4 Oracle Enterprise Manager App for Grafanaの有効化
アプリのインストールが完了したら、GrafanaがEnterprise Managerサイトと連動できるようにする必要があります。
- GrafanaサイトでEnterprise Manager Appを有効にします。
- Grafanaホーム・ページから、「構成」、「プラグイン」の順に選択します。 使用可能なGrafanaプラグインのリストが表示されます。
- リストからOracle Enterprise Manager Appを選択します。 Enterprise Manager Appの「有効化」および「無効化」オプションが表示されます。
- 「有効化」をクリックします。
- Enterprise ManagerサイトでGrafana Serviceを有効化します。
emctl set property -name oracle.sysman.db.restfulapi.grafana.enable -value true -sysman_pwd <your sysman pwd> emctl set property -name oracle.sysman.db.restfulapi.grafana.executesql.repository.query.enable -value true -sysman_pwd <your sysman pwd> emctl set property -name oracle.sysman.db.restfulapi.grafana.executesql.target.query.enable -value true -sysman_pwd <your sysman pwd>
- ベスト・プラクティスとして、Enterprise Managerのパフォーマンスを最適化するには、Grafanaがダッシュボードのデータをフェッチするときに、Enterprise Managerサブシステムにかかるリソース要求を最小化します。
Grafanaは、REST APIコールによってEnterprise Manager OMSと直接通信して、ダッシュボードを描画するためのデータを取得します。 主要なEnterprise Managerサブシステムのパフォーマンスを保護するために、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性のあるAPIエンドポイントの過剰使用を制限するように設計されています。 この保護に加えて、Enterprise Managerリポジトリには、主要なEnterprise Managerサブシステムの運用パフォーマンスが長時間実行される問合せやリソースを消費する問合せによって損なわれないようにする別の保護も追加されています。
Enterprise Managerには、ダッシュボード・リソースの使用状況を管理する方法が2つあります。
- リポジトリ・セッション(SQL)のスロットル調整: データベース・リソース・マネージャを使用すると、DBまたはPDBレベルでリソースの使用量を制限できます。
- アプリケーションAPIのスロットル調整: OMSのプロパティを設定して、OMSによって実行される同時APIリクエストの数を制限します。
ノート:
アプリケーションAPIのスロットル調整は、Grafanaダッシュボードの作成にのみ適用されます。
- Grafanaのユーザー名とパスワードを使用して、Grafanaサイトにログインします。ログインには、URL:
http://<host>:3000 (username/password : admin/admin)
を使用します。
Grafana 8以上の構成
Grafana 8以上のインストール時には、追加の構成ステップが必要です。 oracle-emcc-appとoracle-emcc-datasourceの両方をGrafana構成ファイルのallow_loading_unsigned_pluginsリストに追加する必要があります。
conf/defaults.ini
ファイルで次を設定します:
allow_loading_unsigned_plugins = oracle-emcc-app,oracle-emcc-datasource
代替メソッド
defaults.ini
ファイルを編集しない場合は、この環境変数を設定するためのEXPORT、SETENVまたはその他のコマンドライン・メソッドを使用して、GF_PLUGINS_ALLOW_LOADING_UNSIGNED_PLUGINS
をoracle-emcc-app,oracle-emcc-datasource
に設定できます。