6.8.5 UPDATE問合せを実行するためのJava API
UPDATE
問合せは、PGQL 1.3仕様のグラフの変更のセクションで説明されているように、INSERT
、UPDATE
およびDELETE
操作を使用して既存のグラフに変更を加えます。
INSERT
を使用するとグラフに新しい頂点およびエッジを挿入でき、UPDATE
を使用するとプロパティを新しい値に設定して既存の頂点およびエッジを更新でき、DELETE
を使用するとグラフから頂点およびエッジを削除できます。
- PGQLによるグラフの更新可能性
Oracle RDBMSまたはCSVファイルからPGXにロードされたグラフ・データは、PGQLを介してすぐに更新することはできません。 - インメモリー・グラフ・サーバー(PGX)のグラフに対するUPDATE問合せの実行
グラフに対してUPDATE
問合せを実行するには、PgxGraph.executePgql(String query)
メソッドを使用します。 - PGXセッションに対するUPDATE問合せの実行
現時点では、PgxSession
に対するUPDATE
問合せの実行はサポートされていないため、更新は常にPgxGraphに対して実行する必要があります。セッションからグラフを取得するには、PgxSession.getGraph(String graphName)
メソッドを使用します。 - グラフの基礎となるスキーマの変更
INSERT
操作では、既知のラベルとプロパティを持つ頂点とエッジのみを挿入できます。同様に、UPDATE
操作では、既知のプロパティの値のみを設定できます。したがって、新しいデータは常にグラフの既存のスキーマに準拠する必要があります。