11 Java EEアプリケーションのデプロイ/再デプロイ/アンデプロイ

この章では、Oracle Enterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)を使用してJava EEアプリケーションをデプロイ、アンデプロイおよび再デプロイする方法について説明します。

この章の具体的な内容は次のとおりです。

「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」デプロイメント・プロシージャの概要

この項では、Java EEアプリケーションのデプロイ、再デプロイおよびアンデプロイに関連するステップの概要を示します。「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」デプロイメント・プロシージャを使用すると、次の操作を実行できます。

  • デプロイ

  • アンデプロイ

  • 再デプロイ

この項は、Java EEアプリケーションのプロビジョニングを成功させるために必要な一連の処理を理解するためのドキュメント・マップと考えてください。各ステップの参照リンクをクリックすると、詳細情報が説明されている関連セクションが表示されます。

表11-1 Java EEアプリケーションのデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイの概要

ステップ 説明 参照リンク

ステップ1

デプロイメント・プロシージャの理解

Cloud Controlで提供されている、Java EEアプリケーションをデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイするためのデプロイメント・プロシージャについて理解します。デプロイメント・プロシージャの機能や、その対象となるユースケースなどを把握します。

このデプロイメント・プロシージャについて学習するには、「Java EEアプリケーションのデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイ」を参照してください。

ステップ2

ユースケースの選択

この章では、Java EEアプリケーションのデプロイ、アンデプロイおよび再デプロイに関連するユースケースを示します。ご自身の要件に最適なユースケースを選択してください。

ステップ3

前提条件の確認

デプロイメント・プロシージャを実行する前に、ソフトウェア・ライブラリの構成や「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」デプロイメント・プロシージャの一部としてプロビジョニングするコンポーネントの作成など、前提条件を満たしていることを確認する必要があります。

Java EEアプリケーションをデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイするための前提条件について学習するには、Java EEアプリケーションをデプロイ/アンデプロイするための前提条件を参照してください。

ステップ4

デプロイメント・プロシージャの実行

デプロイメント・プロシージャを実行して、1つ以上のJava EEアプリケーションをデプロイ、再デプロイまたはアンデプロイします。

「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」デプロイメント・プロシージャを実行するには、「「Java EEアプリケーション」デプロイメント・プロシージャ」で説明されているステップを実行します。

Java EEアプリケーションのデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイ

このデプロイメント・プロシージャでは、Java EE仕様に基づいて.ear、.war、.jar.rarまたは.garファイルとしてパッケージ化されたJava EEアプリケーションのデプロイメントをサポートしています。管理者は、WebLogic Server管理コンソールやOracle Enterprise Manager Fusion Middleware管理コンソールにドリルダウンしなくても、Cloud Controlを使用して1つ以上のJava EEアプリケーションをデプロイ、再デプロイおよびアンデプロイできます。Java EEアプリケーションは、Cloud Controlソフトウェア・ライブラリに追加する前に事前構成する必要があります。事前構成されたJava EEアプリケーションは、Cloud Controlの1つ以上のWebLogicドメインにデプロイできます。

Java EEアプリケーション・デプロイメント・プロシージャでは、GUIを多用した対話形式の画面により、1つ以上のWebLogicドメインから事前構成済のJava EEアプリケーションのデプロイ/再デプロイ、またはアンデプロイが可能です。

Enterprise Manager Cloud Control 13c リリース2プラグイン・アップデート1では、リソース・グループ・テンプレート、グローバル・リソース・グループまたはパーティション・リソース・グループのデプロイ/再デプロイ/アンデプロイがサポートされています。

「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」デプロイメント・プロシージャのサポート対象リリース

このデプロイメント・プロシージャは、WebLogicバージョン10.3.1、10.3.1以上(12.1.1、12.1.2、12.1.3、12.2.1、12.2.1.xおよび12.1.xを含む)間でのJava EEアプリケーションのデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイに使用できます。

WebLogicバージョン8.xおよび9.xはサポートされていません。

Java EEアプリケーションをデプロイ/アンデプロイするための前提条件

「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」デプロイメント・プロシージャを実行する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  • 「ソフトウェア・ライブラリ」が構成されていることを確認します。詳細は、「Oracleソフトウェア・ライブラリの設定」を参照してください。

  • Java EEアプリケーションのコンポーネントは、ソフトウェア・ライブラリ内に作成しておく必要があります。詳細は、Java EEアプリケーション・コンポーネントの作成を参照してください。

  • 管理エージェントは、Java EEアプリケーションをデプロイ、アンデプロイまたは再デプロイしているWebLogicドメインの管理サーバー・ホスト・マシンにインストールする必要があります。デプロイメント・コマンドは、管理サーバー・ホスト・マシンから実行されます。

  • ターゲット実行スクリプトがデプロイメント・プロシージャの一部として実行されている場合、管理エージェントは、ターゲット実行スクリプトが実行されている管理対象サーバーのホスト・マシンにインストールする必要があります。

  • ターゲット実行スクリプトは、必要な環境の設定や、プロパティ・ファイルなどの追加ファイル内のトークンの交換に使用できます。このスクリプトは選択したターゲットで実行されます。

Java EEアプリケーション・コンポーネントの作成

アーカイブ、デプロイ・プラン、デプロイ前スクリプト、デプロイ後スクリプト、ターゲット実行スクリプト、およびJava EEアプリケーションのデプロイに必要なその他のファイルを含む、Java EEアプリケーション・コンポーネントを作成できます。

ノート:

ソフトウェア・ライブラリが構成されているホストにJava EEアプリケーション・コンポーネントを作成する場合、このホスト名および管理エージェント・ホスト名が一致していることを確認する必要があり、一致していない場合は、コンポーネントの作成中に次のエラーが表示されます。

An error was encountered during saving entity samples.gar.
Please see the log for details.
oracle.sysman.emSDK.app.exception.EMSystemException

Java EEアプリケーション・コンポーネントを作成するには、次のステップに従います。

  1. 「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「ソフトウェア・ライブラリ」を選択します。
  2. フォルダを作成するか、ソフトウェア・ライブラリからフォルダを選択し、「エンティティの作成」「コンポーネント」を選択します。
  3. エンティティの作成: コンポーネント・ダイアログ ボックスから「Java EEアプリケーション」を選択し、「続行」をクリックします。
  4. Java EEアプリケーションの作成: 説明ページで、「名前」と「説明」を入力し、「次へ」をクリックします。
  5. Java EEアプリケーションの作成: ファイルの選択ページで、Java EEアプリケーションと関連付ける1つまたは複数のファイルを選択します。ソフトウェア・ライブラリ記憶域の場所から、ファイルをアップロードできます。ソフトウェア・ライブラリを使用可能にするには、少なくとも1つのアップロード・ファイルの場所が構成されている必要があります。「宛先の指定」セクションで、「アップロード場所」フィールドの「参照」ボタンをクリックします。次のいずれかを選択します。
    • OMS共有ファイル・システム: OMS共有ファイル・システムの場所は、すべてのOracle Management Server(OMS)ホスト間で共有(またはマウント)されている必要があります。このオプションはUNIXシステムに最適です。

      OMS環境が1つのみの場合、OMSが実行されているホスト上にも共有場所にもソフトウェア・ライブラリを構成することにより、すべてのOMS環境からソフトウェア・ライブラリにアクセスできるように構成できます。OMS環境が複数ある場合、ソフトウェア・ライブラリを共有場所に構成することにより、NFSマウント・ポイントを通じて環境内のすべてのOracle Management Serverから記憶域にアクセスできるようにすることをお薦めします。

    • OMSエージェント・ファイル・システム: OMSエージェント・ファイル・システムの場所は、OMSホストのエージェントの1つからアクセスできる場所です。このオプションは、WindowsホストにインストールされたOMSに最適です。ファイルのアップロード用としてこのオプションを選択することにより、参加しているすべてのOMSホスト間で場所を共有しなくてすむようになります。

      OMS共有ファイル・システムまたはOMSエージェント・ファイル・システムを使用する前に資格証明を設定する必要があります。OMS共有ファイル・システムの場合、記憶域の場所を構成する前に通常ホスト資格証明を設定する必要があります。しかし、OMSエージェント・ファイル・システムの場所の構成の場合は、資格証明(優先または名前付き)を指定する必要があります。

  6. 「ソースの指定」セクションで、標準のJava EEアーカイブ・ファイル(.ear、.war、.jar、.rar.garなど)や、その他のオプション・ファイル(デプロイ前スクリプト、デプロイ後スクリプト、ターゲット実行スクリプト、実行計画、追加ファイルなど)を追加できます。各ファイルを個別に(個々のファイル)アップロードすることも、JavaEEAppComp.manifestファイルを含むzip形式のファイル(Zipファイル)をアップロードすることもできます。ファイルは次の場所からアップロードできます。
    • ローカル・ファイルシステム: 「参照」をクリックして、ローカル・システムからファイルをアップロードします。

    • エージェント・ファイルシステム: 管理エージェントによりモニターされているリモート・ファイルシステムからファイルをアップロードできます。「参照」をクリックし、リストからホスト・マシンを選択して「選択」をクリックします。「追加」をクリックします。「リモート・ファイル・ブラウザ」ウィンドウが表示されます。「次のユーザーでログイン」ボタンをクリックして、ホスト・マシンの資格証明を入力します。ファイルが存在する場所を指定し、1つまたは複数のアーカイブ関連ファイルを選択して、「追加」をクリックします。選択したファイルは、「現在の選択」セクションにリストされます。OKをクリックして、「エンティティの作成: ファイルの選択」ページに戻ります。

  7. ファイルは表にリストされます。「タイプ」フィールドのオプションを選択して、ファイルのタイプを指定します。「次へ」をクリックします。
  8. これまでに入力した情報を確認および検証します。ファイルをアップロードし、Java EEアプリケーション・コンポーネントを作成するには、「保存とアップロード」をクリックします。

「Java EEアプリケーション」デプロイメント・プロシージャ

この項では、「Java EEアプリケーション」デプロイメント・プロシージャについて説明します。内容は次のとおりです。

  • Java EEアプリケーションのデプロイ

  • Java EEアプリケーションのアンデプロイ

  • Java EEアプリケーションの再デプロイ

Java EEアプリケーションのデプロイ

Java EEアプリケーションをデプロイするには、次のステップを実行します。

  1. 「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「Middlewareプロビジョニング」を選択します。
  2. リストからJava EEアプリケーション・プロシージャを選択し、「起動」をクリックします。また、次の方法でデプロイメント・プロシージャを起動することもできます。
    • 「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」をクリックします。

    • リストからWebLogicドメインを右クリックして、コンテキスト依存メニューから「プロビジョニング」を選択し、「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」を選択します。

    • 「デプロイメント・プロシージャ・マネージャ」ページで、「Java EEアプリケーション・プロビジョニング」プロシージャを選択し、「起動」をクリックします。

  3. 「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ: ターゲットの選択」ページで、「デプロイ」操作を選択します。

    図11-1 Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ: ターゲットの選択


    Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ: ターゲットの選択

    各ドメインには、クラスタ、管理サーバー、管理対象サーバー、グローバル・リソース・グループ、リソース・グループ・テンプレートおよびパーティションなどのエンティティがあります。

    マルチテナント・パーティションのデプロイ時には、各パーティションに1つ以上のリソース・グループがあります。デプロイメントは、パーティションで選択したリソース・グループの1つに対してのみ可能です。

    ラジオ・ボタンをクリックして、必要なリソース・グループをパーティションに対して選択します。

    リソース・グループおよびリソース・グループ・テンプレートにアプリケーションをデプロイするときには、WebLogicによって設定されたアプリケーション名の一意性条件をアプリケーションのデプロイメントが満たしていることを確認する必要があります。より単純なケースの一意性はデプロイメント・プロシージャ・ウィザードにより検証および確認されます。リソース・グループ・テンプレートからの拡張リソース・グループの場合は、Enterprise Managerに階層の詳細がないため、WebLogicデプロイヤで一意性を確認する必要があります。そのため、デプロイメント・プロシージャが失敗しないようにするために、事前に一意性を確認しておく必要があります。

  4. WebLogicドメインを選択し、Java EEアプリケーションがデプロイされるターゲットを選択します。WebLogicドメインの追加をクリックします。リストから1つ以上のWebLogicドメインを選択し、「選択」をクリックします。

    ノート:

    操作、ターゲットまたはアプリケーションをロックできます。「ロック」アイコンをクリックし、操作またはウィザードの任意のページで構成しているフィールドをロックします。フィールドがロックされたら、オペレータは、デプロイメント・プロシージャの実行中に最小限の入力を行う必要があります

  5. 選択したWebLogicドメインが「ターゲット」表にリストされます。各ドメインのターゲット(クラスタ、管理対象サーバー、管理サーバー、グローバル・リソース・グループ、リソース・グループ・テンプレート、パーティションまたはリソース・グループ)を選択して、「次へ」をクリックします。
  6. 「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ: アプリケーションの選択」ページで、ソフトウェア・ライブラリからデプロイするアーカイブおよびその他の関連ファイルを追加します。「追加」をクリックして、ソフトウェア・ライブラリから1つ以上のアーカイブとその他のアプリケーション関連のファイルまたはコンポーネントを選択します。「アプリケーションの追加」ポップアップが表示されます。「コンポーネント名」フィールドにファイル名またはワイルドカード・パターンを入力して、ソフトウェア・ライブラリからコンポーネントを検索して取得します。「Java EEアプリケーション・コンポーネントのみを表示」チェック・ボックスを選択すると、「ソフトウェア・ライブラリ」列にJava EEアプリケーション・コンポーネントのみが表示されます。アーカイブを選択し、右矢印をクリックしてそれらを「デプロイメント用に選択されたコンポーネント」セクションに移動します。

    図11-2 Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ: アプリケーションの追加


    Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ: アプリケーションの追加

    ノート:

    バージョン管理されていないアプリケーションを再デプロイする場合、前述の図の「アプリケーションのバージョン」と「プラン・バージョン」は表示されません。

  7. 「タイプ」フィールドに、各コンポーネントのタイプが表示されます。「タイプ」の値は次のとおりです。
    • アーカイブ: アーカイブ・ファイルで、.ear、.war、.jar、.rarまたは.garファイルのいずれかです。

      ノート:

      アーカイブ・ファイル.garを選択した場合は、アプリケーションがデプロイされるWebLogicドメインは12.1.2.0.0以降にする必要があります。

    • プラン: このアプリケーションのデプロイメント・オプションを格納している.xmlファイルです。

    • デプロイ前スクリプト: これはWLSTコマンドが入っているスクリプトです。アプリケーションがデプロイされる前に、各WebLogicドメインの管理サーバーでこのスクリプトが実行されます。このスクリプトを使用して、データ・ソース、JMSエンド・ポイント、およびデプロイするアプリケーションに必要になる可能性があるその他のリソースを作成できます。

    • デプロイ後スクリプト: アプリケーションのデプロイ後、管理サーバー上の管理エージェントにより実行されるWLSTスクリプトです。このスクリプトを使用して、デプロイメント後の構成を実行できます。たとえば、デプロイ前スクリプトによって変更された内容をロールバックしたり取り消す必要がある場合に、このオプションを選択します。

      ノート:

      アーカイブ、プラン、デプロイ前スクリプト、およびデプロイ後スクリプトは、管理サーバーのみに移動されます。

    • 追加のファイル: アプリケーションに必要でアプリケーション・アーカイブに含まれていない1つ以上のファイルを追加できます。追加のファイルはあらゆるタイプが可能であり、選択したターゲット(管理対象サーバーおよびクラスタ)のみに移動できます。

    • ターゲット実行スクリプト: このスクリプトは、必要な環境の設定や、プロパティ・ファイルなどの追加ファイル内のトークンの交換に使用できます。このスクリプトは選択したターゲットで実行されます。

  8. 「ターゲットの場所」フィールドで、各コンポーネントに対し、アプリケーションがデプロイされるWebLogicサーバー・ホスト上の場所を指定します。これは選択したターゲットの絶対パスまたは$WLS_HOMEからの相対パスのどちらでもかまいません。
  9. デプロイメントに必要なファイルを選択したら、アプリケーションの一意の名前を入力し、ステージング・モードを指定します。ステージング・モードの種類は次のとおりです。
    • デフォルト: WebLogicドメイン内の各サーバーは、ステージング・モードとStagingDirectoryNameという2つの属性を維持しています。ステージング・モードはサーバーのデフォルトのステージング・モードであり、StagingDirectoryNameはステージングされるファイルが格納される場所です。すべてのターゲットにデフォルトのステージング・モードを使用する場合は、このオプションを選択します。

    • ステージング: アーカイブ・ファイルを宛先マシンに移動する必要がある場合は、このオプションを選択します。

    • ステージなし: アーカイブ・ファイルを宛先マシンに移動する必要がない場合は、このオプションを選択します。

  10. アプリケーションを共有ライブラリとしてデプロイする場合は、「このアーカイブをライブラリとしてデプロイします」オプションを選択します。1つ以上のアプリケーションに同じファイル・セットが必要な場合は、このオプションを選択できます。
  11. デプロイメントの「開始モード」を選択します。「開始モード」の値は次のとおりです。
    • 完全モードで起動(すべてのリクエストの処理): デプロイするアプリケーションをすべてのユーザーが使用できるようにする場合は、このオプションを選択します。

    • 管理モードでのアプリケーションの起動(管理リクエストのみ処理): このオプションを選択すると、デプロイするアプリケーションは管理者のみが使用可能になります。

    • 起動しない: アプリケーションはデプロイされますが、起動されません。デプロイメント後に手動構成が必要な場合は、このオプションを選択できます。

  12. 「OK」をクリックしてアーカイブを追加し、アプリケーションの選択ページに戻ります。他にもアーカイブを追加するか、「次へ」をクリックして次に進みます。1つ以上のアーカイブを追加した場合は、「失敗時にスキップ」チェック・ボックスを選択することで、失敗したデプロイメントがあればスキップして残りのアプリケーションのデプロイを続行します。
  13. 「ロック」アイコンをクリックし、構成したフィールドをロックします。

    ノート:

    デザイナは、フィールドを構成した後にこれらをロックできます。これにより、オペレータが最小限の入力でデプロイメント・プロシージャを実行できるようになります。

  14. 「次へ」をクリックします。選択した各ドメイン、管理サーバーが稼働しているホスト、および追加ファイルまたは実行スクリプトを移動したホストの資格証明を指定します。次のうちから選択できます。
    • 優先資格証明: このオプションはデフォルトで選択され、管理リポジトリに保存されている優先資格証明が使用されます。Cloud Controlでこれが定義されている場合にのみ、このオプションを使用できます。

    • 名前付き資格証明: 名前付き資格証明は、ユーザーに対する認証情報を指定するもので、ユーザー名とパスワードの組合せや公開キーと秘密キーのペアにすることができ、プロビジョニング、パッチ適用、ジョブの実行、およびその他のシステム管理タスクを実行するために使用できます。

    資格証明をクリックしたら、「適用」をクリックします。

    資格証明を設定する方法の詳細は、Enterprise Managerセキュリティ・ガイドを参照してください。

  15. 「ロック」アイコンをクリックし、構成したフィールドをロックします。ロックされたフィールドは編集できません。
  16. デプロイメントのスケジュール・ページで、Java EEアプリケーション・デプロイメント・プロシージャを起動する必要のある日付をスケジュールできます。
  17. 「次へ」をクリックします。確認ページで、デプロイメント・プロシージャに対して指定した詳細を確認します。その詳細で問題がない場合は、「発行」をクリックし、スケジュール・セットに従ってデプロイメント・プロシージャを実行します。詳細を変更する場合は、そのセクションにある「編集」リンクをクリックして変更するか、または「戻る」のクリックを繰り返して変更したいページに戻ります。

    デプロイメント・プロシージャを発行すると、デプロイメント・プロシージャのステータスを見ることができるプロシージャ・アクティビティ・ページに戻ります。Java EEアプリケーションのデプロイが完了すると、ターゲットを検索し、「ターゲット」ホームページに移動できます。

Java EEアプリケーションの再デプロイ

Java EEアプリケーションを再デプロイするには、次のステップを実行します。

  1. 「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「Middlewareプロビジョニング」を選択します。
  2. リストからJava EEアプリケーション・プロシージャを選択し、「起動」をクリックします。また、次の方法でデプロイメント・プロシージャを起動することもできます。
    • 「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」をクリックします。

    • リストからWebLogicドメインを右クリックして、コンテキスト依存メニューから「プロビジョニング」を選択し、「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」を選択します。

    • 「デプロイメント・プロシージャ・マネージャ」ページで、「Java EEアプリケーション・プロビジョニング」プロシージャを選択し、「起動」をクリックします。

  3. ターゲットの選択ページで「再デプロイ」操作を選択します。

    ノート:

    「ロック」アイコンをクリックし、操作またはウィザードの任意のページで構成しているフィールドをロックします。フィールドがロックされたら、オペレータは、デプロイメント・プロシージャの実行中に最小限の入力を行う必要があります。

  4. WebLogicドメインの追加をクリックして、1つ以上のWebLogicドメインを追加します。表示されるターゲットのリストで、ターゲットを選択して「選択」をクリックします。
  5. 「ターゲット」表にデプロイメント・ターゲットがリストされます。再デプロイするアプリケーションを選択し、「次へ」をクリックします。
  6. アプリケーションの選択ページに、再デプロイ可能なアプリケーションのリストが表示されます。アーカイブの詳細やその他のアプリケーションに関連するファイルを変更するには、アプリケーションを選択し、「編集」をクリックします。「アプリケーションの詳細」ウィンドウで、ソフトウェア・ライブラリのファイルを検索し取得するためのファイル名またはワイルド・カード・パターンを入力します。アーカイブを選択し、右矢印をクリックしてそれらを「デプロイメント用に選択されたコンポーネント」セクションに移動します。
  7. 「タイプ」フィールドに、各コンポーネントのタイプが表示されます。「タイプ」の値は次のとおりです。
    • アーカイブ: アーカイブ・ファイルです。ファイルは.ear.war.jar.rarのいずれかです。

    • プラン: このアプリケーションのデプロイメント・オプションを格納している.xmlファイルです。

    • デプロイ前スクリプト: これはWLSTコマンドが入っているスクリプトです。アプリケーションがデプロイされる前に、各WebLogicドメインの管理サーバーでこのスクリプトが実行されます。このスクリプトを使用して、データ・ソース、JMSエンド・ポイント、およびデプロイするアプリケーションに必要になる可能性があるその他のリソースを作成できます。

    • デプロイ後スクリプト: これは、アプリケーションのデプロイ後に管理エージェントによって管理サーバーで実行されるWLSTスクリプトです。このスクリプトを使用して、デプロイメント後の構成を実行できます。たとえば、デプロイ前スクリプトによって変更された内容をロールバックしたり取り消す必要がある場合に、このオプションを選択します。

      ノート:

      アーカイブ、プラン、デプロイ前スクリプト、およびデプロイ後スクリプトは、管理サーバーのみに移動されます。

    • 追加のファイル: アプリケーションに必要でアプリケーション・アーカイブに含まれていない1つ以上のファイルを追加できます。追加のファイルはあらゆるタイプが可能であり、選択したターゲット(管理対象サーバーおよびクラスタ)のみに移動できます。

    • ターゲット実行スクリプト: このスクリプトは、必要な環境の設定や、プロパティ・ファイルなどの追加ファイル内のトークンの交換に使用できます。このスクリプトは選択したターゲットで実行されます。

  8. コンポーネントがあるマシン上のデフォルトの場所を確認します。これは選択したターゲットの絶対パスまたは$WLS_HOMEからの相対パスのどちらでもかまいません。
  9. デプロイメントに必要なファイルを選択したら、アプリケーションの一意の名前を入力し、ステージング・モードを指定します。ステージング・モードの種類は次のとおりです。
    • デフォルト: WebLogicドメイン内の各サーバーは、ステージング・モードとStagingDirectoryNameという2つの属性を維持しています。ステージング・モードはサーバーのデフォルトのステージング・モードであり、StagingDirectoryNameはステージングされるファイルが格納される場所です。すべてのターゲットにデフォルトのステージング・モードを使用する場合は、このオプションを選択します。

    • ステージング: アーカイブ・ファイルを宛先マシンに移動する必要がある場合は、このオプションを選択します。

    • ステージなし: アーカイブ・ファイルを宛先マシンに移動する必要がない場合は、このオプションを選択します。

  10. デプロイメントの「開始モード」を選択します。「開始モード」の値は次のとおりです。
    • 完全モードで起動(すべてのリクエストの処理): デプロイするアプリケーションをすべてのユーザーが使用できるようにする場合は、このオプションを選択します。

    • 管理モードでのアプリケーションの起動(管理リクエストのみ処理): このオプションを選択すると、デプロイするアプリケーションは管理者のみが使用可能になります。

    • 起動しない: アプリケーションはデプロイされますが、起動されません。デプロイメント後の構成が必要な場合に、このオプションを選択できます。

  11. アプリケーションの「リタイア・ポリシー」を指定します。次の選択肢があります:
    • アプリケーションが現在のセッションを終了してリタイアできるようにします: 現在のすべてのセッションがリタイアの前に完了する必要がある場合は、このオプションを選択します。

    • リタイア・タイムアウトの後に以前のバージョンをリタイアします: アプリケーションが自動的にリタイアしてからタイムアウトになるまでの時間を指定します。

    ノート:

    「リタイア・ポリシー」フィールドは、バージョン管理されたアプリケーションを再デプロイする場合にのみ該当します。

  12. 「OK」をクリックしてアーカイブを追加し、アプリケーションの選択ページに戻ります。他にもアーカイブを追加するか、「次へ」をクリックして次に進みます。1つ以上のアーカイブを追加した場合は、「失敗時にスキップ」チェック・ボックスを選択することで、失敗したデプロイメントがあればスキップして残りのアプリケーションのデプロイを続行します。
  13. 「ロック」アイコンをクリックし、構成したフィールドをロックします。ロックされたフィールドは編集できません。
  14. 「次へ」をクリックします。選択した各ドメイン、管理サーバーが稼働しているホスト、および追加ファイルまたは実行スクリプトを移動したホストの資格証明を指定します。次のうちから選択できます。
    • 優先資格証明: このオプションはデフォルトで選択され、管理リポジトリに保存されている優先資格証明が使用されます。Cloud Controlでこれが定義されている場合にのみ、このオプションを使用できます。

    • 名前付き資格証明: 名前付き資格証明は、ユーザーに対する認証情報を指定するもので、ユーザー名とパスワードの組合せや公開キーと秘密キーのペアにすることができ、プロビジョニング、パッチ適用、ジョブの実行、およびその他のシステム管理タスクを実行するために使用できます。

    資格証明を設定する方法の詳細は、Enterprise Managerセキュリティ・ガイドを参照してください。

  15. 「ロック」アイコンをクリックし、構成したフィールドをロックします。ロックされたフィールドは編集できません。
  16. デプロイメントのスケジュール・ページで、Java EEアプリケーション・デプロイメント・プロシージャを起動する必要のある日付をスケジュールできます。
  17. 「次へ」をクリックします。確認ページで、デプロイメント・プロシージャに対して指定した詳細を確認します。その詳細で問題がない場合は、「発行」をクリックし、スケジュール・セットに従ってデプロイメント・プロシージャを実行します。詳細を変更する場合は、そのセクションにある「編集」リンクをクリックして変更するか、または「戻る」のクリックを繰り返して変更したいページに戻ります。

    デプロイメント・プロシージャを発行すると、デプロイメント・プロシージャのステータスを見ることができるプロシージャ・アクティビティ・ページに戻ります。Java EEアプリケーションの再デプロイが完了すると、ターゲットを検索し、「ターゲット」ホームページに移動できます。

Java EEアプリケーションのアンデプロイ

Java EEアプリケーションをアンデプロイするには、次のステップを実行します。

  1. 「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「Middlewareプロビジョニング」を選択します。
  2. リストからJava EEアプリケーション・プロシージャを選択し、「起動」をクリックします。また、次の方法でデプロイメント・プロシージャを起動することもできます。
    • 「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」をクリックします。

    • リストからWebLogicドメインを右クリックして、コンテキスト依存メニューから「プロビジョニング」を選択し、「Java EEアプリケーションのデプロイ/アンデプロイ」を選択します。

    • 「デプロイメント・プロシージャ・マネージャ」ページで、「Java EEアプリケーション・プロビジョニング」プロシージャを選択し、「起動」をクリックします。

  3. ターゲットの選択ページで「アンデプロイ」操作を選択します。
  4. WLSドメインの追加をクリックして、1つ以上のWebLogicドメインを追加します。表示されるターゲットのリストで、ターゲットを選択し、「選択」をクリックします。
  5. 「ターゲット」表にデプロイメント・ターゲットがリストされます。アンデプロイするアプリケーションを選択し、「次へ」をクリックします。

    アンデプロイ

    選択した各アプリケーションの「EMターゲットの削除」チェック・ボックスを選択すると、アンデプロイメント・プロシージャの後にターゲット履歴が自動的に削除されます。

  6. 選択した各ドメイン、管理サーバーが稼働しているホスト、および追加ファイルまたは実行スクリプトを移動したホストの資格証明を指定します。次のうちから選択できます。
    • 優先資格証明: このオプションはデフォルトで選択され、管理リポジトリに保存されている優先資格証明が使用されます。Cloud Controlでこれが定義されている場合にのみ、このオプションを使用できます。

    • 名前付き資格証明: 名前付き資格証明は、ユーザーに対する認証情報を指定するもので、ユーザー名とパスワードの組合せや公開キーと秘密キーのペアにすることができ、プロビジョニング、パッチ適用、ジョブの実行、およびその他のシステム管理タスクを実行するために使用できます。

    資格証明を設定する方法の詳細は、Enterprise Managerセキュリティ・ガイドを参照してください。

  7. デプロイメントのスケジュールを指定し、「次へ」をクリックします。
  8. 詳細を確認し、「アンデプロイ」をクリックします。「プロシージャ・アクティビティ」ページに戻ると、ステータスを確認できます。

EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのデプロイ/再デプロイ/アンデプロイ

この項では、EMCLIを使用してJava EEアプリケーションをデプロイ、再デプロイまたはアンデプロイするプロシージャを示します。

EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのデプロイ

EMCLIを使用してJava EEアプリケーションをデプロイするには、次のコマンドを実行します。

emcli submit_procedure -name="JAVAEE_APPLICATION_DEPLOYMENT" -input_file=data="/input-deploy.properties" 
[instance_name="javaee_deploy"]

サンプル入力ファイル

この項では、サンプルのinput-deploy.propertiesファイルの形式を示します。

stopOnError=true
operation=Deploy

#Host Creds for all the hosts part of the domain
domains.0.domainTargetName=/Farm01_wls1213_njrf_1c1ms/wls1213_njrf_1c1ms
domains.0.wlsCredType=New
domains.0.wlsUserName=wls_username
domains.0.wlsPassword=password
#domains.0.credName=wls_creds:SYSMAN

#Host Creds for all the hosts part of the domain
domains.0.hosts.0.hostName=hostname.example.com
domains.0.hosts.0.hostCredType=New
domains.0.hosts.0.hostUserName=<USERID>
domains.0.hosts.0.hostPassword=password
#domains.0.hosts.0.hostCredName=user1_creds:<USERID>

#For each application
domains.0.javaeeApps.0.appName=MyCalender
domains.0.javaeeApps.0.isSharedLib=false
domains.0.javaeeApps.0.stageMode=DEFAULT
domains.0.javaeeApps.0.startMode=full
domains.0.javaeeApps.0.retirementPolicy=true
domains.0.javaeeApps.0.retirementTimeout=0
domains.0.javaeeApps.0.targets=Cluster_1
#domains.0.javaeeApps.0.deleteTarget=false

domains.0.javaeeApps.0.archiveSwLibPath=demo_folder/calendar_app
domains.0.javaeeApps.0.archiveFileName=Calendar.war
domains.0.javaeeApps.0.archiveStagingLocation=/my_arch/mystage

# If there is no plan, then this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.planSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.planFileName=xyz.jar
#domains.0.javaeeApps.0.planStagingLocation=/my_plan/mystage

# If there is no predeploy script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptFileName=xyz.py
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptStagingLocation=/my_prescript/mystage

# If there is no postdeploy script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptFileName=xyz.py
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptStagingLocation=/my_postscript/mystage

# If there are no additional scripts, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.swLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.fileName=additional.zip
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.stagingLocation=/my_add/mystage

# If there is no target execution script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptSwLibPath=my_folder/my_script
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptFileName=script.pl
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptStagingLocation=/my_exec/mystage

入力ファイルの説明

  • stopOnError: Java EEアプリケーションのデプロイ中にエラーが発生したときにデプロイメント・プロシージャを停止する必要がある場合は、このフラグをtrueに設定します。

  • operation: 実行中の操作のタイプ(Deploy)です。

  • ドメインの詳細: これらのアプリケーションがデプロイされているWebLogicドメインの詳細を指定します。

    • domains.0.domainTargetName: ここで
      • 0はドメインの索引です。

      • domainTargetNameは、Enterprise Managerでのターゲットの名前です。

    • domains.0.wlsCredType: ドメインの資格証明です。使用可能な値は、Preferred、NewまたはNamed Credentialsです。
    • domains.0.wlsUserName (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにユーザー名を指定します。

    • domains.0.wlsPassword (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにパスワードを指定します。

    • domains.0.credName (オプション): 名前付き資格証明が選択されている場合、その資格証明の名前と資格証明所有者の名前を<cred_name>:<owner_name>の形式で指定します。たとえば、user1_creds:SYSMANです。
  • ホスト詳細:

    管理サーバーのホスト詳細をここに指定します。
    • hosts.0.hostName: ここで:

      • 0は管理サーバーのホストの索引です。追加ファイルおよびターゲット実行スクリプトが存在する場合は、ドメイン内の他のすべてのホストに索引1、2、3などを使用する必要があります。

      • hostNameは、管理サーバーのホスト名です。

    • domains.0.hosts.0.hostCredType: 管理サーバーの資格証明です。使用可能な値は、Preferred、NewまたはNamed Credentialsです。

    • domains.0.wlsUserName (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにユーザー名を指定します。

    • domains.0.wlsPassword (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにパスワードを指定します。

    • domains.0.credName(オプション): 名前付き資格証明が選択されている場合、その資格証明の名前と資格証明所有者の名前を<cred_name>:<owner_name>の形式で指定します。たとえば、user1_creds:SYSMANです。
  • アプリケーションの詳細:

    デプロイするJava EEアプリケーションの詳細を指定します。
    • javaeeApps.0.appName: ここで:

      • javaeeApps.0.appName: デプロイするJava EEアプリケーションの名前です。複数のアプリケーションをデプロイできるため、索引(0)はデプロイする各アプリケーションを識別します。

      • isSharedLib: アプリケーションを共有ライブラリにデプロイする場合、このフラグをtrueに設定します。

      • stageMode ステージング・モードはDefaultStageおよびNo Stageです。

      • startMode: これはFullAdminまたはDo not startです。

      • retirementPolicy: リタイア・ポリシーが使用可能な場合、このフラグをtrueに設定します。

      • retirementtimeout: リタイア・タイムアウト時間をここに指定します。

      • targets: アプリケーションがデプロイされるターゲットです。

      • archiveSwLibPath: アーカイブを格納するソフトウェア・ライブラリ内の場所です。

      • archiveFileName: アーカイブ・ファイルの名前です。

      • archiveStagingLocation: アーカイブをステージングする管理サーバーのホスト上の場所です。

ノート:

残りのオプションのセクションでは、必要に応じてソフトウェア・ライブラリのパス、ファイル名およびステージングの場所を指定できます。

EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのアンデプロイ

EMCLIを使用してJava EEアプリケーションをアンデプロイするには、次のコマンドを実行します。

emcli submit_procedure -name="JAVAEE_APPLICATION_UNDEPLOY" -input_file=data="/input-undeploy.properties" 
[instance_name="javaee_undeploy"]

サンプル入力ファイル

入力ファイルの説明

この項では、サンプルのinput-undeploy.propertiesファイルの形式を示します。

stopOnError=true
operation=Undeploy

#Host Creds for all the hosts part of the domain
domains.0.domainTargetName=/Farm01_wls1213_njrf_1c1ms/wls1213_njrf_1c1ms
domains.0.wlsCredType=New
domains.0.wlsUserName=wls_username
domains.0.wlsPassword=password
#domains.0.credName=wls_creds:SYSMAN

#Host Creds for all the hosts part of the domain
domains.0.hosts.0.hostName=hostname.example.com
domains.0.hosts.0.hostCredType=New
domains.0.hosts.0.hostUserName=user1
domains.0.hosts.0.hostPassword=KDsa0105
#domains.0.hosts.0.hostCredName=user1_creds:SYSMAN

#For each application
domains.0.javaeeApps.0.appName=MyCalendar
#domains.0.javaeeApps.0.isSharedLib=false
#domains.0.javaeeApps.0.stageMode=DEFAULT
#domains.0.javaeeApps.0.startMode=full
#domains.0.javaeeApps.0.retirementPolicy=true
#domains.0.javaeeApps.0.retirementTimeout=0
domains.0.javaeeApps.0.targets=Cluster_1
domains.0.javaeeApps.0.deleteTarget=true

#domains.0.javaeeApps.0.archiveSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.archiveFileName=file.jar
#domains.0.javaeeApps.0.archiveStagingLocation=/my_arch/mystage

# If there is no plan, then this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.planSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.planFileName=xyz.jar
#domains.0.javaeeApps.0.planStagingLocation=/my_plan/mystage

# If there is no predeploy script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptFileName=xyz.py
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptStagingLocation=/my_prescript/mystage

# If there is no postdeploy script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptFileName=xyz.py
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptStagingLocation=/my_postscript/mystage

# If there are no additional scripts, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.swLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.fileName=additional.zip
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.stagingLocation=/my_add/mystage

# If there is no target execution script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptFileName=tscript.pl
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptStagingLocation=/my_exec/mystage
  • stopOnError: Java EEアプリケーションのアンデプロイ中にエラーが発生したときにデプロイメント・プロシージャを停止する必要がある場合は、このフラグをtrueに設定します。

  • operation: 実行中の操作のタイプ(Undeploy)です。

  • ドメインの詳細: これらのアプリケーションがアンデプロイされているWebLogicドメインの詳細を指定します。

    • domains.0.domainTargetName: ここで
      • 0はドメインの索引です。

      • domainTargetNameは、Enterprise Managerでのターゲットの名前です。

    • domains.0.wlsCredType: ドメインの資格証明です。使用可能な値は、Preferred、NewまたはNamed Credentialsです。
    • domains.0.wlsUserName (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにユーザー名を指定します。

    • domains.0.wlsPassword (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにパスワードを指定します。

    • domains.0.credName (オプション): 名前付き資格証明が選択されている場合、その資格証明の名前と資格証明所有者の名前を<cred_name>:<owner_name>の形式で指定します。たとえば、user1_creds:SYSMANです。
  • ホスト詳細:

    管理サーバーのホスト詳細をここに指定します。
    • hosts.0.hostName: ここで:

      • 0は管理サーバーのホストの索引です。追加ファイルおよびターゲット実行スクリプトが存在する場合は、ドメイン内の他のすべてのホストに索引1、2、3などを使用する必要があります。

      • hostNameは、管理サーバーのホスト名です。

    • domains.0.hosts.0.hostCredType: 管理サーバーの資格証明です。使用可能な値は、Preferred、NewまたはNamed Credentialsです。

    • domains.0.wlsUserName (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにユーザー名を指定します。

    • domains.0.wlsPassword (オプション): 新しい資格証明が選択されている場合、ここにパスワードを指定します。

    • domains.0.credName(オプション): 名前付き資格証明が選択されている場合、その資格証明の名前と資格証明所有者の名前を<cred_name>:<owner_name>の形式で指定します。たとえば、user1_creds:SYSMANです。
  • アプリケーションの詳細:

    アンデプロイするJava EEアプリケーションの詳細を指定します。
    • javaeeApps.0.appName: ここで:

      • javaeeApps.0.appName: アンデプロイするJava EEアプリケーションの名前です。複数のアプリケーションをアンデプロイできるため、索引(0)はデプロイする各アプリケーションを識別します。

      • isSharedLib: アンデプロイするアプリケーションが共有ライブラリに存在する場合、このフラグをtrueに設定します。

      • stageMode ステージング・モードはDefaultStageおよびNo Stageです。

      • startMode: これはFullAdminまたはDo not startです。

      • retirementPolicy: リタイア・ポリシーが使用可能な場合、このフラグをtrueに設定します。

      • retirementtimeout: リタイア・タイムアウト時間をここに指定します。

      • targets: アプリケーションがアンデプロイされるターゲットです。

      • deleteTarget:

        アプリケーションをアンデプロイした後にターゲットを削除する場合、このフラグをtrueに設定します。
      • archiveSwLibPath: アーカイブを格納するソフトウェア・ライブラリ内の場所です。

      • archiveFileName: アーカイブ・ファイルの名前です。

      • archiveStagingLocation: アーカイブをステージングする管理サーバーのホスト上の場所です。

ノート:

残りのオプションのセクションでは、必要に応じてソフトウェア・ライブラリのパス、ファイル名およびステージングの場所を指定できます。

EMCLIを使用したJava EEアプリケーションの再デプロイ

EMCLIを使用してJava EEアプリケーションを再デプロイするには、次のコマンドを実行します。
emcli submit_procedure -name="JAVAEE_APPLICATION_REDEPLOYMENT" -input_file=data="/input-redeploy.properties" 
[instance_name="javaee_redeploy"

サンプル入力ファイル

stopOnError=true
operation=Redeploy

#Host Creds for all the hosts part of the domain
domains.0.domainTargetName=/Farm01_wls1213_njrf_1c1ms/wls1213_njrf_1c1ms
domains.0.wlsCredType=New
domains.0.wlsUserName=wls_username
domains.0.wlsPassword=password
#domains.0.credName=wls_creds:SYSMAN

#Host Creds for all the hosts part of the domain
domains.0.hosts.0.hostName=hostname.example.com
domains.0.hosts.0.hostCredType=New
domains.0.hosts.0.hostUserName=user1
domains.0.hosts.0.hostPassword=KDsa0105
#domains.0.hosts.0.hostCredName=user1_creds:SYSMAN

#For each application
domains.0.javaeeApps.0.appName=MyCalender
domains.0.javaeeApps.0.isSharedLib=false
domains.0.javaeeApps.0.stageMode=DEFAULT
domains.0.javaeeApps.0.startMode=full
domains.0.javaeeApps.0.retirementPolicy=true
domains.0.javaeeApps.0.retirementTimeout=0
domains.0.javaeeApps.0.targets=Cluster_1
#domains.0.javaeeApps.0.deleteTarget=false

domains.0.javaeeApps.0.archiveSwLibPath=demo_folder/calendar_app
domains.0.javaeeApps.0.archiveFileName=Calendar.war
domains.0.javaeeApps.0.archiveStagingLocation=/my_arch/mystage

# If there is no plan, then this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.planSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.planFileName=xyz.jar
#domains.0.javaeeApps.0.planStagingLocation=/my_plan/mystage

# If there is no predeploy script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptFileName=xyz.py
#domains.0.javaeeApps.0.preDeployScriptStagingLocation=/my_prescript/mystage

# If there is no postdeploy script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptSwLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptFileName=xyz.py
#domains.0.javaeeApps.0.postDeployScriptStagingLocation=/my_postscript/mystage

# If there are no additional scripts, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.swLibPath=my_folder/calpp
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.fileName=additional.zip
#domains.0.javaeeApps.0.additionalFiles.0.stagingLocation=/my_add/mystage

# If there is no target execution script, this can be skipped
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptSwLibPath=my_folder/my_script
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptFileName=script.pl
#domains.0.javaeeApps.0.targetExecScriptStagingLocation=/my_exec/mystage

ノート:

入力の詳細は、EMCLIを使用したJava EEアプリケーションのデプロイを参照してください。