4 OEDAコマンドライン・インタフェース
oedacli
プログラムを実行すると、OEDAコマンドライン・インタフェースが起動します。
- OEDAコマンドライン・インタフェースについて
OEDAコマンドライン・インタフェース(OEDACLI)を使用して、Exadataライフ・サイクル管理タスクを実行できます。 - OEDACLIユーティリティの起動
Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)の2017年8月リリースからは、Exadataでの様々なルーチン・タスクのためにコマンドライン・ユーティリティoedacli
を使用できます。 - OEDACLIコマンド・リファレンス
これらのOEDACLIコマンドは、それらが作用するオブジェクト別に整列されています。
4.1 OEDAコマンドライン・インタフェースについて
OEDAコマンドライン・インタフェース(OEDACLI)を使用して、Exadataライフ・サイクル管理タスクを実行できます。
サポートされるタスクを次に示します。
-
VMクラスタでのノードの追加と削除
-
Oracle Databaseホーム・ディレクトリの追加または削除
-
ストレージ・セルの追加または削除
-
Oracle ASMディスク・グループのサイズ変更
-
その他のデータベースの追加または削除
OEDACLIでは、Oracle Exadataシステムのライフ・サイクル管理タスクのみをサポートしています。OEDACLIでは、Oracle SuperClusterおよびOracle Zero Data Loss Recovery Appliance (ZDLRA)でのライフ・サイクル管理操作をサポートしていません。
OEDACLIでは、既存のExadata構成ファイル (es.xml
)を更新できます。更新はアクションと呼ばれます。アクションは、単一のアトミックなタスクです。
アクションには多数のサブ・コマンドがある場合があります。ただし、ほとんどのアクションは単一コマンドです。複数コマンド・ステップの例としては、CLONE GUESTおよびCLONE CELLがあります。
OEDACLIには、次に示す2つの動作モードがあります。
-
編集モード:
-
install.sh
コマンド・ステップを実行する前に、es.xml
ファイルに対して使用されます。 -
XMLファイルの編集に使用されます。たとえば、2つ目のデータベース・ホームを追加してからXMLファイルを保存するなどです。
-
デプロイメントの前に
es
モデルのための論理XMLエディタとして使用できます。
-
-
デプロイ・モード:
-
install.sh
コマンド・ステップを実行した後に、es.xml
ファイルの編集に使用されます。 -
Oracle VMゲストのクローニングや、Oracle ASMディスク・グループの拡張または縮小に使用できます。
-
サポートされている変更のリストは、編集モードよりも小さくなります。
-
初期デプロイメント後に論理XMLエディタおよびデプロイメント・ツールとして使用できます。
-
編集モードのワークフロー
-
コマンドライン・インタフェースは、起動すると、作業対象となる
es.xml
ファイルがないためまずes.xml
ファイルをロードします。LOAD FILE name=es.xml
-
es.xml
のインメモリー・バージョンを変更します。デプロイメント中に実行する、他のアクションを指定しますたとえば、新規ゲストへのOracle VMゲストのクローニングです。clone guest srcname=asd set privnet name1='test08adm01-priv1',ip1='192.168.216.102',name2='testadm01-priv2',ip2='192.168.216.103' set parent name='test08adm01a' set adminnet name='test08adm01vm02',ip='10.128.218.70' set clientnet name='test08client01vm02',ip='10.128.196.63' set vipnet name='test08client01vm02-vip',ip='10.128.196.71'
-
アクションのためのすべてのコマンドを指定した後、コマンドライン・インタフェース内の処理するアクションのリストにそのアクションを保存します。この時点では、
es.xml
ファイル内のデータはまだ更新されていません。SAVE ACTION
-
FORCE
キーワードを使用して、es.xml
のインメモリー・コピーの本体にアクションをマージします。MERGE ACTIONS FORCE
-
入力ファイルを上書きするか、指定した新規ファイルに書き込み、
es.xml
のメモリー・コピーを保存します。SAVE FILE [name=new_es.xml]
デプロイ・モードのワークフロー
-
コマンドライン・インタフェースは、起動すると、作業対象となる
es.xml
ファイルがないためまずes.xml
ファイルをロードします。LOAD FILE name=es.xml
-
es.xml
のインメモリー・バージョンを変更します。実行するアクションを指定します。 -
アクションのためのすべてのコマンドを指定した後、コマンドライン・インタフェース内の処理するアクションのリストにそのアクションを保存します。この時点では、
es.xml
ファイル内のデータはまだ更新されていません。SAVE ACTION
-
es.xml
のインメモリー・コピーの本体にアクションをマージします。MERGE ACTIONS
-
es.xml
ファイルの本体にアクションをデプロイします。このステップでは、新規Oracle VMゲストの作成など、指定したアクションが実行されます。DEPLOY ACTIONS
-
入力ファイルを上書きするか、指定した新規ファイルに書き込み、
es.xml
のメモリー・コピーを保存します。SAVE FILE [name=new_es.xml]
親トピック: OEDAコマンドライン・インタフェース
4.2 OEDACLIユーティリティの起動
oedacli
を使用できます。前提条件
oedacli
を使用するには、次に示す要件を満たす必要があります。
-
OEDAの2017年8月リリース以降をダウンロードする。Oracle Linuxでは、OEDAの2017年8月リリースのみがサポートされています。
-
デプロイメントに元のOEDA構成XMLファイルを使用してある。
-
クラスタ内のノード上でデフォルト・パスワードを使用する(
root
、oracle
およびgrid
ユーザーの場合)。
ノート:
ご使用の環境で、指定されたユーザーにデフォルト・パスワードを使用しない場合は、My Oracle Support Doc ID 2163751.1を参照してください。ファイル・パス
OEDAダウンロードからの解凍済ファイルを含むディレクトリ。たとえば、/u01/joc/linux-x64
です。
構文
./oedacli
使用上のノート
ヘルプ出力を表示するには、次のいずれかを使用します。
-
HELP
-
HELP コマンド名
- OEDACLIのヘルプ出力の表示
HELP
コマンドを使用して、OEDACLIユーティリティの構文ヘルプを表示できます。 - OEDACLIコマンドのヘルプ出力の表示
この例では、OEDACLIALTER DATABASE
コマンドをリストするヘルプ出力を示します。
親トピック: OEDAコマンドライン・インタフェース
4.2.1 OEDACLIのヘルプ出力の表示
HELP
コマンドを使用して、OEDACLIユーティリティの構文ヘルプを表示できます。
例4-1 OEDACLIのヘルプ出力
この例では、OEDACLI 18c (18.1.0)リリースで使用可能なオブジェクトおよびコマンドをリストする、ヘルプ出力を示します。
oedacli> HELP
HELP [topic]
Available Objects:
ACFSVOLUME
LIST ACFSVOLUMES
CELL
LIST CELLS
CLUSTER
LIST CLUSTERS
DISKGROUP
LIST DISKGROUPS
DATABASE
LIST DATABASES
DATABASEHOME
LIST DATABASEHOMES
DOM0
LIST DOM0S
GUEST
CLONE GUEST
DELETE GUEST
LIST GUESTS
ILOM
LIST ILOMS
MACHINE
LIST MACHINES
NETWORK
LIST NETWORKS
SCAN
LIST SCANS
SWITCH
LIST SWITCHES
VIP
LIST VIPS
CLI COMMANDS
LOAD FILE
SAVE FILE
SAVE FILES
LIST XMLACTIONS
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
親トピック: OEDACLIユーティリティの起動
4.2.2 OEDACLIコマンドのヘルプ出力の表示
この例では、OEDACLI ALTER DATABASE
コマンドをリストするヘルプ出力を示します。
例4-2 OEDACLI ALTER DATABASEコマンドのヘルプ出力
この例では、OEDACLIのALTER DATABASEコマンドの構文を表示する方法を示します。ヘルプ出力は、18c (18.1.0)リリースについて表示されます。
oedacli> HELP ALTER DATABASE
Usage:
ALTER DATABASE
BLOCKSIZE = <blocksize> |
CHARSET = <characterset> |
DATADG = <datadg> |
DBLANG = <dblang> |
DBNAME = <dbname> |
DBTEMPLATE = <dbtemplate> |
DBTYPE = <dbtype> |
HOSTNAMES = <hostnames> |
RECODG = <recodg>
WHERE
ID = <databaseid> |
CLUSTERNUMBER = <clusternumber> DATABASENAME = <databasename> |
CLUSTERNAME = <clustername> DATABASENAME = <databasename> |
CLUSTERID = <clusterid> DATABASENAME = <databasename>
Purpose:
Alters an existing database
Arguments:
<blocksize> : Default: 8192, not required for PDB
<characterset> : Default: AL32UTF8, not required for PDB
<datadg> : *The DATA diskgroup, not required for PDB
<dblang> : Default: all_langs, not required for PDB
<dbname> : *Database name
<dbtemplate> : Default: ADMIN, otherwise ADMIN or DW, not required for PDB
<dbtype> : Default: normal DB, otherwise CDB or PDB
<hostnames> : Default: list of nodes from db home
<recodg> : *The RECO diskgroup, not required for PDB
Where:
<databaseid> : The es xml id of the database
<clusternumber> : The cluster number in the es xml, starting at 1
<clustername> : The name of the cluster
<clusterid> : The es xml id of the cluster
<databasename> : The name of the database in the cluster
親トピック: OEDACLIユーティリティの起動
4.3 OEDACLIコマンド・リファレンス
これらのOEDACLIコマンドは、それらが作用するオブジェクト別に整列されています。
- ACFSVOLUME
Oracle ACFSボリュームを追加、変更、削除またはリストできます。 - ACTION
OEDACLIアクションを保存、マージおよびデプロイできます。 - ALERT
Oracleアラートを作成、変更、削除またはリストできます。 - CELL
Oracle Exadataストレージ・セルをクローニング、削除またはリストできます。 - CLUSTER
Oracle Exadata Database Machine上のOracle RAC Clusterを変更またはリストできます。 - COMPUTE
物理計算ノードをクラスタ・メンバーとして追加または削除するには、次のコマンドを使用します。 - CURRENTACTION
OEDACLIの現在のアクションをクリアまたはリストできます。 - DATABASE
Oracleデータベースを追加、変更、削除またはリストできます。 - DATABASEHOME
Oracle Databaseホームを追加、変更、削除またはリストできます。 - DISKGROUP
Oracle ASMディスク・グループを追加、変更、削除またはリストできます。 - DOM0
Oracle VM管理ドメイン(dom0s)をリストできます。 - DOMAIN
ドメインからライブ情報を取得できます。 - ES
エンジニアド・システムを検出したり、エンジニアド・システムの限られた数の属性を変更できます。 - EXITONERROR
OEDACLIの終了ステータスを設定できます。 - FILE
エンジニアド・システムXMLファイル(es.xml
)を管理できます。 - GUEST
Oracle VMゲストをクローニングまたは削除できます。 - ILOM
ロードしたes.xml
ファイル内のILOMSを変更またはリストできます。 - LOGIN
マシンまたはクラスタへのリモート・ログインを確認できます。 - MACHINE
es.xml
ファイル内のマシンを変更またはリストできます。 - NETWORK
XML構成ファイル内で定義されているネットワークを追加、変更、削除またはリストできます。 - PASSWORD
デフォルトのパスワードを指定できます。 - PROPERTY
OEDAプロパティを設定できます。 - RACK
エンジニアド・システム・ラックを管理できます。 - REQUIREDFILES
必要なファイルに関する情報を表示できます。 - REMOTE
リモート・ホストでコマンドを実行できます。 - SCAN
クラスタのSCANを追加、変更、削除またはリストできます。 - SECURITY
セキュリティ設定を管理できます。 - SOFTWAREVERSIONS
サポートされているソフトウェアのバージョンを確認できます。 - SSHKEYS
Oracle Exadataラックのroot
ユーザー認証用に、SSHキーを生成してデプロイできます。 - STEPS
仮想CREATE CLUSTER
デプロイメントのステップを表示できます。 - SWITCH
スイッチを表示および管理できます。 - SU
su
コマンドの使用を制御します。 - ULOC
ラックの項目の場所を表示できます。 - VIP
Oracle ClusterwareのVIPを追加、変更、削除またはリストできます。 - VOLUME
ストレージ・ボリュームを表示および管理できます。 - XMLACTION
エンジニアド・システムXMLファイルに関連するアクションを管理できます。
親トピック: OEDAコマンドライン・インタフェース
4.3.1 ACFSVOLUME
Oracle ACFSボリュームを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD ACFSVOLUME
このコマンドは、Oracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームを追加します。 - ALTER ACFSVOLUME
このコマンドは、既存のOracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームを変更します。 - DELETE ACFSVOLUME
このコマンドは、既存のOracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームを削除します。 - LIST ACFSVOLUMES
このコマンドは、Oracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.1.1 ADD ACFSVOLUME
構文
ADD ACFSVOLUME
VOLUMENAME=volume_name
VOLUMESIZE=volume_size
MOUNTPATH=mount_path
WHERE
{ DISKGROUPID=diskgroup_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
CLUSTERNAME=cluster_name DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
CLUSTERID=cluster_id DISKGROUPNAME=diskgroup_name }
引数
新規Oracle ACFSボリュームについて次の属性を指定します。
-
VOLUMENAME
: 新規ボリュームの一意の名前を指定します。 -
VOLUMESIZE
: 新規ボリュームのサイズ(GB)を指定する数値です。 -
MOUNTPATH
: 新規ボリュームのファイル・システム・マウント・パスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.1.2 ALTER ACFSVOLUME
構文
ALTER ACFSVOLUME
{ VOLUMENAME=volume_name |
VOLUMESIZE=volume_size |
MOUNTPATH=mountpath } ...
WHERE
{ ID=acfs_volume_id |
DISKGROUPID=diskgroup_id VOLUMENAME=volume_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DISKGROUPNAME=diskgroup_name VOLUMENAME=volume_name |
CLUSTERNAME=cluster_name DISKGROUPNAME diskgroup_name VOLUMENAME=volume_name |
CLUSTERID=cluster_id DISKGROUPNAME=diskgroup_name VOLUMENAME=volume_name }
引数
Oracle ACFSボリュームについて次の属性を変更できます。
-
VOLUMENAME
: 新しい一意のボリューム名を指定します。 -
VOLUMESIZE
: ボリュームの新しいサイズ(GB)を指定する数値です。 -
MOUNTPATH
: ボリュームの新しいファイル・システム・マウント・パスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: 既存のOracle ACFSボリュームのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。 -
VOLUMENAME
: 既存のOracle ACFSボリュームの名前を指定します。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.1.3 DELETE ACFSVOLUME
構文
DELETE ACFSVOLUME
WHERE
{ ID=acfs_volume_id |
DISKGROUPID=diskgroup_id VOLUMENAME=volume_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DISKGROUPNAME=diskgroup_name VOLUMENAME=volume_name |
CLUSTERNAME=cluster_name DISKGROUPNAME=diskgroup_name VOLUMENAME=volume_name |
CLUSTERID=cluster_id DISKGROUPNAME=diskgroup_name VOLUMENAME=volume_name }
引数
WHERE句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: Oracle ACFSボリュームのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。 -
VOLUMENAME
: 既存のOracle ACFSボリュームの名前を指定します。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.1.4 LIST ACFSVOLUMES
構文
LIST ACFSVOLUMES
[ WHERE
{ ID=acfs_volume_id |
DISKGROUPID=diskgroup_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number [ DISKGROUPNAME=diskgroup_name ] |
CLUSTERNAME=cluster_name [ DISKGROUPNAME=diskgroup_name ] |
CLUSTERID=cluster_id [ DISKGROUPNAME=diskgroup_name ] }
引数
WHERE句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: Oracle ACFSボリュームのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.2 ACTION
OEDACLIアクションを保存、マージおよびデプロイできます。
- SAVE ACTION
このコマンドを使用して、現在のアクションをエンジニアド・システムXML構成のインメモリー・コピーに保存します。 - MERGE ACTIONS
このコマンドを使用して、現在のアクションをエンジニアド・システム・モデルにマージします。 - DEPLOY ACTIONS
このコマンドを使用して、エンジニアド・システムXMLファイルからのすべてのアクションを実行します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.2.1 SAVE ACTION
構文
SAVE ACTION [FORCE]
引数
FORCE
を指定して、アクションをエンジニアド・システム・モデルに自動マージします。
ノート:
エンジニアド・システム構成は、後続のSAVE FILE
コマンドを使用してファイルとして保存する必要があります。
親トピック: ACTION
4.3.2.2 MERGE ACTIONS
構文
MERGE ACTIONS [FORCE]
引数
このアクションがDEPLOY ACTIONS
コマンドで処理されないようにする場合は、FORCE
を指定します。
ノート:
エンジニアド・システム構成は、後続のSAVE FILE
コマンドを使用してファイルとして保存する必要があります。
親トピック: ACTION
4.3.2.3 DEPLOY ACTIONS
構文
DEPLOY ACTIONS
例4-3 データベースを追加するアクションのデプロイ
oedacli> DEPLOY ACTIONS
Deploying Action ID : 4 add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome'
Deploying ADD DATABASE
Running datapatch on database 'testdb'
Done...
Done
親トピック: ACTION
4.3.3 ALERT
Oracleアラートを作成、変更、削除またはリストできます。
- ALTER ALERT
このコマンドは、Oracleアラートを作成または変更します。 - DELETE ALERT
このコマンドは、特定のアラートを削除します。 - LIST ALERTS
このコマンドは、アラートをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.3.1 ALTER ALERT
構文
ALTER ALERT
{ RECIPIENTS='recipients'
FROMNAME='from_name'
FROMEMAIL=from_email
SMTPHOST=smtp_host
[ SSL=uses_ssl ]
[ PORT=smtp_port ]
| SNMPHOST=snmp_host
[ PORT=snmp_port ]
[ COMMUNITY=snmp_community ]
| ASRHOST=asr_host
CONTACT=asr_contact
EMAIL=asr_email
MOSACCOUNT=asr_mos_account
[ PROXYHOST=asr_proxy_host ]
[ PROXYPORT=asr_proxy_port ]
[ PROXYUSER=asr_proxy_user ]
| [ EMAIL=ocm_email ]
[ HUBHOST=ocm_hub_host ]
[ HUBUSER=ocm_hub_user ]
[ PROXYHOST=ocm_proxy_host ]
[ PROXYPORT=ocm_proxy_port ]
[ PROXYUSER=ocm_proxy_user ]
| EMBASE=em_base
[ OMSHOST=oms_host ]
PORT=oms_port }
WHERE
{ ID=alert_id |
TYPE=alert_type |
HOSTNAME=host_name TYPE=alert_type |
CLUSTERNUMBER=cluster_number TYPE=alert_type |
CLUSTERNAME=cluster_name TYPE=alert_type |
CLUSTERID=cluster_id TYPE=alert_type }
引数
アラート・タイプに応じて様々な属性を指定できます。
-
SMTPアラートの場合:
-
RECIPIENTS
:電子メール・アドレスのリストを指定します。リスト・エントリはスペースまたはカンマで区切り、リストは一重引用符で囲みます。 -
FROMNAME
:電子メール送信ユーザーの名前を一重引用符で囲んで指定します。 -
FROMEMAIL
:電子メール送信ユーザーの電子メール・アドレスを指定します。 -
SMTPHOST
: SMTP電子メール・サーバーのホスト名を指定します。 -
SSL
: オプションで、SSLを使用する場合はtrue
に設定します。デフォルト値はfalse
です。 -
PORT
: オプションで、SMTP電子メール・サーバー・ポートを指定します。デフォルト値は25
です。
-
-
SNMPアラートの場合:
-
SNMPHOST
: SNMPサーバーのホスト名を指定します。 -
PORT
: オプションで、SNMPサーバー・ポートを指定します。デフォルト値は162
です。 -
COMMUNITY
: オプションで、SNMPコミュニティ値を指定します。デフォルト値はpublic
です。
-
-
Oracle Auto Service Request (ASR)アラートの場合:
-
ASRHOST
: ASRサーバーのホスト名を指定します。 -
CONTACT
: ASRの担当者名を指定します。 -
EMAIL
: ASRの電子メール・アドレスを指定します。 -
MOSACCOUNT
: ASR My Oracle Support (MOS)の電子メール・アドレスを指定します。 -
PROXYHOST
:オプションで、ASRサーバーに接続するためのプロキシ・ホスト名を指定します。 -
PROXYPORT
: オプションで、ASRサーバーに接続するためのプロキシ・ポートを指定します。 -
PROXYUSER
: オプションで、ASRサーバーに接続するためのプロキシ・ユーザー名を指定します。
-
-
Oracle Configuration Manager (OCM)アラートの場合:
-
EMAIL
: OCM電子メール・アドレスを指定します。 -
HUBHOST
: OCMハブのホスト名を指定します。 -
HUBUSER
: OCMハブ・ユーザー名を指定します。 -
PROXYHOST
: オプションで、OCMハブに接続するためのプロキシ・ホスト名を指定します。 -
PROXYPORT
: オプションで、OCMハブに接続するためのプロキシ・ポートを指定します。 -
PROXYUSER
: オプションで、OCMハブに接続するためのプロキシ・ユーザー名を指定します。
-
-
Oracle Enterprise Manager (EM)アラートの場合:
-
EMBASE
: オプションで、EMベース・ディレクトリを指定します。デフォルト値は/u01/app/oracle/product/EMbase
です。 -
OMSHOST
: Oracle Management Server (OMS)のホスト名を指定します。 -
PORT
: オプションで、OMSサーバー・ポートを指定します。デフォルト値は4900
です。
-
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: 既存のアラートのes.xml
IDを指定します。 -
TYPE
: アラート・タイプ(SNMP
、SMTP
、ASR
、OCM
またはEM
)を指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・サーバーのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: ALERT
4.3.3.2 DELETE ALERT
構文
DELETE ALERT
WHERE
{ ID=alert_id |
HOSTNAME=host_name [ TYPE=alert_type ] |
CLUSTERNUMBER=cluster_number [ TYPE=alert_type ] |
CLUSTERNAME=cluster_name [ TYPE=alert_type ] |
CLUSTERID=cluster_id [ TYPE=alert_type ] }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: 既存のアラートのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・サーバーのホスト名を指定します。 -
TYPE
: アラート・タイプ(SNMP
、SMTP
、ASR
、OCM
またはEM
)を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: ALERT
4.3.3.3 LIST ALERTS
構文
LIST ALERTS
[ WHERE
{ ID=alert_id |
TYPE=alert_type |
HOSTNAME=host_name [ TYPE=alert_type ] } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: 既存のアラートのes.xml
IDを指定します。 -
TYPE
: アラート・タイプ(SNMP
、SMTP
、ASR
、OCM
またはEM
)を指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・サーバーのホスト名を指定します。
親トピック: ALERT
4.3.4 CELL
Oracle Exadataストレージ・セルをクローニング、削除またはリストできます。
- CLONE CELL
このコマンドは、既存のストレージ・セルをクローニングします。 - CLONE NEWCELL
このコマンドは、既存のストレージ・セルをクローニングします。 - DELETE CELL
このコマンドは、既存のストレージ・セルを削除します。 - DELETE NEWCELL
このコマンドは、OEDA構成ファイル(es.xml
)からセルを削除します。 - LIST CELLS
このコマンドは、ストレージ・セルをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.4.1 CLONE CELL
ノート:
このコマンドは非推奨であり、CLONE NEWCELL
に置き換えられています。
構文
CLONE CELL
SRCNAME=source_cell
[ TGTNAME=new_cell_name ]
[ WAIT=wait ]
[ POWER=power ]
[ WHERE STEPNAME=step ]
SET ADMINNET NAME=admin_name IP=admin_ip [ NETMASK=netmask ] [ GATEWAY=gatewayip ]
SET PRIVNET NAME1=priv_name_1 IP1=priv_ip1 NAME2=priv_name_2 IP2=priv_ip2
SET ILOMNET NAME=ilom_name IP=ilom_ip [ NETMASK=netmask ] [ GATEWAY=gatewayip ]
SET RACK NUM=rack_number ULOC=ulocation
引数
-
SRCNAME
: 新規セルの元になる既存のセルの名前を指定します。 -
TGTNAME
: 追加する新しいセルの名前を指定します。 WAIT
: デフォルトはtrue
で、その場合、コマンドは完了前にASMリバランス操作の完了を待機します。必要に応じて、false
に設定し、ASMリバランス操作を待機せずに制御を戻します。-
POWER
: オプションで、ASMリバランス指数制限を指定します。デフォルト値は4
です。有効な値の範囲は、1
から1024
です。 -
STEPNAME
: 実行するデプロイメント・ステップを指定します。次のうちのいずれかになります。CONFIG_CELL
CREATE_GRIDDISKS
ADD_DISKS_TO_ASM
REBALANCE
クローンのセルには、次のオプションを設定できます。
-
ADMINNET
: 管理ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。また、オプションで管理ネットワークのネットマスクとゲートウェイも指定できます。 -
PRIVNET
: 1つ目と2つ目のプライベート・ネットワークに使用する名前とIPアドレスを指定します。この名前には、オプションでドメイン名を含めることができます。 -
ILOMNET
: ILOMネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。また、オプションでILOMネットワークのネットマスクとゲートウェイも指定できます。 -
RACK
: マルチ・ラック構成でのラック番号を指定します。ここで1は1つ目のラックであり、ラック内のセルの物理的な位置(スロット番号)です。
次の例は、dbm01celadm09
をクローニングして、セルdbm01celadm14
を追加する場合のコマンド・シーケンスを示しています。
# Clone
CLONE CELL SRCNAME=dbm01celadm09 TGTNAME=dbm01celadm14 where STEPNAME=CONFIG_CELL
SET ADMINNET NAME=dbm01celadm14 IP=203.0.161.160
SET PRIVNET NAME1=dbm01celadm14-priv1 IP1=192.168.160.19 NAME2=dbm01celadm14-priv2 IP2=192.168.160.20
SET ILOMNET NAME=dbm01celadm14-ilom IP=203.0.161.182
SET RACK NUM=1, ULOC=12
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
# Create Griddisks
CLONE CELL SRCNAME=dbm01celadm09 TGTNAME=dbm01celadm14 where STEPNAME=CREATE_GRIDDISKS
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
# Add Griddisks to ASM Diskgroups
CLONE CELL SRCNAME=dbm01celadm09 TGTNAME=dbm01celadm14 where STEPNAME=ADD_DISKS_TO_ASM
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
# Rebalance ASM Diskgroups
CLONE CELL SRCNAME=dbm01celadm09 TGTNAME=dbm01celadm14 where STEPNAME=REBALANCE
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
親トピック: CELL
4.3.4.2 CLONE NEWCELL
このコマンドは、非推奨のCLONE CELL
コマンドに代わるものです。STEPNAME
引数を使用するかわりに、CLONE NEWCELL
をALTER CLUSTER ADDCELLS
コマンドと組み合せて既存のクラスタに新しいストレージを追加します。
構文
CLONE NEWCELL
SRCNAME=source_cell
TGTNAME=new_cell_name
[ TYPE=cell_type ]
SET ADMINNET NAME=admin_name IP=admin_ip [ NETMASK=netmask ] [ GATEWAY=gatewayip ]
SET PRIVNET NAME1=priv_name_1 IP1=priv_ip1 NAME2=priv_name_2 IP2=priv_ip2
SET ILOMNET NAME=ilom_name IP=ilom_ip [ NETMASK=netmask ] [ GATEWAY=gatewayip ]
SET RACK NUM=rack_number ULOC=ulocation
引数
-
SRCNAME
: 新規セルの元になる既存のセルの名前を指定します。 -
TGTNAME
: 追加する新しいセルの名前を指定します。 -
TYPE
: オプションでセル・タイプを指定します。このオプションは、クローン・ソースが高容量(HC)ストレージ・サーバーで、ターゲットが拡張(XT)ストレージ・サーバーの場合にのみ使用します。許容される値は次のとおりです。X8XT
:ターゲットがInfiniBandネットワーク・ファブリックを使用したXTストレージ・サーバーであることを指定します。X8MXT
:ターゲットがRoCEネットワーク・ファブリックを使用したXTストレージ・サーバーであることを指定します。
クローンのセルには、次のオプションを設定できます。
-
ADMINNET
: 管理ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。また、オプションで管理ネットワークのネットマスクとゲートウェイも指定できます。 -
PRIVNET
: 1つ目と2つ目のプライベート・ネットワークに使用する名前とIPアドレスを指定します。この名前には、オプションでドメイン名を含めることができます。 -
ILOMNET
: ILOMネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。また、オプションでILOMネットワークのネットマスクとゲートウェイも指定できます。 -
RACK
: マルチ・ラック構成でのラック番号を指定します。ここで1は1つ目のラックであり、ラック内のセルの物理的な位置(スロット番号)です。
次の例は、dbm02celadm01
をクローニングして、セルdbm02celadm06
を追加する場合のコマンド・シーケンスを示しています。
# Clone
CLONE NEWCELL SRCNAME=dbm02celadm01 TGTNAME=dbm02celadm06
SET ADMINNET NAME=dbm02celadm06 IP=203.0.96.17
SET PRIVNET NAME1=dbm02cell06vm1str-priv1 IP1=192.168.3.47 NAME2=dbm02cell06vm1str-priv2 IP2=192.168.3.48
SET ILOMNET NAME=dbm02celadm06-ilom IP=203.0.10.103
SET RACK NUM=1 ULOC=12
SAVE ACTION
# Add Cell to Cluster
ALTER CLUSTER ADDCELLS='dbm02celadm06' POWER=4 WHERE CLUSTERNUMBER=1
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
親トピック: CELL
4.3.4.3 DELETE CELL
構文
DELETE CELL
[ POWER=power ]
WHERE
SRCNAME=cell_hostname
[ STEPNAME=step_name ]
引数
コマンド引数:
-
POWER
: オプションで、ASMリバランス指数制限を指定します。デフォルト値は4
です。有効な値の範囲は、1
から1024
です。
WHERE
句の引数:
-
SRCNAME
: 削除するセルのホスト名を指定します。 -
STEPNAME
: オプションで、個々の削除ステップを指定します。ADD_DISKS_TO_ASM
CREATE_GRIDDISKS
CONFIG_CELL
親トピック: CELL
4.3.4.4 DELETE NEWCELL
es.xml
)からセルを削除します。構文
DELETE NEWCELL
WHERE
{ SRCNAME=cell_host_name |
SRCNAMES=cell_host_names }
引数
WHERE
句の引数:
-
SRCNAME
:es.xml
から削除するセルのホスト名を指定します。 -
SRCNAMES
:es.xml
から削除するセルのホスト名をカンマ区切りリストで指定します。
使用上のノート
es.xml
の変更のみを保存するには、SAVE ACTION FORCE
を使用します。デプロイメント・アクションは実行されません。
親トピック: CELL
4.3.4.5 LIST CELLS
構文
LIST CELLS
使用上のノート
このコマンドは非推奨です。かわりに次のものを使用します。
LIST MACHINES WHERE TYPE=CELL
親トピック: CELL
4.3.5 CLUSTER
Oracle Exadata Database Machine上のOracle RAC Clusterを変更またはリストできます。
- ALTER CLUSTER
このコマンドは、クラスタ属性を変更します。 - CREATE CLUSTER
このコマンドを使用して、Oracle RACデータベースを構成およびデプロイするステップを含む、仮想マシン(VM)クラスタの仮想ゲストを作成します。 - DESTROY CLUSTER
このコマンドは、実行中の仮想マシン(VM)クラスタを1回の操作で正常に削除するために使用します。 - DOWNGRADE CLUSTER
このコマンドを使用して、以前にアップグレードしたクラスタをダウングレードします。 - LIST CLUSTER
このコマンドは、特定のExadataクラスタをリストします。 - LIST CLUSTERS
このコマンドは、既存のExadataクラスタをリストします。 - UPGRADE CLUSTER
このコマンドを使用して、Oracle Grid Infrastructureクラスタをアップグレードします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.5.1 ALTER CLUSTER
構文
ALTER CLUSTER
{ CLUSTERNAME=cluster_name |
GIVERSION=grid_version |
GIHOMELOC=grid_home_location |
INVLOC=inventory_location |
BASEDIR=oracle_base_dir |
PATCHLIST=patch_list |
VCPU=vcpu |
VMEM=vmem |
ASMSCOPEDSECURITY=asm_scoped_security |
ADDCELLS='add_cells' ] |
DROPCELLS='drop_cells' ] |
DISKGROUPS='asm_diskgroups' ] |
POWER=power ] |
WAIT=wait ] |
HOMESIZE=home_size |
INSTALLTYPE={ CLONE | ZIP } } ...
WHERE
{ CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
ID=cluster_id }
引数
Oracle RAC Clusterについて次の属性を変更できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの新しい一意の名前を指定します。 -
GIVERSION
: リリース更新(RU)を含めてクラスタウェア・バージョンを指定します。例:12.1.0.2.170418
-
GIHOMELOC
: Gridホームの場所の新規パスを指定します。 -
INVLOC
: ソフトウェア・インベントリの新規パスを指定します。 -
BASEDIR
: Oracleベース・ディレクトリの新規パスを指定します。 -
PATCHLIST
: オプションで、パッチのカンマ区切りリストを指定します。リストは、一重引用符で囲む必要があります。デフォルトでは、パッチ・リストは、GIVERSION
に含まれるRUから導出されます。 -
VCPU
: VMクラスタ内の各仮想マシン(VM)の仮想CPUの数を指定します。このオプションは、VMデプロイメント内のクラスタにのみ適用されます。 -
VMEM
: VMクラスタ内の各仮想マシン(VM)のメモリー量(GB)を指定します。このオプションは、VMデプロイメント内のクラスタにのみ適用されます。 -
ASMSCOPEDSECURITY
: オプションで、true
を指定してASMスコープのセキュリティを有効にします。デフォルト値はfalse
です。 -
ADDCELLS
: オプションで、ディスク・グループに追加するセルのカンマ区切りリストを指定します。リストは、一重引用符で囲む必要があります。 -
DROPCELLS
: オプションで、ディスク・グループから削除するセルのカンマ区切りリストを指定します。リストは、一重引用符で囲む必要があります。 -
DISKGROUPS
: オプションで、ADDCELLS
またはDROPCELLS
で指定したセルを追加または削除するディスク・グループのカンマ区切りリストを指定します。リストは、一重引用符で囲む必要があります。指定しない場合、指定したセルはすべてのディスク・グループに追加されるか、すべてのディスク・グループから削除されます。 -
POWER
: オプションで、ASMリバランス指数制限を指定します。デフォルト値は4
です。有効な値の範囲は、1
から1024
です。 -
WAIT
: オプションで、ASMリバランス操作の完了を待たずにコマンドが戻るようにfalse
を指定します。デフォルト値はtrue
。 -
HOMESIZE
: クラスタ・ホームのサイズ(GB)を指定します。 -
INSTALLTYPE
: 使用するソフトウェア・インストール方法を指定します。オプションは次のとおりです。-
CLONE
: イメージ・ファイルを使用して、ソフトウェア・インストールをクローニングします。イメージ・ファイルにはベース・ソフトウェア・リリースが含まれ、追加のパッチや更新が含まれる場合もあります。この方法では、イメージ・ファイルに更新を含めることで、デプロイメント時間が短縮され、デプロイメントの一貫性が向上します。CLONE
ソフトウェア・インストール方法は、仮想マシン(VM)デプロイメントのクラスタについてサポートされている唯一の方法です。このオプションは、物理(ベア・メタル)デプロイメントのクラスタにも使用できます。 -
ZIP
: ソフトウェア・リリースを含む圧縮(zip)ファイルを使用して、フレッシュ・ソフトウェア・インストールを実行します。この方法には、追加のパッチや更新は含まれません。ZIP
ソフトウェア・インストール方法は、物理(ベア・メタル)デプロイメントのクラスタに使用されるデフォルトの方法です。このオプションは、仮想マシン(VM)デプロイメントのクラスタには使用できません。
-
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
ID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
例4-4 クラスタ変更のデプロイ
次の例は、ALTER CLUSTER
コマンドを使用するOEDACLIセッションを各ステップでの一般的な出力とともに示しています。
oedacli> alter cluster clustername=cluster-c1 where id=Cluster-c6e838fe4-e317-ee1a-dd89-53f0b49a689b_id
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : alter cluster clustername=cluster-c1 where id=Cluster-c6e838fe4-e317-ee1a-dd89-53f0b49a689b_id
Merging ALTER CLUSTER
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 1 alter cluster clustername=cluster-c1 where id=Cluster-c6e838fe4-e317-ee1a-dd89-53f0b49a689b_id
Deploying ALTER CLUSTER
Done...
Done
親トピック: CLUSTER
4.3.5.2 CREATE CLUSTER
このコマンドを使用して、Oracle RACデータベースを構成およびデプロイするステップを含む、仮想マシン(VM)クラスタの仮想ゲストを作成します。
構文
CREATE CLUSTER
[ STEPS='step_short_names' [ DELETEDB={ true | false } ] |
SKIPSTEPS='step_short_names' [ DELETEDB={ true | false } ] |
DELETEDB={ true | false } ]
[ WHERE
{ CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
ID=cluster_id } ]
引数
-
STEPS
: オプションで、実行するステップを指定します。リストはスペース区切りのステップ短縮名で構成され、リスト全体が一重引用符で囲まれます。
LIST STEPS
コマンドを使用して、使用可能なステップを表示します。 -
SKIPSTEPS
: オプションで、スキップするステップを指定します。リストはスペース区切りのステップ短縮名で構成され、リスト全体が一重引用符で囲まれます。
LIST STEPS
コマンドを使用して、使用可能なステップを表示します。 -
DELETEDB
: オプションで、true
を指定して、クラスタの作成後にデフォルトのOracle RACデータベースを削除します。デフォルト値はfalse
です。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
使用上のノート
-
このコマンドで作成できるのは、VMデプロイメント内のクラスタのみです。このコマンドを使用して、物理(ベアメタル)デプロイメントにクラスタを作成することはできません。
-
このコマンドの最も簡単な形式では、引数は必要ありません。ただし、XML構成ファイル(
es.xml
)に複数のクラスタが含まれている場合、WHERE
句は必須です。
例4-5 CREATE CLUSTERでのSTEPSパラメータの使用
次のコマンドを使用して、Cluster-c1
クラスタのゲスト・ドメインのみを作成します。
CREATE CLUSTER STEPS='CREATEVM' WHERE CLUSTERNAME=Cluster-c1
例4-6 CREATE CLUSTERでのSKIPSTEPSおよびDELETEDBパラメータの使用
次のコマンドを使用して、指定したSKIPSTEPS
をスキップし、デフォルト・データベースを削除して、Cluster-c1
クラスタを作成します。
CREATE CLUSTER SKIPSTEPS='VALIDATE CALIBRATE RESECURE' DELETEDB=true WHERE CLUSTERNAME=Cluster-c1
親トピック: CLUSTER
4.3.5.3 DESTROY CLUSTER
このコマンドは、実行中の仮想マシン(VM)クラスタを1回の操作で正常に削除するために使用します。
構文
DESTROY CLUSTER
[ WHERE
{ CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERID=cluster_id } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
使用上のノート
-
XMLファイルにクラスタが1つしか含まれていない場合、
WHERE
句は必要ありません。 -
MERGE
ステップは、破棄されるマシンと影響を受けるセルを示します。
例4-7 DESTROY CLUSTERコマンドの使用
次の例は、XMLファイル内に1つのクラスタのみがある最も単純なケースを示しています。
oedacli> DESTROY CLUSTER
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
oedacli> DEPLOY ACTIONS
親トピック: CLUSTER
4.3.5.4 DOWNGRADE CLUSTER
このコマンドを使用して、以前にアップグレードしたクラスタをダウングレードします。
構文
DOWNGRADE CLUSTER
WHERE
{ CLUSTERNAME=cluster_name [ STEPNAME=step_name ] |
CLUSTERNUMBER=cluster_number [ STEPNAME=step_name ] |
ID=cluster_id [ STEPNAME=step_name ] }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
ID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
STEPNAME
: オプションで、個々のダウングレード・ステップを指定します。RUN_ROOTSCRIPT
CONFIG_HOME
ADD_HOME
使用上のノート
-
このコマンドを使用するには、アップグレードされたクラスタが含まれる
es.xml
を使用する必要があります。 -
このコマンドでダウングレードできるのは、VMデプロイメント内のクラスタのみです。このコマンドを使用して、物理(ベアメタル)デプロイメントでクラスタをダウングレードすることはできません。
-
このコマンドは、アップグレードされたクラスタで
DELETE_OLDHOME
ステップが実行されていない場合にのみ実行できます。
例4-8 クラスタのダウングレード
次の例は、DOWNGRADE CLUSTER
コマンドを使用するOEDACLIセッションを各ステップでの一般的な出力とともに示しています。
oedacli> downgrade cluster where clusternumber=1
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : downgrade cluster where clusternumber=1
Merging DOWNGRADE CLUSTER
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 4 downgrade cluster where clusternumber=1
Deploying DOWNGRADE CLUSTER
Downgrading Cluster
Validating Target cluster version 12.2.0.1
Validating Target Clusterware Home.. /u01/app/12.2.0.1/grid
Checking Cluster status...
Checking status of cluster...
Checking clustereware file system /u01/app/12.2.0.1/grid
Validating active cluster version.
Active cluster version found on cluster ovmClus8 is 18.0.0.0
Validating Inventory...
Clusterware Home /u01/app/12.2.0.1/grid validation completed successfully
Downgrading clusterware to 12.2.0.1
Running rootcrs.sh on node dbm01adm01vm08.example.com
Running rootcrs.sh on node dbm01adm02vm08.example.com
Deregistering Clustereware Home /u01/app/18.13.0.0/grid from oracle inventory
Registering Clusterware Home /u01/app/12.2.0.1/grid with oracle inventory
Starting Clusterware stack using software home /u01/app/12.2.0.1/grid
Removing /u01/app/18.13.0.0/grid from Oracle inventory...
Updating inventory on dbm01adm01vm08.example.com
Updating inventory on dbm01adm02vm08.example.com
Unmounting file systems.....
Unmounting file system /u01/app/18.13.0.0/grid on dbm01adm01vm08.example.com
Unmounting file system /u01/app/18.13.0.0/grid on dbm01adm02vm08.example.com
Updating /etc/fstab entries...
Active cluster version after downgraded 12.2.0.1.0
Clusterware successfully downgraded to 12.2.0.1.190115
親トピック: CLUSTER
4.3.5.5 LIST CLUSTER
このコマンドは、特定のExadataクラスタをリストします。
構文
LIST CLUSTER
WHERE
{ NAME=cluster_name |
ID=cluster_id }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
NAME
: クラスタの名前を指定します。 -
ID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: CLUSTER
4.3.5.6 LIST CLUSTERS
このコマンドは、既存のExadataクラスタをリストします。
構文
LIST CLUSTERS
[ WHERE
{ CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
ID=cluster_id } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
ID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
使用上のノート
WHERE
句はオプションです。
例4-9 LIST CLUSTERSコマンドの使用
この例では、ホスト上のOracle RACクラスタを識別する方法を示します。
OEDACLI> LIST CLUSTERS
version : "CloneInstall"
clusterName : "DBMclu1"
clusterOwner : "grid"
clusterVersion : "19.3.0.0.190416"
clusterHome : "/u01/app/19.0.0.0/grid"
inventoryLocation : "/u01/app/oraInventory"
asmScopedSecurity : "false"
親トピック: CLUSTER
4.3.5.7 UPGRADE CLUSTER
このコマンドを使用して、Oracle Grid Infrastructureクラスタをアップグレードします。
構文
UPGRADE CLUSTER
GIVERSION=Grid_relnum
GIHOMELOC=Grid_home_dir
WHERE
{ CLUSTERNAME=cluster_name [ STEPNAME=step_name ] |
CLUSTERNUMBER=cluster_number [ STEPNAME=step_name ] |
ID=cluster_id [ STEPNAME=step_name ] }
引数
-
GIVERSION
: リリース更新(RU)を含む、アップグレード後のOracle Grid Infrastructureソフトウェアのバージョン。例:12.1.0.2.170418
-
GIHOMELOC
: Oracle Grid Infrastructureホーム・ディレクトリのターゲットの場所
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
ID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
STEPNAME
: オプションで、個々のアップグレード・ステップを指定します。ADD_HOME
CONFIG_HOME
RUN_ROOTSCRIPT
DELETE_OLDHOME
使用上のノート
-
このコマンドでダウングレードできるのは、VMデプロイメント内のクラスタのみです。このコマンドを使用して、物理(ベアメタル)デプロイメントでクラスタをダウングレードすることはできません。
-
STEPNAME
の指定がない場合は、ADD_HOME
およびCONFIG_HOME
ステップが実行されます。 -
RUN_ROOTSCRIPT
ステップでは、すべてのノードで、ローリング・モードでrootupgrade.sh
スクリプトが順番に実行されます。また、このステップでは各ノードのデータベース・インスタンスが再起動されます。 -
DELETE_OLDHOME
ステップを実行すると、後でDOWNGRADE CLUSTER
コマンドを使用できなくなります。
例4-10 UPGRADE CLUSTERコマンドの使用
この例は、ステップバイステップのクラスタ・アップグレードにおける最初の3つのステップ(ADD_HOME
、CONFIG_HOME
およびRUN_ROOTSCRIPT
)を示しています。この例の最後に、クラスタはアップグレードされますが、DELETE_OLDHOME
ステップが実行されていないため、ダウングレードはまだ可能です。
oedacli> upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=add_home
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=add_home
Merging UPGRADE CLUSTER
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 1 upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=add_home
Deploying UPGRADE CLUSTER
Upgrading Cluster
Performing Upgrade Validations...
Validating target Clusterware version 18.13.0.0...
Validating source Clusterware version 12.2.0.1.190115...
Checking Cluster status...
Checking status of cluster...
Active cluster version on cluster ovmClus8 is 12.2.0.1.0
Validating Target Clusterware Home.. /u01/app/18.13.0.0/grid
Checking to see if /u01/app/18.13.0.0/grid is already mounted
SUCCESS: 18.13.0.0 is supported version for upgrade.
SUCCESS: Current Cluster Version 12.2.0.1.190115 is supported for Upgrade using this Utility.
SUCCESS:
SUCCESS: Required Image Version 21.2.0.0.0 for Oracle18c found on dbm01adm01vm08
SUCCESS: Required Image Version 21.2.0.0.0 for Oracle18c found on dbm01adm02vm08
SUCCESS: Cluster verification completed successfully
SUCCESS: Find the valid upgrading version from 12.2.0.1 to 18.13.0.0
SUCCESS: Target Cluster Version is valid..
SUCCESS: Target Clusterware Home /u01/app/18.13.0.0/grid is not already mounted.
SUCCESS: Found valid target clusterware version.
SUCCESS: Valid Bundle Patch / RU Version found.
Validating required files...
Extracting files..
Copying files...
Creating new disk image file..
Attaching disk image to Virtual Machine dbm01adm01vm08.example.com
Attaching disk image to Virtual Machine dbm01adm02vm08.example.com
Completed adding new Clusterware home /u01/app/18.13.0.0/grid on Cluster ovmClus8
Done...
Done
oedacli> upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=config_home
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=config_home
Merging UPGRADE CLUSTER
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 2 upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=config_home
Deploying UPGRADE CLUSTER
Upgrading Cluster
Configuring new clusterware home at /u01/app/18.13.0.0/grid
Running Cluster Verification Utility for upgrade readiness..
Pre-upgrade Validation completed successfully.
Setting up new clusterware home...
Relinking binaries with RDS /u01/app/18.13.0.0/grid
Upgrading software..
Completed configuring new Clusterware home /u01/app/18.13.0.0/grid
Done...
Done
oedacli> upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=RUN_ROOTSCRIPT
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=RUN_ROOTSCRIPT
Merging UPGRADE CLUSTER
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 3 upgrade cluster giversion=18.13.0.0.210119 gihomeloc=/u01/app/18.13.0.0/grid where clusternumber=1 stepname=RUN_ROOTSCRIPT
Deploying UPGRADE CLUSTER
Upgrading Cluster
Running Cluster Verification Utility for upgrade readiness..
Pre-upgrade Validation completed successfully.
Running rootupgrade.sh on node dbm01adm01vm08.example.com
Checking file root_dbm01adm01vm08.example.com_2021-05-07_16-35-47-279774287.log on node dbm01adm01vm08.example.com
Checking status of cluster on dbm01adm01vm08.example.com
Running rootupgrade.sh on node dbm01adm02vm08.example.com
Checking file root_dbm01adm02vm08.example.com_2021-05-07_16-55-09-777507261.log on node dbm01adm02vm08.example.com
Checking status of cluster on dbm01adm02vm08.example.com
Running Configuration Assistants on dbm01adm01vm08.example.com
Active cluster version after upgrade 18.0.0.0.0
Clusterware successfully upgraded to 18.13.0.0.210119
Applying Security Fixes...
Done...
Done
親トピック: CLUSTER
4.3.6 COMPUTE
物理計算ノードをクラスタ・メンバーとして追加または削除するには、次のコマンドを使用します。
- CLONE COMPUTE
このコマンドは、既存の物理計算クラスタ・ノードをクローニングするために使用します。 - DELETE COMPUTE
このコマンドは、既存の計算ノードを削除し、クラスタからインスタンス、ホームおよびクラスタウェアを削除します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.6.1 CLONE COMPUTE
このコマンドは、既存の物理計算クラスタ・ノードをクローニングするために使用します。
構文
CLONE COMPUTE
{ SRCNAME=source_compute_node TGTNAME=target_compute_node |
TGTNAMES=target_compute_nodes }
[ WHERE
STEPNAME=stepname ]
SET ADMINNET NAME=admin_name IP=admin_ip
SET PRIVNET NAME1=priv_name_1 IP1=priv_ip1 [ NAME2=priv_name_2 IP2=priv_ip2 ]
[ SET INTERCONNECT NAME1=priv_name_1 IP1=priv_ip1 [ NAME2=priv_name_2 IP2=priv_ip2 ] ]
[ SET CLIENTNET NAME=client_name IP=client_ip ]
[ SET VIPNET NAME=vip_name IP=vip_ip ]
[ SET BACKUP NAME=backup_name IP=backup_ip ]
SET ILOMNET NAME=ilom_name IP=ilom_ip
SET RACK NUM=rack_number ULOC=ulocation
引数
-
SRCNAME
: 計算サーバーの生成元にする既存の計算サーバーの名前を指定します。 -
TGTNAME
: 追加する新しいコンピュート・サーバーの名前を指定します。 -
TGTNAMES
: 追加する新しいコンピュート・サーバーのカンマ区切りリストを指定します。 -
STEPNAME
: オプションで実行するデプロイメント・ステップを指定します。次のうちのいずれかになります。CREATE_USERS
CELL_CONNECTIVITY
ADD_NODE
EXTEND_DBHOME
ADD_INSTANCE
STEPNAME
の指定がない場合は、すべてのステップが実行されます。
クローンの計算ノードには次のオプションを設定できます。
-
ADMINNET
: 管理ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。 -
PRIVNET
: 1つ目と2つ目のプライベート・ネットワークに使用する名前とIPアドレスを指定します。この名前には、オプションでドメイン名を含めることができます。 -
INTERCONNECT
: 計算ノードがExadata Secure RDMA Fabric IsolationまたはInfiniBandセキュリティ(PKEYS)で構成されている場合にのみ必要です。1つ目と2つ目のプライベート・ネットワークに使用する名前とIPアドレスを指定します。この名前には、オプションでドメイン名を含めることができます。 -
CLIENTNET
: クライアント・ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。仮想マシン(VM)ホスト(Oracle Linux KVMまたはOracle VM)には不要です。 -
VIPNET
: 仮想IP (VIP)ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。仮想マシン(VM)ホスト(Oracle Linux KVMまたはOracle VM)には不要です。 -
BACKUP
: バックアップ・ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。バックアップ・ネットワークのないサーバーには不要です。 -
ILOMNET
: ILOMネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。 -
RACK
: マルチ・ラック構成でのラック番号を指定します。番号1は1つ目のラックであり、ラック内のサーバーの物理的な位置(スロット番号)です。
使用上のノート
- Exadata Secure RDMA Fabric IsolationまたはInfiniBandセキュリティ(PKEYS)による構成の場合、
INTERCONNECT
ではデータベース・ノードを接続するプライベート・ネットワークを定義し、PRIVNET
ではプライベート・ストレージ・ネットワークを定義します。 -
TGTNAMES
を使用して、DEPLOY ACTIONS
で複数のコンピュート・サーバーを同時にクローニングします。追加のSET
文を指定せずにTGTNAMES
を使用します。この引数を使用する前にSAVE ACTION FORCE
を使用します。次の例を参照してください。
例4-11 計算ノードのクローニング
この例では、dbadm13
コンピュート・サーバーを新しいサーバーdbadm14
にクローニングします。
CLONE COMPUTE srcname=dbadm13 tgtname=dbadm14
SET ADMINNET name=dbadm04 ip=10.128.161.192
SET PRIVNET name1=dbadm04-priv1 ip1=192.168.161.195 name2=dbadm04-priv2 ip2=192.168.161.196
SET CLIENTNET name=dbadm04-client ip=198.51.100.112
SET VIPNET name=dbadm04-vip ip=10.128.177.116
SET ILOMNET name=dbadm04-ilom ip=10.128.161.203
SET RACK num=1 uloc=17
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
例4-12 TGTNAMESを使用した複数のコンピュート・ノードのクローニング
この例では、dbadm23
をクローニングし、新しいコンピュート・サーバーdbadm24
およびdbadm25
を作成します。TGTNAMES
引数を使用すると、新しいノードはいずれも最終のDEPLOY ACTIONS
で同時にデプロイされます。
CLONE COMPUTE SRCNAME='dbadm23' TGTNAME='dbadm24'
SET ADMINNET name=dbadm24 ip=10.128.161.192
SET PRIVNET name1=dbadm24-priv1 ip1=192.168.161.195 name2=dbadm24-priv2 ip2=192.168.161.196
...
SAVE ACTION FORCE
CLONE COMPUTE SRCNAME='dbadm23' TGTNAME='dbadm25'
SET ADMINNET name=dbadm25 ip=10.128.161.193
...
SAVE ACTION FORCE
CLONE COMPUTE TGTNAMES='dbadm24,dbadm25'
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
例4-13 ステップを使用した計算ノードのクローニング
この例では、個別のステップを実行して、dbadm33
コンピュート・サーバーを新しいサーバーdbadm34
にクローニングします。この例では、最初の3つのステップのみを示します。コンピュート・ノードのクローニングに関連するすべてのステップを示すわけではありません。
CLONE COMPUTE srcname=dbadm33 tgtname=dbadm34 WHERE STEPNAME=CREATE_USERS
SET ADMINNET name=dbadm04 ip=10.128.161.192
SET PRIVNET name1=dbadm04-priv1 ip1=192.168.161.195 name2=dbadm04-priv2 ip2=192.168.161.196
SET CLIENTNET name=dbadm04-client ip=198.51.100.112
SET VIPNET name=dbadm04-vip ip=10.128.177.116
SET ILOMNET name=dbadm04-ilom ip=10.128.161.203
SET RACK num=1 uloc=17
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
CLONE COMPUTE compute srcname=dbadm33 tgtname=dbadm34 WHERE STEPNAME=CELL_CONNECTIVITY
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
CLONE COMPUTE srcname=dbadm33 tgtname=dbadm34 WHERE STEPNAME=ADD_NODE
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
...
親トピック: COMPUTE
4.3.6.2 DELETE COMPUTE
このコマンドは、既存の計算ノードを削除し、クラスタからインスタンス、ホームおよびクラスタウェアを削除します。
構文
DELETE COMPUTE
WHERE
{ SRCNAME=host_name [ STEPNAME=step_name ] |
SRCNAMES=host_names [ STEPNAME=step_name ] }
引数
SRCNAME
では、削除するゲストのホスト名を指定します。
SRCNAMES
では、削除するゲストのホスト名のカンマ区切りリストを指定します。
STEPNAME
は、失敗したCREATE COMPUTE
コマンドのステップをクリーン・アップするために使用します。元に戻す個々の作成ステップの名前を指定します。step_nameの値は、次のとおりです。
ADD_INSTANCE
EXTEND_DBHOME
ADD_NODE
CELL_CONNECTIVITY
CREATE_USERS
例4-14 計算ノードの削除 - 単純なケース
この例では、クラスタからdbadm04
計算ノードを削除します。
LOAD FILE NAME=4-4compute.xml
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
SAVE FILE name=3-4compute.xml
例4-15 個別のステップを指定した計算ノードの削除
この例では、各ステップを個別に実行して、クラスタからdbadm04
計算ノードを削除します。この例では、計算ノードの削除に関連するすべてのステップが示されるわけではありません。
LOAD FILE NAME=4-4compute.xml
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04 stepname=ADD_INSTANCE
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04 stepname=EXTEND_DBHOME
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04 stepname=ADD_NODE
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
...
親トピック: COMPUTE
4.3.7 CURRENTACTION
OEDACLIの現在のアクションをクリアまたはリストできます。
- CLEAR CURRENTACTION
OEDACLIの現在のアクションをクリアします。 - LIST CURRENTACTION
OEDACLIの現在のアクションをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.8 DATABASE
Oracleデータベースを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD DATABASE
このコマンドは、Oracleデータベース(非コンテナ・データベース(非CDB)、コンテナ・データベース(CDB)、またはプラガブル・データベース(PDB))を既存のCDBに追加します。 - ALTER DATABASE
このコマンドは、既存のOracleデータベース定義を変更します。 - DELETE DATABASE
このコマンドは、既存のOracleデータベースを削除します。 - LIST DATABASES
このコマンドは、既存のOracleデータベースをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.8.1 ADD DATABASE
構文
ADD DATABASE
[ BLOCKSIZE=blocksize ]
[ CHARSET=database_character_set
DATADG=data_diskgroup
[ DBLANG=database_language ]
DBNAME=database_name
[ UNIQUENAME=database_unique_name ]
[ DBTEMPLATE=database_template ]
[ DBTYPE=database_type ]
[ HOSTNAMES='host_names' ]
RECODG=reco_diskgroup
WHERE
{ DBHOMEID=database_home_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DBHOMELOC=database_home_location |
CLUSTERNAME=cluster_name DBHOMELOC=database_home_location |
CLUSTERID=cluster_id DBHOMELOC=database_home_location |
CLUSTERNUMBER=cluster_number CDBNAME=container_database_name |
CLUSTERNAME=cluster_name CDBNAME=container_database_name |
CLUSTERID=cluster_id CDBNAME=container_database_name }
引数
新規Oracleデータベースについて次の属性を指定できます。
-
BLOCKSIZE
: オプションで、新規データベースのブロック・サイズを指定します。デフォルト値は8192です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
CHARSET
: オプションで、新規データベースで使用する文字セットを指定します。デフォルト値は、AL32UTF8
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DATADG
: 新規データベースのDATAディスク・グループの名前を指定します。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBLANG
: オプションで、新規データベースで使用する言語を指定します。デフォルト値は、all_langs
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBNAME
: 新規データベースの名前を指定します。 -
UNIQUENAME
: 新規データベースの一意の名前を指定します。デフォルト値はdbname
です。 -
DBTEMPLATE
: 新規データベースの作成時に使用するテンプレートADMIN
またはDW
を指定します。デフォルト値は、ADMIN
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBTYPE
: オプションで、作成するデータベースのタイプを指定します。-
normal DB
: 非コンテナ・データベース(非CDB)を追加します。これはデフォルト値です。 -
CDB
: コンテナ・データベースを追加します。 -
PDB
: プラガブル・データベースを既存のCDBに追加します。
-
-
HOSTNAMES
:オプションで、データベースを実行する必要があるホストの名前を示すカンマ区切りリストを指定します。デフォルト値は、データベース・ホームに登録されているノードのリストです。 -
RECODG
: 新規データベースのRECOディスク・グループの名前を指定します。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
DBHOMEID
: データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DBHOMELOCATION
: ターゲット・データベース・ホームのパスを指定します。 -
CDBNAME
: コンテナ・データベースのデータベース名を指定します。この引数は、DBTYPE=PDB
の場合のみ必要です
例4-16 OEDACLIの使用による新規Oracleデータベースの追加
この例では、新規データベースを構成に追加する方法を示します。
-
OEDA XML構成ファイルをロードします。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test.xml SUCCESS - file loaded OK Customer : ora07adm01 - Oracle
-
コマンド
LIST DATABASEHOMES
を使用して、ターゲット・データベース・ホームに関連付けられているdatabasehome_id
を識別します。このデータベース・ホームは、新規データベースの作成に使用されます。oedacli> LIST DATABASEHOMES version : "CloneInstall" cluster : id : "c0_clusterHome" databaseHomeName : "c0_DbHome_0" databaseSwOwner : "c0_oracle" databaseVersion : "12.2.0.1.170718" databaseHomeLoc : "/u01/app/oracle/product/12.2.0.1/dbhome_1" inventoryLocation : "/u01/app/oraInventory" language : "all_langs" machines : machine : ... ... patches : patch : patchNumber : "26133434" basedir : "/u01/app/oracle" useZfs : "false" id : "c0_databaseHome1"
-
新規データベースを作成するためのアクションを作成します。新規データベースの名前、および新規データベースで使用する必要があるDATAおよびRECOディスク・グループの名前を指定する必要があります。また、前のステップで取得したIDを使用して、このデータベースを作成するOracleホームを指定します。
oedacli> ADD DATABASE DBNAME='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='RECOC1' WHERE DBHOMEID='c0_databaseHome'
-
アクションを保存します。
oedacli> SAVE ACTION
-
すべてのアクションをマージします。
oedacli> MERGE ACTIONS processMerge processMergeActions Merging Action : add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome' Merging ADD DATABASE Action Validated and Merged OK
-
新しいエンジニアド・システムXML構成ファイルにアクションを保存します。
oedacli> SAVE FILE NAME ='cli-test-2databases.xml' File : cli-test-2databases.xml saved OK
-
アクションをデプロイします。
oedacli> DEPLOY ACTIONS Deploying Action ID : 4 add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG=' RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome' Deploying ADD DATABASE Running datapatch on database 'testdb' Done... Done
親トピック: DATABASE
4.3.8.2 ALTER DATABASE
構文
ALTER DATABASE
{ { BLOCKSIZE=blocksize |
CHARSET=database_character_set |
DATADG=data_diskgroup |
DBLANG=database_language |
DBNAME=database_name |
UNIQUENAME=database_unique_name |
DBTEMPLATE=database_template |
DBTYPE=database_type |
HOSTNAMES='host_names' |
RECODG=reco_diskgroup } ... |
{ DBHOMELOC=new_dbhome_loc | DBHOMEID=new_dbhome_id } }
WHERE
{ ID=database_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DATABASENAME=database_name |
CLUSTERNAME=cluster_name DATABASENAME=database_name |
CLUSTERID=cluster_id DATABASENAME=database_name }
引数
次の属性を変更できます。
-
BLOCKSIZE
: 新規データベースのブロック・サイズ。デフォルト値は8192です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
CHARSET
: 新規データベースで使用する文字セット。デフォルト値は、AL32UTF8
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DATADG
: 新規データベースのDATAディスク・グループの名前。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBLANG
: 新規データベースで使用する言語。デフォルト値は、all_langs
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBNAME
: 新規データベースの名前。 -
UNIQUENAME
: 新規データベースの一意の名前。デフォルト値はdbname
です。 -
DBTEMPLATE
: 新規データベースの作成時に使用するテンプレートADMIN
またはDW
。デフォルト値は、ADMIN
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBTYPE
: 作成するデータベースのタイプ。-
normal DB
: 非コンテナ・データベース(非CDB)を指定します。これはデフォルト値です。 -
CDB
: コンテナ・データベースを指定します。 -
PDB
: 既存のCDBへのプラガブル・データベースを指定します。
-
-
HOSTNAMES
: データベースを実行する必要があるホストの名前を示すカンマ区切りリスト。デフォルト値は、データベース・ホームに登録されているノードのリストです。 -
RECODG
: 新規データベースのRECOディスク・グループの名前。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBHOMELOC
: データベースの移動先となるデータベース・ホームの場所。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBHOMEID
: データベースの移動先となるデータベース・ホームのes.xml
ID。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベースのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DATABASENAME
: クラスタ内のデータベースの名前を指定します。
使用上のノート
別のデータベース・ホームを使用するようにデータベースを移動するには、新しいホームの場所(DBHOMELOC
)または新しいデータベース・ホームのID (DBHOMEID
)のみを指定します。
親トピック: DATABASE
4.3.8.3 DELETE DATABASE
構文
DELETE DATABASE
WHERE
{ ID=database_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DATABASENAME=database_name |
CLUSTERNAME=cluster_name DATABASENAME=database_name |
CLUSTERID=cluster_id DATABASENAME=database_name }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベースのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DATABASENAME
: クラスタ内のデータベースの名前を指定します。
例4-17 OEDACLIの使用によるOracleデータベースの削除
この例では、既存のデータベースを構成から削除する方法を示します。
-
OEDA XML構成ファイルをロードします。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test.xml SUCCESS - file loaded OK Customer : ora07adm01 - Oracle
-
XML構成ファイルに含まれているデータベースをリストします。それにより、削除が必要なデータベースに関連付けられているデータベースIDを識別できます。
oedacli> LIST DATABASES version : "2" databaseOwner : "c0_oracle" databaseSid : "dbm01" databaseBlockSize : "8192" characterset : "AL32UTF8" databaseHome : id : "c0_databaseHome" machines : machine : ..... ..... diskGroups : diskGroup : id : "c0_datadg" id : "c0_recodg" id : "c0_dbm01" ..... ..... databaseHome : id : "c0_databaseHome3" machines : machine : .... .... databaseTemplate : "OLTP" databaseStyle : "ADMIN" language : "all_langs" diskGroups : diskGroup : id : "c0_datadg" id : "c0_recodg" id : "c0_testdb01"
-
ターゲット・データベースを削除するアクションを作成します。前のステップで識別したデータベースIDを使用します。
oedacli> delete database where id='c0_testdb01'
-
アクションを保存します。
oedacli> SAVE ACTION
-
すべてのアクションをマージします。
oedacli> MERGE ACTIONS processMerge processMergeActions Merging Action : delete database where id='c0_testdb01' Merging DELETE DATABASE Action Validated and Merged OK
-
現在の構成にアクションをデプロイします。
oedacli> DEPLOY ACTIONS Deploying Action ID : 1 delete database where id='c0_testdb01' Deploying DELETE DATABASE Deleting database testdb Done... Done
親トピック: DATABASE
4.3.8.4 LIST DATABASES
構文
LIST DATABASES
[ WHERE
{ ID=database_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERID=cluster_id } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベースのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: DATABASE
4.3.9 DATABASEHOME
Oracle Databaseホームを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD DATABASEHOME
このコマンドは、Oracleデータベース・ホームを既存のクラスタに追加します。 - ALTER DATABASEHOME
このコマンドは、既存のOracleデータベース・ホームを変更します。 - DELETE DATABASEHOME
このコマンドは、既存のOracleデータベース・ホームを削除します。 - LIST DATABASEHOMES
このコマンドは、既存のOracleデータベース・ホームをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.9.1 ADD DATABASEHOME
構文
ADD DATABASEHOME
OWNER=owner
DBVERSION=version
DBHOMELOC=database_home_path
[ DBHOMENAME=database_home_name ]
[ INVLOC=inventory_location ]
[ DBLANG=database_language ]
[ MACHINELIST='machine_list' ]
[ PATCHLIST='patch_list' ]
[ BASEDIR=base_directory ]
[ VOLUMESIZE=volume_size ]
[ INSTALLTYPE={ CLONE | ZIP } ]
WHERE
{ CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERID=cluster_id }
引数
新規Oracleデータベース・ホームについて次の属性を指定できます。
-
OWNER
: (必須) Oracleホームを所有するオペレーティング・システム・ユーザーを指定します。 -
DBVERSION
: (必須)リリース更新(RU)を含めて、データベース・ホーム内のソフトウェアのバージョンを指定します。たとえば、12.1.0.2.170418です。 -
DBHOMELOC
: (必須)新規Oracleデータベース・ホーム・ディレクトリのファイル・システム・パスを指定します。 -
DBHOMENAME
: 新規データベース・ホームの名前を指定します。デフォルト値は、標準テンプレート名です。たとえば、dbhome_1
です。 -
INVLOC
: Oracleインベントリ・ディレクトリの場所を指定します。デフォルト値は、クラスタ・ホームから導出されます。 -
DBLANG
: Oracleホームで使用する言語を指定します。デフォルト値は、all_langs
です。 -
MACHINELIST
: Oracleホームを作成するノードのリストを指定します。デフォルト値は、Gridホームに登録されているノードのリストです。 -
PATCHLIST
: データベース・ホームのパッチを示すカンマ区切りリストを指定します。デフォルト値は、DBVERSION
から導出されます。 -
BASEDIR
: Oracleベース・ディレクトリの場所を指定します。デフォルト値は、OWNER
から導出されます。 -
VOLUMESIZE
: ホーム・ディレクトリ・ボリュームのサイズを指定します。デフォルト値は、50GBです。この引数は、Oracle VMクラスタのデータベース・ホームの場合のみ適用できます。 -
INSTALLTYPE
: 使用するソフトウェア・インストール方法を指定します。オプションは次のとおりです。-
CLONE
: イメージ・ファイルを使用して、ソフトウェア・インストールをクローニングします。イメージ・ファイルにはベース・ソフトウェア・リリースが含まれ、追加のパッチや更新が含まれる場合もあります。この方法では、イメージ・ファイルに更新を含めることで、デプロイメント時間が短縮され、デプロイメントの一貫性が向上します。CLONE
ソフトウェア・インストール方法は、仮想マシン(VM)デプロイメントのデータベース・ホームについてサポートされている唯一の方法です。このオプションは、物理(ベア・メタル)デプロイメントのデータベース・ホームにも使用できます。 -
ZIP
: ソフトウェア・リリースを含む圧縮(zip)ファイルを使用して、フレッシュ・ソフトウェア・インストールを実行します。この方法には、追加のパッチや更新は含まれません。このオプションは、仮想マシン(VM)デプロイメントのデータベース・ホームには使用できません。
INSTALLTYPE
設定を指定しない場合、デフォルトの設定は、所属するクラスタのINSTALLTYPE
設定と一致します。 -
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
例4-18 OEDACLIの使用によるデプロイメントへのデータベース・ホームの追加
この例では、新規Oracleホームの追加方法を示します。dbversion
では、ベース・バージョンとターゲット・リリース更新(RU)を両方とも指定する必要があります。この例では、12.1.0.2.170418を指定して新規Oracleデータベース・ホームを設定しています。ソフトウェアは、/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2
の下にインストールされます。
./oedacli
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test12.xml
SUCCESS - file loaded OK
Customer : ora07adm01 - Oracle
oedacli> ADD DATABASEHOME OWNER='oracle' DBVERSION='12.1.0.2.170418' DBHOMELOC='/u0
1/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2' WHERE CLUSTERNUMBER=1
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
processMerge
processMergeActions
Merging Action : add databasehome owner='oracle' dbversion='12.1.0.2.170418'
dbhomeloc='/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2' where clusternumber=1
Merging ADD DATABASEHOME
Action Validated and Merged OK
oedacli> DEPLOY ACTIONS
Deploying Action ID : 1 add databasehome owner='oracle' dbversion='12.1.0.2.170418'
dbhomeloc='/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2' where clusternumber=1
Deploying ADD DATABASEHOME
Checking local files..
Required files are:
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/p26022196_121020
_Linux-x86-64.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/p26027162_121020
_Linux-x86-64.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/p6880880_122010_
Linux-x86-64.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/linuxamd64_12102
_database_2of2.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/linuxamd64_12102
_database_1of2.zip exists...
Copying required files...
Checking status of remote files...
Checking status of existing files on remote nodes...
Getting status of local files...
Copying file: linuxamd64_12102_database_1of2.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: linuxamd64_12102_database_2of2.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: p26022196_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: p26027162_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: p26022196_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm02.example.com
Copying file: p26027162_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm02.example.com
Completed copying files...
Extracting files...
Completed extracting files...
Validating nodes for database readiness...
Installing database software ...
Running database installer on node node1adm01.example.com ... Please wait...
After running database installer...
Patching...
Done...
Done
親トピック: DATABASEHOME
4.3.9.2 ALTER DATABASEHOME
構文
ALTER DATABASEHOME
{ OWNER=owner |
DBVERSION=version |
DBHOMELOC=database_home_path |
DBHOMENAME=database_home_name |
INVLOC=inventory_location |
DBLANG=language |
MACHINELIST='machine_list' |
PATCHLIST='patch_list' |
BASEDIR=base_directory |
INSTALLTYPE={ CLONE | ZIP } } ...
WHERE
{ ID=database_home_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DBHOMELOC=database_home_path |
CLUSTERNAME=cluster_name DBHOMELOC=database_home_path |
CLUSTERID=cluster_id DBHOMELOC=database_home_path }
引数
Oracleデータベース・ホームについて次の属性を変更できます。
-
OWNER
: Oracleホームを所有するオペレーティング・システム・ユーザーを指定します。 -
DBVERSION
: リリース更新(RU)を含めて、データベース・ホーム内のソフトウェアのバージョンを指定します。たとえば、12.1.0.2.170418です。 -
DBHOMELOC
: 新規Oracleデータベース・ホーム・ディレクトリのファイル・システム・パスを指定します。 -
DBHOMENAME
: データベース・ホームの新しい名前を指定します。データベース・ホーム名は、クラスタ内で一意である必要があります。 -
INVLOC
: Oracleインベントリ・ディレクトリの場所を指定します。 -
DBLANG
: Oracleホームでのサポート対象言語を指定します。 -
MACHINELIST
: ノードのリストを指定します。これらのノードは、クラスタ内に存在する必要があります。 -
PATCHLIST
: データベース・ホームのパッチを示すカンマ区切りのカスタム・リストを指定します。 -
BASEDIR
: Oracleベース・ディレクトリの場所を指定します。 -
INSTALLTYPE
: 使用するソフトウェア・インストール方法を指定します。オプションは次のとおりです。-
CLONE
: イメージ・ファイルを使用して、ソフトウェア・インストールをクローニングします。イメージ・ファイルにはベース・ソフトウェア・リリースが含まれ、追加のパッチや更新が含まれる場合もあります。この方法では、イメージ・ファイルに更新を含めることで、デプロイメント時間が短縮され、デプロイメントの一貫性が向上します。CLONE
ソフトウェア・インストール方法は、仮想マシン(VM)デプロイメントのデータベース・ホームについてサポートされている唯一の方法です。このオプションは、物理(ベア・メタル)デプロイメントのデータベース・ホームにも使用できます。 -
ZIP
: ソフトウェア・リリースを含む圧縮(zip)ファイルを使用して、フレッシュ・ソフトウェア・インストールを実行します。この方法には、追加のパッチや更新は含まれません。このオプションは、仮想マシン(VM)デプロイメントのデータベース・ホームには使用できません。
-
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DBHOMELOC
: データベース・ホーム・ディレクトリのパスを指定します。
親トピック: DATABASEHOME
4.3.9.3 DELETE DATABASEHOME
構文
DELETE DATABASEHOME
WHERE
{ ID=database_home_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DBHOMELOC=database_home_path |
CLUSTERNAME=cluster_name DBHOMELOC=database_home_path |
CLUSTERID=cluster_id DBHOMELOC=database_home_path }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DBHOMELOC
: データベース・ホーム・ディレクトリのパスを指定します。
使用上のノート
削除するデータベース・ホームには、従属するデータベースが存在しないようにする必要があります。
例4-19 既存のOracleデータベース・ホームの削除
この例では、既存のOracleデータベース・ホーム・ディレクトリを削除する方法を示します。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test12.xml
SUCCESS - file loaded OK
Customer : ora07adm01 - Oracle
oedacli> DELETE DATABASEHOME WHERE id='c0_databaseHome1'
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
processMerge
processMergeActions
Merging Action : delete databasehome where id='c0_databaseHome1'
Merging DELETE DATABASEHOME
Action Validated and Merged OK
oedacli> DEPLOY ACTIONS
Deploying Action ID : 3 delete databasehome where id='c0_databaseHome1'
Deploying DELETE DATABASEHOME
Validating Oracle home..
Deinstalling database home c0_DbHome_1
Unmounting file system..
Updating /etc/fstab entries...
Done...
Done
親トピック: DATABASEHOME
4.3.9.4 LIST DATABASEHOMES
構文
LIST DATABASEHOMES
[ WHERE
{ ID=database_home_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number [ NAME=database_home_name ] |
CLUSTERNAME=cluster_name [ NAME=database_home_name ] |
CLUSTERID=cluster_id [ NAME=database_home_name ] } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲット・データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
NAME
: ターゲット・データベース・ホームの名前を指定します。
親トピック: DATABASEHOME
4.3.10 DISKGROUP
Oracle ASMディスク・グループを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD DISKGROUP
このコマンドは、Oracle ASMディスク・グループを追加します。 - ALTER DISKGROUP
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループについて属性を変更します。 - ALTER DISKGROUPS
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループについてディスク・グループ・サイズ設定属性を変更します。 - DELETE DISKGROUP
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループを削除します。 - LIST DISKGROUPS
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.10.1 ADD DISKGROUP
構文
ADD DISKGROUP
[ ACFSNAME=acfs_name ]
[ ACFSPATH=acfs_path ]
[ ACFSSIZE=acfs_size ]
[ CELLLIST='cell_list' ]
DISKGROUPNAME=diskgroup_name
[ DISKGROUPLOCATION=diskgroup_location ]
DISKGROUPSIZE=diskgroup_size
[ OCRVOTE=ocr_voting_disks_included ]
[ QUORUMDISK=quorum_disks_included ]
REDUNDANCY=redundancy_level
SLICESIZE=slice_size
[ SPARSE=sparse ]
[ TYPE=diskgroup_type [ DATABASENAME=database_name ]]
WHERE
{ CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERID=cluster_id }
引数
新規Oracle ASMディスク・グループについて次の属性を指定できます。
-
ACFSNAME
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームの名前を指定します。 -
ACFSPATH
: Oracle ACFSファイル・システムのパスを指定します。 -
ACFSSIZE
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームのサイズを指定します。 -
CELLLIST
: 一重引用符で囲みカンマで区切ってこのディスク・グループのセルを示すリストです。 -
DISKGROUPNAME
: (必須)ディスク・グループの名前を指定します。 -
DISKGROUPLOCATION
: ディスク・グループが存在するメディア・タイプを指定します。有効な値はFLASHDISK
またはHARDDISK
です。デフォルト値はHARDDISK
です。Exadata構成ファイル(
es.xml
)内のすべてのクラスタにわたるすべての非RECOディスク・グループには、同じディスク・グループの場所をお薦めします。RECOディスク・グループの場所がFLASHDISK
の場合、FLASHDISK
がすべてのディスク・グループにお薦めの場所です。 -
DISKGROUPSIZE
: (必須)ディスク・グループのサイズを指定します。 -
OCRVOTE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクラスタのOCRおよび投票ディスクを格納する必要があることを示します。 -
QUORUMDISK
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクォーラムを必要とすることを示します。 -
REDUNDANCY
: (必須)ディスク・グループの冗長性レベルを指定します。有効な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
SLICESIZE
: (必須)このディスク・グループのグリッド・ディスクごとにディスク上のスライス・サイズを指定します。 -
SPARSE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、これがスパース・ディスク・グループである必要があることを示します。 -
TYPE
: ディスク・グループ・タイプを指定します。DATA
、RECO
、DBFS
またはOTHER
を指定できます。デフォルト値は、OTHER
です。データベースでこのディスク・グループを使用する必要がある場合は、タイプをDATA
またはRECO
に設定する必要があります。 -
DATABASENAME
: タイプDATA
またはRECO
のディスク・グループのターゲット・データベースの名前を指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
例4-20 ディスク・グループの追加
次の例は、ADD DISKGROUP
コマンドを使用するOEDACLIセッションを各ステップでの一般的な出力とともに示しています。
oedacli> add diskgroup diskgroupname=OTHER7 diskgroupsize=1TB redundancy=HIGH celllist='dbm01celadm07.example.com,dbm01celadm08.example.com,dbm01celadm09.example.com' where clustername=Cluster-c1
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : add diskgroup diskgroupname=OTHER7 diskgroupsize=1TB redundancy=HIGH celllist='dbm01celadm07.example.com,dbm01celadm08.example.com,dbm01celadm09.example.com' where clustername=Cluster-c1
Merging ADD DISKGROUP
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 3 add diskgroup diskgroupname=OTHER7 diskgroupsize=1TB redundancy=HIGH celllist='dbm01celadm07.example.com,dbm01celadm08.example.com,dbm01celadm09.example.com' where clustername=Cluster-c1
Deploying ADD DISKGROUP
Diskgroup OTHER7 will be created on Storage Servers [dbm01celadm07.example.com, dbm01celadm08.example.com, dbm01celadm09.example.com]
Validating free space....
Creating Grid Disks for ASM Disk Group OTHER7
Creating ASM Disk Group OTHER7
Updating ASM Diskstring...
Checking ASM Disk Group status...
Completed creation of ASM Disk Group OTHER7
Done...
Done
親トピック: DISKGROUP
4.3.10.2 ALTER DISKGROUP
構文
ALTER DISKGROUP
{ ACFSNAME=acfs_name |
ACFSPATH=acfs_path |
ACFSSIZE=acfs_size |
CELLLIST='cell_list' |
DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
DISKGROUPLOCATION=diskgroup_location |
DISKGROUPSIZE=diskgroup_size |
OCRVOTE=ocr_voting_disks_included |
QUORUMDISK=quorum_disks_included |
REDUNDANCY=redundancy_level |
SLICESIZE=slice_size |
SPARSE=sparse } ...
WHERE
{ ID=diskgroup_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
CLUSTERNAME=cluster_name DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
CLUSTERID=cluster_id DISKGROUPNAME=diskgroup_name }
引数
Oracle ASMディスク・グループについて次の属性を変更できます。
-
ACFSNAME
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームの新しい名前を指定します。 -
ACFSPATH
: Oracle ACFSファイル・システムの新しいパスを指定します。 -
ACFSSIZE
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームの新しいサイズを指定します。 -
CELLLIST
: 一重引用符で囲みカンマで区切ってこのディスク・グループのセルを示すリストです。 -
DISKGROUPNAME
: ディスク・グループの新しい名前を指定します。 -
DISKGROUPLOCATION
: ディスク・グループが存在するメディア・タイプを指定します。有効な値はFLASHDISK
またはHARDDISK
です。デフォルト値はHARDDISK
です。Exadata構成ファイル(
es.xml
)内のすべてのクラスタにわたるすべての非RECOディスク・グループには、同じディスク・グループの場所をお薦めします。RECOディスク・グループの場所がFLASHDISK
の場合、FLASHDISK
がすべてのディスク・グループにお薦めの場所です。 -
DISKGROUPSIZE
: ディスク・グループの新しいサイズを指定します。 -
OCRVOTE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクラスタのOCRおよび投票ディスクを格納する必要があることを示します。 -
QUORUMDISK
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクォーラムを必要とすることを示します。 -
REDUNDANCY
: ディスク・グループの冗長性レベルを指定します。有効な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
SLICESIZE
: このディスク・グループのグリッド・ディスクごとにディスク上のスライス・サイズを指定します。 -
SPARSE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、これがスパース・ディスク・グループである必要があることを示します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: ディスク・グループの名前を指定します。
使用上のノート
-
ALTER DISKGROUP
コマンドでは、OEDACLIをデプロイ・モードで使用して、既存のディスク・グループのサイズを変更できます。他のすべてのディスク・グループの変更は、OEDACLIを編集モードで使用した場合にのみ許可されます。 -
冗長性を変更する場合、ボリューム・サイズは維持されますが、スライス・サイズは再計算されます。
例4-21 OEDACLIの使用によるOracle ASMディスク・グループのサイズ変更
この例では、OEDACLIを使用して既存のOracle ASMディスク・グループのサイズを変更する方法を示します。
-
OEDA XML構成ファイルをロードします。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test.xml SUCCESS - file loaded OK Customer : ora07adm01 - Oracle
-
コマンド
LIST DISKGROUPS
を使用してディスク・グループ詳細を表示します。oedacli> LIST DISKGROUPS version : "PhysicalLayoutLegacy" diskGroupName : "DBFS_DG" redundancy : "NORMAL" sliceSize : "default" machines : machine : ... ... cellDisks : "ALL" diskGroupSize : "436G" ocrVote : "true" quorumDisk : "false" id : "c0_dbfsdg" version : "PhysicalLayoutLegacy" diskGroupName : "DATAC1" redundancy : "NORMAL" sliceSize : "2953G" machines : .. .. cellDisks : "ALL" diskGroupSize : "53154G" ocrVote : "false" quorumDisk : "false" id : "c0_datadg" version : "PhysicalLayoutLegacy" diskGroupName : "RECOC1" redundancy : "NORMAL" sliceSize : "ALL" machines : .. .. cellDisks : "ALL" diskGroupSize : "13284G" ocrVote : "false" quorumDisk : "false" id : "c0_recodg"
-
ディスク・グループのサイズを変更するためのアクションを作成します。
oedacli> ALTER DISKGROUP DISKGROUPSIZE='2500G' WHERE CLUSTERNUMBER=1 DISKGROUPN AME='DATAC1'
-
アクションを保存します。
oedacli> SAVE ACTION
-
すべてのアクションをマージします。
oedacli> MERGE ACTIONS processMerge processMergeActions Merging Action : alter diskgroup diskgroupsize='2500G' where diskgroupname='DAT AC1' clusternumber=1 Merging ALTER DISKGROUP Action Validated and Merged OK
-
アクションをデプロイします。
oedacli> DEPLOY ACTIONS Deploying Action ID : 3 alter diskgroup diskgroupsize='2500G' where diskgroupna me='DATAC1' Deploying ALTER DISKGROUP Deploying Action ID : 4 alter diskgroup diskgroupsize='2500G' where diskgroupna me='DATAC1' clusternumber=1 Deploying ALTER DISKGROUP Validating ASM Disk status.. Disks in ASM Disk Group DATAC1 have valid status Shrinking Disk Group size to 2500 GB Resizing ASM Disk Group.. Checking Reblance operations in disk group DATAC1 Rebalance operations completed in disk group DATAC1 Original Grid Disk Size 2953 GB, new size 138 GB on node1celadm02.example.com Original Grid Disk Size 2953 GB, new size 138 GB on node1celadm03.example.com Original Grid Disk Size 2953 GB, new size 138 GB on node1celadm01.example.com Updated/New Disk Group size 2484 GB, original size 53154 GB. Done... Done
親トピック: DISKGROUP
4.3.10.3 ALTER DISKGROUPS
構文
ALTER DISKGROUPS
DATASPLIT=data_split_percent
RECOSPLIT=reco_split_percent
DATAREDUNDANCY=data_redundancy_level
RECOREDUNDANCY=reco_redundancy_level
SPLITDISK=percent_of_cell_disk
WHERE
DATADG=data_diskgroup
RECODG=reco_diskgroup
{ CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERID=cluster_id }
引数
DATA
およびRECO
Oracle ASMディスク・グループについて次のサイズ設定属性を変更できます。
-
DATASPLIT
: DATAディスク・グループに割り当てられているOracle ASMボリュームの割合を指定します。DATASPLIT
とRECOSPLIT
の合計が100を超えないようにしてください。 -
RECOSPLIT
: RECOディスク・グループに割り当てられているOracle ASMボリュームの割合を指定します。DATASPLIT
とRECOSPLIT
の合計が100を超えないようにしてください。 -
DATAREDUNDANCY
: DATAディスク・グループの冗長性レベルを指定します。使用可能な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
RECOREDUNDANCY
: RECOディスク・グループの冗長性レベルを指定します。使用可能な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
SPLITDISK
: DATAおよびRECOディスク・グループに割り当てるセル・ディスクの割合を指定します。指定値は、1から100までの整数である必要があります。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
DATADG
: クラスタ内のDATAディスク・グループの名前を指定します。 -
RECODG
: クラスタ内のRECOディスク・グループの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: DISKGROUP
4.3.10.4 DELETE DISKGROUP
構文
DELETE DISKGROUP
WHERE
{ ID=diskgroup_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
CLUSTERNAME=cluster_name DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
CLUSTERID=cluster_id DISKGROUPNAME=diskgroup_name }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: ディスク・グループの名前を指定します。
例4-22 ディスク・グループの削除
次の例は、DELETE DISKGROUP
コマンドを使用するOEDACLIセッションを各ステップでの一般的な出力とともに示しています。
oedacli> delete diskgroup where id=10dff870-b824-cdb7-0542-8a03a88e9653
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : delete diskgroup where id=10dff870-b824-cdb7-0542-8a03a88e9653
Merging DELETE DISKGROUP
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 4 delete diskgroup where id=10dff870-b824-cdb7-0542-8a03a88e9653
Deploying DELETE DISKGROUP
Dropping ASM Disk Group DATAC1
ASM Disk Group DATAC1 does not exist..
Grid Disks for Disk Group DATAC1 exist on cells dbm01celadm07.example.com
Grid Disks for Disk Group DATAC1 exist on cells dbm01celadm08.example.com
Grid Disks for Disk Group DATAC1 exist on cells dbm01celadm09.example.com
Dropping Grid Disks on [dbm01celadm07.example.com, dbm01celadm08.example.com, dbm01celadm09.example.com]
Deleting quorum devices...
Completed dropping ASM Disk Group DATAC1
Done...
Done
親トピック: DISKGROUP
4.3.10.5 LIST DISKGROUPS
構文
LIST DISKGROUPS
[ WHERE
{ ID=diskgroup_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERID=cluster_id } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: DISKGROUP
4.3.11 DOM0
Oracle VM管理ドメイン(dom0s)をリストできます。
- LIST DOM0S
このコマンドは、Oracle VM管理ドメイン(dom0s)をリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.11.1 LIST DOM0S
構文
LIST DOM0S
使用上のノート
このコマンドは非推奨です。かわりに次のものを使用します。
LIST MACHINES WHERE TYPE=DOM0
親トピック: DOM0
4.3.12 DOMAIN
ライブ情報は、ドメインから取得できます。
- GET DOMAIN
このコマンドは、実行中のシステムからライブ・ドメイン情報を表示します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.12.1 GET DOMAIN
構文
GET DOMAIN
ACTION=action
WHERE
{ ID=id |
HOSTNAME=hostname |
CLUSTERNUMBER=cluster_number { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } |
CLUSTERNAME=cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } |
CLUSTERID=cluster_id { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } }
引数
ACTION
: コマンドが返す情報を指定します。
アクションがゲストに適用されると、コマンドはゲストの特定の情報を表示します。
アクションがホストに適用されると、コマンドはハイパーバイザの情報を表示します。
-
LISTIMAGES
: イメージ・ファイルの詳細を表示します。 -
LISTDOMAIN
: ドメインの詳細を表示します。 -
LISTMEMORY
: メモリーの詳細を表示します。 -
LISTVCPU
: CPUの詳細を表示します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲット・マシンのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・マシンの現在のホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内のes.xml
計算ノード番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内のes.xml
ストレージ・サーバー番号を指定します。
親トピック: DOMAIN
4.3.13 ES
エンジニアド・システムを検出したり、エンジニアド・システムの限られた数の属性を変更できます。
- ALTER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの属性を変更します。 - DISCOVER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの既存の構成を検出します。 - VALIDATE ES
OEDA XML構成ファイル(es.xml
)の特定の側面を検証します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.13.1 ALTER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの属性を変更します。
構文
ALTER ES
PAAS = 'pass_mode' |
CUSTOMERNAME = customer_name |
CUSTOMERDEPT = customer_dept
引数
エンジニアド・システムについて次の属性を変更できます。
-
PAAS
: ブール値TRUE
またはFALSE
。これは、PaaSモードを有効にするかどうかを指定します。 -
CUSTOMERNAME
: 顧客名を指定します。 -
CUSTOMERDEPT
: 顧客の部門を指定します。
親トピック: ES
4.3.13.2 DISCOVER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの既存の構成を検出します。
構文
DISCOVER ES
HOSTNAMES = host_names
LOCATION = directory_name
引数
エンジニアド・システムの構成を検出する場合は、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAMES
: 各ホスト名を「,」またはスペースで区切って、検出するノードのリストを指定します。リストは引用符で囲む必要があります(例:'node1,node2'
または'node1 node2'
)。ユーザー・ドメインがある仮想環境の場合は、管理ドメイン(dom 0)のホスト名およびストレージ・サーバーのみのリストを提供する必要があります。 -
LOCATION
: ファイルを作成するターゲット・ディレクトリを指定します。
使用上のノート
DISCOVER ES
コマンドの要件と制限は次のとおりです。
- Exadataでのみサポートされます。ZDLRAはサポートされません。
- すべてのホストに同じrootパスワードが設定されている必要があります。
- 検出は、カスタムのオペレーティング・システム・プロファイルおよびカスタマイズしたSQL*Plusプロンプトでは動作しません。
- RACデータベースのみが検出されます。単一インスタンス・データベースおよびSIHAデータベースは検出されません。
- Oracle Clusterwareを実行している必要があります。
- オンライン・データベースのみが検出されます。
DISCOVER ES
がオペレーティング・システムの認証を使用してSYSDBAとしてデータベースにログインできなかった場合、データベースはスキップされます。- Oracle Clusterwareに登録されているデータベース・リソースのみが検出されます。
- 実行中でない仮想マシンは検出されません。
親トピック: ES
4.3.14 EXITONERROR
OEDACLIの終了ステータスを設定できます。
- SET EXITONERROR
このコマンドは、エラーが発生した場合にOEDACLIの終了ステータスを制御します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.14.1 SET EXITONERROR
このコマンドは、エラーが発生した場合にOEDACLIの終了ステータスを制御します。
構文
SET EXITONERROR ENABLE={ true | false }
引数
ENABLE
:ENABLE=true
の場合、ランタイム・エラーによってOEDACLIは終了コード1で終了します。このオプションは、スクリプト内でOEDACLIを使用する場合に便利です。
親トピック: EXITONERROR
4.3.15 FILE
エンジニアド・システムXMLファイル(es.xml
)を管理できます。
- LOAD FILE
このコマンドを使用して、さらに使用するためにエンジニアド・システムXMLファイル(es.xml
)をOEDACLIメモリーにロードします。 - MERGE FILES
このコマンドを使用して、複数のエンジニアド・システムXMLファイルを新しいファイルにマージします。 - SAVE FILE
このコマンドを使用して、現在の一連のアクションをエンジニアド・システムXMLファイルに保存します。 - SAVE FILES
このコマンドを使用して、OEDA構成ファイルのフルセットを生成します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.15.1 LOAD FILE
es.xml
)をOEDACLIメモリーにロードします。構文
LOAD FILE NAME=file_name
引数
-
NAME
: 既存のエンジニアド・システムXMLファイルの名前を指定します
例4-23 編集のためのOEDACLIへのファイルのロード
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test12.xml
SUCCESS - file loaded OK
Customer : testadm01 - Oracle
親トピック: FILE
4.3.15.2 MERGE FILES
構文
MERGE FILES
INPUT='input_files'
OUTPUT=output_file
引数
-
INPUT
: マージするエンジニアド・システムXMLファイルのスペース区切りリストを指定します。入力ファイルのリストは、一重引用符('
)で囲みます。 -
OUTPUT
: 新しいターゲット・エンジニアド・システムXMLファイルを指定します。ファイルがすでに存在する場合は上書きされます。
親トピック: FILE
4.3.15.3 SAVE FILE
構文
SAVE FILE
[ NAME=file_name ]
[ MAC={ true | false } ]
引数
-
NAME
: オプションで、新しいエンジニアド・システムXMLファイルの名前を指定します。NAME
引数を指定しない場合は、ソース・ファイルが上書きされます。 -
MAC
:MAC=true
の場合、OEDACLIはシステム・コンポーネントのMACアドレスを使用してエンジニアド・システムXMLファイルを更新します。この操作には、ILOMインタフェースが使用可能である必要があります。
親トピック: FILE
4.3.15.4 SAVE FILES
構文
SAVE FILES
LOCATION=dir_name
[ MAC={ true | false } ]
引数
-
LOCATION
: ファイルを作成するターゲット・ディレクトリの名前を指定します。 -
MAC
:MAC=true
の場合、OEDACLIはシステム・コンポーネントのMACアドレスを使用してエンジニアド・システムXMLファイルを更新します。この操作には、ILOMインタフェースが使用可能である必要があります。
使用上のノート
指定したLOCATION
ディレクトリがまだ存在しない場合は、作成されます。
親トピック: FILE
4.3.16 GUEST
Oracle VMゲストをクローニングまたは削除できます。
- CLONE GUEST
このコマンドは、既存のVMゲストをクローニングし、ストレージ、ユーザーおよびOracle RACインスタンスを含む完全に機能する新しいゲストを作成します。 - DELETE GUEST
このコマンドは既存のOracle VMゲストを削除し、その構成(インスタンス、ソフトウェア・インストール、ストレージおよびクラスタのユーザー)をすべて削除します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.16.1 CLONE GUEST
このコマンドは、既存のVMゲストをクローニングし、ストレージ、ユーザーおよびOracle RACインスタンスを含む完全に機能する新しいゲストを作成します。
前提条件
仮想マシン(VM)ゲストをクローニングする前に、My Oracle Supportから適切なソフトウェア・イメージをダウンロードして、ファイルを抽出する必要があります。Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの抽出された"klone.zip"ファイルを、新しいゲスト・クローンが作成される管理ドメイン(dom0)の/EXAVMIMAGES/onecommand/<platform>/WorkDir
ディレクトリに配置します。
構文
CLONE GUEST
{ SRCNAME=source_guest TGTNAME=target_guest |
TGTNAMES=target_guests }
[ WHERE
STEPNAME=stepname ]
SET PARENT NAME=parent_name
[ SET ADMINNET NAME=admin_name IP=admin_ip [ GATEWAY=gateway NETMASK=netmask ] ]
[ SET BACKUPNET NAME=backup_name IP=backup_ip ]
SET PRIVNET NAME1=priv_name_1 IP1=priv_ip1 NAME2=priv_name_2 IP2=priv_ip2
[ SET INTERCONNECT NAME1=priv_name_1 IP1=priv_ip1 NAME2=priv_name_2 IP2=priv_ip2 ]
SET CLIENTNET NAME=client_name IP=client_ip [ NATHOSTNAME=nat_host_name NATIP=nat_ip NATDOMAINNAME=nat_domain_name, NATNETMASK=nat_netmask ]
SET VIPNET NAME=vip_name,IP=vip_ip
[ SET VCPU COUNT=guest_cpu ]
[ SET VMEM SIZE=guest_memory ]
引数
SRCNAME
: 新しいゲストVMの生成元にする既存のゲストVMの名前を指定します。TGTNAME
: クローン操作で作成する新しいゲストVMのホスト名を指定します。-
TGTNAMES
: 追加する新しいゲストVMのカンマ区切りリストを指定します。 -
STEPNAME
: 実行するデプロイメント・ステップを指定します。次のうちのいずれかになります。CREATE_GUEST
CREATE_USERS
CELL_CONNECTIVITY
ADD_NODE
EXTEND_DBHOME
ADD_INSTANCE
WHERE STEPNAME=CREATE_GUEST
句にCLONE GUEST
を指定したとき、またはWHERE STEPNAME
句を使用しないでCLONE GUEST
を指定したときには、次の追加設定を指定できます。
-
PARENT
: 新しいゲストをホストする仮想マシン(VM)ホスト(Oracle Linux KVMまたはOracle VM)の名前を指定します。 -
ADMINNET
: 管理ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。また、オプションで管理ネットワークのゲートウェイとネットマスクを指定します。 -
BACKUPNET
: バックアップ・ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。バックアップ・ネットワークのないゲストには不要です。 -
PRIVNET
: 1つ目と2つ目のプライベート・ネットワークに使用する名前とIPアドレスを指定します。 -
INTERCONNECT
: 計算ノードがExadata Secure RDMA Fabric IsolationまたはInfiniBandセキュリティ(PKEYS)で構成されている場合にのみ必要です。1つ目と2つ目のプライベート・ネットワークに使用する名前とIPアドレスを指定します。 -
CLIENTNET
: クライアント・ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。ネットワーク・アドレス変換(NAT)をサポートするために、ホスト名、IPアドレス、ドメイン名およびネットマスクの詳細をオプションとして含めることができます。 -
VIPNET
: 仮想IP (VIP)ネットワークに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。
使用上のノート
- Exadata Secure RDMA Fabric IsolationまたはInfiniBandセキュリティ(PKEYS)による構成の場合、
INTERCONNECT
ではデータベース・ノードを接続するプライベート・ネットワークを定義し、PRIVNET
ではプライベート・ストレージ・ネットワークを定義します。 - ゲスト・ドメインのクローニング時に使用するXML構成ファイルをロードする場合、XMLファイルには、定義されているがゲスト・ドメインに拡張されているクラスタには割り当てられていないソースVMの管理ドメイン(dom0)ノードが必要です。
- 新しいゲスト・ドメインの追加を反映する新しいXMLファイルを使用できるように、アクションをマージした後に、変更したXMLファイルを保存する必要があります。
例4-24 ゲストVMのクローニング
この例では、クラスタ内の既存のノードから新しいゲストをクローニングする方法を示します。この例では、ソース・ノード名はexa01adm01vm01.example.com
で、新しいノードはexa01adm03vm01.example.com
です。一連のSET
コマンドを使用して、新しいゲストVMの構成を指定します。
この例の最初にロードされたXMLファイルにはdom0ノード(host01adm01.example.com)が定義されていますが、ゲストに拡張されているクラスタに割り当てられていません。
oedacli> LOAD FILE NAME=exa01-pre-cloning-node3.xml
oedacli> CLONE GUEST SRCNAME='exa01adm01vm01.example.com' TGTNAME='exa01adm03vm01.example.com'
oedacli> SET PARENT NAME='exa01adm03.example.com'
oedacli> SET ADMINNET NAME='exa01adm03vm01.example.com' IP='10.xxx.xx.x'
oedacli> SET CLIENTNET NAME='exa01client03vm01.example.com' IP='10.xxx.xx.x'
oedacli> SET PRIVNET NAME1='exa01adm03vm01-priv' IP1='192.168.16.8' NAME2='exa01adm01vm03-priv2' IP2='192.168.16.9'
oedacli> SET VIPNET NAME='exa01client03m01-vip.example.com' IP='10.xxx.xx.x'
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
oedacli> SAVE FILE NAME='exa01-cloned-node3-rac.xml'
oedacli> DEPLOY ACTIONS
例4-25 TGTNAMESを使用した複数のゲストのクローニング
この例では、dbguest23
をクローニングし、新しいゲストdbguest24
およびdbguest25
を作成します。TGTNAMES
引数を使用すると、新しいゲストはいずれも最終のDEPLOY ACTIONS
で同時にデプロイされます。
CLONE GUEST SRCNAME='dbguest23' TGTNAME='dbguest24'
SET ADMINNET name='dbguest24' ip='10.128.161.202'
...
SAVE ACTION FORCE
CLONE GUEST SRCNAME='dbguest23' TGTNAME='dbguest25'
SET ADMINNET name='dbguest25' ip='10.128.161.203'
...
SAVE ACTION FORCE
CLONE GUEST TGTNAMES='dbguest24,dbguest25'
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
関連項目
- OEDACLIを使用したExadataでのOracle VM RACクラスタの拡張
- OEDACLIを使用したOracle Linux KVMでのOracle RACクラスタの拡張
親トピック: GUEST
4.3.16.2 DELETE GUEST
このコマンドは既存のOracle VMゲストを削除し、その構成(インスタンス、ソフトウェア・インストール、ストレージおよびクラスタのユーザー)をすべて削除します。
構文
DELETE GUEST
WHERE
{ SRCNAME=node_name [ STEPNAME=stepname ] |
SRCNAMES=node_names [ STEPNAME=stepname ] }
引数
-
SRCNAME
では、削除する既存DomUのホスト名を指定します。 -
SRCNAMES
では、削除する既存ゲストのホスト名のカンマ区切りリストを指定します。 -
STEPNAME
を使用すると、クローン操作の個々のステップを元に戻すことができます。stepnameの値には、次のいずれかを指定できます。
ADD_INSTANCE
EXTEND_DBHOME
ADD_NODE
CELL_CONNECTIVITY
CREATE_USERS
CREATE_GUEST
DELETE GUEST
とともに使用する場合は、STEPNAME
句をCLONE GUEST
のステップと逆の順序で使用する必要があり、ステップをスキップしないでください。たとえば、ADD_NODE
ステップとADD_INSTANCE
ステップを元に戻す場合は、次のコマンドを使用します。DELETE GUEST WHERE SRCNAME=node_name STEPNAME=ADD_INSTANCE DELETE GUEST WHERE SRCNAME=node_name STEPNAME=EXTEND_DBHOME DELETE GUEST WHERE SRCNAME=node_name STEPNAME=ADD_NODE
例4-26 ゲストの削除
次の例は、DELETE GUEST
コマンドを使用するOEDACLIセッションを各ステップでの一般的な出力とともに示しています。
oedacli> delete guest where srcname='dbm01vm103.example.com'
oedacli> save action
oedacli> merge actions
processMerge
processMergeActions
Merging Action : delete guest where srcname='dbm01vm103.example.com'
Merging DELETE GUEST
Action Validated and Merged OK
oedacli> deploy actions
Deploying Action ID : 1 delete guest where srcname='dbm01vm103.example.com'
Deploying DELETE GUEST
Delete Guest
Removing Cell Connectivity...
Deleting cellip.ora and cellinit.ora on node dbm01vm103.example.com
Done deleting cellip.ora and cellinit.ora on dbm01vm103.example.com
Successfully completed removing cell connectivity [elapsed Time [Elapsed = 5018 mS [0.0 minutes] Wed May 05 10:29:51 PDT 2021]]
Deleting users on dbm01vm103.example.com ...
Deleting cluster users on node dbm01vm103.example.com
Deleting cluster users...
Deleting groups...
Done deleting users and groups on node dbm01vm103.example.com
Successfully completed deleting users on node(s) dbm01vm103.example.com[elapsed Time [Elapsed = 6043 mS [0.0 minutes] Wed May 05 10:29:57 PDT 2021]]
Deleting KVM Guest dbm01vm103.example.com from dom0 dbm01adm03.example.com
KVM Guest dbm01vm103.example.com deleted successfully.
Done...
Done
親トピック: GUEST
4.3.17 ILOM
ロードしたes.xml
ファイル内のILOMSを変更またはリストできます。
- ALTER ILOM
このコマンドは、ILOMの属性を変更します。 - LIST ILOMS
このコマンドは、es.xml
ファイル内のILOMをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.17.1 ALTER ILOM
構文
ALTER ILOM
{ DNSSERVERS='dns_servers' |
NTPSERVERS='ntp_servers' |
TIMEZONE=timezone } ...
WHERE
{ ID=ilom_id |
HOSTNAME=host_name |
ILOMNAME=ilom_host_name }
引数
ILOMについて次の属性を指定できます。
-
DNSSERVERS
: 一重引用符で囲んでDNSサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
NTPSERVERS
: 一重引用符で囲んでNTPサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
TIMEZONE
: ILOMの有効なタイムゾーンを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲットILOMのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・マシンの現在のホスト名を指定します。 -
ILOMNAME
: ILOMの現在のホスト名を指定します。
親トピック: ILOM
4.3.17.2 LIST ILOMS
es.xml
ファイル内のILOMをリストします。構文
LIST ILOMS
[ WHERE
{ ID = ilom_id |
HOSTNAME = hostname |
ILOMNAME = ilom_hostname } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲットILOMのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・マシンの現在のホスト名を指定します。 -
ILOMNAME
: ILOMの現在のホスト名を指定します。
使用上のノート
WHERE句を指定しない場合、このコマンドでは、es.xml
ファイル内のすべてのILOMがリストされます。
親トピック: ILOM
4.3.18 LOGIN
マシンまたはクラスタへのリモート・ログインを確認できます。
- CHECK LOGIN
このコマンドは、マシンまたはクラスタへのリモート・ログインをチェックします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.18.1 CHECK LOGIN
構文
CHECK LOGIN
WHERE
{ CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERID=cluster_id |
HOSTNAME=host_name }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: 個々のホストの名前を指定します。
親トピック: LOGIN
4.3.19 MACHINE
es.xml
ファイル内のマシンを変更またはリストできます。
- ALTER MACHINE
このコマンドは、物理サーバーまたは仮想マシン(VM)ゲストであるエンジニアド・システム・マシンの属性を変更します。 - ALTER MACHINES
このコマンドは、エンジニアド・システム・マシンのコレクションの属性を変更します。 - LIST MACHINES
このコマンドは、エンジニアド・システムのためのes.xml
ファイル内の使用可能なマシンをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.19.1 ALTER MACHINE
構文
ALTER MACHINE
{ { DNSSERVERS='dnsservers' |
GATEWAYADAPTER=gatewayadapter |
HOSTNAMEADAPTER=hostnameadapter |
NTPSERVERS='ntpservers' |
TIMEZONE=timezone |
VSWITCH={ true | false } |
TYPE=newmachinetype |
ORADISKSIZE=oradisksize |
ORADISKPATH=oradiskpath }...
| ACTION={ START [ WAIT={ true | false } ] |
STOP [ WAIT={ true | false } ] |
RESTART [ WAIT={ true | false } ] |
CREATEIMAGE IMAGEFILE=imagefile SIZE=size [ FILESYSTEM=filesystem ] [ ZIPFILE=zipfile ] |
ATTACHDISK IMAGEFILE=imagefile MOUNTPATH=mountpath [ FILESYSTEM=filesystem ] |
DETACHDISK IMAGEFILE=imagefile [ DELETE=delete ] |
SETVCPU [ VCPU=vcpu ] [ MAXVCPU=maxvcpu ] [ REBOOT={ true | false } ] |
SETVMEM VMEM=vmem [ REBOOT={ true | false } ] } }
WHERE
{ ID=id |
HOSTNAME=hostname |
CLUSTERNUMBER=clusternumber { COMPUTENUMBER=computenumber | STORAGENUMBER=storagenumber } |
CLUSTERNAME=clustername { COMPUTENUMBER=computenumber | STORAGENUMBER=storagenumber } |
CLUSTERID=clusterid { COMPUTENUMBER=computenumber | STORAGENUMBER=storagenumber } }
引数
マシンについて次の引数を指定できます。
-
DNSSERVERS
: マシンのDNSサーバーのカンマ区切りリスト。リストを一重引用符('
)で囲みます。 -
GATEWAYADAPTER
: マシン・ゲートウェイに使用するネットワーク・アダプタ(ADMIN
またはCLIENT
) -
HOSTNAMEADAPTER
: マシン・ホスト名に使用するネットワーク・アダプタ(ADMIN
またはCLIENT
) -
NTPSERVERS
: マシンのNTPサーバーのカンマ区切りリスト。リストを一重引用符('
)で囲みます。 -
TIMEZONE
: マシンのタイムゾーン指定 -
VSWITCH
: マシンがvswitchに接続されるかどうかを指定します。デフォルトはfalse
です。 -
TYPE
: マシンを新しいタイプとして設定します。例:X8XT
-
ORADISKSIZE
: Oracleソフトウェア・ボリュームのサイズ(GB) (通常は/u01
)。デフォルトは20、最小値は10です。 -
ORADISKPATH
: Oracleソフトウェア・ボリュームのマウント・ポイント。デフォルトは/u01
です。デフォルト以外の値については、細心の注意を払って他のパスが設定と互換性があることを確認してください。 -
ACTION
: 指定されたVMゲスト・マシンに対して実行するアクション。次のいずれか1つを使用します。-
START
: 指定されたゲストを起動します。マシンのSSH接続の準備が完了すると、アクションは完了します。マシンがすでに起動されている場合、エラーは発生しません。 -
STOP
: 指定されたゲストを停止します。マシンが停止すると、アクションは完了します。マシンがすでに停止されている場合、エラーは発生しません。 -
RESTART
: 指定されたゲストを停止してから起動します。マシンのSSH接続の準備が完了すると、アクションは完了します。マシンがすでに停止されている場合、エラーは発生しません。 -
CREATEIMAGE
: 後続のATTACHDISK
コマンド用のディスク・イメージをハイパーバイザに作成します。 -
ATTACHDISK
: ハイパーバイザから実行中のゲストにディスク・イメージをアタッチし、ゲストにファイル・システムをマウントします。デフォルト(xfs
)を使用しない場合、FILESYSTEM
を指定する必要があります。 -
DETACHDISK
: ファイル・システムをアンマウントし、ゲストからディスク・イメージをデタッチし、オプションでディスク・イメージを削除します。 -
SETVCPU
: ゲストのCPUリソース割当てを変更します。このアクションでは、vm.cfg
ファイルのmaxcpu
値で指定された制限内で割当ての増減が可能です。このアクションは、実行中のゲストに対して機能できます。変更を有効にするために再起動は必要ありません。 -
SETVMEM
: ゲストのRAMリソース割当てを変更します。変更を有効にするには、再起動が必要です。
使用できる
ACTION
引数は、次のとおりです。-
WAIT
: オプションで、関連付けられたアクションが完了するまで待機するかどうかを指定します。デフォルトはtrue
です。WAIT=false
を指定すると、アクションは非同期的に開始され、コマンドはすぐに戻り、成功の兆候を示すことも保証することもありません。 -
IMAGEFILE
: ディスク・イメージ・ファイルの名前 -
SIZE
: ディスク・イメージ・ファイルのサイズ(GB) -
FILESYSTEM
: ディスク・イメージで使用されるファイル・システム・タイプ。デフォルトはxfs
です。代替はext4
です。 -
ZIPFILE
: オプションで新しいディスク・イメージの移入に使用されるzipファイル -
MOUNTPATH
: ディスク・イメージのマウントに使用されるゲスト・ディレクトリ -
DELETE
: オプションで、ディスク・イメージを削除するかどうかを指定します。デフォルトはfalse
です。 -
VCPU
: ゲスト・マシンに割り当てられた仮想CPUの数 -
MAXVCPU
: ゲスト・マシンに割り当てられた仮想CPUの最大数 -
VMEM
: ゲスト・マシンに割り当てられたRAMの量(GB) -
REBOOT
: オプションで、ゲストを自動的に再起動するかどうかを指定します。デフォルトはfalse
です。
-
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンの識別子を指定します -
HOSTNAME
: ターゲット・マシンの現在のホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたクラスタ番号 -
CLUSTERNAME
: OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたクラスタの名前 -
CLUSTERID
: OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたクラスタのID -
COMPUTENUMBER
: OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたコンピュート・ノード番号。コンピュート・ノードの採番は、クラスタごとに1から始まります。 -
STORAGENUMBER
: OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたストレージ・サーバー番号。ストレージ・サーバーの採番は、クラスタごとに1から始まります。
例4-27 ACTIONの例
次の各例では、ACTION
引数を使用するコマンドを示します。
-
ゲストの起動:
ALTER MACHINE ACTION=START WHERE HOSTNAME=node1hostname
-
ゲストの停止:
ALTER MACHINE ACTION=STOP WHERE HOSTNAME=node1hostname
-
ゲストの再起動:
ALTER MACHINE ACTION=RESTART WHERE HOSTNAME=node1hostname
-
ディスク・イメージの作成:
ALTER MACHINE ACTION=CREATEIMAGE IMAGEFILE=example.img SIZE=2 WHERE HOSTNAME=node1hostname
ALTER MACHINE ACTION=CREATEIMAGE IMAGEFILE=example.img SIZE=2 ZIPFILE=data.zip WHERE HOSTNAME=node1hostname
ALTER MACHINE ACTION=CREATEIMAGE IMAGEFILE=example.img SIZE=2 FILESYTEM=ext4 WHERE HOSTNAME=node1hostname
ALTER MACHINE ACTION=CREATEIMAGE IMAGEFILE=example.img SIZE=2 FILESYTEM=ext4 ZIPFILE=data.zip WHERE HOSTNAME=node1hostname
-
ディスク・イメージのアタッチ:
ALTER MACHINE ACTION=ATTACHDISK IMAGEFILE=/EXAVMIMAGES/example.img MOUNTPATH=/u02 WHERE HOSTNAME=node1hostname
ALTER MACHINE ACTION=ATTACHDISK IMAGEFILE=/EXAVMIMAGES/example.img MOUNTPATH=/u02 FILESYSTEM=ext4 WHERE HOSTNAME=node1hostname
-
ディスク・イメージのデタッチ:
ALTER MACHINE ACTION=DETACHDISK IMAGEFILE=example.img WHERE HOSTNAME=node1hostname
ALTER MACHINE ACTION=DETACHDISK IMAGEFILE=example.img DELETE=true WHERE HOSTNAME=node1hostname
-
CPUリソース割当ての変更:
ALTER MACHINE ACTION=SETVCPU MAXVCPU=12 VCPU=12 WHERE HOSTNAME=node1hostname
-
RAMリソース割当ての変更:
ALTER MACHINE ACTION=SETVMEM VMEM=9 WHERE HOSTNAME=node1hostname
親トピック: MACHINE
4.3.19.2 ALTER MACHINES
構文
ALTER MACHINES
{ ORADISKSIZE=oradisksize |
ORADISKPATH=oradiskpath |
IMAGEVERSION=imageversion }...
WHERE
{ CLUSTERNUMBER=clusternumber |
CLUSTERNAME=clustername |
CLUSTERID=clusterid |
TYPE=GUESTS }
引数
マシンについて次の引数を指定できます。
-
ORADISKSIZE
: Oracleソフトウェア・ボリュームのサイズ(GB) (通常は/u01
)。デフォルトは20、最小値は10です。 -
ORADISKPATH
: Oracleソフトウェア・ボリュームのマウント・ポイント。デフォルトは/u01
です。デフォルト以外の値については、細心の注意を払って他のパスが設定と互換性があることを確認してください。 -
IMAGEVERSION
: ゲスト・マシンにデプロイするイメージのバージョン。この引数はゲスト・マシン(WHERE TYPE=GUEST
)にのみ適用されます。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたクラスタ番号 -
CLUSTERNAME
: OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたクラスタの名前 -
CLUSTERID
: OEDA XMLファイル(es.xml
)のターゲット・マシンに関連付けられたクラスタのID -
TYPE=GUEST
: すべてのゲスト・マシンに変更を適用します。このオプションは、IMAGEVERSION
を設定する場合にのみ適用できます。
親トピック: MACHINE
4.3.19.3 LIST MACHINES
es.xml
ファイル内の使用可能なマシンをリストします。構文
LIST MACHINES
[ WHERE
{ TYPE=type |
ID=machine_id |
CLUSTERNUMBER=cluster_number [ TYPE=type ] |
CLUSTERNAME=cluster_name [ TYPE=type ] |
CLUSTERID=cluster_id [ TYPE=type ] } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
TYPE
: マシン・タイプを指定します。有効な値は、COMPUTE
、CELL
、STORAGE
、DOM0
、GUEST
、DOMU
、KVM
またはKVMGUEST
です。 -
ID
: 個々のマシンのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
使用上のノート
WHERE
句を指定しない場合、このコマンドでは、es.xml
ファイル内で定義されているすべてのマシンがリストされます。
親トピック: MACHINE
4.3.20 NETWORK
XML構成ファイル内で定義されているネットワークを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD NETWORK
このコマンドは、ネットワーク・レコードを既存の構成内のマシンに追加します。 - ALTER NETWORK
このコマンドは、既存の構成内のマシンのネットワーク・レコードを変更します。 - ALTER NETWORKS
このコマンドは、指定されたマシンのVLAN番号を変更します。 - DELETE NETWORK
このコマンドは、マシンのネットワーク・レコードを削除します。 - LIST NETWORKS
このコマンドは、ネットワーク詳細をリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.20.1 ADD NETWORK
構文
ADD NETWORK
NETWORKTYPE=network_type
HOSTNAME=hostname
IP=ip_addr
NETMASK=netmask
DOMAINNAME=domain_name
MASTER=master
[ MTU=mtu ]
[ GATEWAY=gateway ]
[ SSHENABLED={ true | false } ]
[ MAC=mac_addr ]
[ LINKSPEED=nic_speed ]
[ SLAVE='slave' ]
[ PKEY=pkey ]
[ PKEYNAME=pkey_name ]
[ STATUS = status ]
[ LACP={ true | false } ]
[ VLANID=vlan_id ]
[ INTERFACENAME=interface_name ]
[ DESCRIPTION='network_description' ]
[ VSWITCHNETWORKPARAMS='vswitchnetwork_parameters' ]
[ NATHOSTNAME=nat_host_name ]
[ NATIP=nat_ip_addr ]
[ NATDOMAINNAME=nat_domain_name ]
[ NATNETMASK=nat_mask ]
WHERE
{ HOSTNAME=hostname |
CLUSTERNAME=cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } |
CLUSTERNUMBER=cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } }
引数
ネットワークの追加時に次の属性を指定できます。
-
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
、OTHER
、INGESTVIP
、REPLICATIONVIP
またはILOM
を指定できます。 -
HOSTNAME
: ネットワークの短縮ホスト名を指定します。 -
IP
: ネットワークのIPアドレスを指定します。 -
NETMASK
: ネットワーク・ネットマスクを指定します -
DOMAINNAME
: ネットワークのドメイン名を指定します。 -
MASTER
: プライマリ・アダプタ名を指定します -
MTU
: ネットワークMTU (最大転送ユニット)を指定します。PRIVATE
またはILOM
ネットワークには適用されません。 -
GATEWAY
: ネットワーク・サブネット・ゲートウェイを指定します。 -
SSHENABLED
:TRUE
は、このアダプタに対してSSHを有効にする必要があることを示します -
MAC
: MACアドレスを指定します。 -
LINKSPEED
:10000
または25000
。X7-2以降の2ソケット・コンピュート・ノードの場合のみ。 -
SLAVE
: 一重引用符で囲んで結合ネットワークのセカンダリ・デバイスを示す、スペース区切りリストを指定します。 -
PKEY
:PRIVATE
ネットワークに対してのみ、pkeyを指定します -
PKEYNAME
:PRIVATE
ネットワークに対してのみ、pkey名を指定します -
STATUS
: ネットワークのステータスを指定します。 -
LACP
:TRUE
は、LACPを有効にする必要があることを示します -
VLANID
: VLAN識別子を指定します。ネットワークがプライベート以外のVLANネットワークであるか、KVMゲストのVLANネットワークである場合に適用されます。 -
INTERFACENAME
: KVMゲストおよびセルに対応するVLANのプライベート・ネットワークの名前(clre[0-1]
またはstre[0-1]
)。 -
DESCRIPTION
: このネットワークについてのテキスト説明(一重引用符で囲みます)。 -
VSWITCHNETWORKPARAMS
: 仮想スイッチに必要なパラメータ(一重引用符で囲みます)。 -
NATHOSTNAME
: NATホスト名を指定します。 -
NATIP
: NAT IPアドレスを指定します。 -
NATDOMAINNAME
: NATドメイン名を指定します。 -
NATNETMASK
: NATネットマスクを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.20.2 ALTER NETWORK
構文
ALTER NETWORK
{ HOSTNAME=hostname |
IP=ip_addr |
NETMASK=netmask |
DOMAINNAME=domain_name |
MASTER=master |
GATEWAY=gateway |
SSHENABLED={ true | false } |
MAC=mac_addr |
MTU=mtu |
LINKSPEED=nic_speed |
SLAVE='slave' |
PKEY=pkey |
PKEYNAME=pkey_name |
STATUS=status |
LACP={ true | false } |
VLANID=vlan_id |
INTERFACENAME=interface_name |
DESCRIPTION='network_description' |
VSWITCHNETWORKPARAMS='vswitchnetwork_parameters' |
NATHOSTNAME=nat_host_name |
NATIP=nat_ip_addr |
NATDOMAINNAME=nat_domain_name |
NATNETMASK=nat_mask } ...
WHERE
{ ID=network_id |
NETWORKHOSTNAME=network_hostname |
NATHOSTNAME=nat_hostname |
HOSTNAME=hostname NETWORKTYPE=network_type [ PRIVATEID=private_id ] |
CLUSTERNAME=cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } NETWORKTYPE=network_type [ PRIVATEID=private_id ] |
CLUSTERNUMBER=cluster_number { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } NETWORKTYPE=network_type [ PRIVATEID=private_id ] }
引数
ネットワークの変更時に次の属性を指定できます。
-
HOSTNAME
: ネットワークの短縮ホスト名を指定します。 -
IP
: ネットワークのIPアドレスを指定します。 -
NETMASK
: ネットワークのネットマスクを指定します。 -
DOMAINNAME
: ネットワークのドメイン名を指定します。 -
MASTER
: マスター・アダプタ名を指定します。 -
GATEWAY
: ネットワーク・サブネット・ゲートウェイを指定します。 -
SSHENABLED
:TRUE
は、このアダプタに対してSSHを有効にする必要があることを示します -
MAC
: MACアドレスを指定します。 -
MTU
: ネットワークMTU (最大転送ユニット)を指定します。PRIVATE
またはILOM
ネットワークには適用されません。 -
LINKSPEED
:10000
または25000
。X7-2以降の2ソケット・コンピュート・ノードの場合のみ。 -
SLAVE
: 一重引用符で囲んで結合ネットワークのセカンダリ・デバイスを示す、スペース区切りリストを指定します。 -
PKEY
:PRIVATE
ネットワークに対してのみ、pkeyを指定します -
PKEYNAME
:PRIVATE
ネットワークに対してのみ、pkey名を指定します -
STATUS
: ネットワークのステータスを指定します。 -
LACP
:TRUE
は、LACPを有効にする必要があることを示します -
VLANID
: VLAN識別子を指定します。ネットワークがプライベート以外のVLANネットワークであるか、KVMゲストのVLANネットワークである場合に適用されます。 -
INTERFACENAME
: KVMゲストおよびセルに対応するVLANのプライベート・ネットワークの名前(clre[0-1]
またはstre[0-1]
)。 -
DESCRIPTION
: このネットワークについてのテキスト説明(一重引用符で囲みます)。 -
VSWITCHNETWORKPARAMS
: 仮想スイッチに必要なパラメータ(一重引用符で囲みます)。 -
NATHOSTNAME
: NATホスト名を指定します。 -
NATIP
: NAT IPアドレスを指定します。 -
NATDOMAINNAME
: NATドメイン名を指定します。 -
NATNETMASK
: NATネットマスクを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のターゲット・ネットワークのIDを指定します。 -
NETWORKHOSTNAME
: マシンのホスト名ではなく、ネットワーク・オブジェクトのホスト名を指定します。 -
NATHOSTNAME
: 既存の計算ノードのNATホスト名を指定します。 -
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
、OTHER
、INGESTVIP
、REPLICATIONVIP
またはILOM
を指定できます。 -
PRIVATEID
: プライベート・ネットワークのIDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.20.3 ALTER NETWORKS
構文
ALTER NETWORKS
VLANID=vlan_id
WHERE
HOSTNAMES=hostnames
NETWORKTYPE=network_type
引数
-
VLANID
: VLAN識別子を指定します。 -
HOSTNAMES
: ホスト名のカンマ区切りリストを指定します -
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
(ストレージ・プライベート・ネットワーク)またはCLUSTERPRIVATE
を指定できます。
使用上のノート
-
対応する
MERGE ACTIONS
処理中、指定されたホストに既存のVLANがない場合でも、VLAN識別子が設定されます。 -
対応する
DEPLOY ACTIONS
処理中、ストレージ・セルはパラレルで再起動して新しいVLAN識別子を有効にします。
親トピック: NETWORK
4.3.20.4 DELETE NETWORK
構文
DELETE NETWORK
WHERE
{ ID=network_id |
HOSTNAME=network_hostname [ NETWORKTYPE=network_type ] |
CLUSTERNAME=cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE=network_type ] |
CLUSTERNUMBER=cluster_number { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE=network_type ] |
CLUSTERID=cluster_id { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE=network_type ] }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のネットワーク・オブジェクトのIDを指定します。 -
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
、OTHER
、INGESTVIP
、REPLICATIONVIP
またはILOM
を指定できます。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.20.5 LIST NETWORKS
構文
LIST NETWORKS
[ WHERE
{ ID=network_id |
HOSTNAMES=ALL [ NETWORKTYPE=network_type ] |
HOSTID=host_id [ NETWORKTYPE=network_type ] |
HOSTNAME=network_hostname [ NETWORKTYPE=network_type ] |
CLUSTERNAME=cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE=network_type ] |
CLUSTERNUMBER=cluster_number { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE=network_type ] } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のネットワーク・オブジェクトのIDを指定します -
HOSTNAMES=ALL
: すべてのホストを指定します -
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
またはILOM
を指定できます。 -
HOSTID
: XML構成ファイルにホストIDを指定します -
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.21 PASSWORD
デフォルトのパスワードを指定できます。
- ALTER PASSWORD
デフォルトのパスワードを指定するOEDAプロパティを変更します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.21.1 ALTER PASSWORD
デフォルトのパスワードを指定するOEDAプロパティを変更します。
構文
ALTER PASSWORD
[ PASSWORD=new_password ]
WHERE
USER={ ROOT | NONROOT }
引数
-
PASSWORD
: 新しいパスワードを指定します。 -
USER
: ユーザー・タイプ(ROOT
またはNONROOT
)を指定します。
使用上のノート
PASSWORD
引数を指定しない場合、ユーザーはパスワードを指定して確認するように対話形式で求められます。
親トピック: PASSWORD
4.3.22 PROPERTY
OEDAプロパティを設定できます。
- ALTER PROPERTY
OEDAプロパティ・パラメータを変更します。 - LIST PROPERTIES
OEDAプロパティに関する情報を表示します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.22.1 ALTER PROPERTY
OEDAプロパティ・パラメータを変更します。
構文
ALTER PROPERTY
NAME=property_name
VALUE=value
WHERE
[ OS=os_name ]
引数
-
NAME
: 変更するプロパティの名前を指定します。使用可能なプロパティを表示するには、LIST PROPERTIES
を参照してください。 -
VALUE
: 新しいプロパティ値を指定します -
OS
: オプションで、プロパティに関連付けられているオペレーティング・システムを指定します。指定可能な値は、LINUX
、SPARC
、WINDOWS
、MAC
、OVM
またはWEB
です。
使用上のノート
OS
引数が指定されていない場合、メインのes.properties
ファイルのプロパティが更新されます。
親トピック: PROPERTY
4.3.22.2 LIST PROPERTIES
OEDAプロパティに関する情報を表示します。
構文
LIST PROPERTIES
[ WHERE
OS=os_name ]
引数
-
OS
: オプションで、プロパティに関連付けられているオペレーティング・システムを指定します。指定可能な値は、LINUX
、SPARC
、WINDOWS
、MAC
、OVM
またはWEB
です。
使用上のノート
OS
引数が指定されていない場合、メインのes.properties
のプロパティが表示されます。
親トピック: PROPERTY
4.3.23 RACK
エンジニアド・システム・ラックを管理できます。
- ADD RACK
エンジニアド・システムXMLファイルに新しいラックを追加します。 - ALTER RACK
エンジニアド・システムXMLファイルでラックを変更します。 - LIST RACKS
エンジニアド・システムXMLファイルのラックに関する情報を表示します。 - LIST RACKDESCRIPTION
OEDAでサポートされるラック・タイプに関する情報を表示します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.23.1 ADD RACK
エンジニアド・システムXMLファイルに新しいラックを追加します。
構文
ADD RACK
TYPE=ELASTIC
MODEL={ X7 | X8 | X8M }
SRCRACK=srcrack
SET ADMIN NAME=admin_name IP=admin_ip
SET LEAF1 NAME=leaf1_name IP=leaf1_ip
SET LEAF2 NAME=leaf2_name IP=leaf2_ip
[ SET SPINE NAME=spine_name IP=spine_ip ]
[ SET PDU1 NAME=pdu1_name IP=pdu1_ip ]
[ SET PDU2 NAME=pdu2_name IP=pdu2_ip ]
引数
-
TYPE
:ELASTIC
ラック・タイプを指定します。 -
MODEL
: ラック・モデルを指定します。指定可能な値は、X7
、X8
またはX8M
です。 -
SRCRACK
: 新しいラックのテンプレートとして使用される既存のラックのes.xml
識別子を指定します。
新しいラックには次のオプションを設定できます。
-
ADMIN
: 管理ネットワーク・スイッチに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。 -
LEAF1
: 1つ目のリーフ・スイッチに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。 -
LEAF2
: 2つ目のリーフ・スイッチに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。 -
SPINE
: オプションで、スパイン・スイッチに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。 -
PDU1
: オプションで、1つ目のPDUに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。 -
PDU2
: オプションで、2つ目のPDUに使用するDNS名とIPアドレスを指定します。DNS名には、オプションでドメイン名を含めることもできます。
親トピック: RACK
4.3.23.2 ALTER RACK
エンジニアド・システムXMLファイルでラックを変更します。
構文
ALTER RACK
ULOC={ ulocation | 0 | GENERATE }
WHERE
RACKNUMBER=rack_number
[ HOSTNAME=host_name ]
ALTER RACK
{ DESCRIPTION=description |
RACKID=rack_type } ...
WHERE
RACKNUMBER=rack_number
引数
次の属性を変更できます。
-
ULOC
: 次のようにラックの場所(uloc)を設定します。-
ULOC=ulocation
: 特定のホストまたはスイッチのラックの場所を指定します。 -
ULOC=0
: 指定されたラック内のすべてのホストおよびスイッチについて、ラックの場所を0
(ゼロ)に設定します。 -
ULOC=GENERATE
: 指定されたラック内のすべてのホストおよびスイッチに有効なラックの場所を割り当てます。
-
-
DESCRIPTION
: ラックの説明を設定します。 -
RACKID
: ラック・タイプを設定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
RACKNUMBER
: 1から始まる、エンジニアド・システムXMLファイルでのラックの番号を指定します。 -
HOSTNAME
: 特定のホストまたはスイッチのホスト名を指定します。
使用上のノート
ULOC
引数を使用して特定のラックの場所(ULOC=ulocation
)を指定する場合は、WHERE
句にHOSTNAME=host_name
を指定する必要があります。
親トピック: RACK
4.3.23.4 LIST RACKDESCRIPTION
OEDAでサポートされるラック・タイプに関する情報を表示します。
構文
LIST RACKDESCRIPTION
[ WHERE
TYPE=rack ]
引数
TYPE
: オプションで、コマンド出力を制限するために使用するラック・モデルを指定します。
使用上のノート
WHERE
句を省略すると、すべてのラック・タイプが表示されます。
親トピック: RACK
4.3.24 REQUIREDFILES
必要なファイルに関する情報を表示できます。
- LIST REQUIREDFILES
Oracle Grid InfrastructureまたはOracle Databaseに必要なインストール・ファイルに関する情報を表示します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.24.1 LIST REQUIREDFILES
Oracle Grid InfrastructureまたはOracle Databaseに必要なインストール・ファイルに関する情報を表示します。
構文
LIST REQUIREDFILES
{ GRID |
DATABASE |
GIVERSION='<giversion>' |
DBVERSION='<dbversion>' }
引数
-
GRID
: Oracle Grid Infrastructureに必要なファイルに関する情報を表示します -
DATABASE
: Oracle Databaseに必要なファイルに関する情報を表示します -
GIVERSION
: リリース更新(RU)を含めてOracle Grid Infrastructureのバージョンを指定します。例:12.1.0.2.170418
。 -
DBVERSION
: リリース更新(RU)を含めてOracle Databaseのバージョンを指定します。例:12.1.0.2.170418
。
使用上のノート
-
es.xml
ファイルがロードされていない場合は、GIVERSION
またはDBVERSION
を使用します。 -
LIST SOFTWAREVERSIONS { GRID | DATABASE }
を使用して、ソフトウェア・バージョンに関する情報を表示します。
親トピック: REQUIREDFILES
4.3.25 REMOTE
リモート・ホストでコマンドを実行できます。
- EXEC REMOTE
リモート・ホストでコマンドを実行します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.25.1 EXEC REMOTE
リモート・ホストでコマンドを実行します。
構文
EXEC REMOTE
COMMAND='command'
WHERE
HOSTNAMES='host_names'
セクション・タイトル
-
COMMAND
: 指定されたホストで実行するコマンドを指定します。 -
HOSTNAMES
: リモート・ホストのカンマ区切りリストを指定します。
親トピック: REMOTE
4.3.26 SCAN
クラスタのSCANを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD SCAN
このコマンドは、Oracle Grid InfrastructureクラスタにSCANを追加します。 - ALTER SCAN
このコマンドは、Oracle Grid InfrastructureクラスタのSCANの属性を変更します。 - DELETE SCAN
このコマンドは、Oracle Grid InfrastructureクラスタのSCANを削除します。 - LIST SCANS
このコマンドは、すべてのOracle Grid Infrastructureクラスタまたは個々のクラスタについてSCANの詳細をリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.26.1 ADD SCAN
構文
ADD SCAN
SCANNAME=scan_name
[ SCANPORT=scan_port ]
SCANIPS='scan_ip_addrs'
WHERE
{ CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERID=cluster_id }
引数
新規SCANについて次の属性を指定できます。
-
SCANNAME
: SCANのDNS名を指定します。 -
SCANPORT
: オプションで、SCANのポートを指定します。デフォルト値は1521です。 -
SCANIPS
: 一重引用符で囲んでSCANのIPアドレスを示す、カンマ区切りリストです
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
親トピック: SCAN
4.3.26.2 ALTER SCAN
構文
ALTER SCAN
{ SCANNAME=scan_name |
SCANPORT=scan_port |
SCANIPS='scan_ip_addrs' } ...
WHERE
{ CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERID=cluster_id }
引数
SCANについて次の属性を変更できます。
-
SCANNAME
: SCANのDNS名を指定します。 -
SCANPORT
: SCANのポートを指定します -
SCANIPS
: 一重引用符で囲んでSCANのIPアドレスを示す、カンマ区切りリストです
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
親トピック: SCAN
4.3.26.3 DELETE SCAN
構文
DELETE SCAN
WHERE
{ CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERID=cluster_id }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
親トピック: SCAN
4.3.26.4 LIST SCANS
構文
LIST SCANS
[ WHERE
{ ID=scan_id |
CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERID=cluster_id } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のSCANオブジェクトのIDを指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
使用上のノート
WHERE句を指定しない場合、このコマンドでは、XML構成ファイル内のすべてのクラスタのすべてのSCANSについて詳細がリストされます。
親トピック: SCAN
4.3.27 SECURITY
セキュリティ設定を管理できます。
- SET SECURITY
このコマンドでは、セキュリティ関連のアクション(OEDACLIセッションに対するデフォルト以外のrootパスワードの設定やパスワード・ベースの認証の制御など)を実行します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.27.1 SET SECURITY
このコマンドでは、セキュリティ関連のアクション(OEDACLIセッションに対するデフォルト以外のrootパスワードの設定やパスワード・ベースの認証の制御など)を実行します。
前提条件
このコマンドを使用するときにENABLEPASSWORDLOGIN
オプションを指定する場合は、その前に、ターゲット・システムでSSHキー・ベースの認証を構成しておく必要があります。「DEPLOY SSHKEYS」を参照してください。
構文
SET SECURITY
PASSWORD=root_password
SET SECURITY
ENABLEPASSWORDLOGIN={ true | false }
[ HOSTNAMES="host1[,host2[,host3 ...]]" ]
引数
PASSWORD
: OEDACLIセッションに対するデフォルト以外のrootパスワードを指定しますENABLEPASSWORDLOGIN
:root
ユーザーのパスワード・ベースの認証を有効にするか無効にするかを指定しますHOSTNAMES
: オプションで、操作対象のホスト名のリストを指定します
使用上のノート
HOSTNAMES
引数が指定されていない場合、コマンドは現在ロードされているエンジニアド・システムXMLファイルに対して機能します。
親トピック: SECURITY
4.3.28 SOFTWAREVERSIONS
サポートされているソフトウェアのバージョンを確認できます。
- LIST SOFTWAREVERSIONS
Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのサポートされているバージョンに関する情報を表示します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.28.1 LIST SOFTWAREVERSIONS
Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのサポートされているバージョンに関する情報を表示します。
構文
LIST SOFTWAREVERSIONS [ GRID | DATABASE ]
引数
-
GRID
: Oracle Grid Infrastructureのサポートされているバージョンに関する情報を表示します -
DATABASE
: Oracle Databaseのサポートされているバージョンに関する情報を表示します
使用上のノート
-
どちらの引数(
GRID
またはDATABASE
)も指定されていない場合、LIST SOFTWAREVERSIONS
は、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのサポートされているソフトウェアのバージョンに関する情報を表示します。
親トピック: SOFTWAREVERSIONS
4.3.29 SSHKEYS
Oracle Exadataラックのroot
ユーザー認証用に、SSHキーを生成してデプロイできます。
- DEPLOY SSHKEYS
このコマンドでは、エンジニアド・システムXMLファイル(es.xml
)内のすべてのホストまたはコマンドに指定された名前のホストで、SSHキー・ベースの認証を構成します。 - GENERATE SSHKEYS
このコマンドでは、エンジニアド・システムXMLファイル(es.xml
)内のすべてのホストまたはコマンドに指定された名前のホストについて、SSHキー・ペアを生成します。このキーは、OEDAWorkDir
に保存されます。 - SET SSHKEYS
このコマンドでは、OEDACLIから実行するリモート・コマンドのSSHキー・ベースの認証を有効化または無効化します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.29.1 DEPLOY SSHKEYS
このコマンドでは、エンジニアド・システムXMLファイル(es.xml
)内のすべてのホストまたはコマンドに指定された名前のホストで、SSHキー・ベースの認証を構成します。
構文
DEPLOY SSHKEYS
[ PASSWORD=root_password ]
[ ENABLEPASSWORDLOGIN={ true | false } ]
[ HOSTNAMES="host1[,host2[,host3 ...]]" ]
引数
PASSWORD
: オプションで、SSHキー・アクセスを設定するホストに接続するためのデフォルト以外のrootパスワードを指定しますENABLEPASSWORDLOGIN
: オプションで、SSHキー・アクセスの設定後にroot
ユーザーに対してパスワード・ベースの認証を有効にするか無効にするかを指定しますHOSTNAMES
: オプションで、SSHキーをデプロイするホストの名前のリストを指定します
使用上のノート
-
SSHキーのペアがOEDA
WorkDir
内で見つからない場合、このコマンドはキー・ペアの生成も実行します。 -
HOSTNAMES
引数が指定されていない場合、コマンドは現在ロードされているエンジニアド・システムXMLファイルに対して機能します。
例4-28 XMLファイルに含まれるすべてのホストに対するSSHキーのデプロイ
oedacli> LOAD FILE NAME=es.xml
SUCCESS - file loaded
edacli> DEPLOY SSHKEYS ENABLEPASSWORDLOGIN=false
例4-29 指定したホストに対するSSHキーのデプロイ
oedacli> DEPLOY SSHKEYS ENABLEPASSWORDLOGIN=false PASSWORD="password" HOSTNAMES="dbm01adm05.example.com,dbm01adm06.example.com"
親トピック: SSHKEYS
4.3.29.2 GENERATE SSHKEYS
このコマンドでは、エンジニアド・システムXMLファイル(es.xml
)内のすべてのホストまたはコマンドに指定された名前のホストについて、SSHキー・ペアを生成します。このキーは、OEDA WorkDir
に保存されます。
構文
GENERATE SSHKEYS [ HOSTNAMES="host1[,host2[,host3 ...]]" ]
引数
HOSTNAMES
はオプションです。SSHキーを生成するホストの名前のリストを指定します。
使用上のノート
-
HOSTNAMES
引数が指定されていない場合、コマンドは現在ロードされているエンジニアド・システムXMLファイルに対して機能します。
例4-30 XMLファイルに含まれるすべてのホストに対するSSHキーの生成
oedacli> LOAD FILE NAME=es.xml
SUCCESS - file loaded
edacli> GENERATE SSHKEYS
Creating SSH Key Pairs for hosts [dbm01adm01.example.com, dbm01adm02.example.com, ...]...
Generated SSH Keys for [dbm01adm01.example.com, dbm01adm02.example.com, ...]
例4-31 指定したホストに対するSSHキーの生成
oedacli> GENERATE SSHKEYS HOSTNAMES="dbm02adm05.example.com,dbm02adm06.example.com"
Creating SSH Key Pairs for hosts [dbm02adm06.example.com, dbm02adm05.example.com]...
Generated SSH Keys for [dbm02adm06.example.com, dbm02adm05.example.com]
親トピック: SSHKEYS
4.3.29.3 SET SSHKEYS
このコマンドでは、OEDACLIから実行するリモート・コマンドのSSHキー・ベースの認証を有効化または無効化します。
前提条件
このコマンドを使用する前に、ターゲット・システムでSSHキー・ベースの認証を構成しておく必要があります。「DEPLOY SSHKEYS」を参照してください。
構文
SET SSHKEYS ENABLE={ true | false }
引数
ENABLE
では、OEDACLIから実行するリモート・コマンドのSSHキー・ベースの認証を有効にするか無効にするかを指定します。
親トピック: SSHKEYS
4.3.30 STEPS
仮想CREATE CLUSTER
デプロイメントのステップを表示できます。
- LIST STEPS
このコマンドは、仮想CREATE CLUSTER
デプロイメントのステップをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.30.1 LIST STEPS
このコマンドは、仮想CREATE CLUSTER
デプロイメントのステップをリストします。
各ステップには、Create Virtual Machine
などの名前が付けられます。各ステップには、CREATEVM
などの1つの単語の識別子もあります。短い名前の識別子は、CREATE CLUSTER
コマンドなどの他のコマンドにSTEPS
またはSKIPSTEPS
を指定するときに使用します。
クラスタの有効なステップのリストは、クラスタに対して選択された機能によって異なります。リストされたステップは、識別されたクラスタに対して有効です。XMLファイルに1つのクラスタのみが含まれている場合は、クラスタを明示的に指定する必要はありません。
リストされるステップ番号は、クラスタに実装されている機能によって変わることがありますが、短い名前の識別子は特定のステップに対して常に同じです。
構文
LIST STEPS
[ WHERE
{ CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERNAME=cluster_name |
ID=cluster_id } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
ID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
例4-32 特定のクラスタのステップのリスト
oedacli> LIST STEPS WHERE CLUSTERNAME = Cluster-c1
{
"step" : [ {
"stepName" : "Validate Configuration File",
"shortName" : "VALIDATE",
"id" : "1"
}, {
"stepName" : "Create Virtual Machine",
"shortName" : "CREATEVM",
"id" : "2"
}, {
"stepName" : "Create Users",
"shortName" : "USERS",
"id" : "3"
}, {
"stepName" : "Setup Cell Connectivity",
"shortName" : "CELLCONN",
"id" : "4"
}, {
"stepName" : "Calibrate Cells",
"shortName" : "CALIBRATE",
"id" : "5"
}, {
"stepName" : "Create Cell Disks",
"shortName" : "CELLDISKS",
"id" : "6"
}, {
"stepName" : "Create Grid Disks",
"shortName" : "GRIDDISKS",
"id" : "7"
}, {
"stepName" : "Install Cluster Software",
"shortName" : "INSTALLGI",
"id" : "8"
}, {
"stepName" : "Initialize Cluster Software",
"shortName" : "INITGI",
"id" : "9"
}, {
"stepName" : "Install Database Software",
"shortName" : "INSTALLDB",
"id" : "10"
}, {
"stepName" : "Relink Database with RDS",
"shortName" : "RELINK",
"id" : "11"
}, {
"stepName" : "Create ASM Diskgroups",
"shortName" : "ASMDG",
"id" : "12"
}, {
"stepName" : "Create Databases",
"shortName" : "DATABASE",
"id" : "13"
}, {
"stepName" : "Apply Security Fixes",
"shortName" : "APPLYFIXES",
"id" : "14"
}, {
"stepName" : "Install Exachk",
"shortName" : "EXACHK",
"id" : "15"
}, {
"stepName" : "Create Installation Summary",
"shortName" : "INSTALLSUMMARY",
"id" : "16"
}, {
"stepName" : "Resecure Machine",
"shortName" : "RESECURE",
"id" : "17"
} ]
}
親トピック: STEPS
4.3.31 SWITCH
スイッチを表示および管理できます。
- ADD SWITCH
エンジニアド・システムXMLファイル内のラックに新しいスイッチを追加します。 - ALTER SWITCH
このコマンドは、個々のスイッチの属性を変更します。 - LIST SWITCHES
このコマンドは、すべてのスイッチまたは個々のスイッチの詳細を表示します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.31.1 ADD SWITCH
エンジニアド・システムXMLファイル内のラックに新しいスイッチを追加します。
構文
ADD SWITCH
WHERE
{ RACKID=rack_id |
RACKNUMBER=rack_number }
SET ADMINNET NAME=admin_name, IP=admin_ip [ , GATEWAY=gateway, NETMASK=netmask ]
SET DESCRIPTION VALUE=description
[ SET IBPARTITIONMEMBERSHIP VALUE=pkey_membership ]
[ SET ULOC VALUE=ulocation ]
[ SET TIMEZONE VALUE=timezone ]
[ SET DNSSERVERS IP1=dns_ip1, IP2=dns_ip2, IP3=dns_ip3 ]
[ SET NTPSERVERS IP1=ntp_ip1, IP2=ntp_ip2, IP3=ntp_ip3 ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
RACKID
: XML構成ファイル内のラック識別子を指定します -
RACKNUMBER
: XML構成ファイル内のラック番号を指定します
新しいラックには次のオプションを設定できます。
-
ADMINNET
: 管理ネットワークの詳細を指定します。 -
DESCRIPTION
: スイッチの説明を指定します -
IBPARTITIONMEMBERSHIP
: スイッチpkeyメンバーシップを指定します -
ULOC
: スイッチの物理的なラックの場所を指定します -
TIMEZONE
: スイッチの有効なタイムゾーンを指定します -
DNSSERVERS
: スイッチ構成に設定するDNSサーバーを指定します -
NTPSERVERS
: スイッチ構成に設定するNTPサーバーを指定します
親トピック: SWITCH
4.3.31.2 ALTER SWITCH
構文
ALTER SWITCH
{ DNSSERVERS='dns_servers' |
NTPSERVERS='ntp_servers' |
TIMEZONE=time_zone |
DESCRIPTION=description |
ULOC=ulocation |
IBPARTITIONMEMBERSHIP=pkey_membership } ...
WHERE
{ ID=switch_id |
HOSTNAME=switch_name }
引数
スイッチについて次の属性を変更できます。
-
DNSSERVERS
: 一重引用符で囲んでDNSサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します -
NTPSERVERS
: 一重引用符で囲んでNTPサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します -
TIMEZONE
: スイッチの有効なタイムゾーンを指定します -
DESCRIPTION
: スイッチの説明を指定します -
ULOC
: スイッチの物理的なラックの場所を指定します -
IBPARTITIONMEMBERSHIP
: スイッチpkeyメンバーシップを指定します
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のスイッチ識別子を指定します -
HOSTNAME
: スイッチのホスト名を指定します。
親トピック: SWITCH
4.3.31.3 LIST SWITCHES
構文
LIST SWITCHES
[ WHERE
{ ID=switch_id |
HOSTNAME=switch_name } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のスイッチ識別子を指定します -
HOSTNAME
: スイッチのホスト名を指定します。
使用上のノート
WHERE
句を指定しない場合、このコマンドは、すべてのスイッチについて詳細を表示します。
親トピック: SWITCH
4.3.32 SU
su
コマンドの使用を制御します。
- SET SU
このコマンドでは、非root
コマンドをOEDACLIからリモート実行する際に、root
ユーザーによるsu
の使用を有効または無効にします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.32.1 SET SU
このコマンドでは、非root
コマンドをOEDACLIからリモート実行する際に、root
ユーザーによるsu
の使用を有効または無効にします。
構文
SET SU ENABLE={ true | false }
引数
ENABLE
: 非root
コマンドのリモート実行の際に、OEDACLIでroot
ユーザーからのsu
を使用するかどうかを指定します。
親トピック: SU
4.3.33 ULOC
ラックの項目の場所を表示できます。
- LIST ULOC
このコマンドは、定義されたラックの項目と新しいラックの項目の場所を表示します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.33.1 LIST ULOC
構文
LIST ULOC
[ NEWCOMPUTES={ new_computes_count | 'new_computes_list' } ]
[ NEWCELLS={ new_cells_count | 'new_cells_list' } ]
[ WHERE
RACKUMBER=rack_number ]
引数
-
NEWCOMPUTES
: オプションで、追加する新しいコンピュート・ノードの数または新しいコンピュート・ノードのホスト名のカンマ区切りリストを指定します。デフォルトは0です。 -
NEWCELLS
: オプションで、追加する新しいストレージ・セルの数または新しいストレージ・セルのホスト名のカンマ区切りリストを指定します。デフォルトは0です。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
RACKNUMBER
: XML構成ファイル内のラック番号を指定します
使用上のノート
WHERE
句を指定しない場合、このコマンドは、ラック番号1について詳細を表示します。
親トピック: ULOC
4.3.34 VIP
Oracle ClusterwareのVIPを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD VIP
このコマンドは、クラスタ内の個々のノードのVIPを追加します。 - ALTER VIP
このコマンドは、クラスタ内の個々のノードについてVIPの属性を変更します。 - DELETE VIP
このコマンドは、クラスタ内の個々のノードからVIPを削除します。 - LIST VIPS
このコマンドは、すべてのクラスタ、またはクラスタ内の個々のノードについて、VIPをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.34.1 ADD VIP
用途
このコマンドでは、VIPがさらに追加されることはありません。このコマンドは、DELETE VIP
コマンドを発行した後にのみ使用する必要があります。
構文
ADD VIP
NAME=vip_name
DOMAINNAME=domain_name
IP=vip_ip_addr
WHERE
{ HOSTNAME=host_name |
CLUSTERNAME=cluster_name COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERNUMBER=cluster_number COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERID=cluster_id COMPUTENUMBER=compute_number }
引数
VIPの追加時に次の属性を指定する必要があります。
-
NAME
: VIPの短縮DNS名を指定します。 -
DOMAINNAME
: VIPのドメイン名を指定します。 -
IP
: VIPのIPアドレスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
使用上のノート
VIPを計算ノードに追加する場合は、そのノードに定義されているVIPがない状態である必要があります。
親トピック: VIP
4.3.34.2 ALTER VIP
構文
ALTER VIP
{ NAME=vip_name |
DOMAINNAME=domain_name |
IP=vip_ip_addr } ...
WHERE
{ HOSTNAME=host_name |
CLUSTERNAME=cluster_name COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERNUMBER=cluster_number COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERID=cluster_id COMPUTENUMBER=compute_number }
引数
VIPについて次の属性を変更できます。
-
NAME
: VIPの短縮DNS名を指定します。 -
DOMAINNAME
: VIPのドメイン名を指定します。 -
IP
: VIPのIPアドレスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
親トピック: VIP
4.3.34.3 DELETE VIP
構文
DELETE VIP
WHERE
{ ID=vip_id |
HOSTNAME=host_name |
CLUSTERNAME=cluster_name COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERNUMBER=cluster_number COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERID=cluster_id COMPUTENUMBER=compute_number }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のVIPのIDを指定します。 -
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
親トピック: VIP
4.3.34.4 LIST VIPS
構文
LIST VIPS
[ WHERE
{ HOSTNAME=host_name |
CLUSTERNAME=cluster_name [ COMPUTENUMBER=compute_number ] |
CLUSTERNUMBER=cluster_number [ COMPUTENUMBER=compute_number ] |
CLUSTERID=cluster_id [ COMPUTENUMBER=compute_number ] }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のVIPのIDを指定します。 -
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
使用上のノート
WHERE
句を指定しない場合、このコマンドでは、すべてのクラスタについてVIPがリストされます。
親トピック: VIP
4.3.35 VOLUME
ストレージ・ボリュームを表示および管理できます。
- ADD VOLUME
このコマンドは、KVMゲストにストレージ・ボリュームを追加します。 - DELETE VOLUME
このコマンドは、KVMゲストからストレージ・ボリュームを削除します。 - LIST VOLUMES
このコマンドは、個々のKVMゲストに定義されているボリュームをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.35.1 ADD VOLUME
構文
ADD VOLUME
MOUNTPATH=mount_path
SIZE=size
WHERE
HOSTNAME=host_name
引数
ボリュームの追加時に次の属性を指定する必要があります。
-
MOUNTPATH
: ボリュームのマウント・ポイント・ディレクトリを指定します -
SIZE
: ボリューム・サイズをGBで指定します。整数値である必要があります。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAME
: KVMゲストのホスト名を指定します
使用上のノート
このコマンドを使用すると、/u01
ファイルシステムに対してカスタム・サイズ・ボリュームを追加できます。
親トピック: VOLUME
4.3.35.2 DELETE VOLUME
構文
DELETE VOLUME
WHERE
HOSTNAME=host_name
MOUNTPATH=mount_path
引数
WHERE
句には、次の引数が必要です。
-
HOSTNAME
: KVMゲストのホスト名を指定します -
MOUNTPATH
: ボリュームのマウント・ポイント・ディレクトリを指定します
親トピック: VOLUME
4.3.35.3 LIST VOLUMES
構文
LIST VOLUMES
WHERE
HOSTNAME=host_name
引数
WHERE
句には、次の引数が必要です。
-
HOSTNAME
: KVMゲストのホスト名を指定します
親トピック: VOLUME
4.3.36 XMLACTION
エンジニアド・システムXMLファイルに関連するアクションを管理できます。
- ALTER XMLACTION
このコマンドは、特定のOEDACLIアクションを変更します。 - DELETE XMLACTION
このコマンドは、特定のOEDACLIアクションを削除します。 - LIST XMLACTION
このコマンドは、特定のOEDACLIアクションをリストします。 - LIST XMLACTIONS
このコマンドは、OEDACLIによって作成された現在のアクションをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.36.1 ALTER XMLACTION
構文
ALTER XMLACTION
ID=action_identifer
CMDID=command_identifer
CMD=command
引数
-
ID
: アクション識別子を指定します。LIST XMLACTIONS
の出力を参照してください。 -
CMDID
: コマンド識別子を指定します。LIST XMLACTIONS
の出力を参照してください。 -
CMD
: アクションのコマンドを指定します。
親トピック: XMLACTION
4.3.36.2 DELETE XMLACTION
構文
DELETE XMLACTION
ID=action_identifer
引数
ID
: アクション識別子を指定します。LIST XMLACTIONS
の出力を参照してください。
親トピック: XMLACTION
4.3.36.3 LIST XMLACTION
構文
LIST XMLACTION
ID=action_identifer
引数
ID
: アクション識別子を指定します。LIST XMLACTIONS
の出力を参照してください。
親トピック: XMLACTION
4.3.36.4 LIST XMLACTIONS
構文
LIST XMLACTIONS
親トピック: XMLACTION