9.4.4.2 JMSハンドラ

メインJavaプロパティ・ファイルは、アクティブ・ハンドラを識別します。JMSハンドラは、必要に応じてJMS固有の構成用の個別のプロパティ・ファイルを使用できます。これによって、複数のJMSハンドラが同時に稼働するよう構成できます。

いくつかのJMSプロバイダ(JBoss、TIBCO、Solace、ActiveMQ、WebLogic)用にサンプルが含まれています。使用している環境用の出発点として特定のJMSプロバイダに適したプロパティ・ファイルを選択できます。JMSプロバイダごとに設定は多少異なります。環境に特有の設定もあります。

Java JAR (ggjava)のインストール・ディレクトリには、コア・アプリケーションJAR (ggjava.jar)とそのその依存性がresources/lib/*.jarに含まれています。リソース・ディレクトリはすべての依存性と構成を含み、クラスパス内にあります。

JMSクライアントJARがシステムにすでにある場合、コピーせずに直接参照し、クラスパスに追加できます。

次のタイプのJMSハンドラを指定できます。

  • jms - テキスト・メッセージをトピックまたはキューに送信します。メッセージはVelocityテンプレートを使用するか、Javaでフォーマッタを記述してフォーマットします。ファイルへの書込みの際、同じフォーマッタをjms_text messageに使用できます。(jms_textjmsと同義です。)

  • aq - テキスト・メッセージをOracleアドバンスト・キューイング(AQ)に送信します。aqハンドラは、AQへの配信用に構成されたjmsハンドラです。メッセージはVelocityテンプレートまたはカスタム・フォーマッタを使用してフォーマットできます。

  • jms_map - JMS MapMessageをトピックまたはキューに送信します。メッセージのJMSTypeを表の名前に設定します。メッセージの本体は次のメタデータとそれに続く列名と列値のペアで構成されます。

    • GG_ID - この操作を一意に識別するレコードの位置

    • GG_OPTYPE - SQLのタイプ(挿入/更新/削除)

    • GG_TABLE - 操作が行われた表の名前

    • GG_TX_TIMESTAMP – 操作のタイムスタンプ