Oracle GoldenGateによる導出オブジェクト名の処理方法

DDL操作には、ベース・オブジェクト名と導出オブジェクト名を含めることができます。

ベース・オブジェクトは、データを含むオブジェクトです。導出オブジェクトは、ベース・オブジェクトの一部の属性を継承し、そのオブジェクトに関連する関数を実行するオブジェクトです。ベース・オブジェクトと導出オブジェクトの両方を含むDDL文は、次のとおりです。

  • RENAMEおよびALTER RENAME

  • 索引、シノニムまたはトリガーに対するCREATEおよびDROP

次のDDL文があるとします。

CREATE INDEX hr.indexPayrollDate ON TABLE hr.tabPayroll (payDate);

この場合、表がベース・オブジェクトです。その名前(hr.tabPayroll)がベース名で、MAPPEDスコープでのTABLEまたはMAPによるマッピングの対象です。導出オブジェクトは索引で、その名前(hr.indexPayrollDate)が導出名です。

導出名は、ベース・オブジェクトとは別の独自のTABLEまたはMAP文でマップできます。また、MAP文を使用して両方を処理できます。MAPの場合、ターゲットでの導出オブジェクト名の変換は次のように処理されます。