7 レポート作成フレームワークの使用方法

この章の内容は次のとおりです。

レポート作成フレームワークの概要

Enterprise Managerの強力なレポート作成フレームワークを使用すると、企業全体で対象読者が管理対象の環境に関する情報にアクセスできるようになります。レポートは、戦略的にはエンタープライズの監視情報のビューをビジネス・インテリジェンス目的で提示するために使用され、管理対象ターゲットのアクティビティ、リソース使用率および構成を示すことで管理目的でも役立ちます。IT管理者は、レポートを使用して、一連の管理対象システムの可用性を示すことができます。エグゼクティブは、一定期間におけるアプリケーション(会社の電子メールなど)の可用性に関するレポートを表示できます。Enterprise Managerには、このような様々なニーズに対応する100を超えるレポートが同梱されています。さらに、カスタマイズした独自のレポートを作成できます。

情報パブリッシャ

新しいレポートは、製品の要件に基づいてEnterprise Manager情報パブリッシャ(IP)のレポート作成フレームワークを使用して開発できます。

Enterprise Manager情報パブリッシャ・レポートには、次の利点があります。

  • Enterprise Managerコンソール・ページのような外観のレポート(レイアウトに対する制御が厳格ではありません)。

  • Enterprise Manager Oracle Management Services (OMS)およびリポジトリとの緊密な結合。

  • 統合されたダッシュボード。

Enterprise Manager情報パブリッシャ・レポートの開発

Enterprise Manager情報パブリッシャ・レポートは、XMLで定義され、プラグインにパッケージ化されます。これらのレポート定義は、レポートのレイアウトおよびコンテンツを指定します。Enterprise Manager情報パブリッシャPL/SQL APIを使用して、新しいレポート定義を作成できます。