12cR1.4.2.14での変更点

Oracle NoSQL Database 12cR1.4.2.14で次の変更が行われました。

新機能

  1. このリリースでは、Basic Editionが導入されています。Basic Edition (BE)はサーバーのみを含み、Oracle NoSQL Database Enterprise Editionライセンスに基づいて配布されます。Basic Editionは、機能的にOracle NoSQL Database Community Editionと同じです。[#25663]

バグとパフォーマンスの修正

  1. リリース4.2.10で導入され、一部の管理コマンドの実行時に障害を引き起こす原因であったバグを修正します。ストアに明示的なストレージ・ディレクトリがある場合、アップグレード後にこのバグが発生します。これらはレプリケーション・ノードによって使用されるディレクトリで、plan change-storagedir CLIコマンドまたはmakebootconfigユーティリティを使用して指定します。アップグレード後にverify configurationおよび一部のplan CLIコマンドが失敗し、パラメータを長整数として表示できないというエラー・レポートが返されます。[#25689]

  2. 操作に割り当てられたスレッドの固定数を表数が超えたときにハングしなくなるEXPORTユーティリティのバグを修正します。[#25717]

  3. Oracle NoSQL Databaseサーバーは、makebootconfig時のパッチ・バージョンではなく、Oracle Java SEのメジャーおよびマイナー・バージョンのみを検証します。[#25647]

  4. 主キーは暗黙的に、null値可能ではなく、デフォルト値も持ちません。主キー・フィールドをnull値可能にしないとマークすること、またはデフォルト値を設定することができなくなりました。このことは表のスキーマに反映されます。また、これにより、以前のリリースでこの許可に関連するアップグレードの問題も修正されました。[#25533]