされたPDBをアップグレードするためのソリューションを提供します。このソリューションは、ターゲットPDBを上位バージョンのコンテナ・データベースに再配置することで、PDBのアウトオブプレース・アップグレードを実装し、コンテナ内で実行中の他の既存のPDBは影響を受けません。
前提条件
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アップグレードの一部としてターゲットPDBが再配置される上位バージョンのCDBを含む後続プラガブル・データベース・プールを作成します。たとえば、PDBのバージョン12.1.0.2を19.1.0.1にアップグレードする場合は、DBバージョン19.1.0.1のCDBによって後継のPDBプールを作成します。
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後続プール内にプロビジョニングするように構成された後続のサービス・テンプレートを作成します。
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ターゲットPDBおよび後続プール内のCDBをホストしているソースCDB上のOracle Application Expressのバージョンは同じである必要があります。
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PDBプールには、特権資格証明を構成する必要があります。
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リクエスト設定の内容を検出されたインスタンスに更新します。
アップグレードの事前構成
この項では、アップグレードの事前構成の詳細について説明します。
次のコマンドを実行して後続プールを構成します。
$ emcli db_cloud_maintenance -performOperation -purpose="ATTACH_POOL" -pool_name="<Pluggable Database Pool name hosting the target PDB>" -pool_type="pdbaas_pool" -name="Attach successor pool" -description="Attach pool" -destPool="<EM Target name of the successor Pluggable Database Pool >" -destPoolType="pdbaas_pool"次のコマンドを実行して、後続のサービス・テンプレートを構成します。
$ emcli db_cloud_maintenance -performOperation -purpose="ATTACH_ST" -stName="<Name of the service template associated with PDB target to be upgraded>" -name="Attach successor ST" -description="Attach ST" -destST="<Name of the successor service template"PDBのアップグレード
この項では、EMCLIコマンドを使用してPDBをアップグレードする方法について説明します。
$ emcli db_cloud_maintenance -performOperation -purpose="UPGRADE_PDB" -pool_name="<Pluggable Database Pool name hosting the target PDB>" -pool_type="pdbaas_pool" -name="Upgrade PDB to new CDB" -target_type=oracle_pdb -description="Relocates the PDB" -target_list="<EM Target name of the PDB to be upgraded>" -input_file="data:<absolute path to input file> " –destCDB=<EM Target name of the destination CDB>オプション・パラメータ:
destCDB=<EM Target name of the target CDB to which PDB target is relocated as part of upgrade process.>入力ファイルのパラメータ:
WORKLOADS=<Workload size name from the successor service template to be associated with upgraded PDB>
USE_SAME_STORAGE_LOCATION=Y #Optional parameter to be used only with –destCDB, when PDB is to be upgraded without moving the datafiles.