Linuxでのデータベース接続の構成
Oracle GoldenGateプロセス用にLinuxでデータベース接続を作成するには、/etc/odbc.iniファイル内でDSN (データ・ソース名)を作成します。複数のDSNを、同じODBCファイルに含めることができます。
-
Data Source Name: ExtractやReplicatなどのOracle GoldenGateプロセスによって参照される、ソースまたはターゲット・データベース接続のユーザー定義名。DSN名では、32文字までの英数字を使用でき、特殊文字としてはアンダースコア(_)とダッシュ(-)のみを使用できます。
-
IANAAppCodePage=4: これがデフォルト設定ですが、データベース文字セットがUnicodeでない場合は、https://docs.progress.com/bundle/datadirect-connect-odbc-71/page/IANAAppCodePage_9.html#IANAAppCodePage_9のページで示されているガイダンスに従って変更できます。 -
InstallDir: Oracle GoldenGateインストール・パスの値です(/u01/app/oggなど)。 -
Driver: 21.8より前のOracle GoldenGateリリース・バージョンの場合は、/GoldenGate_Installation_Path/lib/GGpsql25.soに設定します。Oracle GoldenGateリリース・バージョン21.8以降の場合は、この値を
/<GoldenGate_Installation_Path>/datadirect/lib/ggpsql25.soに設定します。 -
Database: ソース・データベースまたはターゲット・データベースの名前です。 -
HostName: データベース・ホストのIPアドレスまたはホスト名です。 -
PortNumber: データベースのリスニング・ポートです。 -
ExtractまたはReplicatユーザーの
LogonIDとPasswordを指定することもできますが、これらはクリア・テキストで格納されます。これらのフィールドは、DSNに含めずに、かわりにOracle GoldenGateウォレットに資格証明別名として格納し、ExtractおよびReplicatでUSERIDALIASパラメータを使用してそれらを参照することをお薦めします。
次に、2つのDSNエントリを含む/etc/odbc.iniファイルの例を示します。次の例で使用されているデータ・ソース名は、PG_srcとPG_tgtです。
-
/etc/odbc.iniファイルにソース・データベースまたはターゲット・データベースごとにDSNを作成します。sudo vi /etc/odbc.ini#Sample DSN entries [ODBC Data Sources]PG_src=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire ProtocolPG_tgt=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire Protocol[ODBC] IANAAppCodePage=4 InstallDir=/u01/app/ogg[PG_src]Driver=/u01/app/ogg/datadirect/lib/ggpsql25.soDescription=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire ProtocolDatabase=sourcedbHostName=remotehostPortNumber=5432[PG_tgt]Driver=/u01/app/ogg/datadirect/lib/ggpsql25.soDescription=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire ProtocolDatabase=targetdbHostName=remotehostPortNumber=5432 -
odbc.iniファイルを保存して閉じます。
ノート:
ODBCTRACEパラメータを使用すると、ODBCINIファイルを変更せずに、ODBCトレースを有効にできます。Oracle GoldenGateパラメータおよび機能リファレンスのODBCTRACEを参照してください。