マップされるスコープ
TABLE
文およびMAP
文で指定されるオブジェクトは、MAPPEDスコープ
のオブジェクトです。それらの文での抽出とレプリケーションの指示は、オーバーライド・ルールが適用されていないかぎり、指定されたオブジェクトに対するデータ(DML)とDDLの両方に適用されます。
TABLE
文とMAP
文内のオブジェクトでは、次の表にリストされたDDL操作がサポートされます。
操作 | 対象のオブジェクト(1) |
---|---|
|
|
|
|
|
|
脚注 1 TABLEおよびMAPでは、これらの操作の対象のオブジェクト名に使用される可能性のある一部の特殊文字がサポートされません。サポートされていない特殊文字が使用されたオブジェクトは、UNMAPPEDおよびOTHERのスコープでサポートされます。
脚注2
COMMENT ON TABLE
、COMMENT ON COLUMN
に適用されます。
脚注3
AS SELECT
が含まれます
脚注4
表名は、スキーマ名で修飾する必要があります。
Extractの場合、MAPPED
スコープでTABLE
文の指示に従ってDDLキャプチャ用にオブジェクトがマークされます。Replicatの場合、MAPPED
スコープでレプリケーション用にDDLがマークされ、MAP
文のTARGET
句のスキーマと名前によって指定されたオブジェクトにマップされます。このマッピングを実行するために、ReplicatによってALTER SESSION
が発行され、ReplicatセッションのスキーマがTARGET
句で指定されたスキーマに設定されます。修飾されていないオブジェクトがDDLに含まれている場合、ターゲットで割り当てられるスキーマは、「DDLスコープの理解」に説明されている状況に応じて異なります。
TABLE
文とMAP
文が次のとおりであるとします。
Extract (ソース)
TABLE fin.expen;
TABLE hr.tab*;
Replicat (ターゲット)
MAP fin.expen, TARGET fin2.expen2;
MAP hr.tab*, TARGET hrBackup.bak_*;
次のソースDDL文もあるとします。
ALTER TABLE fin.expen ADD notes varchar2(100);
この例では、ソース表fin.expen
が、別のスキーマと表名にマップするTARGET
句が指定されたMAP
文にあるため、ターゲットのDDL文は次のようになります。
ALTER TABLE fin2.expen2 ADD notes varchar2(100);
同様に、例のTABLE
文とMAP
文の2つ目のセットには、次のソースとターゲットのDDL文が考えられます。
ソース:
CREATE TABLE hr.tabPayables ... ;
ターゲット:
CREATE TABLE hrBackup.bak_tabPayables ...;
MAPPED
スコープのオブジェクトでは、DDLサポートを詳細に調整しない場合、DDL構成パラメータからオブジェクト名を省略できます。TABLE
文とMAP
文でオブジェクト名を変更する必要がある場合、それらのオブジェクトに対するDDLに変更が自動的に適用されます。
オブジェクトがTABLE
文に含まれ、MAP
文に含まれない場合、そのオブジェクトに対するDDLのスコープは、ソースではMAPPED
ですが、ターゲットではUNMAPPED
です。
親トピック: DDLスコープの理解