Exadataフリートの集計容量
Exadataフリートの集計容量ダッシュボードは、Exadataおよびリカバリ・アプライアンス・フリートまたはフリートのフィルタ処理されたサブセットについて過去31日間で平均された容量をまとめたものです。全体的な平均使用率を示すフリート・リソースの使用状況の概要を示します。
このダッシュボードは、2つのセクションで構成されています:
データベース・サーバーのCPUおよびメモリーとストレージ

次の各セクションのリング・チャートは、過去31日間のエンジニアド・システム・フリート全体でのCPU、メモリーおよびストレージの平均リソース割当てをまとめたものです。
- CPUの割当て: データベース・サーバーの合計CPU、空きCPUおよび使用済CPUが表示されます
- メモリーの割当て: データベース・サーバーの合計メモリー、空きメモリーおよび使用済メモリーが表示されます
- 記憶域の割当て: すべてのASMクラスタでのディスク・グループの合計ストレージ領域、空きストレージ領域および使用済ストレージ領域が表示されます
リング・チャートの下にある折れ線グラフは、すべてのエンジニアド・システムで集計された過去31日間のこれらのリソースの使用率傾向を示しています。これらのチャートを相互に組み合せて分析し、リソース使用状況を把握します。たとえば、リング・チャートではストレージ使用率が低くくても、対応する折れ線グラフでは過去31日間の高いストレージ使用率のピークが示されている場合、ストレージが最近クリーン・アップされたかどうかを詳しく調査する必要があります。Exadataフリートの容量ダッシュボードとExadataフリート・コンポーネントの容量ダッシュボードに移動して、どのシステムが高い使用率の一因となっているかについてさらに詳しく把握することができます。逆に、リング・チャートではストレージ使用率が低く、折れ線グラフでも過去31日間の平均ストレージ使用率が低い場合は、エンジニアド・システムのこのサブセットがより多くのデータ・ストレージに対応できることを大まかに示しています。
ストレージ・サーバーのI/O
このセクションは、ディスク読取り/書込みレイテンシ、スループットおよびIOPS、I/O負荷、I/O使用率などの主要なストレージ・サーバーのパフォーマンス・インジケータ・メトリックを視覚的に相関付けるのに役立つ折れ線グラフで構成されています。このセクションのすべてのグラフには、一貫したタイムラインがあります。特定の時間のすべてのグラフのメトリック値は、いずれかのグラフ上の位置にカーソルを移動するとまとめて表示できます。これらのメトリックの相関付けは、パフォーマンス診断で特に役立ちます。たとえば、レイテンシが長い期間がI/O負荷が高い期間と相関している可能性があるかどうかを判断する場合などです。
