キャッシュ・グループの変更によるAUTOREFRESHのモード、間隔または状態の変更

自動リフレッシュを使用したキャッシュ・グループを作成した後、ALTER CACHE GROUP文を使用すると、自動リフレッシュのモード、間隔または状態を変更できます。

  • TimesTen Classicでは、キャッシュ・グループの自動リフレッシュ・モード、間隔または状態を変更できます。

  • TimesTen Scaleoutでは、キャッシュ・グループの自動リフレッシュ状態のみを変更できます。

最初から自動リフレッシュを定義せずに作成されたキャッシュ・グループに対しては、ALTER CACHE GROUPを使用して自動リフレッシュをインスタンス化することはできません。

キャッシュ・グループの自動リフレッシュ状態をOFFに変更したり、自動リフレッシュ処理を実行中のキャッシュ・グループを削除した場合の動作は、次のとおりです。

  • LockWait接続属性設定が0(ゼロ)より大きな値である場合、自動リフレッシュ処理は停止します。ALTER CACHE GROUP文またはDROP CACHE GROUP文が自動リフレッシュ処理より優先して使用されます。

  • LockWait接続属性が0(ゼロ)に設定されている場合、自動リフレッシュ処理は続行します。自動リフレッシュ処理が完了するか、またロック・タイムアウト・エラーが発生して文が失敗するまで、ALTER CACHE GROUP文またはDROP CACHE GROUP文はブロックされます。

次の例では、TimesTen Classicのキャッシュ・グループの自動リフレッシュ属性を変更します。これらの文では、customer_ordersキャッシュ・グループの自動リフレッシュのモード、間隔および状態を変更します。

ALTER CACHE GROUP customer_orders SET AUTOREFRESH MODE FULL;
ALTER CACHE GROUP customer_orders SET AUTOREFRESH INTERVAL 30 SECONDS;
ALTER CACHE GROUP customer_orders SET AUTOREFRESH STATE ON;

TimesTenは、ALTER CACHE GROUP文の実行後に非同期的に返します。ただし、キャッシュ・エージェントが新しい状態、モードまたは間隔の変更を実装するまでに時間がかかる場合があります。