16 RACLIの概要
NAME
RACLI - リカバリ・アプライアンス・コマンドライン・インタフェース
DESCRIPTION
RACLIは、ユーザーがコマンドラインを介してリカバリ・アプライアンスを管理するための簡略化された制御環境です。
SYNOPSIS
racli <COMMAND> <OBJECT>
HELP
racliコマンドとそのオブジェクトに関する情報を表示します。
使用方法: racli help [<COMMAND> [<OBJECT>]]
オプション:
コマンド | 説明 |
---|---|
racli add |
リカバリ・アプライアンスにオブジェクトを追加します。 |
racli add admin_user |
指定されたADMIN_USER システム・ユーザーをRACLI管理グループに追加します。
|
racli add certificate |
リカバリ・アプライアンスにhttps証明を追加します。 |
racli add cloud_key |
OCIアクセスに必要な公開キー・ファイルおよび秘密キー・ファイルを生成します。 |
racli add cloud_location |
クラウド・ストレージ・オブジェクトをリカバリ・アプライアンスに追加します。 |
racli add cloud_user |
リカバリ・アプライアンス・スキーマにクラウド・ユーザーを追加します。 |
racli add credential |
ユーザー資格証明をリカバリ・アプライアンスのウォレットに追加します。 |
racli add credential_wallet |
ウォレット・オブジェクトをリカバリ・アプライアンスに追加します。 |
racli add db_user |
データベース・ユーザーを追加します。 |
racli add host |
リカバリ・アプライアンス上で使用可能なホストにホストを追加します。 |
racli add keystore |
キーストアをRecovery Applianceに追加します。 |
racli add nfs |
ネットワーク・ファイル・システム(NFS)をRecovery Applianceスキーマに追加する必要があることを指定します。 |
racli add rasys_wallet |
rasysユーザーのウォレットを作成します。 |
racli add storage_cells |
ストレージの場所を拡張するため、新規のRecovery Applianceストレージ・セルを準備します。 |
racli add storage_disks |
ストレージの場所を拡張するため、新たに追加されたストレージ・セルのあるディスクをASMディスク・グループに追加します。 |
racli add tag |
リカバリ・アプライアンスのすべてのノードに追加する診断タグを指定します |
racli add vpc_user |
Recovery Applianceスキーマに新しい仮想プライベート・カタログ(VPC)ユーザー・アカウントを作成します。 |
racli alter |
Recovery Applianceスキーマでサポートされているオブジェクトのプロパティを変更します。 |
racli alter admin_user |
admin_user システム・ユーザーのパスワードを変更します。
|
racli alter check |
Recovery Applianceでチェックを変更します。 |
racli alter cloud_key |
クラウド・キーに関連付けられている情報を変更します。 |
racli alter cloud_location |
Recovery Applianceでサポートされているクラウド・ストレージのプロパティを変更します。 |
racli alter credential_wallet |
Recovery Applianceのウォレット・オブジェクトのパスワードを変更します。 |
racli alter db_user |
データベース・ユーザーのパスワードを変更します。 |
racli alter keystore |
Recovery ApplianceのTDEマスター・キーを作成するか、新しいキーを生成するか、またはRecovery Appliance上のキーストアのパスワードを変更します。 |
racli alter listener |
. |
racli alter network |
TLS enabled|only|disabledを使用してリカバリ・アプライアンス・プロトコルを変更します。 |
racli alter parameter |
指定したパラメータをチェックとして含めるか無視するかを変更します。 |
racli alter passphrase |
リカバリ・アプライアンスへのアクセスに使用するパスワードを変更します。 |
racli alter rasys_user |
Recovery Applianceのrasysユーザー・アカウントのパスワードおよびパスワードの管理を変更します。 |
racli alter vpc_user |
既存のRecovery Applianceユーザー・アカウントを変更し、そのパスワードを変更します。 |
racli approve |
リカバリ・アプライアンス・スキーマのオブジェクトを承認します。 |
racli approve request |
指定されたリクエスト識別子を承認し、その投票を定数に付与します。 |
racli configure |
リカバリ・アプライアンスによって実行される操作から得たオブジェクトを構成します。 |
racli configure archive_group |
アーカイブ・ログのグループ化を構成します。 |
racli create |
リカバリ・アプライアンスによって実行される操作のオブジェクトを作成します。 |
racli create certificate |
HTTPS操作に使用される証明書を作成します。 |
racli deny |
リカバリ・アプライアンス・スキーマのオブジェクトを拒否します。 |
racli deny request |
指定されたリクエスト識別子を拒否し、その投票を定数に指定します。 |
racli disable |
Recovery Applianceによって実行される操作のオブジェクトを無効化します。 |
racli disable aide |
リカバリ・アプライアンス上のAdvanced Intrusion Detection Environment (AIDE)を無効にします。 |
racli disable check |
Recovery Applianceで実行されるチェック実行操作の特定のチェック・オブジェクトを無効化します。 |
racli disable cloud_location |
Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを無効化します。 |
racli disable keystore |
キーストアを無効化します。 |
racli disable nfs |
指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)を無効化します。 |
racli disable rasys_user |
rasysユーザーへのアクセスを無効化します。 |
racli disable root_access |
ユーザーのrootアクセスに対するsudoを無効化します。 |
racli disable ssh |
'root'および'oracle'ユーザーのシステムに対する外部sshアクセスを無効化します。 |
racli disable sys_remote_access |
sys データベースrootユーザーへのアクセスを無効化します。
|
racli enable |
リカバリ・アプライアンスによって実行される操作のオブジェクトを有効化します。 |
racli enable acfs |
指定した自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)を有効化します。 |
racli enable aide |
リカバリ・アプライアンス上のAdvanced Intrusion Detection Environment (AIDE)を有効にします。 |
racli enable check |
Recovery Applianceでチェックを有効化します。 |
racli enable cloud_location |
Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを有効化します。 |
racli enable keystore |
キーストアを開いて使用できるようにします。 |
racli enable nfs |
指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)を有効化します。 |
racli enable rasys_user |
rasysユーザーへのアクセスを有効化します。 |
racli enable root_access |
rootユーザーへのアクセスを有効化します。 |
racli enable ssh |
'root'および'oracle'ユーザーの外部sshアクセスを有効化します。 |
racli enable sys_remote_access |
sys データベースrootユーザーへのアクセスを有効化します。
|
racli export |
データのエクスポートに使用されます。 |
racli export appliance |
Recovery Applianceのエクスポート・バンドルを作成します。 |
racli install |
ソフトウェアをインストールします。 |
racli install appliance |
リカバリ・アプライアンス・ソフトウェアにソフトウェアをインストールします。 |
racli install okv_endpoint |
Recovery ApplianceのOracle Key Vault (OKV)エンド・ポイントに必要なソフトウェアをインストールします。 |
racli list |
Recovery Applianceスキーマの特定のオブジェクトに関する情報をリストします。 |
racli list admin_user |
racli コマンドを実行できるadmin_user システム・ユーザーをリストします。
|
racli list certificate |
リカバリ・アプライアンス上のすべてのHTTPS証明書の詳細をリストします。 |
racli list check |
Recovery Applianceで使用可能なチェックをリストします。 |
racli list cloud_key |
指定されたクラウド・キーまたはすべてのクラウド・キーの詳細を短い形式(デフォルト)または長い形式でリストします。 |
racli list cloud_location |
Recovery Applianceに認識されているクラウド・ストレージに関する詳細をリストします。 |
racli list cloud_user |
指定されたクラウド・ユーザーまたはすべてのクラウド・ユーザーに関する詳細をリストします。 |
racli list compute_nodes |
Recovery Applianceで使用可能な計算ノードの名前をリストします。 |
racli list db_user |
指定したデータベース・ユーザーまたはすべてのデータベース・ユーザーの詳細をリストします。 |
racli list grid_home |
grid_homeに関する詳細をリストします。 |
racli list host |
リカバリ・アプライアンスで使用可能なすべてのホストの詳細をリストします。 |
racli list ip_addr |
リカバリ・アプライアンスで使用可能なすべてのIPアドレスに関する詳細をリストします。 |
racli list listener |
リカバリ・アプライアンス上の個別またはすべてのリスナーの詳細をリストします。 |
racli list nfs |
1つ以上のネットワーク・ファイル・システムのマウントに関する詳細をリストします。 |
racli list okv_endpoint |
Recovery Applianceに認識されているOKVエンド・ポイントに関する詳細をリストします。 |
racli list oracle_home |
oracle_homeに関する詳細をリストします。 |
racli list parameter |
Recovery Applianceの初期化パラメータの名前と値をリストします。 |
racli list san |
サブジェクト代替名(SAN)をリストします。 |
racli list scan |
リカバリ・アプライアンスのスキャンの詳細をリストします。 |
racli list scan_listener |
リカバリ・アプライアンスのscan_listenerの詳細をリストします。 |
racli list storage_cells |
Recovery Applianceで使用可能なストレージ・セルの名前をリストします。 |
racli list tag |
Recovery Applianceで使用可能な診断タグをリストします。 |
racli patch |
指定したオブジェクトにパッチを適用するためのアクション。 |
racli patch appliance |
リカバリ・アプライアンス・ソフトウェアにパッチを適用します(非推奨)。 |
racli remove |
Recovery Applianceスキーマからオブジェクトを削除します。 |
racli remove acfs |
指定した自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)マウントをRecovery Applianceスキーマから削除します。 |
racli remove admin_user |
システムpasswd データベースからadmin_user システム・ユーザーを削除します。
|
racli remove certificate |
指定されたHTTPS証明書を削除します。 |
racli remove cloud_key |
キーに関連付けられているクラウド・ユーザーがない場合にのみ、指定されたクラウド・キーを削除します。 |
racli remove cloud_location |
クラウド・アーカイブ・ジョブ・テンプレートがライブラリに関連付けられていないかぎり、指定されたクラウド・ストレージをRecovery Applianceから削除します。 |
racli remove cloud_user |
クラウド・ユーザーを削除します。 |
racli remove db_user |
データベース・ユーザーを削除します。 |
racli remove grid_home |
指定したGridホームを削除します。 |
racli remove host |
指定したホストを削除します。 |
racli remove keystore |
指定したキーストアをRecovery Applianceスキーマから削除します。 |
racli remove nfs |
指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)マウントをRecovery Applianceスキーマから削除します。 |
racli remove oracle_home |
指定したOracleホームを削除します。 |
racli remove osb_pieces |
ZDLRAカタログに存在しなくなったすべてのピースをOSBカタログから削除します。 |
racli remove tag |
指定された診断タグをRecovery Applianceのすべてのノードから削除します。 |
racli remove vpc_user |
指定したユーザー・アカウントをRecovery Applianceメタデータ・スキーマから削除します。 |
racli run |
Recovery Applianceに対するオブジェクトのアクションを実行します。 |
racli run check |
Recovery Applianceに対して有効なチェックを実行します。 |
racli run diagnostics |
Recovery Applianceで必要な診断を実行して収集します。 |
racli run preinstall |
インストール前のタスクを実行します。 |
racli start |
指定したサービス(オブジェクト)を開始するアクション。 |
racli start appliance |
リカバリ・アプライアンス上のすべてのサービスを起動します。 |
racli start nfs |
Recovery ApplianceのNFSサービスを開始します。 |
racli status |
Recovery Applianceに関連付けられているオブジェクトのステータスを確認します。 |
racli status aide |
Advanced Intrusion Detection Environment (AIDE)のステータスを返します。 |
racli status appliance |
アプライアンスのステータスのサマリーを返します。 |
racli status cloud_location |
Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトのステータスをリストします。 |
racli status disk_group |
ストレージ・セルまたはストレージ・ディスクがASMディスク・グループに追加された後、リバランス操作が完了したことを確認します。 |
racli status keystore |
Recovery Applianceによって使用されているキーストアのステータスを返します。 |
racli status listener |
リカバリ・アプライアンス上の個々のリスナーまたはすべてのリスナーのステータスを返します。 |
racli status nfs |
ネットワーク・ファイル・サービス(NFS)のステータスを返します。 |
racli status okv_endpoint |
Recovery Applianceに関連付けられているOKV_ENDPOINTのステータスを返します。 |
racli status request |
リカバリ・アプライアンスのすべてのスキャンのステータスを表示します。 |
racli status scan |
リカバリ・アプライアンスのすべてのスキャンのステータスを表示します。 |
racli status scan_listener |
リカバリ・アプライアンスのすべてのscan_listenersのステータスを表示します。 |
racli stop |
指定したサービス(オブジェクト)を停止するアクション。 |
racli stop appliance |
リカバリ・アプライアンス上のすべてのサービスを停止します。 |
racli stop nfs |
Recovery ApplianceのNFSサービスを停止します。 |
racli uninstall |
インストールの一部を戻します。 |
racli uninstall appliance |
インストール中にステップを戻します。 |
racli uninstall okv_endpoint |
指定したOKVエンド・ポイントをアンインストールします。 |
racli update |
Recovery Applianceのコンポーネントを更新します。 |
racli update aide |
Advanced Intrusion Detection Environment (AIDE)を更新します。 |
racli update appliance |
ZDLRAを更新します。 |
racli update parameter |
Recovery Applianceの初期化パラメータを更新します。 |
racli update ssh_known_hosts |
システム全体の構成ファイル/etc/ssh/ssh_known_hosts をLsNodes() およびGetCells() で保守します。
|
racli update storage_location |
最新のストレージ・セル数でRAプール・データ・ファイルを更新します。 |
racli update support_tools |
ステージング済バイナリzipファイルを使用してAHFおよびExachkバージョンを更新します。 |
racli upgrade |
指定したオブジェクトを次のバージョンにアップグレードするアクション。 |
racli upgrade appliance |
リカバリ・アプライアンス・ソフトウェアのバージョンをアップグレードします(非推奨)。 |
racli version |
使用中のZDLRAソフトウェアのリリース・バージョンを返します。 |
racli add admin_user
ADMIN_USER
システム・ユーザーをRACLI管理グループに追加します。
構文
racli add admin_user --user_name=USER_NAME [--user_uid=USER_ID --user_gid=GROUP_ID]
オプション
詳細
このシステム・ユーザーはRACLIコマンドを実行できます。ユーザーは、passwd
データベースにない場合に作成されます。このコマンドでは、ユーザー・パスワードを入力するよう求められます。
racli add certificate
構文
racli add certificate { [--signed_cert=VALUE --trusted_cert=VALUE] | [--self_signed] }
オプション
詳細
現在の証明書がまもなく期限切れになるか、期限切れになった場合、このコマンドを使用して、新しい有効な証明書をリカバリ・アプライアンス・ウォレットに--signed_cert
および--trusted_cert
引数でアップロードします。
racli add cloud_key
構文
racli add cloud_key --key_name=KEY_NAME [--fingerprint=PUBFINGERPRINT --pvt_key_path=PVTKEYFILE]
オプション
詳細
OCIアクセスに必要な公開キー・ファイルおよび秘密キー・ファイルを生成します。また、メッセージ・ダイジェストと既存の秘密キー・ファイルを関連付けます。
最初の構文形式は、OCIアクセスに必要な公開キーと秘密キーを生成します。ユーザーは、生成された公開キーを使用してOCIコンソールからメッセージ・ダイジェストを取得します。
racli add cloud_key --key_name=KEY_NAME
2番目の構文形式は、メッセージ・ダイジェストとすでに存在する秘密キー・ファイルを関連付けます。
racli add cloud_key --key_name=KEY_NAME --fingerprint=PUBFINGERPRINT --pvt_key_path=PVTKEYFILE
racli add cloud_location
構文
racli add cloud_location --cloud_user=CLOUD_USER_NAME --host=HOST_URL --bucket=OCI_BUCKET_NAME [--enable_archive | --disable_archive] [--archive_after_backup=NUMBER:{DAYS|YEARS} --streams=NUMBER --proxy_host=HTTP_SERVER --proxy_port=HTTP_PORT --proxy_id=HTTP_USER --proxy_pass=HTTP_PASS --import_all_trustcert=X509_CERT_PATH --retain_after_restore=NUMBER:HOURS] [-guaranteed={yes|no}] [--immutable --temp_metadata_bucket=METADATA_BUCKET_NAME]
オプション
-
--archive_after_backup
-
バックアップがアーカイブ状態に移行されるまでの期間(日数または年数)。「--archive_after_backup=NUMBER:DAYS」または「--archive_after_backup=NUMBER:YEARS」という形式で指定します。ここで、NUMBERは正の整数です。指定されていない場合、デフォルトは2日間です。
-
--bucket
-
バックアップが移動されるバケットの名前。指定されたバケットが存在しない場合は、インストール・ツールによって作成されます。
-
--cloud_user
-
すべての認証要件を満たす、以前に構成されたcloud_userオブジェクト。
-
--disable_archive
-
バックアップ・データのアーカイブを無効化します。
-
--enable_archive
-
--archive_after_backup
パラメータで指定された時間間隔後に、バックアップ・データのアーカイブを有効にします。指定しない場合、デフォルトではアーカイブは無効になります。 -
--host
-
Oracle Bare Metal Cloudアカウントのホスト名。
-
--import_all_trustcert
-
JavaトラストストアからすべてのX509証明書をインポートします。
-
--streams
-
この特定のcloud_locationに関連付けられるストリームの数。作成されるsbt_attribセットの数に直接変換されます。
-
--proxy_host
-
HTTPプロキシ・サーバー。OCI-Cサポート用に使用します。
-
--proxy_id
-
HTTPプロキシ・サーバーのユーザー名。OCI用に使用され、ロケーション・ウォレットの
alias_http_proxy
の一部として格納されます。 -
--proxy_pass
-
HTTPプロキシ・サーバーのパスワード。ロケーション・ウォレットの
alias_http_proxy
の一部として格納されます。 -
--proxy_port
-
HTTPプロキシ・サーバーのポート。OCI-Cサポート用に使用します。
-
--retain_after_restore
-
リストア後に情報を保持する時間数を指定します。
「--retain_after_restore=NUMBER:HOURS」という形式で指定します。最大値は「240:HOURS」です。
-
--guaranteed
-
--guaranteed=yesの場合、このクラウドの場所では、バックアップ・ピースを削除する前にコピーが必要です。仮想バックアップの場合、バックアップ・ピースのレベル0またはレベル1のコピーのいずれかのみが必要です。
-
--immutable
-
これにより、バケットは不変になります。--temp_metdata_bucketオプションとともに使用する必要があります。
-
--temp_metadata_bucket
-
不変バケットに使用されます。
不変のクラウドの場所設定のメタデータ・バケット名を指定します。メタデータ・バケットは可変バケットであり(不変でない)、存在している必要があります。これはOCIコンソールを使用して作成できます。各メタデータ・バケットは一意である必要があります。異なる不変バケットに同じメタデータ・バケットは使用できません。
詳細
これは、copy-to-tapeに使用されるsbt_library
と同様ですが、copy-to-cloudに固有です。ユーザーのクラウド資格証明が必要です。
例
この例では、リカバリ・アプライアンス・スキーマに新しいクラウド・ストレージ・オブジェクトを追加します。
racli add cloud_location --cloud_user=samu ---host=https://cloud_uri/oci -bucket=sam_backup
racli add cloud_user
構文
racli add cloud_user --user_name=CLOUD_USER_NAME --key_name=CLOUD_KEY_NAME --user_ocid=UOCID --tenancy_ocid=TOCID [--compartment_ocid=COCID]
オプション
詳細
リカバリ・アプライアンス・スキーマにクラウド・ユーザーを追加します。
racli add credential
構文
racli add credential --user_name=OS_USER_ID --alias=ALIAS_ID --wallet_path=PATH_TO_WALLET
オプション
詳細
ユーザー資格証明をリカバリ・アプライアンスのウォレットに追加します。
例
この例では、指定したウォレットにsierraの別名が付いたOSユーザーcharlie用の資格証明を追加します。
racli add credential --wallet_path=/raacfs/raadmin/cloud/test --user_name=charlie --alias=sierra
プロンプトが表示されたら、資格証明を追加するOSユーザーのパスワードを入力します。
Enter Password [charlie]: Confirm Password [charlie]:
プロンプトが表示されたら、資格証明を追加するウォレットのパスワードを入力します。
Enter Wallet Password: Confirm Wallet Password:
racli add credential_wallet
構文
racli add credential_wallet --wallet_path=PATH_TO_WALLET
詳細
ウォレット・オブジェクトをリカバリ・アプライアンスに追加します。キーストアの新しいパスワードの入力とウォレットの入力を求められます。リカバリ・アプライアンス暗号化キーストアにアクセスするための資格証明は、このウォレットに保存されます。
ウォレット・パスが指定されていない場合、デフォルトのパスは/raacfs/raadmin/ra_wallet/
を使用します。
例
この例では、デフォルトのパスに資格証明ウォレットを追加します。
racli add credential_wallet
プロンプトが表示されたら、新しい資格証明ウォレットのパスワードを入力します。
Enter Wallet Password: Confirm Wallet Password:
racli add db_user
db_user
ユーザー・タイプadmin
が、構成および日常のリカバリ・アプライアンス管理操作でのrasys
の使用に置き換わります。このアカウントでは、割り当てられた権限内で特定のSQLPlusコマンドを発行できます。
ノート:
db_user
ユーザー・タイプadmin
には権限の制限があり、SQLPlusでsysdba
として使用できません。
構文
racli add db_user --user_name=USER_NAME --user_type=admin|monitor|vpc
オプション
racli add keystore
構文
racli add keystore --type=[HSM|SW] [--restart_db]
オプション
詳細
キーストアをRecovery Applianceに追加します。キーストアには、リカバリ・アプライアンス・クライアント・データベースごとに1つ以上のTDEマスター・キー、およびリカバリ・アプライアンスのTDEマスター・キーが含まれます。クライアントごとのTDEマスター・キーは、クラウドにコピーされるバックアップ・ピースの暗号化に使用されます。
注意: キーストアをアクティブ化するためにリカバリ・アプライアンス・データベースが再起動され、短い停止が計画されます。
例
この例では、HSMタイプのキーストアをリカバリ・アプライアンスに追加します。
racli add keystore --type=hsm
racli add nfs
構文
racli add nfs --nfs_server=myServerName --nfs_export=myExportPath --name=myNfsMountName --mount_options='NFS_OPTIONS'
オプション
詳細
ネットワーク・ファイル・システム(NFS)をRecovery Applianceスキーマに追加する必要があることを指定します。
racli add rasys_wallet
構文
racli add rasys_wallet
オプション
詳細
rasysユーザーのウォレットを作成します。
racli add storage_cells
構文
racli add storage_cells --cells=cell1,cell2,...celln
詳細
ストレージの場所を拡張するため、新規のRecovery Applianceストレージ・セルを準備します。
-
新規のストレージ・セルは、既存のストレージ・セルと同じバージョンのExadataイメージである必要があります。
-
新規のストレージ・セルには、関連付けられたデータベースがあってはなりません。これがその場合かどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
cellcli -e list database
例
この例では、リカバリ・アプライアンスにcellhost1およびcellhost2という名前のストレージ・セルが追加されます。
racli add storage_cells --cells=cell1,cell,...celln2
racli add storage_disks
構文
racli add storage_disks --cells=cell1,cell2,...celln --priority=high
オプション
詳細
ストレージの場所を拡張するため、新たに追加されたストレージ・セルのあるディスクをASMディスク・グループに追加します。
既存のディスク・グループに対してストレージ・セルを追加する前に、事前にracli add storage_cells
を実行してセルを準備する必要があります。
このコマンドは、racli add storage_cells
コマンドを実行している間に要求された場合のみ実行します。
このコマンドはシステムの稼働中に実行できますが、操作の完了にしばらく時間がかかる可能性があり、パフォーマンスに悪影響が及ぶ場合があります。この期間は、パッチ適用や保守などのその他のI/O集中型タスクの実行は避けてください。
例
次の例では、ストレージ・ディスクにcellhost1およびcellhost2という名前のストレージ・セルを追加します。
racli add storage_disks --cells=cell1,cell2,...celln
racli add tag
構文
racli add tag --tag=myTagName --level=myLevel
オプション
-
--tag
-
追加される新しいタグの名前。
-
--level
-
タグに含める、AND処理される診断のレベル。使用可能なレベルは次のとおりです。
レベル1 システム・アクティビティ・レポート。
レベル2 RAダンプtxtファイル。
レベル4 RAダンプ・データ・ポンプ。
レベル8 ORDERING_WAITの分析。
レベル16 破損。
レベル32 各ノードからracliログを収集します。
レベル64 各ノードからRAバージョン情報を取得します。
レベル128 各ノードからストア・ファイルと構成ファイルを取得します。
レベル256 各ノードからrootおよびoracleの履歴を取得します。
レベル512 各ノードからネットワーク情報を取得します。
レベル1024 obtoolを実行して有益な情報を収集します。
レベル2048 各ノードからosbログを取得します。
レベル4096 各ノードから/usr/etc/ob/xcrを取得します。
レベル8192 各ノードからbackup/admin/stateを取得します。
レベル16384 すべてのノードのASMおよびZDLRAのalert.logを取得します。
レベルはAND処理して収集を作成できます。
詳細
リカバリ・アプライアンスのすべてのノードに追加する診断タグを指定します
例
この例では、各ノードからracliログおよびリカバリ・アプライアンスのバージョン情報を収集するための新しいタグを追加します:
racli add tag --tag=new_tag --level=196608
racli add vpc_user
構文
racli add vpc_user --user_name=myVpcUserName (deprecated)
詳細
(非推奨)このコマンドは非推奨です。vpcユーザーを追加するには、racli add db_user --user_name=myVpcUserName --type=vpcを使用してください。
各リカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントは、仮想プライベート・カタログの所有者です。
-
パスワードはセキュリティ上の理由でコマンドラインに表示されません。プロンプトが表示されたら、リカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントのパスワードを入力します。パスワードは8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードは使用できません。
-
追加されるリカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントは、メタデータ・データベースにすでに存在していてはなりません。
-
DEFAULT
データベース・プロファイルのパスワードには期限があります。パスワードの期限が切れないようにするには、VPCユーザーに関連付けられているプロファイルを変更します。
強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードではORA-280003またはORA-20006のエラーが発生する可能性があります。
vpc_user
の作成時には、アカウントがロックされます。DEFAULT
データベース・プロファイルには次の制限があります。
-
試行の失敗回数は10に設定されます。
-
パスワードの有効期間は180日です。
-
パスワードのロック期間は1日です。
-
パスワードの猶予期間は7日です。
例
この例では、リカバリ・アプライアンス・スキーマにユーザー名ravpc1が追加されます。
racli add vpc_user --user_name=ravpc1
プロンプトが表示されたら、ravpc1のパスワードを入力します。
ravpc1 New Password:
racli alter
オプション
詳細
Recovery Applianceスキーマでサポートされているオブジェクトのプロパティを変更します。
racli alter cloud_key
構文
racli alter cloud_key --key_name=KEY_NAME [--fingerprint=PUBFINGERPRINT --pvt_key_path=PVTKEYFILE]
オプション
詳細
クラウド・キーに関連付けられている情報を変更します。
クラウド・キーは、後でユーザーと関連付けるために、メッセージ・ダイジェストを関連付ける必要があります。
racli alter cloud_location
構文
racli alter cloud_location --location_name=CLOUD_LOCATION_NAME [--archive_after_backup=NUMBER:{DAYS|YEARS}] [--streams=NUMBER] [--proxy_host=HTTP_SERVER] [--proxy_id=HTTP_USER] [--proxy_pass=HTTP_PASS] [--proxy_port=HTTP_PORT] [--retain_after_restore=NUMBER:HOURS]
オプション
-
--archive_after_backup
-
バックアップがアーカイブ状態に移行されるまでの期間(日数または年数)。「--archive_after_backup=NUMBER:DAYS」または「--archive_after_backup=NUMBER:YEARS」という形式で指定します。ここで、NUMBERは正の整数です。指定されていない場合、デフォルトは2日間です。
-
--location_name
-
バックアップの移動先となるクラウドの場所の名前。クラウドの場所は、OCIオブジェクト・ストア・バケットと関連があります。指定されたバケットが存在しない場合は、インストール・ツールによって作成されます。
-
--proxy_host
-
HTTPプロキシのホスト。
-
--proxy_id
-
HTTPプロキシ・サーバーのユーザー名。OCI用に使用され、ロケーション・ウォレットの
alias_http_proxy
の一部として格納されます。 -
--proxy_pass
-
HTTPプロキシ・サーバーのパスワード。ロケーション・ウォレットの
alias_http_proxy
の一部として格納されます。 -
--proxy_port
-
HTTPプロキシ・サーバーのポート。OCI-Cサポート用に使用します。
-
--streams
-
この特定のcloud_locationに関連付けられるストリームの数。作成されるsbt_attribセットの数に直接変換されます。
この特定のcloud_locationに関連付けるストリーム数を指定する整数。
-
--retain_after_restore
-
リストア後に情報を保持する時間数を指定します。「--retain_after_restore=NUMBER:HOURS」という形式で指定します。最大値は「240:HOURS」です。
詳細
Recovery Applianceでサポートされているクラウド・ストレージのプロパティを変更します。これは、copy-to-tapeに使用されるsbt_libraryと同様です。このsbt_libraryはarchive-to-cloudに固有です。
racli alter credential_wallet
構文
racli alter credential_wallet --wallet_path=PATH_TO_WALLET
詳細
Recovery Applianceのウォレット・オブジェクトのパスワードを変更します。
wallet_pathが指定されていない場合、デフォルトのパスは/raacfs/raadmin/ra_wallet/を使用します。
例
この例では、デフォルトのパスの資格証明ウォレットを変更します
racli add credential_wallet
プロンプトが表示されたら、新しい資格証明ウォレットのパスワードを入力します。
Enter Wallet Password: Re Enter Password:
racli alter db_user
構文
racli alter db_user --user_name=USER_NAME --user_type=admin|monitor|vpc
オプション
-
--user_name
-
変更するデータベース・ボールト管理ユーザー名。
-
--user_type
-
変更するデータベース・ユーザーのタイプ。ユーザー・タイプは、admin、monitorまたはvpcです。
-
--enable_stig
-
このオプションは、vpcユーザー・タイプでのみ使用できます。
vpcユーザーを、パスワードのロールオーバーをサポートするRA_STIGプロファイルに変更します。
-
--expire_pw_rollover
-
このデータベース・ユーザーのパスワード・ロールオーバー期間をただちに終了します。データベース・ユーザーは、古いパスワードでログインできなくなります。
このオプションでは、ユーザーに新しいパスワードの入力を求めるプロンプトは表示されません。
詳細
ユーザー・パスワードの入力を求められます。
racli alter keystore
構文
racli alter keystore { --initalize_key | --restart_db | --password | --rekey }
オプション
詳細
Recovery ApplianceのTDEマスター・キーを作成するか、新しいキーを生成するか、またはRecovery Appliance上のキーストアのパスワードを変更します。
例
次の例では、キーストアの変更後にデータベース・スタックを再起動します。
racli alter keystore --restart_db
racli alter network
構文
racli alter network --network_type=VALUE [--silent]
オプション
詳細
-
--service
-
システム上で変更されるサービスを指定します。有効な値はra_serverです。
--network_type
またはその引数とともに使用できません。 -
--network_type
-
システムのネットワーク・タイプを指定します。
--service
またはその引数とともに使用できません。 -
--encrypt
-
システムのTLS暗号化ステータスを指定します。"only"はHTTPS暗号化を意味し、"enable"はデュアルHTTPSとHTTPを意味し、"disable"はHTTPを意味します。
-
--http_port
-
使用するHTTPポート番号を指定します。デフォルト・ポートは8001です。
-
--https_port
-
使用するHTTPSポート番号を指定します。デフォルト・ポートは8002です。
-
--tcp_port
-
使用するTCPポート番号を指定します。デフォルト・ポートは1521です。
-
--tcps_port
-
使用するTCPSポート番号を指定します。デフォルト・ポートは2484です
-
--rep_tcps_port
-
使用するレプリケーションTCPSポート番号を指定します。デフォルト・ポートは2485です。
-
--rep_tcp_port
-
使用するレプリケーションTCPポート番号を指定します。デフォルト・ポートは1522です。
-
--silent
-
存在する場合
同時に使用できるオプションについては、コマンドライン構文を参照してください。
オプションのパラメータ--network_type
と--service
は一緒に使用できず、互いのオプション・パラメータは使用できません。
HTTPS (encrypt=[enable!only]
)を構成する場合、HTTP、TCPおよびレプリケーションTCPのデフォルト・ポートを変更するためのオプション・パラメータは無視されます。同様に、HTTPS (encrypt=disable
)を無効化する場合、HTTPS、TCPSおよびレプリケーションTCPSのポートを変更するためのオプション・パラメータは無視されます。
例
次の例では、HTTPSとHTPのデュアル・モード用にシステムのTLSを構成します。TCPSポート番号を変更し、他のポートをデフォルト値のままにします。
racli alter network --service=ra_server --encrypt=enable --tcps_port=2848
racli alter parameter
構文
racli alter parameter --type=db --parameter_name=NAME --ignore_check={ false | true } [--force]
racli alter passphrase
構文
racli alter passphrase
オプション
リカバリ・アプライアンスへのアクセスに使用するパスワードを変更します。
詳細:
-
リカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントに対して指定するパスワードは、8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードは使用できません。
詳細
リカバリ・アプライアンスへのアクセスに使用するパスワードを変更します。
-
リカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントに対して指定するパスワードは、8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードは使用できません。
racli alter rasys_user
構文
racli alter rasys_user { --init | --password }
オプション
詳細
Recovery Applianceのrasysユーザー・アカウントのパスワードおよびパスワードの管理を変更します。
例
次の例では、rasys
ユーザー・アカウントのパスワードを変更します。
racli alter rasys_user --password
要求されたら、新しいパスワードを入力します。
Enter rasys Password: Confirm new rasys Password:
リカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントに対して指定するパスワードは、8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードは使用できません。
racli alter vpc_user
構文
racli alter vpc_user --user_name=myVpcUserName (deprecated)
オプション
詳細
(非推奨)このコマンドは非推奨です。vpcユーザーを変更するには、racli alter db_user --user_name=myVpcUserName --type=vpcを使用してください。
このコマンドで指定されるuser_name
は、既存のリカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントである必要があります。
リカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントに対して指定するパスワードは、8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されます。
例
次の例では、ravpc1
ユーザー・アカウントのパスワードを変更します。
racli alter vpc_user --user_name=ravpc1
要求されたら、新しいパスワードを入力します。
ravpc1 New Password:
racli configure archived_log_grouping
構文
racli configure archived_log_grouping
詳細
これにより、テープに書き込まれる前に1つのバックアップにグループ化されるアーカイブ・ログの最大数が128に設定されます。
racli create certificate
構文
racli create certificate [--signed_cert_valid=VALUE] [--trusted_cert_valid=VALUE] --country=VALUE --state=VALUE --location=VALUE --organization=VALUE --organization_unit=VALUE --email_address=VALUE [--signed_cert_only | --trusted_cert_only]
オプション
-
--signed_cert_valid
-
署名付き証明書が有効な日数を指定します。デフォルトは365日(1年)です。
ノート:
--signed_cert_valid
は--trusted_cert_valid
より大きくできません。 -
--trusted_cert_valid
-
信頼証明書が有効な日数を指定します。デフォルトは3650日(10年)です。
-
--country
-
証明書の元の国を指定します。
-
--state
-
証明書の元の州を指定します。
-
--location
-
証明書の元の場所を指定します。
-
--organization
-
証明書を担当する組織を指定します。
-
--organization_unit
-
証明書を担当する組織内の部署を指定します。
-
--email_address
-
証明書の所有者の電子メール・アドレスを指定します。
-
--signed_cert_only
-
信頼できる証明書ではなく、署名付き証明書の検証のみを含む操作を有効化します。
-
--trusted_cert_only
-
署名付き証明書ではなく、信頼できる証明書の検証のみを含む操作を有効化します。
racli disable
オプション
詳細
Recovery Applianceによって実行される操作のオブジェクトを無効化します。オブジェクトは、後ですばやく有効化できるようにリカバリ・アプライアンスに対して既知のままです。
racli disable aide
構文
racli disable aide
オプション
詳細
AIDEは、システム上にファイルのデータベースを作成し、変更を追跡するExadataユーティリティです。AIDEは、ファイルの整合性を確保し、システム侵入を検出します。AIDEは、システムのインストール時およびアップグレード時にはいったん無効にし、その後再び有効にする必要があります。
racli disable cloud_location
構文
racli disable cloud_location [ --location_name=CLOUD_LOCATION_NAME ]
詳細
Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを無効化します。有効化アクションでは、指定されていない場合、デフォルトですべてのcloud_locationが処理されます。これは、準備完了状態のsbt_library
を一時停止することを意味します。
racli disable root_access
sudo
を無効化します。
構文
racli disable root_access [--request_id=req_id]
オプション
コンプライアンス・モードが有効化されている場合は、アクセスを無効化するために定数が必要です。
コンプライアンス・モードが有効化されていない場合、定数は必要ありません。
詳細
このコマンドは、root
、oracle
およびraadmin
のroot
アクセスを無効にします。
このコマンドはlocal_only
です。これはローカル・ノードで実行できますが、他のノードでは実行できません。
racli enable
オプション
リカバリ・アプライアンスによって実行される操作のオブジェクトを有効化します。
詳細
リカバリ・アプライアンスによって実行される操作のオブジェクトを有効化します。
racli enable aide
構文
racli enable aide
オプション
詳細
AIDEは、システム上にファイルのデータベースを作成し、変更を追跡するExadataユーティリティです。AIDEは、ファイルの整合性を確保し、システム侵入を検出します。AIDEは、システムのインストール時およびアップグレード時にはいったん無効にし、その後再び有効にする必要があります。
racli enable cloud_location
構文
racli enable cloud_location [ --location_name=CLOUD_LOCATION_NAME ]
詳細
Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを有効化します。有効化アクションでは、指定されていない場合、デフォルトですべてのcloud_locationが処理されます。これは、一時停止状態のsbt_library
を再開することを意味します。
racli enable keystore
構文
racli enable keystore
オプション
詳細
キーストアを開いて使用できるようにします。これはOKVエンド・ポイント・キーストアで、OKV共有ウォレットとも呼ばれます。
racli export appliance
構文
racli export appliance
オプション
詳細
Recovery Applianceのエクスポート・バンドルを作成します。
racli install appliance
構文
racli install appliance --step={ STEP_NUMBER | ALL } [--import=IMPORT_BUNDLE_PATH]
オプション
-
--import
-
インストールに使用するRAエクスポート・バンドルの場所を指定します。
-
--step
-
実行するアプライアンスのインストールのステップ番号を指定します。すべてのステップの値範囲は1から7またはallです。
ステップ番号:
-
ハードウェアおよびプラットフォームを検証および構成します。
-
ファイル・システムのプロパティおよびユーザーとグループの設定を含む、オペレーティング・システムの構成を行います。
-
oracle
オペレーティング・システム・ユーザーを構成します。 -
データベース・ファイル・システム(DBFS)マウントを作成し、TNS別名を構成し、通信に必要なウォレットを設定します。
-
テープ・バックアップ・システムが検出された場合、Oracle Exadata Deployment Assistantのテープ・ライブラリの接続性ページで指定した詳細を使用して、アプライアンスを検証および構成します。
-
リカバリ・アプライアンス・カタログ・データベースのバックアップを構成して、バックアップを実行するための資格証明を作成します。カタログはリカバリ・アプライアンス・ディスクに自動スケジュールでバックアップされます。
-
raadmin
パスワードの入力が求められます。 前のステップでインストールしたすべてのリカバリ・アプライアンス・サービスを起動します。このステップ中にリモートのroot
およびoracle
アクセスを削除します。
-
詳細
リカバリ・アプライアンス・ソフトウェアにソフトウェアをインストールします。
racli install appliance
を実行する前に、次を実行します。
-
現在のすべてのインストール・パッチが
/u01/ra_install/linux-x64/WorkDir
ディレクトリにステージングされていることを確認します。 -
ra_preinstall.pl
およびinstall.sh
スクリプトが実行され、正常に完了していることを確認します。
ステップが失敗した場合は、Oracleサポート・サービスにお問い合せください。
例
次の例では、ソフトウェアのインストールのステップ2のみが実行されます。
racli install appliance --step=2
次の例では、ソフトウェアのインストールに必要なステップのすべてがシステムおよび構成の設定に基づいて実行されます。
racli install appliance
racli install okv_endpoint
構文
racli install okv_endpoint
オプション
詳細
Recovery ApplianceのOracle Key Vault (OKV)エンド・ポイントに必要なソフトウェアをインストールします。これは、キーストアがアクティブ化された後で1回のみ実行されます。リカバリ・アプライアンスに関連付けられたすべてのOKVエンド・ポイントを追加し、すべてのノードに適用します。
例
この例では、リカバリ・アプライアンスの各計算ノードに関連付けられたokv_endpointsをインストールします。
racli install okv_endpoint
Enter New Keystore Password: Confirm New Keystore Password: Enter RA Wallet Password: Wed December 23 20:14:40 2018: Start: Install OKV End Point [compute_node1] Wed December 23 20:14:43 2018: End: Install OKV End Point [compute_node1] Wed December 23 20:14:43 2018: Start: Install OKV End Point [compute_node2] Wed December 23 20:14:45 2018: End: Install OKV End Point [compute_node2]
racli list
オプション
詳細
Recovery Applianceスキーマの特定のオブジェクトに関する情報をリストします。
racli list admin_user
racli
コマンドを実行できるadmin_user
システム・ユーザーをリストします。
構文
racli list admin_user
オプション
詳細
ユーザーはRACLI管理グループのメンバーである必要があります。これはデフォルトでraadmin
です。
racli list certificate
構文
racli list certificate
オプション
詳細
このコマンドは、racli remove certificate
操作に必要な証明書シリアル番号を取得するために使用します。
racli list cloud_key
構文
racli list cloud_key { --key_name=KEY_NAME | --all } [--long] [--fingerprint]
オプション
詳細
指定されたクラウド・キーまたはすべてのクラウド・キーの詳細を短い形式(デフォルト)または長い形式でリストします。
racli list cloud_location
構文
racli list cloud_location { --location_name=CLOUD_LOCATION_NAME | --all } [--long]
オプション
詳細
Recovery Applianceに認識されているクラウド・ストレージに関する詳細をリストします。
例
次の例では、すべての既知のcloud_locationオブジェクトをリストします。
racli list cloud_location --all
racli list cloud_user
構文
racli list cloud_user { --user_name=USER_NAME | --all } [--long]
オプション
詳細
指定されたクラウド・ユーザーまたはすべてのクラウド・ユーザーに関する詳細をリストします。
racli list compute_nodes
構文
racli list compute_nodes
オプション
詳細
Recovery Applianceで使用可能な計算ノードの名前をリストします。
racli list db_user
構文
racli list db_user { --user_name=USER_NAME | --all } [--long --user_type=admin|monitor|vpc]
racli list okv_endpoint
構文
racli list okv_endpoint [--all] [--long]
オプション
詳細
Recovery Applianceに認識されているOKVエンド・ポイントに関する詳細をリストします。
例
次の例では、拡張詳細を持つすべてのOKVエンド・ポイントをリストします。
racli list okv_endpoint --all --long
racli list parameter
構文
racli list parameter --type=db [--invalid | --valid | --all] [--long]
オプション
詳細
Recovery Applianceの初期化パラメータの名前と値をリストします。
racli list storage_cells
構文
racli list storage_cells
オプション
詳細
Recovery Applianceで使用可能なストレージ・セルの名前をリストします。
racli patch
かわりにracli update
を使用します。
オプション
詳細
指定したオブジェクトにパッチを適用するためのアクション。
racli patch appliance
racli update appliance
を使用します。
構文
racli patch appliance --step=STEP_NUMBER [--ignore_incidents]
オプション
詳細
Recovery Applianceソフトウェアにパッチを適用します。
racli remove
オプション
詳細
Recovery Applianceスキーマからオブジェクトを削除します。削除されたオブジェクトはリカバリ・アプライアンスには認識されなくなり、後ですぐに有効化することはできません。
racli remove cloud_location
構文
racli remove cloud_location --location_name=LOCATION_NAME [--force]
オプション
詳細
クラウド・アーカイブ・ジョブ・テンプレートがライブラリに関連付けられていないかぎり、指定されたクラウド・ストレージをRecovery Applianceから削除します。
racli remove vpc_user
構文
racli remove vpc_user --user_name=myVPCUserName (deprecated)
詳細
(非推奨)このコマンドは非推奨です。vpcユーザーを削除するには、racli remove db_user --user_name=myVpcUserName --type=vpcを使用してください。
-
指定したユーザー・アカウントが、リカバリ・アプライアンス・スキーマに存在している必要があります。
-
指定したユーザー・アカウントは、保護されたデータベースに関連付けられていてはなりません。
例
次の例では、ユーザー・アカウントravpc1
をメタデータ・リポジトリから削除します。
racli remove vpc_user --user_name=ravpc1
racli run
オプション
詳細
Recovery Applianceに対するオブジェクトのアクションを実行します。
racli run diagnostics
構文
racli run diagnostics { --tag=TAG | --level=LEVEL | --path };
オプション
-
--tag
-
収集する診断タグの名前を指定します。デフォルトのタグは次のとおりです。
sar = 'system activity report' txt_dump = 'RA dump txt file' dp_dump = 'RA dump datapump' ord_wait = 'ORDERING_WAIT analysis' corruption = 'corruption' racli_logs = 'gather racli logs from each node' ra_version = 'get RA version information from each node' str_cfg = 'get store and config files from each node' history = 'get root and oracle history from each node' network = 'get network information from each node' obtooldiag = 'run obtool gathering useful information' osblogs = 'get osb logs from each node' osbxcr = 'get /usr/etc/ob/xcr from each node' osbstate = 'get backup/admin/state from each node' alerts = 'get ASM and RDBMS alert.logs from each node' awr = 'generate awr dump for last 7 days'
収集タグ:
ra_low: [1] Generates a System Activity Report on the Recovery Appliance [2] Gets the version information from each node of the Recovery Appliance ra_med: [1] Generates a System Activity Report on the Recovery Appliance [2] Performs a text format dump of the Recovery Appliance [3] Gets the version information from each node of the Recovery Appliance ra_high: [1] Generates a System Activity Report on the Recovery Appliance [2] Performs a datapump dump of the Recovery Appliance [3] Gets the version information from each node of the Recovery Appliance osb_low: [1] Gets OSB information through obtool on the Recovery Appliance [2] Gathers OSB logs from all nodes of the Recovery Appliance osb_med: [1] Gets OSB information through obtool on the Recovery Appliance [2] Gathers OSB logs from all nodes of the Recovery Appliance [3] Gathers OSB xcr files from all nodes of the Recovery Appliance osb_high: [1] Gets OSB information through obtool on the Recovery Appliance [2] Gathers OSB logs from all nodes of the Recovery Appliance [3] Gathers OSB xcr files from all nodes of the Recovery Appliance [4] Gathers OSB state files from the current node of the Recovery Appliance
-
--level
-
または、タグが存在しない場合は、レベルを直接指定できます。レベルは次のとおりです。
level 1 - system activity report level 2 - RA dump txt file level 4 - RA dump datapump level 8 - ORDERING_WAIT analysis level 16 - corruption level 32 - gather racli logs from each node level 64 - get RA version information from each node level 128 - get store and config files from each node level 256 - get root and oracle history from each node level 512 - get network information from each node level 1024 - run obtool gathering useful information level 2048 - get osb logs from each node level 4096 - get /usr/etc/ob/xcr from each node level 8192 - get backup/admin/state from each node level 16384 - get all nodes ASM and ZDLRA alert.logs level 32768 - generate awr dump for last 7 days
レベルは加法的であるため、システム・アクティビティ・レポートおよびRAダンプtxtファイルを収集する場合は、--level=3を使用します。
-
--path
-
診断バンドルが作成されるリカバリ・アプライアンス上の場所を指定します。デフォルトはradumpです。
例
次の例では、すべてのノードからracliログを収集し、デフォルトの場所(/radump)にバンドルを作成します。
racli run diagnostics --tag=racli_logs
次の例では、レベルを直接使用し、システム・アクティビティ・レポートとalert.logを実行してバンドルし、バンドルをパス/tmpに作成します。
racli run diagnostics --level=16385 --path=/tmp
racli run preinstall
構文
racli run preinstall [--zdlra_release_file=<FILE>] [--rollback]
[--raadmin_uid=<UID>] [--raadmin_gid=<GID>] [--rasec_uid=<UID>]
[--sec_gid=<GID>] [--rasys_uid=<UID>] [--rasys_gid=<GID>]
オプション
-
--rollback
-
preinstallコマンドのロールバックを実行します。
-
--rollback
-
preinstallコマンドのロールバックを実行します。
-
--raadmin_uid=<UID>
-
新しい'
raadmin
'ユーザーID。値は1003以上であり、1101または1102以外である必要があります。 -
--raadmin_gid=<GID>
-
新しい'
raadmin
'グループID。値は1003以上であり、1101または1102以外である必要があります。 -
--rasec_uid=<UID>
-
新しい'
rasec
'ユーザーID。値は1003以上であり、1101または1102以外である必要があります。 -
--sec_gid=<GID>
-
新しい'
sec
'グループID。値は1003以上であり、1101または1102以外である必要があります。 -
--rasys_uid=<UID>
-
新しい'
rasys
'ユーザーID。値は1003以上であり、1101または1102以外である必要があります。 -
--rasys_gid=<GID>
-
新しい'
rasys
'グループID。値は1003以上であり、1101または1102以外である必要があります。 -
--zdlra_release_file=<FILE
> -
使用するZDLRAリリース・ファイルを指定します。
racli status
オプション
詳細
Recovery Applianceに関連付けられているオブジェクトのステータスを確認します。
racli status aide
構文
racli status aide
オプション
racli status appliance
構文
racli status appliance
オプション
詳細
アプライアンスのステータスのサマリーを返します。
racli status cloud_location
構文
racli status cloud_location [ --location_name=CLOUD_LOCATION_NAME ] [--long]
オプション
詳細
Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトのステータスをリストします。このアクションでは、指定しない場合、デフォルトですべてのcloud_locationが処理されます。
racli status disk_group
構文
racli status disk_group
オプション
詳細
ストレージ・セルまたはストレージ・ディスクがASMディスク・グループに追加された後、リバランス操作が完了したことを確認します。
このコマンドは、racli update storage_location
コマンドを実行してASMリバランスが完了したことを確認する前に実行します。
グリッド・ディスクおよびストレージ領域をリカバリ・アプライアンスに追加する前に、すべてのリバランスが完了している必要があります。
racli status keystore
構文
racli status keystore
オプション
詳細
Recovery Applianceによって使用されているキーストアのステータスを返します。
racli status nfs
構文
racli status nfs --name=myMountName
オプション
詳細
ネットワーク・ファイル・サービス(NFS)のステータスを返します。
racli status okv_endpoint
構文
racli status okv_endpoint
オプション
詳細
Recovery Applianceに関連付けられているOKV_ENDPOINTのステータスを返します。
racli status scan_listener
構文
racli status scan_listener
オプション
racli uninstall appliance
構文
racli uninstall appliance --step={ STEP_NUMBER | ALL }
オプション
-
--step
-
実行するアプライアンスのアンインストールのステップ番号を指定します。すべてのステップの値範囲は1から7またはallです。
ステップ番号:
-
ハードウェアおよびプラットフォームの構成を解除します。
-
ファイル・システムのプロパティおよびユーザーとグループの設定を含む、オペレーティング・システムの構成を解除します。
-
Oracleオペレーティング・システム・ユーザーの構成を解除します。
-
ファイル・システムのマウントを削除し、TNS別名の構成を解除し、通信用のウォレットを無効にします。
-
テープ・バックアップ・システムが検出された場合、テープ・バックアップに使用されるリソースの構成を解除します。
-
リカバリ・アプライアンス・カタログ・データベースのバックアップの構成を解除して、バックアップを実行するための資格証明を削除します。
-
インストールされているすべてのリカバリ・アプライアンス・サービスを停止します。
-
詳細
インストール中にステップを戻します。
通常、エラーを検出し、修正後にステップを再実行する必要がある場合に使用されます。アンインストールは逆の番号順に実行する必要があります。
ノート:
失敗したインストール・ステップのためにuninstallコマンドを実行する場合は、Oracleサポート・サービスに連絡することをお薦めします。例
次の例では、インストール手順のステップ3のみを元に戻します。
racli uninstall appliance --step=3
次に、インストール手順のすべてのステップを逆の順序で元に戻します。
racli uninstall appliance
racli uninstall okv_endpoint
構文
racli uninstall okv_endpoint [--force]
オプション
詳細
指定したOKVエンド・ポイントをアンインストールします。
例
この例では、リカバリ・アプライアンスに関連付けられたOKVエンド・ポイントを強制的にアンインストールします。
racli uninstall okv_endpoint --force
Thu August 17 06:03:55 2018: Start: Remove OKV End Point Thu August 17 06:03:55 2018: WARNING: Found active cloud locations. Removing the OKV endpoint will mean this Recovery Appliance can't recover backups at cloud locations without an endpoint configured. Thu August 17 06:03:55 2018: Start: Remove OKV End Point [node1] Thu August 17 06:03:55 2018: End: Remove OKV End Point [node1] Thu August 17 06:03:55 2018: Start: Remove OKV End Point [node2] Thu August 17 06:03:55 2018: End: Remove OKV End Point [node2] Thu August 17 06:03:55 2018: End: Remove OKV End Point
racli update aide
構文
racli update aide
オプション
詳細
AIDEは、システム上にファイルのデータベースを作成し、変更を追跡するExadataユーティリティです。AIDEは、ファイルの整合性を確保し、システム侵入を検出します。
racli update appliance
構文
racli update appliance [--ignore_incidents]
詳細
このコマンドにより、"racli patch appliance
"と"racli upgrade appliance
"が置き換えられ、更新がパッチかアップグレードかが決定されます。すべての事前チェックを実行します。事前チェックに合格した場合は、パッチまたはアップグレード・ステップに進みます。更新が途中で失敗し、識別されたエラーが修正されると、このコマンドは再実行可能になり、失敗したステップが続行されます。
:/raacfs/raadamin/tmp/
からこのコマンドを実行しないでください。これは、CRSが停止するとパッチ適用が失敗するためです。
-
admin
ユーザーまたはroot
ユーザーとして、ソフトウェア・リリースzipファイルをステージングします。$ scp <ZIP_FILE_NAME> <USER>@firstnode:/raacfs/raadmin/tmp/
-
admin
ユーザーまたはroot
ユーザーとして、ra_preinstall
を実行します。<USER>@firstnode> # racli run preinstall --zdlra_release_file=/raacfs/raadmin/tmp/<ZIP_FILE_NAME>
Sta
racli update ssh_known_hosts
/etc/ssh/ssh_known_hosts
を、リカバリ・アプライアンス・クラスタ内のすべてのノードのホスト・キーとともに保守します。
構文
racli update ssh_known_hosts
詳細
このコマンドは、SSH KEY
の不整合で発生するインストールの問題の解決に役立ちます。
racli update storage_location
構文
racli update storage_location --cells=cell1,cell2,...celln
オプション
詳細
最新のストレージ・セル数でRAプール・データ・ファイルを更新します。
racli upgrade appliance
racli update appliance
を使用します。
構文
racli upgrade appliance --step=STEP_NUMBER [--ignore_incidents]
オプション
-
--step
-
実行するアプライアンスのアップグレードのステップ番号を指定します。値の範囲は1から5です。
ステップ番号:
-
アップグレードの前に事前チェックを実行します。停止時間は必要ありません。ソフトウェアを変更しないでください。
-
新しいソフトウェア・スタックをステージングします。停止時間は必要ありません。ソフトウェアを変更しないでください。
-
ステージングした項目を使用してアップグレードを実行します。完全な停止が必要です。その後に、古いファイルの事後チェックおよびクリーンアップが続きます。
-
DBFSをACFSに移行します。DBFSに存在するすべてのファイルは、新しいACFSに移行されます。
-
12.1.x.x.xから12.2.0.1.0にOSBをアップグレードします。
-
-
--ignore_incidents
-
アクティブなインシデントを無視します(お薦めしません)。
詳細
Recovery Applianceソフトウェアのバージョンをアップグレードします。
racli version
構文
racli version [--history] [--cache] [--all_nodes] [--json]
オプション
詳細
Recovery Applianceで実行されているソフトウェアのバージョン情報を提供します。
提供されるバージョン情報は次のとおりです。
- exadata image
-
リカバリ・アプライアンスに現在インストールされているexadataイメージ。レポートする履歴データがない場合、空白行が必要です。
- rarpm version
-
リカバリ・アプライアンスに現在インストールされているra_automation rpm。
- rdbms version
-
リカバリ・アプライアンスに現在インストールされているデータベースのバージョン。
- transaction
-
リカバリ・アプライアンスで実行中のバージョンに関連付けられた特定のトランザクション。
- zdlra version
-
リカバリ・アプライアンスにインストールされ、実行中のベース・ソフトウェア・バージョン。