2.4 Oracle Big Data Managerへの記憶域プロバイダの登録

コンソールで記憶域プロバイダを確認および使用できるようにするには、Oracle Big Data Managerに記憶域プロバイダを登録する必要があります。

新しいプロバイダを登録するには:

  1. bigdatamgrユーザーとして(または管理者権限を持つ別のユーザーとして)、Oracle Big Data Managerコンソールにサインインします。
  2. ページの上部にある「Administration」タブをクリックしてから、ページの左側の「Storage providers」タブをクリックし、登録済の記憶域プロバイダのリストを表示します。
  3. 「Register a new storage provider」ボタンをクリックします。
  4. 「Register storage providers」ウィザードの「General」ページで、記憶域プロバイダの名前と説明を入力し、記憶域タイプを選択してから、「Next」をクリックします。
  5. 「Storage Details」ページで、記憶域プロバイダにアクセスするための詳細を入力します。接続の詳細は、「Test access to storage」ボタンをクリックすることでテストできます。
    • Amazon S3
      • Access Key: アクセス・キーIDを入力します。
      • Secret Key: シークレット・キーを入力します。

      Amazon S3ドキュメントのアクセス・キーに関する項を参照してください。

    • GitHub
    • HDFS

      HDFSはOracle Big Data Managerの実行クラスタの一部であり、自動的に登録されるために設定の必要はありません。リモートHDFS (Oracle Big Data Managerの実行クラスタとは異なるクラスタで稼働しているHDFS)の登録はサポートされていません。

    • Oracle Cloud Infrastructure Object Storage
      • Authentication type: データ・アクセスに使用する認証タイプを選択します。「Credentials」または「Oracle Cloud Instance Principal」のどちらかを選択できます。Oracle Cloud Infrastructureドキュメントのインスタンスからのサービスの呼出しに関する項を参照してください。インスタンス・プリンシパルを使用する場合は、次に示す「Storage URL」および「Compartment」の設定のみを指定する必要があります。
      • Storage URL: Oracle Cloud Infrastructure Object StorageのURLを入力するか、リストからURLを選択します。
      • Tenant: テナンシOCIDを入力します。
      • User: ユーザーOCIDを入力します。

        Oracle Cloud InfrastructureドキュメントのテナンシのOCIDとユーザーのOCIDの取得場所に関する項を参照してください。

      • Access to: 「Compartment」オプションはデフォルトで選択されています。これは、現在使用可能な唯一のオプションです。
      • Compartment: 登録するコンパートメントのOCIDを入力します。コンパートメントOCIDは、Oracle Cloud Infrastructureコンソールで確認できます。この記憶域プロバイダが登録されると、Oracle Big Data Managerコンソールからコンパートメントとそのコンテンツ(バケット)にアクセスできるようになります。
      • Public key fingerprint: 公開キーのフィンガープリントを入力します。Oracle Cloud Infrastructureドキュメントの必須のキーとOCIDに関する項を参照してください。
      • Private key: ドロップダウン・リストから、秘密キーの指定方法を選択します。選択内容に応じて、テキスト・ボックスに秘密キーの値を貼り付けるか、秘密キー・ファイルをアップロードします。これは、前の項目で入力したフィンガープリントを持つ公開キーに対応するPEM形式の秘密キーです。Oracle Cloud Infrastructureドキュメントの必須のキーとOCIDに関する項を参照してください。
      • Key passphrase: (オプション)秘密キーがパスワードで暗号化されている場合は、そのパスワードを入力して、認証に使用する際に秘密キー・ファイルを復号化できるようにします。
      • Automatic proxy detection: このチェック・ボックスは、クラスタがプロキシ・サーバーの背後で実行されていて、自動プロキシ検出を使用する場合に選択します。
    • Oracle Database
      • Username: データベースのユーザー・アカウントに対応するユーザー名を入力します。これは、データベースへの接続に使用するユーザー名です。
      • Password: ユーザー名に関連付けられたパスワードを入力します。
      • JDBC URL: Oracleデータベースの接続文字列をjdbc:oracle:thin:@//host:port/service_nameの形式で入力します。hostおよびportは、データベースのホストおよびポートです。service_nameは、データベース・サービス名です。例: jdbc:oracle:thin:@//myhost:1521/myservicename
    • Oracle MySQL
      • Username: データベースのユーザー・アカウントに対応するユーザー名を入力します。これは、データベースへの接続に使用するユーザー名です。
      • Password: ユーザー名に関連付けられたパスワードを入力します。
      • JDBC URL: MySQLデータベースの接続文字列をjdbc:mysql@host:port/[database_name]の形式で入力します。hostおよびportは、データベースのホストおよびポートです。database_nameはオプションです。例: jdbc:mysql://myhost:3306またはjdbc:mysql://myhost:3306/mydatabase
  6. 「Access」ページで、この記憶域にOracle Big Data Manager内からアクセスできるユーザーを指定します。この設定は、ユーザーが記憶域を表示できるかどうかにのみ影響します。特定の記憶域上のデータにアクセスできるかどうかは、記憶域を提供するサービスの設定によって決まります。
  7. 「Confirmation」ページで詳細を確認してから、「Register」ボタンをクリックします。