5 Private Cloud Applianceのモニタリング

この章では、Enterprise Manager Cloud Control 13cからOracle Private Cloud Applianceを監視する手順について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

「プライベート・クラウド・アプライアンス」ホームページについて

Oracle Private Cloud Applianceのホームページでは、すべてのOracle Private Cloud Applianceコンポーネントを追跡できます。

「プライベート・クラウド・アプライアンス」ホームページから、次のものの表示と検索が可能です:
  • 名前

  • タイプ

  • Private Cloud Appliance内のメンバー

  • メンバー・ステータス・サマリー

    「メンバー・ステータス・サマリー」から、次の情報にドリルダウンできます。

    • 停止アラート

    • 稼働中アラート

    • メンテナンス・アラート

    • タイムアウト・アラート

    • N/Aアラート

    • メトリック可用性エラー・アラート

    • クリティカル・エラー・アラート

  • インシデント

    「インシデント」セクションから、次の情報にドリルダウンできます。

    • 致命的エラー

    • クリティカル・エラー

    • 警告

    • フラグ付きインシデント

「プライベート・クラウド・アプライアンス」の「ラック構成図」ページから、赤いリングを使用してターゲットを選択し、ターゲットのアドレスをクリックすると、ターゲットのサマリー・ページに移動します。ターゲットのサマリー・ページから、画面右側のメニューでターゲットについて次の情報を確認できます。
  • フォトリアリスティック・ビューまたは表ビュー。

  • リソース使用率グラフ。

  • 温度とファン速度のグラフ。

  • インタフェース・グラフ。

  • ファームウェアと構成のサマリー。

インシデント・マネージャの使用

インシデント・サマリー・ページは、選択したシステムのインシデント・ステータスをチェックするツールです。

Oracle Private Cloud Applianceのホームページでシステムをクリックし、Oracle Private Cloud Applianceの「ラック構成図」ページを表示します。このページからは、次の操作が可能です。

  • このシステムの「概要」サマリーを確認します。

  • Oracle Private Cloud Applianceの「ラック構成図」を表示します。

    「ラック構成図」では、次の操作が可能です。

    • 「構成図」、「フォトリアリスティック」または「表」ビューでラックを確認する。

    • コンポーネントをクリックして、現在のステータスをチェックする。

  • 赤いボックスで囲まれたターゲットはクリティカル・エラーがあり、注意が必要です。

「インシデント」の「概要」ページ

「インシデント」の「概要」ページでインシデントをクリックすると、選択しているインシデントの「インシデント・マネージャ」ページが開き、次の情報が表示されます。
  • 「インシデントの詳細」セクションでは、インシデントID、インシデント作成日、レポートされたターゲット状態、イベント・タイプなどの詳細情報が表示されます。

  • 「トラッキング」セクションでは、インシデントを割り当てたユーザー、インシデントの優先度、インシデントのステータス、最終コメントなどが表示されます。

  • 「ガイドされた解決」セクションでは、修正処理に進むための詳細な情報とアクセスすべき推奨リンクが提示されます。

Private Cloud Applianceの使用量トラッキングの表示および管理

Enterprise Managerのリソース使用率機能を使用して、Enterprise Managerエージェントがインストールされている仮想マシンなどのPrivate Cloud Applianceのターゲットに対する使用量トラッキングを表示できます。使用量追跡情報を表示するには、次のステップに従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「プライベート・クラウド・アプライアンス」を選択します
  2. Private Cloud Applianceターゲットのリストから、使用量情報を表示する「プライベート・クラウド・アプライアンス」ターゲットをクリックします。
  3. 「プライベート・クラウド・アプライアンス」メニューから、「リソースの使用率」「使用量トラッキング」の順に選択します。

    Cloud Controlには「vCPU使用量」ページが表示され、次のタスクを実行できます。

    • 「傾向の表示」を選択すると、過去24時間のリソース使用量の傾向が表示されます。

    • 「エクスポート」をクリックして、選択した「期間」および「製品」について、「vCPU使用量」ページでデータをエクスポートします。

    • 選択した製品の詳細が「詳細」表に表示されます。表には、「収集時間/ホスト」、「vCPU」、「ターゲット名」、「ターゲット・タイプ」、「バージョン」、「コスト・センター」および「所有者」が表示されます。

      1. 「vCPU使用量」ページで、「期間」ドロップダウン・リストでいずれかの期間を選択します。

      2. 「製品」リストから、使用量レポートを表示する必要のある製品を選択します。デフォルトでは、すべての製品が選択されます。

      3. 「製品」表から、使用量レポートを表示する必要のある「製品」を選択します。

      4. 「詳細」表には、選択した製品の使用量詳細が表示されます。

        「表示」をクリックし、「列」および表示する項目を選択すると、詳細を列として「詳細」表に追加できます。列の管理をクリックすると、表示する列と非表示にする列を選択できます。

        デフォルトでは、「詳細」表にコレクション時間とvCPU使用量の合計が表示されます。コレクション時間およびホストを展開し、次の詳細をすべて表示します。

        • vCPUが収集されるコレクション時間

        • ソフトウェアが実行されるホストのホスト名

        • その時点に実行されているソフトウェア/ターゲットでのvCPU使用量の合計数

        • ターゲット名

        • ターゲット・タイプ

        • ターゲット所有者(構成されている場合)

        • バージョン

        • コスト・センター(構成されている場合)