LRSNTIMEDELTA

適用対象

DB2 z/OSのExtract

説明

Oracle GoldenGateは、DB2 z/OSのLRSNおよびRBAサポートを拡張しました。DB2に格納されるデータは指数関数的に増加するため、LRSNおよびRBA値のサイズを6バイトから10バイトに増やす必要がありました。RBA値は、ログ・ファイル内の各ログ・レコードの場所と一致するように自動的に調整されます。現時点では、DB2 z/OSにLRSNタイムスタンプ値を適切な値に自動的に調整する方法はありません。DB2 z/OSでは、LRSNタイムスタンプの調整にLRSNデルタ値への格納クロックが内部的に使用されます。ブート・ストラップ・データ・セット(BSDS)ユーティリティ・レポートには、LRSNデルタがリストされます。次の3行は、BSDSレポートの最初のページからの抜粋で、STCK TO LRSN DELTA値を示しています。
MAX RBA FOR TORBA         00000000000000000000         
MIN RBA FOR TORBA         00000000000000000000         
STCK TO LRSN DELTA        00000053402130000000
STCK TO LRSN DELTA値が00000000000000000000の場合、Extractパラメータ・ファイルを変更する必要はありません。ゼロ以外の値がある場合、ExtractはこのDELTA値を持つパラメータを使用して、ログ・レコードのタイムスタンプを自動的に調整します。これは、LRSNTIMEDELTAパラメータを使用して行われ、次のような形式でExtractパラメータ・ファイルに指定されます。
TRANLOGOPTIONS LRSNTIMEDELTA 00000053402130000000

通常の実行では、BSDSレポートから20バイトのデルタ値を切り取ってパラメータ・ファイルのデータ共有グループに貼り付けます。データ共有グループを使用していない場合、この値はBSDSレポートに存在しません。

このメッセージは、Extractレポートにデルタ値とともに表示されます。
2019-01-23 12:24:10  INFO    OGG-25226  The Extract is using LRSN delta value: 00000030214053000000 
This delta is used to adjust operation timestamp values.