SQL ServerのAlways On構成のリスナーへの接続
ExtractおよびReplicatは、使用されているDSN接続に応じて、Always On構成のリスナーに接続するか、またはグループの現在のプライマリ・レプリカに直接接続できます。
リスナーへの接続を作成する利点は、ExtractまたはReplicatで、フェイルオーバー時に新しいプライマリ・レプリカにDSNを再構成しなくても、新しいプライマリに再接続できることです。
Extractは、読取り専用問合せを使用可能で読取り可能な同期モードのセカンダリ・レプリカにルーティングするように構成することもできます。デフォルトでは、Extractがリスナーに接続していると、すべての処理がプライマリ・レプリカに対して実行されますが、Extractの構成でTRANLOGOPTIONS ALWAYSONREADONLYROUTING
パラメータが指定されていると、読取り専用問合せはリスナーによって使用可能な読取り可能セカンダリ・レプリカにルーティングされます。
詳細は、「TRANLOGOPTIONS」および「Always On可用性グループ内のデータベースのキャプチャおよび配信要件の概要」を参照してください。
Always On構成のリスナーに接続するためのDSNを作成する場合は、DSNの作成時にマルチサブネット・フェイルオーバー・オプションを有効にします。Linux DSN接続の場合は、DSNエントリのMultiSubnetFailover=Yes
オプションを使用します。