Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceの検出

  1. Enterprise Managerホームページから、「設定」メニュー(右上隅)、「ターゲットの追加」「ターゲットの手動追加」の順に選択します。
  2. ターゲットの手動追加ページで、「ガイド付きプロセスを使用したターゲットの追加」をクリックします。
  3. 「ガイド付きプロセスを使用した追加」ウィンドウで、リストからOracle Zero Data Loss Recovery Applianceを選択し、「追加」をクリックします。
  4. Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceの検出ページに、次の2つのオプションが表示されます。このドキュメントでは、新しいExadata Databaseマシンとコンポーネントを検出するステップについて詳しく説明します。
    • 新しいリカバリ・アプライアンスとそのハードウェア・コンポーネントをターゲットとして検出します。表が更新され、ターゲット・タイプおよび検出に必要な資格証明が表示されます。
    • 既存のリカバリ・アプライアンスにターゲットとして新しく追加されたハードウェア・コンポーネントを検出します。ドロップダウン・メニューから「リカバリ・アプライアンス」を選択します。表が更新され、ターゲット・タイプおよび検出に必要な資格証明が表示されます。その後の検出フローのダイアログは、この項に示したダイアログと似ていますが、未検出のコンポーネントにのみ限定されます。

    タスクを選択し、「ターゲットの検出」をクリックします。Exadata検出ウィザードが開始されます。

  5. 検出入力ページで、次の情報を入力します。
    • 「検出エージェント」セクションには、次のように入力します:
      • エージェントURL: 物理コンピュート・ノードにデプロイされているエージェントを選択します。仮想Exadataの場合は、domU (仮想マシン)コンピュート・ノードにデプロイされているエージェントを選択します。検索アイコンをクリックして、利用可能なエージェントから選択します。
    • 「構成図ファイル」セクションには、次のように入力します:
      • エージェントURLを指定すると、新しい行(ホスト名およびスキーマ・ファイル情報)が自動的に追加されます。デフォルトのスキーマ・ファイルdatabasemachine.xmlでは、Exadata Database Machineのハードウェア・コンポーネントについて説明されています。
      • 「資格証明の設定」をクリックして、ホストに対して資格証明を設定します。
      • 構成図ファイルの場所を確認して、必要に応じて変更します。
      • スキーマ・ファイルの名前をドロップダウン・メニューから選択します。

    「次へ」をクリックします。

  6. インフィニバンド検出ページの表示は、Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceが、インフィニバンド(IB)またはRDMA over Converged Ethernet (RoCE)のどちらのストレージ・ネットワークを備えているものとして識別されているかによって異なります。次に、スクリーンショットと各オプションの詳細を示します。

    これがIB リカバリ・アプライアンスの場合は、次の情報が必要です。

    • IBスイッチ・ホスト名: リカバリ・アプライアンスのいずれかのIBスイッチのホスト名。通常、IBスイッチのホスト名は事前に移入されています。
    • インフィニバンド・スイッチのILOMホストの資格証明: インフィニバンド・スイッチのILOMホストのrootユーザーまたはilom-adminユーザーの名前とパスワード。

      「次へ」をクリックします。

    これがRecovery Appliance X8Mの場合、検出フローのこの時点で資格証明は必要ありません。インフィニバンド検出ページには、検出されるリカバリ・アプライアンスにRoCEスイッチが含まれ、追加の入力は必要ありません。

    「次へ」をクリックします。

    ノート:

    これがRecovery Appliance X8Mで、表示されたフォームがインフィニバンド情報をリクエストする場合、前のステップで指定したdatabasemachine.xmlファイルへのアクセスに問題があった可能性があります。前に戻って、この問題を修正してください。databasemachine.xmlファイルの場所と資格証明が正しく指定されていることと、そのファイルが存在していることを確認してください。
  7. 「前提条件チェック」ページでは、Enterprise Managerにより、対象の環境に基づいて動的にハードウェア・コンポーネントの検出が試行されます。重大な問題が発生した場合は、「戻る」をクリックして、それを解決できます。Enterprise Managerにより、問題とその重大度(情報、警告またはクリティカル)が表示されます。

    警告の問題や情報メッセージが表示されることもあります。これが検出プロセスを妨げることはありません。

    「次へ」をクリックします。

  8. 「コンポーネント」ページでは、次のコンポーネントがすでに選択されています。必要でないコンポーネントは選択解除できます。コンポーネントの一部を次に示します。
    • 計算ノード: Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceの計算ノードであるホストを選択します。
    • Oracle Exadata Storage Server: このOracle Zero Data Loss Recovery Applianceターゲットの一部であるリカバリ・アプライアンス・ストレージ・サーバーを選択します。
    • インフィニバンド・スイッチ: これがIBリカバリ・アプライアンスである場合に表示されます。Oracle Exadata Database Machineの一部であるインフィニバンド・スイッチを選択します。これらは管理対象ターゲットとしても追加されます。
    • イーサネット・スイッチ: Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceの一部であるイーサネット・スイッチを選択します。これがIBリカバリ・アプライアンスの場合は、管理スイッチを選択します。これがRecovery Appliance X8Mの場合は、管理スイッチとRoCEスイッチを選択します。イーサネット・スイッチは管理対象ターゲットとして追加されます。
    • 計算ノードILOM: このOracle Zero Data Loss Recovery Applianceの一部である計算ノードのIntegrated Lights Out Manager (ILOM)を選択します。このILOMは、管理対象ターゲットとして追加されます。

    ノート:

    パーティション化されたラックは、手動で選択解除する必要のある他のコンポーネント(コンピュート・ノードなど)を示すことができます。

    「次へ」をクリックします。

  9. デフォルトでは、エージェントはターゲットに自動的に割り当てられます。別のモニタリング・エージェントを追加するには:

    「モニタリング・エージェント」ページで、ポップアップ・ウィンドウから「エージェントの選択」をクリックし、Exadata Database Machineのターゲットごとに必要とされるエージェントを選択します。[Ctrl]キーを使用すると、複数のエージェントを選択できます。

    ノート:

    1つのエージェントをモニタリングとバックアップのエージェントとして使用すると、警告が表示されます。「エージェントの選択」をクリックして、別のエージェントを追加します(利用可能な場合)。

    「次へ」をクリックします。

  10. 資格証明ページで、Oracle Zero Data Loss Recovery Appliance内のすべてのコンポーネントの資格証明(ストレージ・サーバー、PDU、インフィニバンド・スイッチなど)を設定します。「資格証明の設定」をクリックして、コンポーネントの資格証明を設定します。すべてのタイプのコンポーネントのユーザーとパスワードが同じ場合は、「すべて同じ」を選択し、ユーザーとパスワードの組合せを入力します。

    「次へ」をクリックします。

  11. 「確認」ページで、各セクションが正しいことを確認します。次の図は、適切な確認の例を示しています。

    「発行」をクリックします。

  12. リカバリ・アプライアンスのコンポーネントの検出後、検出されたすべてのターゲットとコンポーネントを示すターゲット作成サマリー・ページが表示されます。エラーがある場合は、「ステータス」列に赤いフラグが表示されます。フラグの上にカーソルを重ねると、エラーに関する追加情報についてのポップアップ・ウィンドウが表示されます。
  13. 検出後の検証を実行してから、Enterprise Managerの使用を開始してください。