Oracle GoldenGate CDCクリーンアップ・プロセスの詳細

Oracle GoldenGateのチェンジ・データのパージタスクは、デフォルトで、CDC Extractに必要になります(ExtractがデフォルトでTRANLOGOPTIONS MANAGECDCCLEANUPに設定されているため)。

CDCキャプチャではデータベースごとにパージ・タスクが1つのみ有効になっている必要があるため、このドキュメントのOracle GoldenGateキャプチャのソース・データベースの準備で示す手順に従ってこのタスクを作成する必要があります。

Oracle GoldenGateのチェンジ・データのパージタスクの変更

デフォルトのパージ・タスク頻度スケジュールは10分単位の実行であり、Oracle GoldenGateのチェンジ・データのパージタスクのデータ保存期間は、インストールされているOracle GoldenGateのバージョンに応じて3日か1時間のデータ保存ポリシーとなります。

お客様固有の要件がある場合は、保存期間(「ルールの保持」オプション)とタスク実行時間スケジュール(「パージ頻度」オプション)の調整が必要になることがあります。

「ルールの保持」オプションにより、ソース・データベースに保持するCDCステージング・データの量(時間数か日数)が決まります。デフォルト値は、インストールされているOracle GoldenGateのバージョンに応じて、3日か1時間になります。CDCデータの保存期間を短くすると、データベースに格納されるCDCステージング・データの量が減りますが、ユーザーがExtractをステージング表内のあるデータより前の時点に戻すことができる可能性が狭まります。通常は、既存のExtractを以前の時点に戻す必要はありません。そのため、より多くのステージング・データをデータベース内に残す必要がある特殊な状況の場合を除き、新しいデフォルト設定である1時間を使用することをお薦めします。ただし、この値を長い保存期間から非常に短い保存期間に変更すると、次回のタスク・スケジュール実行時に大量のトランザクション・ログ領域とシステム・オーバーヘッドが必要になる可能性があることに注意してください。そのため、時間をかけて徐々に「ルールの保持」の値を小さくしていき、目的となる最終的な値にすることをお薦めします。

「パージ頻度」は、タスクの実行頻度を表します。デフォルト値は10分単位です。ユーザー・アクティビティが多い期間にパージ・タスクによるオーバーヘッドがデータベース・パフォーマンスに影響する場合を除き、デフォルト値のままにすることをお薦めします。

既存のチェンジ・データのパージタスクを変更するには、Administration Serviceの左側にあるメニューから「構成」に移動して、「構成」ページを開きます。
  1. 「構成」ページの「タスク」をクリックして、「タスク」ページを開きます。
  2. 「タスク」ページでチェンジ・データのパージをクリックします。
  3. 既存のタスクの横にある「タスクの変更」アイコンをクリックします。
  4. 必要に応じて、「ルールの保持」オプションや「パージ頻度」オプションの値を変更します。
  5. 「送信」をクリックして変更を保存します。

Oracle GoldenGateのチェンジ・データのパージタスクの削除

データベースのチェンジ・データのパージタスクの削除は、その特定のデータベースに対するキャプチャが構成されているExtractがない場合にのみ実行されるようにする必要があります。

既存のチェンジ・データのパージタスクを削除するには、Administration Serviceの左側にあるメニューから「構成」オプションに移動して、「構成」ページを開きます。
  1. 「構成」ページの「タスク」をクリックして、「タスク」ページを開きます。
  2. 「タスク」ページでチェンジ・データのパージをクリックします。
  3. 削除するタスクの横にある「タスクの削除」アイコンをクリックします。