19.5.19での変更点
Oracle NoSQL Databaseリリース19.5.19 Enterprise Editionで次の変更が行われました。
トピック
バグとパフォーマンスの修正
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Javaの最近のパッチ・リリース(Javaバージョン1.8.0_241、11.0.6および13.0.2)を使用している場合に、システムの正常な動作を妨げていたいくつかの問題が修正されました。ある事例では、リモート・コールの処理中にサーバーを起動すると失敗してNullPointerExceptionが発生し、別の事例では、リモート・メソッドのインタフェースがリモートを実装していないことを示すRemoteExceptionがスローされていました。
[#28063] -
複数ノード障害によって読取り専用になるクラスタ内のシステム動作が改善されました。以前は、要求のタイムアウトに達するまで操作が再試行されていました。この変更により、再試行でも効果がないと思われる場合に、操作の失敗の原因になるエラーをより迅速に検出できるようになります。例としては、再認証が必要である可能性があることを示すエラーがあります。
[#28015] -
LIMIT句を指定した問合せでHTTPプロキシおよびドライバを使用する場合に発生することがある問題が修正されました。制限内の一部の結果が省略され、制限外の一部の結果が含まれることがありました。
[#28034] -
数値データ型に対してsum()およびseq_sum()関数を使用する問合せで無効な算術コンテキストが使用されるという問題が修正されました。
[#28040] -
集約サービスへの問合せバイト消費が過剰にレポートされる原因となるバグが修正されました。RNで実行されている問合せで(a)1つの索引を複数回スキャンするか、(b)複数の索引をスキャンする場合、このバグが発生します。(a)の例は、地理検索問合せです。(b)の例は、(2 MBの制限に達するまで)可能なかぎり多くのローカル・パーティションにアクセスしようとするALL PARTITION問合せです。そのような場合、以前の索引スキャン時にASに報告された消費が、その後のスキャン時に再度レポートされます。
[#28081] -
バンドルされたHTTPプロキシが新しいバージョンに更新されました。