ALTER REPLICAT
ALTER REPLICATでは、ADD REPLICATコマンドで作成したReplicatグループの属性を変更します。このコマンドを使用する前に、STOP REPLICATコマンドを発行してReplicatを停止してください。これが調整Replicatグループの場合、threadIDオプションが使用されていないかぎり、ALTERはすべてのスレッドに対して有効です。
調整Replicat (名前の最大5文字)を作成すると、各スレッドのReplicatが生成されます。たとえば、調整Replicat RCORDを作成すると、スレッドRCORD001、RCORD002、RCORD003などが生成されます。管理クライアントでは、RCORDのように、ベース調整Replicat名を参照する必要があります。1つのスレッドのみを変更することはできません。
ノート:
ALTER REPLICATでは、通常のReplicatモードから調整モードへの切替えはサポートされません。プロセスを停止し、すべてのルーティング・データがターゲットに適用されていることを確認して、トレイルを新しいトレイルにロールオーバーし、Replicatグループを削除して、調整モードで再度作成する必要があります。その後、プロセスを再起動します。
構文
ALTER REPLICAT
group-name[threadID]|
[, INTEGRATED] | NONINTEGRATED | COORDINATED [MAXTHREADS number]
option [, . . .]
[, PARAMS file_name]
[, REPORT file_name]
[, BEGIN {NOW | yyyy-mm-dd[ hh:mi:[ss[.cccccc]]]}]
[, EXTSEQNO trail-sequence-number, EXTRBA trail-offset-number ]
[, EXTRBA rba
[, DESC description ]|
[, ENCRYPTIONPROFILE encryption-profile-name ]|
[, CRITICAL [ YES | NO ] ]|
[, PROFILE profile-name|
[, AUTOSTART [ YES | NO ]|
[, DELAY delay-number ] ]|
[, AUTORESTART [ YES | NO ]|
[, RETRIES retries-number ]|
[, WAITSECONDS wait-number ]|
[, RESETSECONDS reset-number ]|
[, DISABLEONFAILURE [ YES | NO ] ] ] ]
}
-
group_name[threadID] -
変更するReplicatグループの名前、または調整Replicatのスレッドの名前。スレッドを指定するには、完全スレッド名(
ALTER REPLICAT erep, EXTSEQNO 53など)を使用します。スレッドIDを指定しない場合、
ALTERはReplicatグループのすべてのスレッドに対して有効になります。 -
INTEGRATED -
Replicatを非統合モードから統合モードへ切り替えます。現在処理中のトランザクションは、切替えの前に適用されます。非統合Replicatからパラレル非統合Replicatへの切替えを参照してください。
-
NONINTEGRATED, CHECKPOINTTABLEowner.table -
(Oracle)Replicatを統合モードから非統合モードに切り替えます。
CHECKPOINTTABLEに対し、チェックポイント表の所有者と名前を指定します。この表は、NONINTEGRATEDを指定してALTER EXTRACTを発行する前に、ADD CHECKPOINTTABLEコマンドで作成しておく必要があります。統合Replicatの詳細は、デプロイメントのReplicatタイプの選択を参照してください。 -
option [, . . .] -
これを使用して、
ADD REPLICATコマンドで構成された説明またはサービス・オプション(CHECKPOINTTABLEオプションを除く)を変更します。CHECKPOINTTABLEを指定してReplicatを変更し、CHECKPOINTTABLEの有無にかかわらずレプリケートするオプションはありません。ただし、統合Replicatから非統合Replicatに切り替える場合は、次の例に示すように、チェックポイント表なしで非統合Replicatを使用できます。ADD REPLICAT erep, INTEGRATED, EXTTRAIL ea, ggadmin.ggs_checkpointALTER REPLICAT erep, NONINTEGRATED, CHECKPOINTTABLE ggadmin.ggs_checkpoint
-
BEGIN {NOW |yyyy-mm-dd[ hh:mm[:ss[.cccccc]]]} -
証跡の初期チェックポイントを定義します。
-
EXTSEQNOsequence_number -
トレイル内のデータ処理開始ファイルの順序番号を指定します。順序番号を指定しますが、埋込みのために0を使用しないでください。たとえば、証跡ファイルが
\aa000000026の場合は、EXTSEQNO 26と指定します。指定しない場合、デフォルト値は0です。このオプションを使用しない場合、処理はデフォルトで証跡の最初から開始されます。
EXTSEQNOを使用するには、EXTRBAも使用する必要があります。このオプションを使用する前に、Oracleサポートに連絡してください。 -
EXTRBArba -
Db2 z/OSに有効です。
EXTSEQNOで指定したトレイル・ファイル内の相対バイト・アドレスを指定します。このオプションを使用する前に、Oracleサポートに連絡してください。 -
PARAMSfile_name -
パラメータ・ファイルの保管場所を、Oracle GoldenGateディレクトリ内のデフォルトの
dirprm以外に指定します。完全修飾パス名を指定します。 -
REPORT file_name -
処理レポート・ファイルの保管場所の完全パス名を、Oracle GoldenGateディレクトリ内のデフォルトの
dirrpt以外に指定します。 -
DESC 'description' -
グループの説明(
'Loads account_tab on Serv2'など)を指定します。説明は引用符で囲みます。短縮キーワードDESCまたは完全なキーワードDESCRIPTIONを使用できます。 -
ENCRYPTIONPROFILE - Replicatの暗号化プロファイルの名前を指定します。
-
CRITICAL -
プロセスがデプロイメントにとって重要かどうかを示します。
-
PROFILE -
分散サービスのプロファイル・ページを使用してプロファイルを作成した場合は、デフォルトまたはカスタムのプロファイルを選択するオプションがあります。
-
AUTOSTART -
このオプションを選択して、管理サービスの起動時にプロセスを起動します。
-
DELAY -
プロセスを開始するまでの待機時間(秒)。
-
AUTORESTART -
プロセスが終了した場合の再起動方法を制御します。
-
RETRIES -
再試行を中止するまでにタスクを再開する最大数。これはオプションです。
-
WAITSECONDS - 再試行を実行するまでの待機時間を指定します。
-
RESETSECONDS - 再試行の待機時間をリセットします。
-
DISABLEONFAILURE -
このオプションを有効にすると、再試行回数の上限に達した時点でタスクが無効になります。