10 Enterprise Managerの基本機能
Enterprise Manager Cloud Control 13cの基本インストールには、なんらかのOracleソフトウェア・ライセンスの購入またはサポート契約があれば無償となる機能がいくつか含まれています。
フレームワークの基本機能のサマリー
次の項目は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cのフレームワーク機能に含まれています。
データベース管理の基本機能のサマリー
Standard Edition One、Standard Edition 2、Standard EditionおよびEnterprise Editionデータベースのユーザーは、フレームワークの基本機能とデータベース管理の基本機能を利用できます。次の項目は、Enterprise Manager Cloud Control 13cのデータベース管理の基本機能に含まれています。
データベース管理の基本機能 | 説明 |
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保護されたデータベースの追加操作の動詞 |
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セグメント・アドバイザ、メモリー・アドバイザなど、様々なデータベース管理タスクに対するアドバイザ操作を開始します。アドバイザの中には、パックのライセンスが必要なものもあります。 |
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ストリーム、レプリケーション、データ・ポンプなどの機能を使用して、データベース間のデータの移動を構成および管理します。 |
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データベース移行ワークベンチを使用してオンプレミス・データベースのワークロードを自律型データベースに移行します。データベース移行ワークベンチには、実際の移行、移行後分析および移行後パフォーマンス比較といった機能が含まれています。 |
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データベース・アラート・ログにレポートされているエラー履歴を表示します。サポート・ワークベンチを使用して、レポートされているクリティカルなエラーを管理および診断します。My Oracle Supportでのレポート用にエラーと関連トレース・ファイルをインシデントにパッケージ化します。 |
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HTTPベースのRESTエンドポイントを使用してSQLコマンドを実行し、データをOracle Management Repositoryから、またはEnterprise Managerで構成されたデータベース・ターゲットから抽出します。 |
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自動ストレージ管理(ASM)、クラスタウェア(Cluster Ready Services(CRS)を含む)など、Oracle Grid Infrastructureのすべてのコンポーネントを管理します。 |
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データベース・バックアップの構成と管理、リカバリ処理の開始、フラッシュバックの構成を行います。スタンバイ・データベースを表示および構成します。最大可用性アーキテクチャに対する高可用性構成を分析します。 |
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OMSがプライマリ・サイトにアクティブ/アクティブ構成でデプロイされます。 ノート: プライマリおよびスタンバイ・サイトを使用した高可用性/障害時リカバリ構成では、Oracle Management RepositoryでRACまたはData Guardを使用するための追加のライセンスが必要になります。詳細は、「Oracle Enterprise Managerの使用制限付きライセンス」を参照してください。 |
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OLAPなどの多次元データ、XMLなどの半構造化データおよびテキストなどの構造化されていないデータを管理します。 |
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表、索引、ビュー、マテリアライズド・ビューなどのデータベース・オブジェクトを管理します。トリガー、プロシージャ、ファンクションなどのPL/SQLやJavaベースのデータベース・プログラムを管理します。データベース初期化パラメータの表示および管理を行います。 |
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オプティマイザ統計とSQL計画を管理します。SQL計画管理の機能の中にはパックのライセンスが必要なものもあります。 |
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シードからPDBを作成し、切断されたPDBからPDBを接続し、PDBを切断します(カスタマイズしていないデプロイメント・プロシージャを使用した単一のターゲットの操作のみ)。 |
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データベース内でリソース・プランを定義し、コンシューマ・グループに割り当てることで、オペレーティング・システム・リソースを管理します。 |
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自動メンテナンス・タスクなどのOracle DatabaseやOracle Enterprise Managerで保守される自動化ジョブを管理します。 |
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データベース・ユーザー、ロール、プロファイルを管理し、仮想プライベート・データベース(VPN)ポリシーを構成します。一部のデータベース・セキュリティ・ページには、Database Vault、Database Firewall and Audit Vaultなどの対応するデータベース・セキュリティ・オプションのライセンスが必要です。 |
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SQL実行履歴を表示したり、SQLの実行やSQLワークシートを使用して非定型SQLを実行します。 |
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制御ファイル、表領域、データファイル、ログ・ファイル、自動UNDO管理を管理します。 |
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自動診断リポジトリで取得したクリティカルなエラーを表示したり、エラーからインシデントを作成してMy Oracle Supportにレポートします。 |
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My Oracle Supportのアップグレード・プランナ。 |
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ワークスペースを定義して構成し、異なるバージョンの表の行の値を異なるワークスペースで管理します。 |
ミドルウェア管理の基本機能のサマリー
次の項目は、Enterprise Manager Cloud Control 13cミドルウェア管理に含まれています。
ノート:
ターゲットのホームページ自体のみ、ライセンスが不要です。履歴メトリックを参照するメトリック・リンクを含めたすべてのリンクは、対応するミドルウェア管理に含まれており、ライセンスが必要です。
ミドルウェア管理の基本機能 | 説明 |
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Oracle Fusion Middlewareファーム/WebLogicドメインの検出 |
Oracle WebLogicドメインおよびOracle Fusion Middlewareファームを検出(ドメインにデプロイされているFusion Middlewareコンポーネントの検出も含む)できます。 |
管理コンソールへのドリルダウン |
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールおよびOracle WebLogic Server管理コンソールなどの管理コンソールの起動やアクセスのためのリンクを提供します。 |
Fusion Middlewareターゲットのホームページ (JVMおよびJVMプール・ターゲットのホームページは除きます。これらの2つのホームページは管理パックに含まれており、ライセンスが必要です。) |
次のターゲット・タイプを含む(これらに限るわけではない)ターゲットのホームページを表示します。
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Oracle Fusion Middleware関連コンポーネントを起動、停止、再起動する機能。 |
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Oracle Fusion Middlewareファーム/WebLogicドメインのリフレッシュまたは再検出 |
手動で、あるいは事前に定義されたジョブを使用して自動的にOracle Fusion Middlewareファーム/WebLogicドメインをリフレッシュまたは再検出します。 |
WebLogic ServerおよびSOAインフラストラクチャ・コンポーネントでクリティカルなエラーが発生した際に診断データを自動収集します。データは短時間で簡単にパッケージ化してOracleサポートに送信でき、問題の解決時間を短縮できます。 |
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Cloud ControlコンソールからのWLSTコマンドの実行をスケジュールおよび追跡します。 |
Engineered System管理の基本機能のサマリー
Engineered System管理コンポーネントには次が含まれます。
Exadataの管理機能
次の各ページは、Enterprise Manager Cloud Control 13c Exadata管理に含まれています。
Exadataの管理機能 | 説明 |
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ノート: 次の領域を使用するには、Oracle Diagnostics Packのライセンスが必要です。
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概要 – ステータス、スイッチ、ファームウェア・バージョン、ポート・ステータスを示す構成図、ノード・ステータス、アラートのリスト、インシデント。 ノート: 次の領域を使用するには、Oracle Diagnostics Packのライセンスが必要です。
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「サマリー」、「ジョブ・アクティビティ」、アラートのリスト |
Exalogicの管理機能
次の項目は、Enterprise Manager Cloud Control 13c Exalogic管理に含まれています。
Exalogicの管理機能 | 説明 |
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基本的なモニタリング |
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プライベート・クラウド・アプライアンス管理機能
次の項目は、Enterprise Manager Cloud Controlプライベート・クラウド・アプライアンス管理に含まれています。
プライベート・クラウド・アプライアンス機能 | 説明 |
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IaaSセルフ・サービス・ポータル |
オペレーティング・システムのみのテンプレートまたはアセンブリのデプロイメントが含まれています。ノート: DatabaseやWebLogic ServerなどのOracleソフトウェアが含まれているプロビジョニング・テンプレートまたはアセンブリについては、関連するクラウドおよびライフサイクル・パックが必要になります。 |
チャージバック |
ホストのみのメトリックに対するチャージバック(CPU、メモリー、ストレージなど)。 |
ラックのモニタリング |
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サーバー、ストレージおよび仮想化の管理機能のサマリー
次の項目は、Enterprise Manager Cloud Control 13cサーバーおよび仮想化管理に含まれています。これには、Oracle VM Server、Oracle VM Server for X86(Private Cloud Applianceを含む)およびOracle Linux仮想マネージャも含まれます。