データ・アクションを使用したキャンバス、外部URLへの接続とPublisherレポートでの使用
「データ・アクション」リンクでは、コンテキスト値を外部URLへのパラメータとして、他のプロジェクトへのフィルタとして、または外部コンテナに埋め込まれたビジュアライゼーションとして渡すことができます。
リンクがプロジェクトにナビゲートすると、データ・コンテキストがキャンバス・スコープ・フィルタの形でフィルタ・バーに表示されます。リンクのデータ・コンテキストには、選択項目に関連付けられた属性またはリンクが開始されたセルが含まれる場合があります。
ビジュアライゼーション・キャンバスの接続のためのデータ・アクションの作成
現在のプロジェクト内のキャンバスまたは他のプロジェクト内のキャンバスへとナビゲートするデータ・アクションを作成できます。
データ・アクションを使用してコンテキスト関連の情報(たとえば注文番号)を転送することもでき、この場合、リンクでは他のビジュアライゼーションまたはプロジェクト内の注文番号に関する詳細が表示されます。
ビジュアライゼーション・キャンバスから外部URLに接続するためのデータ・アクションの作成
データ・アクションを使用してキャンバスから外部URLにナビゲートできるため、サプライヤIDなどの列を選択すると特定の外部Webサイトが表示されます。
ビジュアライゼーション・キャンバスからREST APIに接続するためのデータ・アクションの作成
列を選択したときに値をREST APIに送信して外部Webサイトからレスポンスを返すように、キャンバスでHTTP APIデータ・アクションを使用できます。
HTTP APIデータ・アクションを作成する前に、接続しようとしているドメインを安全なドメインとして構成する必要があります。安全なドメインの登録を参照してください。
Oracle Business Intelligence Publisherレポートに接続するためのデータ・アクションの使用
データ・アクション・リンクは、コンテキスト値をOracle Business Intelligence PublisherレポートのURLパラメータとして渡すことができます。
リンクをクリックしてBI Publisherレポートを開いた場合、リンクには、ビジュアライゼーションで選択した列に関連付けられている属性が含まれる場合があります。
Oracle Business Intelligence Publisherレポートに接続するためのデータ・アクションの作成について
Oracle Business Intelligence Publisherレポートにリンクするデータ・アクションを作成できます。
ビジュアライゼーションから選択した列値を渡してBI Publisherレポートに表示するようにデータ・アクションを構成します。
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BI Publisherレポートはローカル・フォルダに格納する必要があります。
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BI Publisherレポートがデータ・モデルとして分析を使用する場合、基になる分析のプロンプトでは、選択した値をBI Publisherレポートのプロンプトに渡せるように、「ユーザー入力」値が「選択リスト」に設定されている必要があります。
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値リストとリスト・フィルタを渡して、BI Publisherレポートにプロンプトとして表示できます。ただし、数値フィルタ、日付フィルタまたは式フィルタは渡せません。
Oracle Business Intelligence Publisherレポートに接続するためのデータ・アクションの作成
分析データ・アクション・リンクを作成して、選択したデータ・ポイントをOracle AnalyticsプロジェクトからOracle Business Intelligence Publisherレポートに転送できます。
Oracle Analyticsプロジェクト、BI Publisherレポートおよび分析は異なるフォルダに入れることができます。
- BI Publisherレポートで使用されているデータ・モデルを使用するOracle Analyticsプロジェクトを開きます。
- プロジェクト・ツールバーで「メニュー」をクリックして、「データ・アクション」をクリックします。
- 「アクションの追加」をクリックして新しいナビゲーション・リンクの名前を入力します。
- 「タイプ」フィールドをクリックし、「分析リンク」を選択します。
- 「名前」フィールドに、データ・アクションの名前を入力します。
- 「ターゲット」フィールドをクリックし、「カタログから選択」を選択し、データ・アクションでデータを渡すBI Publisher レポートを参照して選択し、「OK」をクリックします。
- 「パラメータ・マッピング」が
「デフォルト」
に設定されていることを確認します。 - 「値を渡す」フィールドが
「すべて」
に設定されていることを確認します。 - 「複数の選択をサポート」をクリックして、値を設定します。
- オン - データ・アクションは、1つまたは複数のデータ・ポイントが選択されている場合に呼び出すことができます。
- オフ - データ・アクションは、単一のデータ・ポイントが選択されている場合にのみ呼び出すことができます。
この設定は、複数のデータ・ポイントを選択するとエラーが発生する可能性がある場合(たとえば、一部のサード・パーティのREST APIを使用する場合)に、特に役立ちます。
- 「OK」をクリックします。
- ビジュアライゼーションのデータ・ポイントを選択し、値がBI Publisherレポートに渡されることをテストするデータ・アクションを選択します。