EPM CloudへのOfficeドキュメントの保存について
Oracle Smart View for Officeでは、Microsoft Officeドキュメント(Word、ExcelおよびPowerPointファイル)をOracle Enterprise Performance Management Cloudライブラリに保存できます。
ユーザーは、電子メールで送信したり内部の場所に保存して、Officeドキュメントを共有することがよくあります。EPM Cloudライブラリへのファイルの格納は、中央の場所にファイルを保存するための別の選択肢となり、他のユーザーとドキュメントを共有しやすくなります。
EPM Cloudライブラリに保存されるドキュメントは、環境に現在適用されているアクセス制御に従います。アクセス制御の権限を構成することで、EPM Cloudライブラリを使用して他のユーザーとファイルを共有できます。
ライブラリから保存されたファイルをダウンロードすることもできます。
ノート:
この機能は、Smart Viewと連携して機能するすべてのEPM Cloudビジネス・プロセスで使用できます。しかし、現在はNarrative ReportingのEPM Cloudライブラリでのみ、この機能はサポートされています。Narrative ReportingはEPM Cloudサブスクリプションでプロビジョニングする必要がありますが、Narrative Reporting拡張機能は必要ありません。
この機能を有効にするには、Smart Viewインストールのcfg
フォルダにあるproperties.xml
ファイルでlibraryprovider
プロパティを更新します。properties.xml
ファイルは、個々のユーザーのマシンで更新する必要があります。サービス管理者がこのタスクを完了し、ファイルをユーザーに配布する可能性が高いです。EPM CloudにOfficeドキュメントを保存するためのSmart Viewの設定を参照してください。
properties.xml
ファイルが配布されると、Smart Viewの次回起動時に新しい「保存」および「名前を付けて保存」オプションがSmart Viewリボンに表示されます。
EPM Cloudライブラリにフォルダを作成してドキュメントを整理できます。フォルダは、Narrative Reporting WebまたはSmart Viewパネルの「ドキュメント」ノード下のツリー構造で作成できます。EPM Cloudライブラリでのフォルダの作成を参照してください。
ノート:
Smart Viewでフォルダを作成し、Smart Viewパネルの「ドキュメント」ノード下のフォルダおよびファイルを表示するには、Narrative Reportingビジネス・プロセスに接続されている必要があります。
Narrative Reportingにまだ接続していない場合は、「保存」または「名前を付けて保存」オプションを使用する際にサインインを要求されます。
Word、ExcelまたはPowerPointファイルはいずれも、EPM Cloudライブラリに保存できます。ファイルは、EPM Cloudビジネス・プロセスに接続する必要はまったくありません。
ノート:
Narrative Reportingを使用する場合:
-
Narrative Reporting拡張機能を有効にしている場合、Smart Viewパネルの「ドキュメント」ノード下で繰り返される「ライブラリ」ノード下にフォルダがいくつか表示されます。これは、フォルダの仮想ビューであり、「保存」または「名前を付けて保存」オプションの動作に影響ありません。保存された内容は、ツリーのどこからでもアクセスできます。
- レポート・パッケージからドックレットを保存すると、ドックレットはNarrative Reportingおよびレポート・パッケージに関連付けられたメタデータをすべて喪失し、通常のOfficeドキュメントになります。「保存」または「名前を付けて保存」を実行すると、Officeドキュメントは閉じます。保存場所から保存されたドキュメントを再度開くには、Smart Viewパネルのツリーから選択します。
EPM CloudへのOfficeドキュメントの保存を参照してください。