データベース・ノードの自動索引作成
自動索引作成機能により、Oracle Database 19.3以降ではデータベース・ノードの索引管理タスクが自動化されます。自動索引作成では、アプリケーション・ワークロードの変化に基づいてデータベース内の索引が自動的に作成、再作成および削除されるため、データベース・パフォーマンスが向上します。
この機能には、次のオプションが含まれます。
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設定: 自動索引付け構成の設定ページで、自動索引付けの有効化と無効化、未使用の索引と自動索引付けログの保存期間の指定、自動索引付けの使用に含めるスキーマまたは除外するスキーマの指定ができます。
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アクティビティ・レポート: 「自動索引付けアクティビティ・レポート」ページで、次の詳細を入力して「レポートの生成」をクリックし、データベースで生成された自動索引の詳細を表示できます。
- レポート形式: レポートを生成する形式を選択します。
- セクション: レポートに表示するセクションを選択します。「セクション」フィールドでは、「サマリー」、「索引詳細」、「検証の詳細」および「エラー」オプションがデフォルトで選択されており、これらのセクションの削除を選択できます。
- 期間: レポートを生成する監視期間を選択します。
デフォルトのオプション(つまり、HTMLレポート形式および特定の期間の「セクション」フィールドのすべてのオプション)を選択した場合は、「レポート・サマリー」に次のセクションが表示されます。- 実行の概要: このセクションには、自動索引の結果としての全体的なパフォーマンス向上ファクタ、自動索引操作が完了した回数、自動索引操作が中断された回数、致命的エラー(ある場合)が表示されます。「実行の概要」セクションは、「セクション」フィールドで選択した他のセクションに関係なく表示されることに注意してください。
- 「サマリー」セクション・オプションでは、次の棒グラフが表示されます。
- 自動索引アクションのサマリー
- 自動索引SQLアクションのサマリー
- 手動索引のサマリー
- 「エラー」セクション・オプションでは、「エラー・サマリー」円グラフが表示されます。
- 「索引詳細」セクション・オプションでは、次のセクションが表示されます。
- 索引: 作成済
- 索引: 削除済
「索引: 作成済」および「索引: 削除済」セクションで行をクリックすると、作成または削除された索引のID、キー、タイプなどの詳細を表示できます。これらのセクションの作成されたすべての索引の詳細のダウンロードおよび削除されたすべての索引の詳細のダウンロード・オプションを使用して、索引の詳細を
.csv
形式でダウンロードすることもできます。 - 「検証の詳細」セクション・オプションでは、「検証の詳細」セクションが表示され、自動索引が生成および使用されたSQLの詳細が示されます。このセクションの行をクリックして、SQL ID、SQLテキスト、向上ファクタなどの詳細を表示できます。
「レポート形式」フィールドでTEXTレポート形式を選択すると、同じ情報がプレーン・テキスト形式で表示され、テキスト・ダウンロード・オプションをクリックしてダウンロードできます。
自動索引の管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』の自動索引の管理に関する項を参照してください。