33 Oracle GoldenGateの構成
内容は次のとおりです。
チェックポイント表の作成
Replicatは、Teradataターゲット・データベース(DBLOGIN
を使用するデータベース)のチェックポイント表にチェックポイントを保持します。各チェックポイントは、Replicatトランザクション内でチェックポイント表に書き込まれます。チェックポイントはトランザクションに対して成功または失敗のいずれかであるため、プロセスまたはデータベースで障害が発生した場合でも、トランザクションは一度のみ適用されることがReplicatにより保証されます。
ターゲット・システムで次のGGSCIコマンドを使用して、Replicatチェックポイント表を作成します。
ggsci> ADD CHECKPOINTTABLE schema.chkptabl Successfully created checkpoint table schema.chkptabl
チェックポイント表の作成の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
親トピック: Oracle GoldenGateの構成
Oracle GoldenGate Replicatの構成
この項では、大多数のターゲット・データベース・タイプで必要とされる基本的なReplicatパラメータについて説明します。追加のパラメータが必要な場合があります。ご使用のターゲット・データベース向けOracle GoldenGateのインストレーションと構成のドキュメント、およびOracle GoldenGateリファレンスを参照してください。
ターゲットのレプリケーション・サーバーまたはデータベース・システム上で次のステップを実行します。
例33-1 Replicatグループのパラメータ
-- Identify the Replicat group: REPLICAT rep -- Specify database login information as needed for the database: [TARGETDB target_dsn_name,] [USERID user id[, PASSWORD pw]] -- Specify tables for delivery: MAP owner.source_table, TARGET owner.target_table;
親トピック: Oracle GoldenGateの構成
Oracle GoldenGateのその他の構成ガイドライン
Oracle GoldenGate環境をインストールして構成したら、次の内容を考慮してください。
大量の更新操作および削除操作の処理
大量の行数を更新または削除する操作によって、サブスクライバ・データベースの行ごとに個別の更新および削除が生成されます。これによって、Teradataのサブスクライバ・システムでロック・マネージャのオーバーフローが発生し、その結果、Replicatプロセスが終了する可能性があります。
これらのエラーを回避するには、操作のレプリケーションを一時停止してから、ソース・システムおよびターゲット・システムでそれらの操作を手動で実行します。レプリケーションを一時停止するには、そのセッションにのみレプリケーションを一時停止する次のコマンドを使用します。その表の他のセッションの操作は正常にレプリケートされます。
set session override replication on;
commit;
複数の接続の回避
デフォルトでは、Replicatプロセスによって、カタログの問合せ用に新しい接続が作成されます。DBOPTIONS
パラメータとNOCATALOGCONNECT
オプションを併用することで、この余分な接続を回避できます。
初期同期の実行
Oracle GoldenGateを使用してトランザクションの変更を初めて送信する前に、ソース・データおよびターゲット・データの初期同期を実行して初期ロードを構成します。Oracle GoldenGateの管理を参照してください。