データ・セット表の結合の理解

結合は、データ・セットの表間の関係を示します。

表を結合ダイアグラムにドラッグ・アンド・ドロップしてデータ・セットを作成すると、データ・ソースで定義された結合はデータ・セットの表間で自動的に作成されます。データ・セットを定義する際に、最も詳細な表を最初に追加します。通常、これが分析用のプライマリ表になります。たとえば、売上表などです。次に、分析にコンテキストを提供する製品、顧客、チャネルなどの残りの表を追加します。ディメンションでモデリングされたデータ・セットの表またはトランザクション表を追加している場合、最も詳細な表がメジャーを含むファクト表である可能性があります。

ファクトおよびディメンションに基づいてデータ・セットを作成している場合で、結合がすでにソース表に存在する場合、結合は自動的にデータ・セットに作成されます。複数の接続とスキーマからデータ・セットを作成している場合、表間の結合を定義します。また、データ・セット内に結合を手動で作成することもできます。これを実行するには、ファクト表にディメンション表をドラッグ・アンド・ドロップして、使用する結合のタイプおよび結合列を指定します。複数の列に結合を作成できます。結合する列は、属性列であり、同じデータ形式である必要があります。

すべてのデータ・ソース・タイプが、複数の表を含むデータ・セットで追加および結合に使用できるわけではありません。たとえば、ファイル、サブジェクト領域、Oracle ApplicationsおよびEssbaseは使用できません。プロジェクトで作業していて、Oracle Autonomous Data Warehouseを使用したデータ・セットやファイルから作成したデータ・セットなど、様々なデータ・セットのデータを含める場合、ブレンドを使用して列を照合します。データ・セットのブレンドを参照してください。

ノート:

2つのスター・スキーマに基づいてデータを分析するには、スター・スキーマごとにデータ・セットを作成し、データ・セットをプロジェクトに追加してから、データ・セットをブレンドします。

結合ダイアグラムには、結合が不完全な場合、表間で使用される結合のタイプを示す結合アイコンが表示されます。結合アイコンは、結合タイプを示すベン図のサムネイルです。

アイコン 説明
内部結合

内部結合を示します。このアイコンを選択した場合、青色で表示されます。

内部結合では、右表の行と一致する左表の行を返します。

左結合

左結合を示します。このアイコンを選択した場合、青色で表示されます。

左結合では、右表で使用可能な場合、一致した行を含む左表の行をすべて返します。右表に一致した行がない場合、左結合には右表の列のnull値が含まれます。

右結合

右結合を示します。このアイコンを選択した場合、青色で表示されます。

右結合では、左表の一致した行を含む右表のすべての行を含む結果セットを作成します。一致がない場合、左結合にはnullが含まれます。

完全外部結合

完全外部結合を示します。このアイコンを選択した場合、青色で表示されます。

完全外部結合では、左表と右表の両方のすべての行および両方の側の一致した行(使用可能な場合)を含む結果セットを返します。一致がない場合、欠落している側にはnullが含まれます。

選択されていない未完了の結合

破線は未完了の結合を示します。このアイコンを選択した場合、青色で表示されます。このアイコンを選択しない場合、黄色で表示されます。

アイコンをクリックして結合エディタを開き、結合を割り当てるか修正します。