9.2.4.1 XMLのスタイル
XMLメッセージは動的または静的なXMLにフォーマットされます。実行時、動的XMLのコンテンツは、サンプルXMLまたはXSDドキュメントを使用してあらかじめ決定できないデータ値です。表および列の要素または属性名を決定する静的XMLのコンテンツは、それらのサンプル・ドキュメントを使用してあらかじめ決定できます。
次の2つの例には同じデータが含まれています。
例9-5 静的XMLの例
<NewMyTableEntries>
<NewMyTableEntry>
<CreateTime>2010-02-05:10:11:21</CreateTime>
<KeyCol>keyval</KeyCol>
<Col1>col1val</Col1>
</NewMyTableEntry>
</NewMyTableEntries>
NewMyTableEntries要素は、トランザクション境界をマークします。NewMyTableEntryは、MY.TABLEへの挿入を表します。タイムスタンプは要素テキスト値内にあり、列名は要素名で表されます。
XPathに似た形式のプロパティのセットを介してこれらの2つのスタイルのXMLを解析するルールをプロパティ・ファイルに定義できます。プロパティの目的は、XPath照合を介してあらかじめ定義されたソース定義ファイルにXMLをマップすることです。
例9-6 動的XMLの例
<transaction id="1234" ts="2010-02-05:10:11:21">
<operation table="MY.TABLE" optype="I">
<column name="keycol" index="0">
<aftervalue><![CDATA[keyval]]></aftervalue>
</column>
<column name="col1" index="1">
<aftervalue><![CDATA[col1val]]></aftervalue>
</column>
</operation>
</transaction>
各表に対する各操作は、トランザクション、操作および列の各要素で構成される同じ基本的メッセージ構造を持ちます。表名、操作タイプ、タイムスタンプ、列名、列値などは属性または要素テキスト値から取得されます。
親トピック: XML解析