1 プロパティ・グラフのサポートの概要
この章では、プロパティ・グラフ機能に対するOracle Graphサポートの概要について説明します。
- プロパティ・グラフの概要
プロパティ・グラフを使用すると、データを異なる方法で表示できます。 - Oracleプロパティ・グラフを開始する前に
Oracleプロパティ・グラフの作成を開始する前に、このセクションで説明する1つ以上の前提条件に準拠することが必要な場合があります。 - Oracle Graph Server and Clientのインストール
このセクションでは、Oracle Graph Server (PGX)のインストール、アンインストールまたはアップグレードのために実行する必要のある様々な操作について説明します。また、Oracle Graph Clientをインストールするためのステップも含まれています。 - トランスポート層セキュリティの設定
グラフ・サーバー(PGX)は、デフォルトで、トランスポート層セキュリティ(TLS)を使用する暗号化された接続のみを許可します。TLSでは、サーバーがクライアントにサーバー証明書を提示する必要があり、クライアントはその証明書の発行者を信頼するように構成されている必要があります。 - グラフを公開する権限の追加
グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションでグラフ・サーバー(PGX)セッション内のグラフを表示するには、2つの方法があります。 - グラフ・データを使用したセキュリティのベスト・プラクティス
一部のセキュリティ関連のベスト・プラクティスは、グラフ・データを操作する場合に適用されます。 - 対話型グラフ・シェル
Oracle Graphサーバーとクライアント・パッケージの両方に、製品のすべてのJava APIをローカルまたはリモート・コンピュータで操作するための対話型コマンドライン・アプリケーションが含まれています。 - ライブラリとしてのグラフ・サーバー機能の使用
グラフ・サーバー(PGX)で使用可能なグラフ関数は、アプリケーションでライブラリとして使用できます。 - Oracle Databaseへのグラフの格納とメモリーへのグラフのロード
2層モード(グラフ・クライアントはOracle Databaseに直接接続)または3層モード(グラフ・クライアントは中間層のグラフ・サーバー(PGX)に接続し、Oracle Databaseに接続)でグラフを操作できます。 - Autonomous DatabaseでのOracle Graphの使用
Autonomous Databaseを使用したOracle Graphを使用すると、Autonomous Databaseのデータからプロパティ・グラフを作成できます。 - プロパティ・グラフ・アプリケーションのリリース21cより前からの移行
Oracle Spatial and Graphの前のバージョンからリリース21cに移行する場合、既存のプロパティ・グラフ関連のアプリケーションの変更が必要な場合があります。 - Graph Server and Client 20.4.xから21.xへのアップグレード
Graph Server and Client 20.4.xから21.xバージョンにアップグレードする場合、データベースに新しいロールを作成し、pgx.conf
ファイルからデータベースに認可ルールを移行する必要があることがあります。また、Graph Server and Clientリリース21.1からは、RPMファイルのインストール時にTLSが強制されます。 - グラフZeppelinインタプリタ・クライアントの使用
Oracle Graphは、Apache Zeppelinのインタプリタ・クライアント実装を提供します。このチュートリアル・トピックでは、グラフZepplinインタプリタ・クライアントを使用して単純な操作を実行する方法について説明します。
親トピック: Oracleプロパティ・グラフ・スタート・ガイド