16.6 コンポーネント設定の管理

「コンポーネント設定」を使用して、組込みのApplication Expressコンポーネントおよびインストール済プラグインのアプリケーション・レベル値を設定します。

ヒント:

環境内の「コンポーネント設定」は、現在選択されているアプリケーションに基づいて異なります。

16.6.1 「コンポーネント設定」の構成

開発者は、「コンポーネント設定」を構成して、組込みのApplication Expressコンポーネントおよびインストール済プラグインのアプリケーション・レベル値を設定できます。

「コンポーネント設定」を構成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」をクリックします。
  5. コンポーネント名をクリックします。
  6. 「コンポーネント設定」で、該当する設定を構成し、「変更の適用」をクリックします。

    ヒント:

    特定の設定についてさらに学習するには、アイテムのヘルプを参照してください。

16.6.2 Googleカレンダとの統合

開発者は、「コンポーネント設定」の「カレンダ」を構成して、アプリケーション内のカレンダとGoogleカレンダ・データとの統合を有効化できます。

ノート:

このトピックで説明する「GoogleカレンダAPIキー[非推奨]」属性は、FullCalendar v3ライブラリに基づいたカレンダにのみ適用されます。FullCalendar v3に基づくカレンダは非推奨になりました。将来のリリースではサポートされなくなります。アプリケーション・ビルダーで作成する新しいカレンダは、FullCalendar v5ライブラリに基づいています。

「コンポーネント設定」の「カレンダ」を構成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」をクリックします。
  5. コンポーネント名「カレンダ」をクリックします。
  6. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. GoogleカレンダAPIキー[非推奨] - このアプリケーション内のカレンダをGoogleカレンダ・データと統合できるようにするために、GoogleカレンダAPIキーを入力します。

    2. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.3 チェック・ボックスの構成

「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「チェックボックス」で定義するアプリケーション・レベルのコンポーネント設定を構成します。

チェックボックスのアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」「チェックボックス」の順にクリックします。
  5. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. チェック済値 - ユーザーがチェック・ボックスを選択した場合にページ・アイテムに格納される値を入力します。値は255文字以内で指定できます。

    2. 未チェック値 - ユーザーがチェック・ボックスの選択を解除した場合に、ページ・アイテムに格納される値を入力します。チェック時にNULLを格納する場合は、この属性を空白にすることもできます。値は255文字以内で指定できます。

    3. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.4 日付ピッカーの構成

「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「日付ピッカー」で定義するアプリケーション・レベルのコンポーネント設定を構成します。

日付ピッカーのアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」「日付ピッカー」の順にクリックします。
  5. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. 外観 - 日付の選択に使用されるカレンダの外観の制御オプションには、「週の表示」「月ピッカー」「年ピッカー」があります。

      このオプションは、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」に設定されている場合にのみ使用します。

    2. 月の範囲外の日 - 現在表示中の月の範囲外の日の動作を指示します。オプションには、「非表示」「選択可能」「表示可能」があります。

      このオプションは、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」に設定されている場合にのみ使用します。

    3. 時間の増分 - 時間選択コントロールで使用される時間の増分(分単位)。この属性は、手動で入力して保存することもできる増分の時間を選択するために使用します。

      このオプションは、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定されている場合にのみ使用します。

    4. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.5 カラー・ピッカーの表示の構成

「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「カラー・ピッカー」で定義するアプリケーション・レベルのコンポーネント設定を構成します。

カラー・ピッカーのアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」をクリックします。
  5. コンポーネント名「カラー・ピッカー」をクリックします。
  6. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. 表示形式 - カラー・ピッカーの表示方法を選択します。オプションには、「ポップアップ」「インライン」「カラーのみのポップアップ」および「ネイティブ・カラー・ピッカー」があります。

    2. モード - カラー・ピッカーに表示される情報の量を選択します。オプションには、「シンプル」または「完全」があります。

    3. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.6 対話モード・レポートの「アクション」メニュー構造の構成

「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「対話モード・レポート」で定義するアプリケーション・レベルのコンポーネント設定を構成して、新しい「アクション」メニューを使用するか、以前のリリースのレガシー構造を保持するようにします。

対話モード・レポートの「アクション」メニューの構造は、対話グリッドと一貫するように変更されました。

対話モード・レポートのアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」「対話モード・レポート」の順にクリックします。
  5. コンポーネント名「対話モード・レポート」をクリックします。
  6. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. 「アクション」メニュー構造: 対話モード・レポートでの「アクション」メニューの表示方法を指定します。オプションは次のとおりです。

      • 対話グリッド: 対話モード・レポートの「アクション」メニューを対話グリッドと一致させる場合は「対話グリッド」を選択します。

      • レガシー: 対話モード・レポートの「アクション」メニューでレガシー構造を使用する場合は「レガシー」を選択します。

    2. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.7 リージョンへのスライダの動的追加

「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「リージョン表示セレクタ」で定義するアプリケーション・レベルのコンポーネント設定を構成して、表示されるリージョン名がリージョンの幅を超えているときに、そのリージョンにスライダが動的に追加されるようにします。

リージョン表示セレクタのアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
      共有コンポーネント・ページが表示されます。
  2. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」「リージョン表示セレクタ」の順にクリックします。
  3. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. スライダを含める: 「はい」を選択すると、表示されるリージョン名がリージョンの幅を超える場合に、リージョンにスライダを動的に追加します。

    2. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.8 リッチ・テキスト・エディタの応答性の構成

リッチ・テキスト・エディタで、コンテナ・リージョンの幅を自動的に調整する稼働かを決定するために、「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「リッチ・テキスト・エディタ」で定義するアプリケーション・レベルの設定を構成します。

新しいアプリケーションの場合、この設定はデフォルトで有効になっています。以前のアプリケーション(18.1より前)では、これはデフォルトで無効になっています。

この設定には、レスポンシブなアプリケーション・テーマ(ユニバーサル・テーマなど)が必要です。

リッチ・テキスト・エディタのアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:
  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」「リッチ・テキスト・エディタ」の順にクリックします。
  3. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. レスポンシブ[非推奨] - コンテナ・リージョン・サイズにあわせて自動的にリッチ・テキスト・エディタを調整するかどうかを指定します。これには、アプリケーションでユニバーサル・テーマなどのレスポンシブ・テーマを使用する必要があります。
    2. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.9 星評価の構成

「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「星評価」で定義するアプリケーション・レベルのコンポーネント設定を構成します。

星評価のアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」「星評価」の順にクリックします。
  5. 「コンポーネント設定」ダイアログで、次のようにします。
    1. デフォルト・アイコン - 使用するデフォルト・アイコンを選択します(fa-star fa,-thumbs-upfa-databaseなど)。
    2. アクティブな色: アクティブな星のデフォルトの色。
    3. 非アクティブな色: 非アクティブな星のデフォルトの色。
    4. ツールチップ: エンド・ユーザーがアイテムの上にマウスを移動したときに表示されるツールチップのテンプレート。この評価値によって、#VALUE#置換文字列が置き換えられます(たとえば、映画の評価は#VALUE#です)。
    5. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.10 切替えのデフォルト値の構成

「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「切替え」で定義するアプリケーションレベルのコンポーネント設定を構成して、「切替え」アイテム・タイプのデフォルトの表示スタイルを決定します。

表示オプションには、オン/オフ切替えトグル、「ピル・ボタン」または「選択リスト」があります。

切替えのアプリケーション・レベル・コンポーネント設定を構成するには:

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」「切替え」の順にクリックします。
  3. 次のコンポーネント設定を構成します。
    1. 表示スタイル: 次のオプションがあります。
      • 切替え

      • ピル・ボタン

      • 選択リスト

    2. オン値: エンド・ユーザーが「オン」オプションを選択した場合にページ・アイテムに格納される値を入力します。値は255文字以内で指定できます。
    3. オン・ラベル: 「オン」オプションとして表示されるテキストを入力します。テキストを入力しない場合は、システムのデフォルト・ラベルが使用されます。
    4. オフ値: ユーザーが「オフ」オプションを選択した場合にページ・アイテムに格納される値を入力します。値は255文字以内で指定できます。この値は、ページ・アイテムに移入される値が「オン値」「オフ値」のいずれにも一致しない場合に使用されます。
    5. オフ・ラベル: 「オフ」オプションとして表示されるテキストを入力します。テキストを入力しない場合は、システムのデフォルト・ラベルが使用されます。
  4. 「変更の適用」をクリックします。

16.6.11 コンポーネント設定の履歴レポートの表示

Oracle Application Expressコンポーネントおよび「コンポーネント設定履歴」ページのインストール済プラグインへ行った変更のレポートを表示できます。

「コンポーネント設定履歴」レポートを表示するには:

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント設定」をクリックします。
  3. 「履歴」タブをクリックします。

    「履歴」ページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。