Oracle GoldenGate for MySQLのインストールの前提条件

MySQLデータベースにOracle GoldenGateをインストールするための前提条件について学習します。

Oracle GoldenGate 21c for MySQLでは、デプロイメントを作成する前に、Oracle GoldenGateサーバーにOpenSSL 1.0をインストールする必要があります。

LinuxでのOpenSSLのインストール

OpenSSL 1.0は、OEL 7およびRHEL7のコア・オペレーティング・システム・パッケージに含まれていますが、OEL8/9またはRHEL 8/9には含まれていないため、これらのオペレーティング・システム/バージョンの場合は手動でインストールする必要があります。

必要なOpenSSL 1.0ライブラリ(libssl.so.10およびlibcrypto.so.10)をインストールするには、次の手順を使用して、MySQL Connector/ODBCバージョン8.0.17をダウンロードしてインストールします:
  1. リンクhttps://downloads.mysql.com/archives/c-odbc/を使用して、「製品バージョン」ドロップダウン・メニューからバージョン8.0.17を選択します。

  2. 「オペレーティング・システム」ドロップダウン・メニューからLinux-Generic」を選択します。

  3. x86, 64-bitバージョンのパッケージの「ダウンロード」リンクをクリックします: Linux - Generic (glibc 2.12) (x86, 64-bit), Compressed TAR Archive

  4. 次の例に示すように、ファイルを任意の場所(/opt/app/など)に保存し、ファイルを解凍します:

    tar -xvzf mysql-connector-odbc-8.0.17-linux-glibc2.12-x86-64bit
  5. Oracle GoldenGateに必要なOpenSSL 1.0ライブラリは、mysql-connector-odbc-8.0.17-linux-glibc2.12-x86-64bit/libフォルダにあります。次の例に示すように、MySQLデプロイメントを作成する前に、このパスをLD_LIBRARY_PATHシステム変数に追加する必要があります。

    export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/app/mysql-connector-odbc-8.0.17-linux-glibc2.12-x86-64bit/lib

WindowsでのOpenSSLのインストール

Oracle GoldenGate for MySQLのWindowsサーバーにOpenSSL 1.0をインストールする必要があります。

必要なOpenSSL 1.0ライブラリ(libcrypto-1_1-x64.dllおよびlibssl-1_1-x64.dll)をインストールするには、次の手順を使用して、MySQL Connector/ODBCバージョン8.0.33をダウンロードしてインストールします:
  1. リンクhttps://downloads.mysql.com/archives/c-odbc/を使用して、「製品バージョン」ドロップダウン・メニューからバージョン8.0.33を選択します。

  2. 「オペレーティング・システム」ドロップダウン・メニューからMicrosoft Windowsを選択します。

  3. x86, 64-bitバージョンのパッケージの「ダウンロード」リンクをクリックします: Windows (x86, 64-bit), ZIP Archive

  4. 次の例に示すように、ファイルを任意の場所(C:\mysqlなど)に保存し、ファイルを解凍します:

    tar -xvf mysql-connector-odbc-noinstall-8.0.33-winx64.zip
  5. Oracle GoldenGateに必要なOpenSSL 1.0ライブラリは、mysql-connector-odbc-noinstall-8.0.33-winx64\libフォルダにあります。次の例に示すように、MySQLデプロイメントを作成する前に、このパスをPATHシステム変数に追加する必要があります。

    set PATH=%PATH%;C:\mysql\ mysql-connector-odbc-noinstall-8.0.33-winx64\lib